2017年08月24日

Vancouver遠征 その3 ICOI学会

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バンクーバー遠征の主目的は、国際インプラント学会(International Congress of Oral Implantologist/ICOI)第45回world congressへの参加です(^^)v

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このICOIという学会は、AO(Academy of Osseointegration)やEAO(Europian Association for Osseointegration)よりも歴史のある口腔インプラントの学会だが、AOやEAOに比較して大学や研究所からの基礎的な研究発表は少なく、臨床家によるcase presentationが圧倒的に多い。したがって難しい数字やグラフの羅列の発表を延々と見せられることがなく、斬新なテクノロジーや海外の臨床家の仕事ぶりを拝見するという意味では、僕のような町医者にとっては気楽で面白い学会だ。しかしどこの学会でも大なり小なり政治的な背景はあるのだが、特にICOIは世界中の”目立ちたがり屋”によるpoliticalな要素が強い学会でもあることを承知している。僕は胡散臭いことには関わらないようにしている。

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初日はレジストレーションして、主にポスターによるプレゼンを中心に見た。
若手の臨床家による発表が多く、相変わらず「さぁ、どーだ!」的な”やりました症例発表”が目立つ。
NYUの綺麗な女医さんに「この症例の10年後の予後を、どのように予測しますか?」と質問して困らせていたら、肩をポンと叩かれ、振り向いたら僕の師匠スマイラー先生だった。
彼はポスター発表の座長でもあり、各プレゼンの評価票を記入していた。

HUGをして、昨年3月のサンディエゴのAO学会以来の様々な出来事、例えば我が家の愛犬ペリオ(スマイラー先生もよく知っている)が死んだことなどやスマイラー先生の奥様のAnneの健康状態などを語り合った。
企業の展示会場には、初日の夕方だけ"welcome reception"として無料でビールやワインの振る舞いがある。
タダ酒はグイグイいっちゃうので酔っぱらうね。

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日本人のグループがいた。今年1月にこの学会の重鎮でco-Chairmanだったカール・ミッシュ先生のポストに、日本の鈴木先生が就くことになって、今回その認証式があるらしい。鈴木先生とその取り巻きの先生たち10名くらいが日本から参加しているとのことだ。
彼ら以外で日本からの参加者は、僕ら夫婦と八戸の熊ちゃん夫妻だけのようだ。
7月にICOI Japan congressが大々的に東京で開催されたので(僕は行かなかったが)、遠路バンクーバーまで勉強しに来る人は少なかったのだろうね。

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コンベンションセンターはめちゃくちゃでかい。屋根には芝のような草が植えられ省エネに役立っているのだそうだ。
二日目、三日目は、main podiumを聴いた。
著名なインプラントロジストと選ばれた若手のインプラントロジストが、各々1時間の持ち時間で、プレゼンする。
きっちり時間通りに発表することがこの学会の掟でもあり、プレゼンテーションの上手さも重要で、勉強になる。

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前半は審美領域のインプラントと、デジタルデンティストリー。
Dr. Pikosのプレゼンは以前聴いた時にとても刺激を受けたので楽しみにしていた演題のひとつだったが、今回は自分のセミナーのPRばかりで、ちょっと違和感を感じた。
10年以上前に初めてスマイラー先生と一緒にアラスカフィッシングに行った時のグループ・メンバーのひとりに、ちょっとしたことですぐに泣く若いカナダ人ドクターがいた。
その泣き虫Yvan(イワン)先生は、骨吸収著しい難症例に対して見事なまでにデジタルを駆使した症例を発表し、僕は拍手喝采してやった(上から目線)。

ロマリンダのKAN教授は相変わらず繊細で緻密なところを突いてまたまた感心した。
本学会の重鎮ADY PALTI先生は骨幅の狭いところにピエゾでチャンネリングしブレードインプラントの症例を紹介していた。
隣席のおしゃべりなカナダ人歯科医が、「ブレードをどう思う?」と聴いてきたので、「昔やったことがあるけど、骨内で沈下するよ」と説明してやったら、「ブレードをやったことがあるのか!?」とびっくりされた。

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フロリダ→NY→LAで講演後にバンクーバー入りしようとした友人のジャック・クラウザー先生。
パスポートが必要だったことをLAからフライトしようとした時に指摘され、フロリダの自宅からパスポートが届くのを待って2日遅れでバンクーバー入りしたので、プレゼンの順番が最後の方になった。そういえばだいぶ昔に、東京で講演した後に台湾に向かったが、台北の空港でビザを持っていないので入国を拒否されてそのままアメリカに帰ったということがあったっけ。講演後そんな話で盛り上がり、笑った。
ジャックの発表のテーマは僕の嫌いなAll on fourについてだったが、彼がそこに至るまでの経緯が興味深かった。BranemarkのBone anchoerd full bridgeとAll on four, sixとで何が同じで、何が違うか? A-P spreadについての解説(スマイラー先生と共通の友人でもある故 Charles Englishの論理)面白かった。
All on fourは、上部構造をPMMAにするならやってみてもいいが、ジルコニアなら絶対やらないと、僕は確信した。

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もちろんスマイラー先生の話も面白かったが、いちばん最後の演者Dr. Michael Smilanichの「Management of Bruxism, Parafunction and Vertical Collapse in the Implant Patient」と題した講演はミラクルだった。
最も興味のあるテーマで、楽しみにしていた演題だったが裏切らなかった。
僕の臨床の芯の部分である「修復・再建治療における最も重要なことは”咬合”」ということを、Mikeはシビアな症例を通して訴え続け、同感し、面白かった。

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最後のケースでは、咬合修正後最終補綴を下顎ですべて金合金冠で修復をして、会場を驚かせた。
セラミック全盛の現在、この金ピカ修復の意味することを、今時の若い歯科医は理解できているのだろうか?

「ブラキシズムはパラファンクションではない」というオーストリアン・ナソロジーを支持する熊ちゃんでさえ「真面目で丁寧なドクターだね」という感想を漏らしていた。
学会終了なので、ジャックとスマイラー先生に挨拶に行ったら、講演を終えたばかりのMikeが僕の顔を見て、「以前一緒にアラスカに釣りに行ったよね」と、握手してきた。
思い出した!これまで3度アラスカフィッシングに行ったけど、2度目の時に一緒だった。釣りを終えて夜に酒を飲みながら「咬合」についてディスカッションした、あのMikeだった!!
懐かしいドクターと再会できて嬉しかった。

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デジタルの進化も、”navident”という新しい時代に達している現状を学んだ(自分は採用するかは疑問だが)。
医療現場もだんだんAi化しているが、個人差が大きい顎位や咬合、欠損形態、そして習癖やパラファンクションをどのようにプログラミングできるのか・・・と考えながら、そして久しぶりにカミさんと歯科の話をしながら学会会場を後にした。
あっという間の二日半の学会でした。

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投稿者 takagi : 10:53 | コメント (0)

2017年07月24日

第79回スマイル倶楽部@仙台

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発足22年目の僕が主宰している勉強会「スマイル倶楽部」の第79回目のフォーラムを、7月22−23日の両日仙台のデンツプライシロナのショールームをお借りしておこなった。
参加人数は少なかったが、中身の濃い充実した二日間だった。


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初日は、ジュネーブの博物館に展示ブースを持つ東北大学大学院歯学研究科の歯科法医学教室准教授の鈴木敏彦先生に講演をお願いした。ここ数年、僕の個人的な関心ごとである人類進化学を勉強しているときに、昨年の日本人類学会で鈴木先生が「歯の形態からみた日本人の成立」という特別講演をされているのを知って、大学内にこんな研究をしている先生がいるんだ!と、今年になって彼の研究室を訪ねたのがきっかけだった。元々先生は歯学部を卒業後、形態解剖学を専攻し、また医学部解剖学や法医学教室でも仕事をしてきた関係で2011年3月11日の東日本大震災に際して、いち早く歯学部長の佐々木教授とともにリーダーシップをとって検視をはじめとして救援活動を行ったドクターである(その貢献がジュネーブの展示につながっている)。
”歯科医師免許を持っていながら、卒業以来生きた人の口を診たことがない”と冗談めかして話されていたが、人類学の話も、歯科法医学の話も、3時間全く眠くなることないたいへん興味深い講演だった。

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懇親会はエスカイヤクラブで。ここは写真撮影NGなので、楽しい状況を伝えられないのが残念(^^)/

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二日目は、午前の前半を東北大学大学院 顎顔面口腔外科学教室の助教・川井先生から骨増生の新素材OCPコラーゲンについてその基礎と臨床をわかりやすく解説していただいた。東北大発の夢の新素材が来年頃には発売されることになるとのこと。楽しみだ。
つづいてデンツプライシロナから企業プレゼン。光学印象、CAD/CAM修復の老舗的存在のCERECの最新情報を、ドライ・ミリングのデモも交えて提供してもらった。歯科におけるデジタルが、PCやスマホなどと同様に日々進化している。老ぼれ歯医者の僕にとっては、だんだん厳しくなるなぁ(冷汗)。

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昼食は、メンバーの滝澤先生のリクエストもあって豪華な「牛タン弁当・テールスープ付」。かんじんな滝澤先生は急な用事で弁当を食わずに帰ってしまったけど。

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そして午後のプレゼンは、秋田県角館市で開業している、佐藤洋司先生による「審美インプラント」の講演。東北の歯科医では珍しく、日本中あっちこっちで積極的に講演も行う若手のホープだ。3時間の講演のうち、前半は周知の総論を語ってくれて若干退屈したが、後半の自験例をとおして審美領域のインプラントの勘所を詳細に説明してくれたのはありがたかった。もっとも僕は審美より機能とlongevity重視の臨床をやっているつもりなのだが・・・(笑)
大雨の影響で秋田新幹線が運休してしまい、佐藤先生が仙台でもう一泊しなければならなかったことはたいへん申し訳ないことだった。

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投稿者 takagi : 18:10 | コメント (0)

2017年05月18日

咬合三角の宮地先生来訪

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現在の欠損歯列分析では欠かすことのできない「宮地の咬合三角」の、重鎮・宮地建夫先生がご来訪。
地元の勉強会のドクターを集めてアットホームなミニ講演会を開催した。

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欠損補綴の概念と、欠損歯列の概念が異なること。欠損歯列はどんどん補綴が難しくなる方向へ成長してしまうことがあるので、補綴に際しては先を読みながら、key toothを見定めてそれを守る必要があることなど示唆に富んだお話に、若いドクター達は大いに感心していた。歯科界の高名な先生と若手ドクターが、少人数でこの距離のアットホームな雰囲気での勉強会は、お互いに刺激になったと思う。
なにより、宮地先生のお人柄(東北大学歯学部長の佐々木教授は宮地先生のお人柄を“歯科界の良心”と言っている)に触れることで、いまどきのエコノミック・デンティストリーに染められがちなドクターは、何かを気づかされることだろう。

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僕と宮地先生との出会いは、30年以上前から。純一先生を介して親しくなった。ときおりスキーなどで山形に来られ、また以前の宮地先生の診療所が東京駅から近かったので時々立ち寄っては、歯科の話や人生の話をしていただいた。いちばんの思い出は、まだインプラントが一般的でなかった時代に「インプラントをやっているタカギ君は、トランプゲームでジョーカーを何枚も持っているようなものだ」と宮地先生に言われたことだ。当時はそれを褒め言葉として受け取ったが、いつの頃からかそれが究極の皮肉であったことに気が付いた。ジョーカーの乱発は、ゲームにならない。ときにインプラントを使いまくることは、歯科医療から逸脱することもあることを、僕は自分の30余年のインプラント臨床でひしひしと感じた。

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文学者でもあり科学者でもあり75歳を超えたいまでもほぼ毎日臨床に携わっている窮極のスーパーデンティストの宮地先生との盃を交わしたひととき。久しぶりに僕は歯科医師としての今後のビジョンを前向きに考えることができた。

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投稿者 takagi : 22:55 | コメント (0)

2017年04月16日

第78回スマイル倶楽部

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発足から22年目、第78回目のスマイル倶楽部フォーラムが昨日と今日の2日間、山形で開催された。
ぺリオの逝去で気が抜けたままの僕を、多くのスマイル倶楽部のメンバーが慰めてくれた。

フォーラムはかなり質の高いもので、講義の中身に引き込まれ、しばしぺリオの死の悲しさから離れることができた。


初日は、山形大学の先生からのプレゼン。

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トップバッターは山形大学人文社会学科部・人間文化学科・准教授の天野尚樹先生から、「北方領土問題の考え方」について講演していただいた。北東アジア境界やロシア教頭近代史などが専門の研究者からの、北方領土問題の話。「北方領土」という用語から、多くの混乱を招いていることを知った。
あまり詳しくブログに書くことはできないが、国境線が見えない島国であるがゆえに、日本は国境問題についてあまりにも多くのそして根深い問題を抱えているのだな、というのが感想。文系の先生の話は、面白い。一見趣味の世界を、仕事にしていることの羨ましさも感じた(笑)

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つづいて、山形大学 地域教育学部・准教授の大村一史先生から「心をコントロールする力」と題しての心理学の研究を講演していただいた。東京大学、NY州立大学などを経て現職。遺伝子多型やパーソナリティー等を対象にした生物学的・心理学的個人差に関する脳科学の研究の一端を紹介してもらった。難しい話だが、マシュマロテストなど、身近で興味深い例を数多く紹介してくださり、就学前の児童を持つ子育てママさんに聴いてほしい話だ。


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懇親会は、ホテルキャッスルの「櫻果林」で。
東京ヴェルディ―戦を勝利で終えたばかりのモンテ選手9、10も飛び入り参加して、楽しい時間を過ごした。

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2日目は、僕の小さなプレゼンの後、南陽で開業している天才・クロエ先生の6時間に及ぶ「Noncaries Cervical Lesion (NCL)再考」の講演。アブフラクションを鎮魂し、歯磨きによる磨耗への帰還。反論したくてうずうずしていたのだが、最後の30分で、ぶっ飛ばされた。
やっぱり彼は、頭がいい。そして、マニアック(笑)

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ほとんどインプラントの話題のない2日間。僕らの勉強会なんかいい方向に向かっている。

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フォーラムを終えて帰宅すると、今朝までまだ蕾だった桜が一斉に咲いていた。
あぁ~、ぺリオと散歩しながら見たかったなぁ。


投稿者 takagi : 20:51 | コメント (0)

2016年11月07日

第76回スマイル倶楽部フォーラム

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11月5日、6日の両日はスマイル倶楽部の大76回目のフォーラムを山形で開催。
発足20周年のイベントから1年。時間がたつのが速いね。

今回初日は、山形大学人文学部准教授の中村篤志先生から「モンゴル遊牧民の今と昔」のお話し。

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「モンゴル遊牧民」と歯科に何か関連があるのか?と思われるかもしれないが、はっきり言ってない。
しかし、僕ら歯科の臨床家が人間文化科学を学ぶことは、「人を診る」「食文化と生活」という点で、必要なことである。

我が国でモンゴル研究では三本指に入るという中村先生の話は、実に面白かった。
司馬遼太郎の「草原の記」を読んで、遊牧民になりたくてモンゴルにわたったとのこと。
遊牧民の生活を愛していることが、話の端々に感じられる。

―農耕民族は、いろんな物を貯めたがり、そのために物を収めるための家が必要になり、城壁に囲まれた集落を作る。
―遊牧民は、定住しないために余計な物を持ちたがらない。絶対に必要なものだけを、吟味して選び所有する。だから、その選択眼は鋭い。
そんなニュアンスのことが「草原の記」に書いてあった。

現在の遊牧民の三種の神器は、ソーラーパネル、衛星放送が受信できるテレビ、そして携帯電話だそうだ。

草原と空しかないモンゴルに、心が奪われた。近い将来、スマイル倶楽部で必ず行くよ!!と叫んだ。
そしたら、長老・西方先生はすでに二度モンゴルに行ったことがあるとのこと。
「馬に乗ったよ」「ヤギの乳を搾ったよ」・・・さすが、わがスマイル倶楽部の長老!


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懇親会は、山形グランドホテルで。
恒例の長老・西方先生の乾杯の音頭で宴の開始。
ちょうど一年前に、このグランドホテルでスマイル倶楽部発足20周年の記念式典を行った。
あの時は弦楽四重奏団の生演奏をバックに楽しんだが、今回は僕のピアノの先生、瑞穂先生のピアノソロがBGM。
つい酔った勢いで?みんなに担ぎ出されて?いや自ら進み出て・・・?
僕のピアノの演奏も。ウケたね~♪ 気分よく弾けた。

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2日目は、日本顎咬合学会東北支部学術大会。
大会の実行委員長は、スマイル倶楽部の佐藤勝史先生。
午前中は、会員による一般口演が7演題。

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本学会の認定歯科衛生士の日下部がトップバッターで会員発表を行い、スマイル倶楽部からも、歯科技工士の山口栄二君や秋田の田中寛先生が講演。180名を超える聴衆からは盛大な拍手で、好評を博した。
午後の特別講演のトリを学会指導医の僕が務め、無事に学会が終了した。

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投稿者 takagi : 09:30 | コメント (0)

2016年10月23日

日本歯科医学会@福岡

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4年に1度開催される、日本歯科界における最高位の日本歯科医学会が福岡で開催された。
秋は大小様々な学会が各地で開催され、いささか学会疲れもあったのだが、特別講演の講師に山中伸哉先生、向井千秋先生の名を見た時から、この講演だけは聴きたいと遠路出かけてきた。

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山中先生の講演開始の40分も前に会場に到着しすぐに学会登録を済ませ会場に向かったのだが、すでにメイン会場は満席。サテライト会場もたくさんの人で埋まっていた。
4年前のこの学会で、山中伸哉先生を特別講演の講師として予定されていたのだが、ノーベル賞の受賞が決まったときで、歯医者の学会どころではない状況になりキャンセルされた。
そんなこともあって4年越しの山中先生の講演を、我々歯科医師たちは首を長くして待っていたわけだ。
講演の内容は、iPS細胞の歯科への応用・・・などといった狭い話ではなく、山中先生が医者になったきっかけ、臨床医から研究者に至った経緯を、お父様との関わりを通してとても気さくに話してくださった。決して話が上手いわけではないが、朴訥な語り口調にぐいぐい引き込まれた。iPS細胞の最近の研究状況や臨床応用についても話され、多額の研究費用が掛かること、聴講者へ研究費寄付のお願いを最後の結びとしたが、微塵もいやらしさがなかったことは、ユーモアあふれる話しぶりだけではなく、彼の真摯な医師として、研究者としての生き方が背景にあるからだろうと、感心した。

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日本人初の宇宙へ飛んだ(しかも2度も)女性、向井千秋先生の話もおもしろかった。15年くらい前に、アポロ11号で人類で初めて月に行った米国人のオルドリン氏と直接お話をしたことがあるが、宇宙から地球を俯瞰したことのある人特有のスケールの大きさを感じた。
鉄腕アトムから人生の夢や未来を学んだ僕にとって、彼女の話す一つ一つが胸を打った。医師でもある向井先生が宇宙でおこなってきたさまざまな研究は、いまの臨床で数多く利用され貢献している。
特に骨に関心を持っている歯科医にとって、無重力下での骨代謝に関する研究はこれからも続けていってほしい。宇宙飛行士が、たった数日間でも無重力下にいると骨がぼろぼろになってくるのを予防するために、現在はBP製剤を服用しているとのこと。BP製剤の有効性を明確化している一方で、僕ら歯科医をますます悩ませることになるかもしれない・・・

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いくつかのポスター発表を眺めて、ホテルにチェックイン。博多の夜を満喫する予定だったが、外は雨ふり。体調もすぐれず、ホテルから出るのが億劫になり、ルームサービスを取った。八戸の熊ちゃんは、高級ホテルでのルームサービスを得意としているが、貧乏性の僕にとって「ルームサービス」は基本的に掟破りだ。しかしこの日は、掟を破ってひとりさびしくテレビを観ながら部屋で夕食を食べた。

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二日目、「バイオフィルムの現在」のシンポジウムを聴くために早めのチェックアウト。会場では、シンポジストの高橋信博教授(僕の大学院の後輩!)と、本や文献でしか知らない天野先生らとしばしお話をすることもできた。早めに来て正解。シンポジウムが始まるころには満席で、立ち見があふれかえっていた。

さすがに最高位にある学会だけあって、発表される内容も、質問などもレベルが高く、分野によっては理解できないことも少なくない・・・ん?単に僕の勉強不足か。

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前夜はホテルで贅沢をしたので、この日は博多とんこつラーメン。やっぱりこれが一番うまいね!

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空路、窓から見える雲と空を見ながら考えたこと・・・
いまは、ここには書かない。 (クスッ)

投稿者 takagi : 09:07 | コメント (0)

2016年09月19日

口腔インプラント学会

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今年の日本口腔インプラント学会(JSOI)の年次総会、学術大会は16,17,18日に名古屋で開催。

名古屋の街は嫌いじゃないが、体調がいまいちよくないこともあって、なんとなく重たい気持ちで出かけた。


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理事長講演、教育講演の会員として受講しなくてはならない重要な講演が、金曜日午後からということで山形を午前発の飛行機で出かけた。

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講演開始まで時間があったので、前日から昼食に「ひつまぶし」を食べようと決めていた。
学会開始までの“ひまつぶし”に、“ひつまぶし”ということだ。有名店では、入店70分待ち❗️ 他んとこでも、入店20分待ち、鰻の焼き上がり20分待ち。相当なひまつぶしができた。上手かったけど(笑)

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およそ3500人が教育講演に参加。おおきな国際会議場がほぼ満席だ。
学会出張のお楽しみの一つ、地元の旨いもの探検もいまいち気分が乗りきれず、早々に晩御飯を食べてホテルに戻る。

抄録集で、翌日からの演題をチェックしているうちに眠くなった。

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翌日は午前の「長期的成功のカギ」に関する二つのシンポジウムに参加。
僕が現在最も興味のある分野だ。ここ数年、自分の長期症例を分析しながら考えていることとの比較を期待したが、2つのセッション、合計6演題とそれぞれのディスカッションは期待からおおきく外れたものだった。3年経過で、長期というのか!!??20年経過の中での体と補綴物の変化の有無、加齢に伴う姿勢と顎位の変化への対応など、突っ込むところがたくさんあるはずなのに・・・
一番がっかりしたのは、千葉のI先生の講演。昔からよく知っている先生だが、空いた口がふさがらなかった。もう彼の講演は聴く気になれない。

台風が近づいているとの情報もあり、気力と体力が減退したので、学会を一日残して早めに帰って来た。
今年の学会は、いろんなことにがっかりさせられた。
愚痴っぽくなるから、この辺で・・・

投稿者 takagi : 17:37 | コメント (0)

2016年06月01日

北欧遠征-3 イエテボリ・研修編

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今回の北欧遠征の目的は、イエテボリ大学訪問。
インプラントの父と言われた故・Braonemark博士の側近中の側近、Albrektsson教授とのディスカッション(セミナーとか講義受講ではなく、教授から「ディスカッションの時間を持とう」と言われた)。
昨年のEAOで教授にお会いし、スマイル倶楽部で訪ねたい旨を申し出たのがきっかけで、デンツプライ社がいろいろ計らってくださって実現した。
参加者はスマイル倶楽部のメンバーに、Albrektsson先生のストーカーのような(それくらい論文を読み込んでいる)クロちゃん先生、ジュネーブ大学に留学中の東北大医局員のケンコー先生、そしてイエテボリ大学歯周病科に留学中のカトちゃん先生が加わった最強のチームだ。

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歯科界ではイエテボリというのが一般的だが、ネットや旅行ガイドではヨーテボリと記載されることが多い。スウェーデン語ではGöteborgと表記され、イヨーテボーリのような発音。ちなみに英語表記はGothenburgで、発音が極めて難しい。ゴッセンバーグみたいだが、それではなかなか通じない。4年前に空港カウンターで初めて聞いたときには「餃子バーグ」と聞こえたので、それ以降それっぽく言っている。餃子もハンバーグも挽肉系なので、まぁいいだろう(笑)
スウェーデン第2の都市といわれるが、首都ストックホルムとは比較にならない田舎町だ。ボルボの工場と名門イエテボリ大学の他に、いったい何があるのか?という感じだ。

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ちなみに、アムスからイエテボリへの直行便を予約していたのだが、オーバーブッキングで乗せてもらえず、パリ(CDG)経由で夜半に着いた。その顛末については後日書くことにするが、ひとつ気づいたことを。
それは、アムス空港でイエテボリ行きの搭乗客がなんとなく野暮ったいなぁと。オーバーブッキングで与えられたパリ便の搭乗客はけっこう洗練されていて、特に女性は華があった。そして、パリCDG空港でイエテボリ行きの搭乗客。あきらかに野暮臭い(^^; 街はきれいなんだけどね。
以上、私見です。

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世界三大インプラント(ストローマン、アストラテック、ノーベルバイオケア)のひとつアストラテックは、現在デンツプライ・インプラントに組み込まれているが、もともとのアストラ本社がここである。

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研修は、アストラの開発者Stig Hansson博士の相変わらず不機嫌そうな講義を中心に、アストラのデザインコンセプトやマイクロスレッドの優位性などの説明を受けた。
Hansson博士との記念写真は、無理矢理スマイルを(笑)
彼の笑顔を初めてみた様な気がする。

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【スマイル倶楽部ポーズ-1】

カスタムアバットメントのATLANTISの工場も見学させてもらった。パソコンモニターに向かってマウスを操作し作業をする歯科技工士を“technician”ではなく“designer”と呼ぶ時代。ん~、歯科が大きく変化しているなぁ。歯学生時代(およそ35~40年前)には想像もつかない状況になった。

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【スマイル倶楽部ポーズ-2】

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二日目は今回の遠征のメインイベント。イエテボリ大学biomaterialの研究室にAlbrektsson先生を訪ね、ディスカッション大会だ。
サッカーコーチを今でもやっているという教授に、日本代表チームのオフィシャルユニフォームとスマイル倶楽部のポロシャツをお土産として渡したら、かなり喜んでくれた。「来年2月に日本に行くけど、その時にこのポロシャツを着るよ」と言ってくれたけど、きっと着ないと思う(笑)

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デンツのアシスタント、Victoriaさん曰く「今日の教授、とっても機嫌が良いわ」とのこと。
クロちゃんの絶妙な解説や突っ込み、ケンコー先生、カトちゃん先生といった超ウルトラ秀才の若手のおかげか。それとも我々が、盟友・高橋哲教授の一派であることを知ってくれたためか。
まさか僕の駄洒落や、つまらないギャグに喜んでいたわけではないと思うが・・・

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ビックリポンなアカデミックな話から、「osseointegration」というtermが生まれた裏話まで、とても和やかに「学術的ディスカッションとは、かくも楽しいもの」ということを実感できた。

八戸の熊ちゃんが自身のブログで、「このディスカッションの詳細は山形の兄ちゃんのブログで・・・」みたいなことを書いていたが、いやぁ~勿体なくてここでは書けないね。
あたりさわりのないアカデミックな話は、次号クイント・インプラントロジーにクロちゃん先生が参加して何か書いているようなので、そちらを見てね。珍しくQ社をPR(笑) 
クロちゃんの話だと、Q社にしては珍しく写真がほとんどない文字ばっかりの、おそらくQ社読者はたぶん読まないだろうな、という論文らしいけど(大笑)。

(僕を除いて)頭の良い人たちのディスカッションって、なんかとても心地よいね。
クロちゃんの解説が実にていねいで、この人に参加してもらって本当に良かった。

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【スマイル倶楽部ポーズ-3】

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イエテボリ大学歯学部を去る前に、Braonemark博士の像と記念撮影。
ついでに、歯学部の女医さんとも一緒に!すっごいスカンジナビア美人(^^)v

ここ数年でもっとも価値のある海外出張だった。

投稿者 takagi : 14:24 | コメント (0)

2016年03月07日

第74回スマイル倶楽部フォーラム

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昨年11月に20周年の記念フォーラムをおこなったスマイル倶楽部の、第74回目のフォーラムを東京上野のモリタ研修室を会場に、3月5、6日の両日いつものように和やかにそして有意義に開催した。

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初日は、岡山の守屋啓吾先生を招いての講演会。
守屋先生は岡山県の他に上海にも歯科医院を5件開業している「東風会」の理事長であり、またトライアスリートとしても活躍している歯科医師、事業家そしてアスリートの三面を持つ稀有なドクターだ。
医院経営の苦労話からストイックな糖質制限の話など多岐にわたる話は、あっという間に時間が過ぎた。

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懇親会は、上野駅前の「音音上野バンブーガーデン店」で。翌日の講師でスマイル倶楽部ではおなじみの新潟開業の巨匠・榎本綋昭先生も加わって、和気藹々と高級和食をつまみながら日本酒、ワインをいただいた。

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二日目は、榎本先生から「インプラント審美修復とメンテナビリティ」と題して終日講演をしていただいた。
世界トップクラスの審美修復の大家の話は、何度聴いてもうなづくことが多い。
歯肉の厚さへのこだわりは繊細で緻密で、なかなか真似の出来るところではない。

4月以降のスマイル倶楽部は、これまで以上にグレードアップして続けるのだが、はたしてどのようにグレードアップできるか‥・

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2016年02月22日

AO@San Diego出張

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2月17日~21日まで、サンディエゴで開催されたAO(Academy of Osseointegration)の年次総会、学会に参加してきた。
現代のインプラントの概念"osseointegration"が確立され、世界中に認められるようになって30年以上が経過し、ここ数年は多くの臨床家からその光と影が様々な角度から評価されるようになってきている。インプラントマニア(笑)としては春の(今年は2月だが)アメリカのAO、秋の欧州でのEAOの2大インプラント学会から目が離せない。

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16日の診療を終え、羽田からの17日0:05発の深夜便で渡米。
初日は、LAのサンタモニカで一泊。ここは約40年前に僕がアメリカ一人旅をした時の出発の地で、初めてのアメリカ人の友人Richardのアパートに数泊居候した思い出の場所だ。
夕刻に着き、ステーキ屋で、でっかい牛肉をほおばる。たちまち気分がアメリカンに・・・(笑)

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17日に、師匠のSmiler先生の運転するプリウスで、405ハイウェイを南下。
途中サンクレメンテで昼食。Smiler先生と、出会いから27,8年の思い出を語り合う。
僕のインプラント人生、歯科医師人生において、彼との出会いは大きな意義を持つ。良き師匠、良き親友に恵まれて、僕はしあわせな歯科医であると再認識。
サンディエゴに着いて、ホテルにチェックイン。今回は学会場まで徒歩7分、繁華街のガスランプまで徒歩1分にある「ホテルZ」を選んだ。ホスピタリティにあふれる、小さいけどとても居心地の良い新しいホテルだ。
そして、学会の登録。相変わらず、学会の資料は多い。しかし、不要なものはすぐに捨てるのが僕の主義。

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夜は、遅れて到着したLAの親友Renzoも交えて、ディナー。長い付き合いで、気のおけない僕らは、真剣な歯科の話から他愛のない冗談まで、夜が更けるまでワインとともに語り合ったのだ。

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18日から3日間、学会は濃密に始まった。
インプラント修復治療は、患者の年齢やバックボーンによってその治療計画は異なる、という僕が常々考えていることを多くの症例と緻密な考察で唱えていたのには、うれしかったね。
デジタルでんてぃストリーはどんどん進化していて、CBCTから顎骨の分析だけではなく、顔面(軟組織)の分析まで行っていたのは興味深かった。
stem cell(幹細胞)から歯髄を作ることに成功したという報告も衝撃的だった。まだヒトには応用されていないが、動物実験では抜髄した根管にあらたに歯髄が形成されていた・・・。近い将来、根管治療が大きく変わる気配・・・ひいては抜歯が激減する予感。

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勉強と、たくさんの友人たちとの再会と、忙しい4日間だったが、今回も充実した出張だった。
カリフォルニアの太陽の下、良い時間を過ごすことができた。

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20日最終の講演後直ちにホテルを出てサンディエゴ空港へ。LA行きの小さな飛行機に、出発間際に乗り込んできたのが仙台の桃ちゃん。しかも隣の席!
21日0:05発の深夜便で帰国の途へ。日付変更線を越え羽田到着が22日(月)の早朝。8:15発の山形行きに乗り換え、10:00には診療室で患者を診ているという、ハードで長~い帰国の旅だった。

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2016年01月30日

研修医向けインプラントセミナー

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歯科の大学を卒業し、歯科医師国家試験に合格して歯科医師になったばかりドクターは、1年間の研修施設での研修が義務付けられている。
東北大学歯学部での研修を受けているドクターを対象にした、インプラント臨床の講義と実習を2週にわたって行ってきた。

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まずは1月22日(金)の午後に、正規のカリキュラムとして研修医に臨床講義。
大学学内の教授陣たちとは違って、アカデミックなところよりも生の臨床を知ってもらえるように、ほとんどを症例の供覧で講義を行った。
長期症例が主だ。上手くいったケースだけではなく、何度かやり直した症例や、結果的にうまくいかなかった症例も紹介した。
そして、歯科医師として臨床でどのようなモラル、心構えで仕事をしていくべきかを論じ、歯科医師の職業の醍醐味を語った。
(嗚呼、僕も歯科医師の倫理観や仕事のやりがいなどを語る年齢になったか・・・)

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翌週の30日土曜日は、臨床講義を受けてのインプラントの模型実習。自由参加だが、休日にもかかわらず定員の20名がすぐに満席となった。

今日はインプラントの臨床手順を細かに説明し、インプラントの埋入とシステマチックな印象採得を実習した。
スマイル倶楽部の会員で高畠町で開業している盟友、桜井厚先生に実習のアシスタントをお願いした。

35年前、僕らの時代には研修医のシステムなどなかった。
大学5年生からの臨床実習で、数多くの患者さんの治療を行った。
卒業して歯科医師免許を取得したその時から、たいていの臨床はできた。
卒業後まもなく開業した輩もいた。
アンダーグラジュエートで習得できなかったものに口腔外科と矯正があったので、どの講座も多くの新入医局員がいた。

最近では、研修医を終えてもなかなか一般歯科の技術が習得できないらしい。
だから、口腔外科など入局希望者が極端に減っているとのことだ・・・
にもかかわらず、インプラントには大いに興味を持っている若いドクター達。
なんか複雑な思いで、2週の専門医教育を終えた。

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2016年01月18日

ひさびさの著書

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昨年後半、久しぶりに商業専門誌向けに論文を書いた。
その本が出来上がって、送られてきた。
ちょっとクールな表紙でいいね(笑)

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偉大なる著者たちにまじって、僕の名前もある・・・
ちょっと照れくさい。

いずれも10年、20年という長期症例が紹介されている。
僕も、27年経過したインプラントのケースを載せた。
でも、他の先生たちのような深い考察はないね(笑)

ただ、まだあまり言われていない加齢に伴う姿勢や各器官の変化により顎位や咬合も変わっていく。そんな変化に対応した修復補綴治療を心がけるべきだという主張は、ちょっといいでしょ!(と自讃してみる)

クインテッセンス出版  YearBook2016 ¥6000です。

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2015年12月28日

高木歯科医院大忘年会2015

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今年の診療も今日が最終日。
そして、山形グランドホテルでの医院の忘年会。
スタッフ全員と、出入りの業者さん、そしてサッカー系息子ファミリーと自転車系息子の総勢22名の大忘年会だ。

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今年は4名のスタッフが新しく当医院に加わった。
二人のスタッフが寿とおめでたで退社した。
開院70周年記念のパーティーもやった。
診療においては大過ない一年だった。

暮れになって、浜崎診療室のオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)が故障したと、十日町診療室の僕のところに電話が入った。
オートクレーブは日常に診療で、絶対不可欠な代物だ。
高木歯科医院にはG社とS社の2つの歯科ディーラーが入っている。
両社の山形営業所に電話をして、当医院の担当者から連絡をもらえるように伝えた。

直ぐに連絡が来たのはG社のK氏。彼は2ヶ月前に同社に入社したばかりの新人である。
「オートクレーブって知ってる?」と尋ねると案の定それが何であるかわからないという。僕はそれが何であるのか、診療でどれだけ重要であるかを短く説明して、十日町診療室に緊急用の古いオートクレーブがあるので、浜崎に持って行ってくれないか?と頼んだ。間もなく彼は、会社の先輩と一緒に台車を持って十日町に来てくれて、古くて重たいオートクレーブを運びだして、速攻で浜崎に届けてくれた。

少し時間が経って、米沢にいるというS社のT氏からも連絡が来た。
浜崎のオートクレーブが壊れたことを伝えると、「U社のオートクレーブですよね。U社は山形に社員が常駐しているので直ぐに連絡をとって浜崎診療室に向かってもらいます」との対応。
間もなくU社のサービスマンが浜崎に来てくれて、オートクレーブを修理を終えた。
T氏はこの業界に入って10年くらい経っているが、当医院の担当になってまだ1年位だ。彼が納入したわけでもないのに、うちのオートクレーブのメーカーまで知っているのには驚いた。自分の担当している医院の備品などはすべて確認してあるということを後日知った。

今回のオートクレーブ故障に際して、2つの会社の二人の担当者、一人は超新人、一人はベテランのそれぞれの対応が、素晴らしかった。職業意識の高さを感じた。新人は新人らしく、速さと力で対応してくれた。ベテランはベテランらしく、適切な対応。
いずれの担当者にも、その職業意識の高さに頭が下がる。

そんな職業意識について、自分たちの仕事の中でできているだろうか?年の終わりにみんなで改めて考えてみようと、少々長い院長の挨拶になったが、G社、S社の両人のいる前で上記の話をさせてもらった。

恒例のビンゴゲームは、奇しくもそのご両人がほぼ同時に最初にリーチ。
でもいつもながらビンゴって、最初にリーチした人は、なかなかビンゴ!にならないんだよね(笑)

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昨年の忘年会にも来てくれた石井ファミリー。昨年暮れに徳島に移籍して、マーヤとは1年ぶりの再会。大きくなったね。美人になったね。来年がまた楽しみだ。

今年一年、全ての人に感謝です。
来年もよろしく!

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投稿者 takagi : 22:32 | コメント (0)

2015年12月13日

東北大インプラントセンター講演会

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東北大インプラントセンター主催の講演会に、高木歯科医院の技工士・菅井さんと一緒に参加。
講師が、センター長の小山先生、名物教授・高橋哲先生、そして世界に名が轟く愛知県開業の墨先生ということもあって、東北大学歯学部に出かけた。

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小山先生の話は、先日の赤塚先生の話とほとんどカブっていた。
高橋教授の話は、何度聞いてもいい。特に今日はホームでの講演で、しかも開業医向けという実にわかりやすく的確な骨造成の話だった。すでに自分の中では理解しているつもりでも、気付かなかった些細なポイントを思い出させてくれた。

お目当ての墨先生の講演も、すでに何度か聞いた内容が中心だったが、彼のアバットメントに対する思いを改めて感じさせられた。
ASTRA以外のシステムについて、もっと豊富な経験があれば更に興味深いものになるのだが・・・

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高橋教授から、ドイツ土産に抜歯鉗子をもらった。ディスポで、甘くて、食べる事ができる。はい、チョコです(笑)

投稿者 takagi : 22:47 | コメント (0)

2015年12月10日

IMBEN

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酒を飲みながら、若手の歯科医、歯科技工士、歯科衛生士たちとの勉強会IMBEN12月例会。
今夜は東北大学病院歯科インプラントセンターから、赤塚亮先生を招いて大学病院でのインプラント治療の実態と、症例の発表をしてもらった。

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歯科補綴科のホープの赤塚先生。学会、研究会などで数多くプレゼンをしてきたけど、IMBENのような開業医相手のプレゼンは初めてだそうだ。
同世代の開業医、勤務医たちからは同じ目線での意見交換が活発に行われ、演者、聴講者ともに有意義な時間を過ごすことができた。

東北大のインプラントセンターのカンファランスより、症例へのツッコミが多かったんじゃないかと感じた(笑)

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山形市開業のS先生からの最後臼歯の遠心部の歯肉管理に関する症例発表も、彼の体型に似合わず繊細で良かった。
SK先生の抄読会で取り上げた本が、僕が18年前に書いた「スーパーデンティストをさがせ!」。
古すぎて、出席者の誰もその存在すら知らないという・・・(苦笑)

投稿者 takagi : 22:21 | コメント (0)

2015年11月28日

微生物学の研究

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細菌学がマイブームの僕にとって、細菌学教授のK先生の天童での講演はタイムリーだった。
カンジダ症やBRONJと高齢者の口腔疾患との関わりについてがテーマの講演で、開業歯科医向けに平易で興味深い話だったが、生体における細菌の重要性を常に考えている細菌の僕にとっては、1時間の講演では全然物足りない内容だった。

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同級生とはいっても、さほど学生時代から仲が良いわけではなかった。
僕はまじめな学生だったが、彼は変わり者だった。(その逆だという説もあるが・・・(笑)

彼は女子医大の大学院を出て、ハーバードに留学して、いつの間にか教授になっていた。
もともと臨床よりは研究向きのK先生。仮説を立てて様々な実験でそれを証明していく現在の彼の研究生活は、実に彼を生き生きとさせている。

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【タカギ大学6年生学会発表の時】

学生時代に、犬を使った骨折の実験研究をやった。医局の先生の学位論文の研究の手伝いも兼ねていた。彼もメンバーだったが、骨折や屠殺など手術には一切かかわらず、犬の世話を主にやっていた。
食堂から残飯をもらって犬の餌にしていたのだが、彼はその一部を自分の晩飯代わりにしていたという都市伝説が残っている(笑)

今でも食い物には貪欲の様だが、天童で一緒に食事をしながらバイ菌の話をいろいろしたかったのに、講演を終えたらさっさと帰ってしまった。

相変わらず、彼らしい(笑)

投稿者 takagi : 22:46 | コメント (0)

2015年11月22日

JSOI第35回東北・北海道支部学術大会

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日本の歯科医学会の中で最大規模の日本口腔インプラント学会。
その東北・北海道支部総会、学術大会が仙台の国際センターで行われた。
昨年は山形で、大会長をこの僕が仰せつかり、多くの仲間たちに支えられて無事に行った。
大会運営の大変さが、生々しく思い出された・・・

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金曜の晩の役員会から今年の学会は始まった。
今年の大会長の古澤先生とは旧知の仲だが、なんか愚痴しか聞こえてこない・・・

土曜の朝、会場の国際センターに着くと、あまりの人の少なさに驚いた。
広い会場が閑散としている。
午前中からの特別講演、基調講演など、よい講演が続くのだが、あまり客が入っていない。
専門医教育講座には多くの会員が集まるはずなのだが、1000人はいる会場の1/4くらいしか埋まって
いない。

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主催者として、入場者数がとても気になるところだ。昨年幕を開けて、たくさんの方が来てくれた時には、かなり安堵したのを覚えている。
古澤大会長はじめ、実行委員の皆さんはそれなりに頑張ったのだろうが、残念である。

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一般口演などは、いくつかとてもいい発表もあった。
スマイル倶楽部会員で、今回の実行委員のひとりでもある湊谷先生の発表などは見事な内容だった。

「去年は、ずば抜けて良かったよ」とのお褒めの言葉とともに感謝状をいただきながら、昨年の大会長として、実行委員会のメンバーに改めて「ありがとう」を言いたい。

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投稿者 takagi : 19:56 | コメント (0)

2015年11月10日

スマイル倶楽部20周年記念シンポジウム

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11月7日、8日の両日、僕が主宰している歯科の勉強会「スマイル倶楽部」発足20周年の記念シンポジウムをおこなった。
スマイル倶楽部の名誉会長のスマイラー先生はじめ、大物ゲストスピーカーを迎えての講演とディスカッション。
「歯科インプラントの過去・現在・未来」というベタなテーマではあったが、各講師の先生方からはとても示唆に富んだ話をうかがうことができた。

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初日は、僕の「インプラントの歴史」の話から。いまでこそインプラント治療は欠損歯科補綴治療のだいじなオプションのひとつになったが、つい25年くらい前までは”怪しい治療”と言われることもあった。そんな歴史を振り返りながら、これからのインプラント治療の動向を考えてみた。
東北大学の名物教授・高橋哲先生からは、骨造成に関する臨床について微に入り細に入り話していただいた。新しいマーガレットタイプのTiメッシュの有用性がとても興味深かった。

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二日目は、最初の演者はスイスからTM社の開発最高責任者であるD.スネティヴィ博士。インプラントシステム、特に表面性状や、AB境界部の構造について、わかり易く講演してもらった。マージナルボーンロスを防ぐシステム上最大の秘訣は、マイクロムーブメントを限りなく生じさせないこと。マイクロスレッドやプラットフォームスイッチよりも、適切なフィクスチャーカラーを有することやSPI特有のプラットフォーム構造が有利である事を強調していた。同感。

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二番目の演者は、LAから歯科技工士のR.キャセリーニ先生。ハリウッド映画張りの大迫力なプレゼンテーションで、インプラントの為の診査・診断が、最終的な補綴物に反映されることを、数多くの症例を通して説明してくれた。

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最後の演者は、我が師匠であるLAのD.スマイラー先生。骨移植におけるキーポイントを、基礎的研究をベースに、長年の経験知を重ね合せながらの講演には、とても重みがあった。

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そして熱いディスカッション。通訳をやってくれた南陽市開業の黒江敏史先生の活躍で、多くの聴衆が十分に理解できた。僕はプロの通訳も含めて、黒江先生くらい的確に通訳できる人を他に知らない。ホントに黒江先生お疲れ様でした。
20周年の記念シンポジウムにふさわしい、大変実のあるアカデミックなイベントとなった。

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特に参加費をいただかなかったこともあって、広告をしたわけでもないのに県内外から(スマイル倶楽部会員は、北は青森、南は沖縄。その他仙台や郡山からも大学関係者が多数)、口コミでおよそ90名の参加者が集まった。

こういったイベントを、非公開でこっそりやっているスマイル倶楽部のすごさを改めて感じた二日間だった。自己顕示しないこういうイベントって、終わってみるとすごく快感だね(笑)


投稿者 takagi : 14:45 | コメント (0)

2015年09月30日

秋の欧州遠征 その4 EAO

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今年のEAOは、昨年12月に他界したスウェーデンが生んだ「インプラントの父」P.I.ブローネマルク博士へのトリビュート学会となった。
今年の学会が、スウェーデン開催というのも何か因縁があったのか?
世界中の多くの歯科医、整形外科医がその業績を讃え、その死を惜しんだ。

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学会の登録を済ませ、朝一番のスポンサーセッションから参加した。
ISQ値の基礎と臨床について、米・欧の重鎮Peter Moy & Daniel Buser両教授の講義とディスカッション。
静かな二人の教授によるディスカッションに加え、会場からの質問や意見をタブレットもしくはスマホを使ってインタラクティヴにおこなうために、実に大人びた静かなセッションとなった。

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欧州インプラントにおける3大偉人として、ブローネマルク、シュレーダー(スイス)、シュルツ(ドイツ)がピックアップされ、それぞれのインプラントのコンセプトと業績、現在に至る経緯などを、それぞれの共同研究者からプレゼンされたものは、とても聞きごたえがあって面白かった。きっと若いドクター達には興味のない分野かも知れないが、35年前に僕がインプラントの勉強をし始めた頃のまさに中心的な研究であり、当時むさぼり読んだ本や論文に出ていたことを、共同研究者たちから生で話が聞けたことは幸いだった。

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ブローネマルクの側近、アルブレットソン先生にもお目にかかることができ、スマイル倶楽部で来年イエテボリでプライベートセミナーをおこなっていただけるように交渉。OKをいただいた。やったぜ!

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「高齢者へのインプラント」のセッションも興味深かったが、Fixedよりはremovable over denture という考え方は、当然といえば当然。でもある意味、今どきの若いインプラントロジスト達のあいだでブームになっている「All on Four」に対する警鐘でもあったかもしれない。

EAOとしての様々な業界への意見の提示、コンセプトの確立。これまでも何度も見てきたことだが、凛としてカッコイイ。学会らしくていいね。

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Dr. Grunderのプライベートセミナーにも参加することができた。医局の後輩たちにも声をかけて、聴きに来てくれたが、どのような感想を持ってくれたか・・・。この超ウルトラスーパーな臨床家の話を生で聴けるチャンスはめったにないんだから。


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学会は、様々な企業の展示も見もののひとつだ。
しかし、最近の僕はあまり新製品、特にディジタル系の機器には興味がなくなってきている。
TM社のブースでは、いつものようにスネティヴィ博士とも会ってディスカッションができたし、7月に一緒にサイクリングもした開発部のSandroとも会えた。ザルツブルク大学に行った話もできて、有意義な時間が過ごせた。

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学会提供のランチは、主にサンドイッチ。実にしょぼい。飲み物は珈琲、紅茶があるが、グラスには赤白のワインが提供されている。昼からワイン・・・。まるで僕らが毎月やっている「インベン」の様だ(笑)
食い物はしょぼいが、スウェーデン女子はみんな美人だね。スタイルも良くて金髪で。参加しているドクターのみならず、ランチを提供してくれるウェイトレスや街で見かける女性たちも一様にオシャレでカッコイイ。
その件に関しては、いずれ考察を(笑)

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EAO会員懇親会はヴァーサ号博物館を貸切で。現存する最古の軍艦「ヴァーサ号」。とはいえ、たった20分くらいしか海に浮かんでいなかったという、情けない話。過度な装飾と、高さがあり過ぎたこと、それに加えて大砲の窓から浸水してあっという間に沈没したというから、どれだけ設計ミスだったのか!!デザイン重視のスウェーデンならではの逸話じゃないかと、同行した熊坂先生と笑った。歯科治療でもいえることだね。見た目重視では長く持たない・・・

懇親会の同じテーブルには、スイス人夫婦、アメリカ人夫婦、熊坂夫婦、ポーランド人独身口腔外科医が同席。それぞれの国の事、オフィスのことなど、あまりうまくない食事を食べながらたのしく語らった。
こういう場で、ひとつのテーブルが全部日本人だらけ、同じグループだけというのは、いかがなものか?

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我が東北大からも、口腔外科と補綴科からポスターのプレゼンがあり、優秀な若手のドクターも参戦してくれた。僕が大学院時代には、国際学会にエントリーすることなど考えもしないことだった。先輩も「行ってみたら?」などとアドバイスをしてくれることもなかった。僕が初めて国際学会に参加したのは大学院を修了した年だった・・・
今は、多くの若い研究者、臨床家が外国で活躍している。

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2011年に震災後ボランティアで一緒だった縁で知り合った加藤先生は、現在イエテボリ大学でぺリオの教室にいるし、高橋哲教授の愛弟子の一人田中先生は、この夏からジュネーブ大学で研究している。今回再会できたことはとても嬉しい。
最後の晩には、加藤先生、田中先生、東北大の大学院生(小田島と岩間)、補綴科の松井先生と中国からの留学生の張先生、そして熊坂先生らと食事。なかなか大学では話しきれない様々なことを、異国の地で語り合えたことは有意義だった。


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秋の欧州遠征 その2 ザルツブルク大学訪問

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7月のTM社訪問の時に、ある新素材の話になった。高分子材料だが、まだ研究が浅い。
チューリッヒ大学と、ザルツブルク大学にその研究者がいるとの紹介で、今回は詳しい話をうかがうために、ザルツブルク大学のProf. Dr. Berningerの研究室を訪ねた。

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今回は自転車じゃなく(笑)、ミュンヘンから車をチャーターして移動。
曇り空だったが、快適なドライブ。難民問題が出てから最近1週間くらいの間に、オーストリア→ドイツ国境に検問所ができたそうだ。確かに国境付近では対向車線は長蛇の列。帰りは、その渋滞に巻き込まれるのか・・・と不安になる。

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昼食を取る。オーストリアに来たなら名物シュニッチェル。大きなとんかつだ。持参した中濃ソースをかけると、抜群にうまい!半分は添付されたレモンで、残りはソースで、というのが通の食べ方(ホントか?!)

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腹ごしらえをしたあと、大学に向かう。ザルツブルク城の近くにある、小さいが古い石造りの威厳のある建物だ。
Berninger先生は不在だったが、担当のDr. Hahnが対応してくれた。予想以上に若くて美人な研究者で、とても親切にnew materialを説明してくれた。果たしてこれが将来のインプラントマテリアルとなりうるのか・・・?
詳細はまだ言えないが、これから大学へ持ち帰って若手の研究者たちとディスカッションするには十分なヒントをもらうことができた。

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帰り際にザルツブルク城にのぼる。川と旧市街が美しい。ドイツのハイデルベルク城からの眺めにも似ている。欧州にいることを、実感!

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さて、ザルツブルクからドイツ国境までおよそ30㎞。検問所の為に3車線ある道路が1車線に狭められていて、大渋滞。国境を超えるまで1時間以上かかった。ハンガリーとかルーマニアなどのナンバーの付いた大型トラックなどが誘導されて検問を受けていたが、ミュンヘンナンバーの僕の乗ったベンツはスルー。
ドイツ、特にミュンヘンでは、難民受け入れに積極的だ。旧ミュンヘン空港の跡地一帯を再開発して大きな流通団地地区、ショッピングセンターと一般住宅群を作った。そして難民受け入れのための膨大な個数のアパートを建てたそうだ。現在もなお建設中とのこと。正式に受け入れられた難民たちは、言葉と道徳・習慣などの教育を受けて住民票をもらうことができるとのこと。住民票を持てば、ドイツで正規に働くことができ、収入を得ることができるのだということをドライバーから教えてもらった。一方で、トラックの荷台に紛れ込んで密入国する者もいる。密入国者は教育も受けられず、住民票がもらえず、結局ホームレスとなり犯罪者となる可能性がある。そのための検問だという。
世界の国々では、いろんなことが起こっているね。難民問題の一端を肌で感じた。

投稿者 takagi : 19:21 | コメント (0)

2015年09月15日

高木歯科医院 院内勉強会と歓送迎会

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毎月恒例の高木歯科医院、院内勉強会。
今回の当番は、十日町診療室のエースDHアベちゃんと新人DHヨシエちゃんによる「新・PMTC」について。
勉強会に続いて、11月に出産を控え今月いっぱいで退職するDT鈴木さんの送別会と、代わりに今月から入社したDT大友さんの歓迎会をおこなった。

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勉強会の「新・PMTC」というタイトルで、最近導入したピエゾン・エアーフロー、ぺリオフローの話かと高をくくっていたが、あにはからんや「PMTC」時のペーストの研磨剤の含有量や粒子の大きさ等の話。
ケースバイケースで、ペーストのメーカーや商品を選んでいたことに驚き。
PMTCによって歯面はもとより補綴物やインプラントに傷をつけずにおこなうべきPMTC。
彼女たちはそこまで考えてやっていてくれいることに、感銘と感謝。

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場所を近所のレトロな洋食屋「990(ク・ク・レー)」に移して、歓送迎会。
おっとりとしてマイルドな性格で、とても良い仕事をしてくれたDT鈴木さん。彼女が作る技工物はとても優れていたが、生まれてくる赤ちゃんはもっと優れているだろう。(技工物と比較できるか?!)
やさしいお母さんとして、立派な人間を育ててくれることだろう。
そして、新しく来てくれたDT大友さん。いまはなかなか若い歯科技工士がいない。大友さんもけっこうなオッサンだが、気持ちはまだまだお若いようで・・・まだ謎の多い人物だ(笑)
しかし、浜崎の鋭いスタッフ達からじきにその素性、本性を暴かれるに違いない。

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「今夜は右下6番歯痛のポーズ」

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2015年09月05日

奥羽大歯周病科の夏合宿

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昨年に続いて、蔵王ペンションでの奥羽大学・高橋慶壮先生の教室の夏合宿セミナーに潜入。
医局員も増えて、年々進化しつつある。
若い先生たちとのディスカッションを楽しみに出かけていった。

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数年前から高橋慶壮教授の大学教授らしくない話に魅了され、本を読み漁り、講演などを聴きまくり、われらがスマイル倶楽部にも来ていただき、その臨床哲学を愉しんでいる。
著書は特に「はしがき」の部分が面白く、歯学・医学を学び実践する者にとって大切なことがたくさん書いてあって、ちょっと悩んだ時や凹んだ時に読むと「意欲が湧く」。
「誤謬」という言葉も慶壮先生の話から学んだ。

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本よりも、講演よりも、こういった少人数でのクローズドな場での話は、なお面白い。
クローズドな場だからこそ、いろいろ追求できるし、僕自身の経験も話しやすい。

歯周病科の教授ながら、エンドに精通していて、「本もぺリオよりもエンドの方が売れてるんですよ」とおっしゃる。

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若いドクターの意見をもっと聞きたかったが、いかんせん卒後2,3年ではまだまだ毒のある僕とまともに話ができないか・・・?
今度、医局を訪ねてみよう。

投稿者 takagi : 22:52 | コメント (0)

2015年08月31日

怒涛のような8月

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ふだんは自転車ライクなスローライフなのに、7月のスイス出張依頼怒涛のような日々が、まるでスイス国鉄の特急のようなスピードで過ぎていった。
気が付けば、もう8月末日だ・・・

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スイスでの会議の合間をぬってのサイクリングやTM社のオーナーの自家用飛行機でのアルプス遊覧などめちゃくちゃ楽しかったのだが、帰国後のレポートや雑用がアルプスの山脈のように目の前に立ちはだかっていた。

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8月1日の晩に弘前入りし、2日には梅原大先生の呼びかけでのインプラント研究会でのミーティング。
終了後、ねぷたやねぶたの喧騒をよそに直ちに山形に戻る。

8月4日は東北大学へ。大学院でのお手伝いと某教授とミーティング。

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8月9日にはYAIDのミーティング。東京から二階堂先生盛岡から佐々木先生を講師に招き、企業プレゼンも含めて朝から夕方まで山形県歯科医師会館に缶詰め。


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8月17日には日本最大の歯科商社M社の社長が診療所に来訪し、午後から大学へ。そして晩にはM社長らと懇親の宴席。最終のバスで山形に戻る。
さらにその翌日は、D社のお偉いさんが来訪。山形で宴席・・・

その翌日は高木歯科医院の院内勉強会。熱いディスカッションは嬉しいが、僕は少々お疲れ気味。


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8月22-23日は東京でスマイル倶楽部。富永先生の「生命科学と易」めちゃくちゃ面白いテーマにいささか興奮。会員の山口栄二君の発表に加えて、久しぶりに僕もインプラントの講演を。

8月26日はテナントビルの理事会。硬い話は理解できない。

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8月30日には、再び東京へ。医科歯科大学を会場に国際インプラント学会のFellowとMasterの最終試験。ケースプレと口頭試問の試験官として一日中、インプラント漬け。

その間、8月末日締め切りの論文執筆があって、じつはこいつが一番の曲者。
15年前に母が死んでからは、商業専門誌の論文は引き受けないことにしていた。
資料整理から文献検索、そして執筆とけっこう時間と手間がかかる。自分の時間を潰すし、締切日が迫りくるストレスは、体によくない。

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しかし、8月27日無事に脱稿。鼻息も荒く出版社に送付。

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休日はミーティングや論文原稿作業に明け暮れ、平日はもちろん普通に診療。
盆休もあったけど、義母の新盆の為に宗教行事とその原稿執筆に完全につぶされた。
あ~、自転車に乗りたい!!!

疲弊して、愛想笑いも忘れてしまった。
部屋は、まるでごみ屋敷のようだ。
8月は、息をつく暇もなく終わろうとしている・・・
片づけをして、心機一転新しい月を迎えよう。
笑顔を思い出して、ツキを迎い入れよう。

投稿者 takagi : 13:57 | コメント (0)

2015年07月26日

スイス出張 

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理想的なインプラントシステムを追及するために、7月15日から先週末までスイスに行ってきた。
ITIやSPIの開発者で、友人でもあるスネティヴィ博士を訪ねてのミーティング。
とてもハードなスケジュールの中にも、いくつものインプラントの将来展望が見えた、有意義な出張だった。

僕がメインで使っているSPIインプラントシステムのThommenMedical(TM)社。
バーゼルとベルンの間くらい、スイス中央部の小さな町Grenchenにこの会社はある。

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TM社訪問目的はふたつ。
ひとつはSPIの最新情報収集。
ふたつ目はSPIへのバージョンアップの要求、アイデア提供。
情報のgive and takeである。
土日の休日をはさむものの、4日間のがっつりミーティング。
前半は、山形のSA先生と八戸のKS、KK先生も一緒。僕と高木歯科医院の技工士の菅井さん、そしてサトコジ先生は最後まで。
勉強と日頃の臨床から得られた知見の発表、ディスカッションを行ってきた。

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2年前に来た時の僕の写真入り(しかもBMCの自転車と!)のwelcome boardに気をよくして会議室に入ると、いきなり7つの論文を渡され「さぁ、これを読め!」と。気が滅入る(笑)。
それが今回のテーマだという。
アブストラクトの説明の後、開発部マネージャーのEstermann氏から、SPIの現状と新しいプロダクツの紹介が始まる。
コメディアン(?)のパックンに似たいい男で、喋る英語もわかり易い。
最終日まで、微に入り細に入り討論の中心人物だった。
スネティヴィ博士も遅れて入って、ディスカッションにも花が咲く。

僕のこういう会議での英語力は、ウルトラマンの地球での活動時間に似て限界があり、連続2時間が限界だ。時々ブレイクを入れていただく(笑)

ブレイクのひとつに、SPIの製造工場の見学。
本来撮影厳禁なのに、特別に1枚パチリ!!
SPIの世界的特許で多くの他の企業から羨ましがられているモノトルクラチェットの製造機がMITSUBISHI製であるということで許可を得て撮ってもらった。

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SPI製造工場見学はこれで3度目。他にも米国のC社、ドイツのD社、F社、日本のK社などいろいろなインプラントの製造工場を見てきたけど、さすが時計の国スイス。TM社のSPIの製造工程、製造環境は群を抜いている。

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多くの事はここには書けないけれど、世界最高レベルの精密で堅牢なインプラントシステムを目指すTM社の取り組みにはとても好感が持てる。
大企業にありがちな、ディジタルソリューションや周辺機材機器、営業ツールまで扱うようなことはせず、地道に安全で確実なインプラントシステム、すなわちインプラント体、アバットメント、ドリルやドライバーなどのツールに特化して研究開発している姿は称賛に値する。
ただし、ディジタルを無視しているわけではない。現在の歯科医療では、上部構造を作る上で3Dディジタルは不可欠な要素である。
そこのところに関しては、既存の他社よりもはるかに精度にこだわった取り組みをしていた。

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晩御飯を食べている時まで、インプラント体をテーブルの上に取り出して熱く語るスネティヴィ博士。
彼がいかにインプラントに情熱を持っているかが窺える。
僕らも自然に、極上のインプラントの世界に引き込まれていった。
美味しいスイスワインの酔いとともに・・・

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滞在中、スイスに10数軒のネットワークを持つHirslanden Hospitalの顎顔面口腔外科のDr. Rohnerを訪ね、いくつかのケースプレを拝聴し、病院見学も行った。
腓骨にインプラントして大腿部の皮膚を歯肉代わりにそこに移植し、インテグレーション後に腓骨を遊離移植して顎骨再建したケースを数多く見せてもらった。彼の得意技らしい。
All on Fourの症例もたくさん供覧してくれたが、突っ込みどころ満載。でも、ぐっとこらえた(笑)。

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この病院には5年前にも訪ねている。その時いろいろ世話をしてくれたDr. Heldはドイツで開業しているそうだ。

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(5年前の写真/参加メンバーはほぼ一緒 ^^)

宿泊していたところが、Biel/BienneというGrenchenから10kmくらい離れた町で、別名Watch Valleyと呼ばれている。ロレックスやオメガ、スウォッチなど世界的に有名な時計工場がひしめいている、精密機械工業の町なのだ。
そんな中に、世界3大歯科用タービン・エンジンのBienAir社がある。
日本のモリタとTM社の計らいで、BienAir社を訪問する機会も得ることができた。

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担当してくれたダミアン氏。フランス語なまりの英語を話す。
10キロ先のGrenchenあたりはドイツ語圏だが、Biel/Bienneはフランス語とドイツ語が半々。ここから西に行くと完全にフランス語圏になる。
BienAir社の80%以上がスイス・フレンチだという。
なので工場見学の際にも「Bonjour」と挨拶しなくてはならない。

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エアータービンの歴史の説明や、最新のカーボングリップの軽量ハンドピースなどを見せてもらった。
さすがスイス製とうならせられたが、実はこの系統では日本のモリタとNSKが勝っていると思っている。

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帰国前日、TM社前で記念写真。
サッカーのキックオフ前みたいな写真を撮ったつもりだったが、“ドスコイ”のポーズになってしまった(笑)。

スイスFUNの話は後日・・・

投稿者 takagi : 17:38 | コメント (0)

2015年06月28日

日本顎咬合学会

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開業歯科医のお祭り(?)の顎咬合学会。
今年は高木歯科医院から7名参加。
初めての参加者もいて、修学旅行気分でワイワイガヤガヤ(笑)
お祭りだから、これでいいのだ。

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もともとは、故・保母須弥也先生がアジアに咬合学の「ナソロジー」を広めるために作った学会。
咬合学はやがて一般歯科臨床に浸透し、咬合だけにとどまらず、いまでは歯周治療、インプラント治療、審美歯科、全身疾患と歯科治療など、歯科臨床に関わるすべてを網羅する学会になった。
有楽町の国際フォーラムを会場に、歯科医師のみならず、歯科衛生士、歯科技工士も大勢参加し、演題数も膨大で賑やかだ。

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高木歯科医院のスタッフは、自由に好きなところを回ってよい。興味のある話を聞いて、何かひとつくらい「これだ!」というものを掴んでくれば良いことになっている。

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僕は、拡大鏡を新調した。
英国製で、その場で検眼して1ヶ月後くらいに送られてくる。ン十万円する。
僕が購入したメーカーの他にも、拡大鏡のブースは数箇所あった。
サー⚫️テルというメーカーのものが有名だが、あえて僕はいつもここを外す。

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大きな学会なので、歯科器材はもちろんだが毎年クルマの展示もある。
今年は、アルファロメオ。
興味はないけど、アルファロメオのシールをもらった。

学会の中身は?
若いもんがいろいろ頑張ってるなー、とだけ言っておきましょう。

東京は暑くて、汗びっしょりになった。少し痩せたかな?

投稿者 takagi : 22:51 | コメント (0)

2015年06月18日

美しすぎるEMSインストラクター

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メイド イン スイスの「痛くない超音波スケーラー」と「歯肉縁下10mmまで届くエアフロー」がついたEMSエアフローの勉強会。
インストラクターのKさん。美しすぎる!!

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高木歯科医院の7名の歯科衛生士が熱心に勉強する中、僕は美しすぎるインストラクターに悩殺されていた。
デモで、実際にエアフローや除石をしてもらったが、全然痛くない。
どMな僕は「もっと強くして!」と言ってみたけど・・・


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とても高価な機械だけど、歯周病の治療と予防のために数台導入予定。
美人インストラクターの効果か?
いや、高木歯科医院の美人衛生士たちからの強い要望がありまして…ハイ(^^;

投稿者 takagi : 22:33 | コメント (0)

2015年06月16日

東北大学 インプラント学の講義

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今年も、東北大学歯学部での講義。
非常勤講師として29年間、歯学部学生(4年生)にインプラントの講義をしてきた。
29年前には、「インプラント」という言葉すら知らない学生がほとんどだった。当時のインプラントは、とてもマイナーな歯科治療で、国家試験はもちろん期末試験にすらインプラント関連の問題は出題されることはなかった。
当然出席する学生も少なかった。

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僕が、インプラントの講義を受け持つようになったのはまだ大学院生のころ。31年前。当時の主任教授だった手島貞一先生から、「これからは臨床でインプラントが広く行われる時代がきっと来る。学生たちに、インプラントの甘い蜜のようなことだけではなく、その危険性や正しい取り組み方を教えてくれ」と命じられたのがきっかけだった。

年月が経ち、15年くらい前からインプラント治療は一般にも知られるようになった。
多くの開業医がインプラントを手がけるようになった。全国の歯科大学でも、講義や実習が行われるようになった。
東北大学でも、研究や臨床が盛んになった。
世の中では悲惨なインプラントの失敗症例も目につくようになった。
大学の期末試験にも、国家試験にもインプラント関連の問題が出題されるようになった。

自然に僕の講義内容も変わってきた。
最近は、他の科の先生もインプラントの講義をするようになったので、僕は開業医の立場から多くの臨床例を通して、インプラント治療に向き合う歯科医の姿勢、モラルについて多くを語るようにした。
当然、20年以上の長期症例の経過も供覧した。

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一番前の席で、今の主任教授の高橋哲先生が聴講している! 僕の大学院の後輩だから、気にしないけど(笑)
僕がロサンジェルスのDr. Smilerに師事してインプラント臨床の勉強をしていた頃、高橋先生は南カリフォルニア大学で免疫の研究をしていた。当時はよくロサンジェルスで、晩ごはんを一緒に食べた。彼はとても優秀だったので、イギリス留学も含めて3年も留学生活を送った。
器用で頭も良く、いまでは国際的な口腔外科医。インプラントや骨増生に関しても第一人者だ。
それなのに、いまでも僕を先輩として立ててくれる。人間的にも、こんなに素晴らしい教授は滅多にいない。
ずいぶん褒めまくったけど、ホントウの話だ。

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前夜、高橋教授、JFAの浩くん、医局こそ第一と第二で違うが口腔外科同期入局の桃ちゃんと、ワインで乾杯。
良い仲間と良いワインと良いインプラントの話で、とても良い時間を過ごすことができた。
だからとても良い話ができ、講義の後拍手もおきた。

投稿者 takagi : 20:44 | コメント (0)

2015年06月13日

BPS義歯 の復習セミナー

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現代の義歯は、インプラントばかりだと思っている輩が多いが、やっぱり可撤(取り外し)式の有床義歯は普遍だ。
どんなにうまくインプラントでのフルマウス再構築ができたとしても、経年的に患者さんの姿勢は変わり顎位も変化し、咬合機能が補綴物装着時とおのずと変わってくる。ガチガチのセラミックによるFIXEDなものより、フレキシブルな有床義歯の方が、加齢変化に対応しやすいのは当たり前。
昨日、デンチャー王子こと佐藤勝史先生のご厚意のもと、世界標準規格であるBPSの総義歯を改めて勉強し直す機会を得た。

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勝史先生は、いまや「吸着義歯」で世界中で活躍している売れっ子の歯科医師。
こんな素晴らしいドクターが近くにいることに、僕らは幸せを感じずにはおれない。
今回は、わざわざ僕だけのためにプライベートセミナーをやってくれた。

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実際の患者さんを使わせていただいて、印象採得、咬合採得、GoA描記、咬合器への付着、人工歯配列‥・。
高木歯科医院の技工士の菅井さんと夜遅くまで、勝史先生ところの技工士さんと一緒に勉強をした。

僕は3年前にリヒテンシュタインのICDEで研修を受け、BPSの認定資格を得た。
その時のブログ  http://www.takagi-dental.net/blog/archives/2013/07/post_850.html
その時よりも、より深くしっかり勉強できた。
すごく贅沢な時間だった。


高木歯科医院の十日町診療室では総義歯の患者さんは多くいない。なので、なかなかシステマチックにBPSで義歯を作る機会もなかった。しかし長年付き合っている患者さんもだんだん高齢になって、総義歯ではないにせよクラウンブリッジから有床義歯に移行していく方が徐々に増えてきて、可撤式とはいえ快適に使っていただきたいので、改めて義歯の勉強をしたというわけだ。

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固定性、可撤性を問わず義歯の要は咬合。
そして咬合は、加齢や生活習慣とともに経年的に変化していく。
これまでの歯科医学では、「歯を作る時」の咬合には多くの理論や術式が紹介され実践されてきているが、経年的な変化に対応するということに関しては全くと言っていいくらい検討されることはなかった。

いま僕が最も興味を持っている、「治療したものがどれだけ長く快適に患者さんの口の中で機能できるか」ということを考えた時、改めて「取り外し式の入れ歯」の優位性がみえてくる。

投稿者 takagi : 08:12 | コメント (0)

2015年06月03日

菅井正則氏永年勤続表彰

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高木歯科医院の歯科技工士・菅井正則氏が永年勤続表彰を山形県歯科医師会より受けた。
昭和55年から山形県歯科医師会(歯科専門学校教員として)、昭和58年から高木歯科医院で歯科技工士として35年間バリバリ歯科医療を支えてきたくれたことへの感謝と表彰だ。

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山形県歯科医師会長から届いた表彰状と記念品を贈呈。
スタッフみんなで、これまでの労をねぎらった。

しかしまだ仕事を終えたわけではない。
これからもまだまだひたむきに技工物の作製に精を出し、地域医療に貢献してくれる。

菅井さんは、歯科技工だけではなく、人生の達人でもある。
釣り名人だし、料理の腕前はプロ級。ワインにもちょっとうるさいし、自転車仲間でもある。
僕が人生を楽しんでいるとしたら、歯科に関しても旅や自転車に関しても、菅井さんが師匠で指南役でもあり、仕事でも遊びでも僕には欠かせない大切な人なのである。

sugai.jpg菅井正則氏
http://takagi-dental.net/sugai/

投稿者 takagi : 09:51 | コメント (0)

2015年04月27日

衛生士セミナーとYAID

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4月25-26日の両日、北海道の三上格先生を招いてセミナーを開催。
ITI SC山形とYAIDの共催で、初日は衛生士セミナー、二日目はインプラントセミナー。

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三上先生の真摯に臨床に向かう姿勢が、とても素敵だ。
歯周治療を中心にした診療には、歯科衛生士の活躍が欠かせない。
やる気のある、山形県内の歯科衛生士がたくさん集まってきた。

三上先生は、患者さんが普段使っている歯ブラシを持参してもらい、ブラッシング指導をしているといっていたが、高木歯科医院では持参してもらうことをだいぶ以前にやめた。
その理由は、『歯ブラシを持って来てね』というと、たいていは新しい歯ブラシをスーパーやドラッグストアから買って持ってくるからだ。『女房の歯ブラシを借りてきた』と、ピンクのバネットライオンを照れくさそうに差し出したオッサンもいたけど(笑)

歯科衛生士は“歯ブラシソムリエ”であって欲しいと思っているので、患者さんに持参してもらうのではなく、こちらからその患者さんに適した歯ブラシを選んで使ってもらう様にしている。

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グランドホテルで、こじんまりとした懇親会。
三上先生の人柄から、あったかいホンワカした宴会だった。


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2日目は、黒江先生の「Estepona Consensus」による、インプラント周囲炎に関する話から始まった。文献検索とその読破力では我が国では随一と言ってよい黒江先生の話には、説得力がある。
しかし、歯をダメにする原因が 細菌>>>>力 というevidence中心の学派の意見には、現場主義の臨床家としては、納得できない。
細菌による骨吸収などの実験系は多種多様あるが、ヒトのBruxisumのような多種多様な力のかかり方を計る実験系は現実問題として存在しない。早い話が、力に関する実験ができないのでevidenceを示せないのだ。

三上先生から示されたインプラント歯周炎に対する治療法。CISTはもう古いって、驚き。最近知ったのに(笑)
しつこいくらい、ライオンのSPTのPR。ガーグルの有効性には同意するけど・・・

しっかりお勉強して、爽やかな休日を過ごせた。勉強することは自転車に乗るのと同じくらいアドレナリンが出る。

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投稿者 takagi : 14:39 | コメント (0)

2015年04月15日

高木歯科医院勉強会と歓送迎会

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今年は、高木歯科医院開院70周年の年にあたる。
僕の還暦ともあいまって、めでたくはないが節目の年である。
そんな節目の年に、縁あって3名の新しいスタッフが加わった。

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高木歯科医院70年の歴史と、僕が行ってきた歯科診療と、僕が理想と考えている歯科医療について、半日かけて講義をした。
それに続いて、新人スタッフの自己紹介のプレゼン。

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実は、今年の新人衛生士2名の親は、高木歯科医院に長く勤めているスタッフのお嬢さんたちなのである。
親子二代、うちのスタッフとして働いてくれることに、心から感謝している。
スタッフあっての、チーム診療だからね。
人材が、人財となってくれる日はそう遠くないと確信している。


新しいスタッフが加わって、大所帯になった高木歯科医院。
1名、寿退社するが、70年の歴史の中で今が一番大きな組織になった。
これからバリバリ地域医療のために頑張る所存。

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歓送迎会を、向かいのホテルキャッスルで。
山形中の美人さんを集めた歯医者と、いろんな人に言われるけど、その通り。
(うらやましいだろー!と、叫んでみる^^)

投稿者 takagi : 22:21 | コメント (0)

2015年03月26日

IMBEN3月例会

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飲みながら、陰気に、淫靡な勉強会(笑)のIMBEN(インベン)。
3月の例会は、僕のAO@San Franciscoのレポートに続いて、特別ゲストの斎藤純一先生による講演。
若い人たちにとって、斎藤先生は歯科医師会の重鎮としてのイメージの方が強いようだが、彼はれっきとした臨床家。特に欠損補綴については、造詣が深い。

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咬合支持と欠損補綴の設計は、とても重要。
受圧と加圧の関係も、咬合力学においてはよく知っていなくてはならない事柄だ。
最近の歯科臨床は、うわべの見た目だけが重視されて、咬合の力学を甘く見る傾向にあり、長期的予後や加齢に伴う咬合の変化に対応しきれず、咬合の崩壊を招いている。

斎藤先生からは、宮地の咬合三角についての詳細な裏表の話を聞かされ、うなずいたり、腕を組んだり、首を傾げたり・・・、若いドクター達の反応は様々だった。

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投稿者 takagi : 22:37 | コメント (0)

2015年03月14日

AO@San Francisco 学会3日目

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学会最終日は朝からずっとメイン会場に缶詰め。
以前のように「さぁ、どーだ!」みたいなケースプレは減って、10年以上経過した症例や偶発症への対応などが提示されて、聴きごたえがあった。

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昼食時に親しくなったパームスプリングから来ている補綴とぺリオのドクター。
最初は英語で喋っていたのだが、僕の英語よりずっと上手な日本語を話せるドクターだった。
ぺリオの女医さんの名前が、LOVE先生。素敵だ!!

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午後のclosing sessionは、「隣接する上顎前歯2歯欠損をどう対応するか」というテーマ。ミッシュ(弟)先生が症例を提示し、これをどのように治療するかを選択肢を挙げて会場の参加者が投票する。そして、5名のドクターがそれぞれの立場で似たような症例をケースプレ。様々な裏付け、理由があっての処置が披露された後に、もう一度会場から投票。そしてミッシュ先生が実際に行った治療をプレゼンという、とても学会として中身のあるセッションだった。

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嬉しかったのは、インプラントの学会にもかかわらず、そしてラジカルなアメリカにもかかわらず、抜歯せずに保存療法への投票が意外に多かったこと。
最初の投票のウォーミングアップで、臨床歴が20年以上のドクターが40%近くいたことからも、ベテランほどインプラントの限界を知っていて、歯を残したいと思っているのかもしれない。
エイジングと歯科治療。治療方針は、欠損形態のみならずエイジングも考慮しなければならないと実感していたのだが、改めて教えられた。

最後のセッションだけでも、サンフランシスコに来た甲斐があった。

投稿者 takagi : 17:09 | コメント (0)

2015年03月13日

AO@San Francisco 学会2日目

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学会二日目は主にポスターセッションと、展示ブースめぐり。今年からポスターは紙にプリントしたものではなく、ディジタルでモニターに映し出す。だから、e-posterというらしい。

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e-posterは原稿をCDやメモリーカードなどでデータだけ持ってくればよくて、長尺のポスターケースなど持たずに参加できるので身軽で良いね。しかし、あっちこっちでPCのエラーが発生して、プレゼンも中途半端になりがち。それに横長だからスクロールをしないと全体像がつかめない。縦長の紙焼きしたポスターに慣れたジジィ歯医者には、ちょっと不満が多かった。まだまだディジタルはアナログに勝てない!

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展示ブースは相変わらずで、特に興味をひくものはなかった。欲しいものもないし、景品もボールペンくらいしかないし・・・
ブースのお姉さんたちを眺めて、終了(笑)。写真の赤いジャケットの美人は、Thommen Medical USAのJessica。とても歯がきれいだった。自前の歯だって(^o^)

投稿者 takagi : 17:40 | コメント (0)

2015年03月12日

AO@San Francisco 学会1日目

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Academy of Osseointegrationは近代インプラントの中心的学会で、今年のサンフランシスコ大会が30周年の節目となる。インプラント治療が成熟した現在、何がトレンドで、また何が問題視されているかを確認するのに、ここ数年は毎年参加している。

会場のMoscone West Convention Centerは街の中心にあって、宿泊している日航ホテルからは徒歩で5,6分の場所にある。途中に“お坊ちゃん学校”で有名なCentral Pacific Univ.の歯学部と歯科病院がある。外からしか眺めることはできないが、なるほどコジャレタ大学だ(笑)

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レジストレーションを済ませて、コングレスバッグを受け取る。相変わらず中身が多いが、いつものように必要なモノだけ取って、後は分別してリサイクルごみ箱へ。最近ようやくアメリカでもリサイクルのごみ箱がきちんと設置されるようになった。

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Opening Sessionの最初は、「Face Transplant-Human Cadaver Studies」と題したKey note lectureで、顔ごと移植しちゃうまるでブラックジャックの世界を現実にやってしまうのだから、驚いた。ちなみに演者はお医者さん。歯科医ではこんなダイナミックなことはできない。次の演者の話は「歯間乳頭部の再建」。本人も言ってたけど「僕ら歯医者がやってることは小さい!」

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今回確信したことは、審美的にもインプラント周囲炎の予防のためにも、歯肉を貫通するアバットメントは細いほど良いということ。ちょうど1年前に、イタリア人の臨床家がプレゼンしたその話題が気になって、うちの技工士の菅井さんといろいろ検討していたのだが、具体的なイメージがつかめず苦労していた。同じ演者かは忘れたがやはりイタリア人のグループやスペイン人?のDr.Inakiによるプレゼンは、論理的でわかり易く見事だった。夜の懇親会で、友人のRenzoと彼から紹介されたセントルイスのドクターとそのことについてディスカッションしたが、同様に「歯肉貫通は細いほど良い」という結論になった。(補綴物を作る技工技術は難しくなるのだが・・・)

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学会初日の晩は、企業主催の懇親会がある。ビッグカンパニーほど招待客が多く、食い物や飲み物がしょぼい。僕はたいていスイスのThommen Medical社のパーティーに参加。今回も八戸の熊坂先生と参加。大正解!ゴールデンゲートブリッジが見える海辺のレストランで、寿司を含めたおいしい海鮮料理とカリフォルニアワインをいただいた。そして、3時間前にサンフランシスコに着いたばかりというチューリッヒのグルンダー先生も混ざって、良いディスカッションができた。

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その後LAの友人Renzoからの呼び出しで、デンツプライ主催のパーティーに。マリオットホテルの最上階は景色は良かったが、人だらけ。エレベーターに乗る時に大勢の日本人を含む参加者が帰っていったので、始まったころはこの倍以上の人がいたはず。食い物はもはや何もない・・・。もうお腹いっぱいだったけどね。

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ホテルに戻って、寝酒代わりにホテルの隣にあるアイリッシュパブで一杯ひっかける。八戸の夏堀先生も合流。ハードロックに酔いしれて眠りについた。

投稿者 takagi : 19:56 | コメント (0)

2015年02月11日

日本顎咬合学会指導医研修会2015

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日顎の指導医研修会に参加してきた。東京日帰りである。
1999年から僕は本学会の「指導医」を拝命しているが、いまだに指導医とは、問題があるから偉い人から「ちゃんとやれよ」と指導される立場の歯医者であるような気がしてならない。
昨年も同じことを書いたような気がするが・・・(笑)

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会場はホテルグランドアーク半蔵門という、初めての場所。
受付時に「指導医」の白衣を渡され、記念撮影をするという。
みんな同じ格好で写真を撮るというのは、本学会創設者の故・保母須弥也教授の影響か?
誰かが「IDA(International Dental Academy=保母先生が開設していた卒後研修会)みたいだ」と口にしていたが、実は僕もそう思った。この学会の古いメンバーには卒業生が多いからね。

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超ウルトラ重鎮の細山愃先生にお会いできいろんな話ができた。80歳になられても、このシャンとした立ち姿に驚かされる。また、細山歯科の衛生士でインプラントコーディネーターの指導講師をされていらっしゃる高森先生にもお目にかかれた。

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超重鎮の、大分の河原英雄先生。山形の富貴豆がお好きだと言う事で、山形駅の売店ででん六のをお土産に買っていったのだが、「山田屋のがうまいんだよな」と一言(苦笑)。

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同じく超重鎮の菅野博康先生は「隣の席空いてる?」と、他にたくさん空席があるにもかかわらず、僕の隣に・・・。おかげで僕は一睡もできずに講義を聴いていたんだけど、時々隣席から寝息が(笑)
山形からは本学会のプリンス佐藤勝史先生も来ていて、けっこう心強かった。

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肝心な研修内容だが、「新・顎咬合学」の中枢的内容の歯科と全身の関わりをベースにした難しいお話。そして、様々な制度問題も含めたショッキングな話。
日本歯科医学会会長の住友先生の文章は何度も読ませていただいたことがあるが、生でお話をうかがったのは今回が初めて。面白かった。
内容は・・・ここでは、今はまだ書けない。

日帰りでのハードな出張だったが、考えさせられることが多く、帰りの新幹線でノートを読み直し頭を整理していたらあっという間に山形に着いた。


投稿者 takagi : 23:44 | コメント (0)

2015年02月01日

インプラントセミナー

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自分の時間を大事にしたくて、一昨年からインプラントセミナーの講師等はお断りしていたのだが、大学の医局員を対象としたセミナーなので断れなかった。
昨秋にやって欲しいと依頼されていたが、学会などのスケジュールもあって、延びに延びて今日の開催となった。

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実は、今日が僕にとってのMacを使ってのプレゼンデヴュー。うまくいくかちょっと心配だったが、パワポも動画も実にバッチリ。

インプラント治療に関しては、一般の人も歯科医も、インプラントの埋入外科にスポットライトを当てがちで、埋入処置ができれば何でもOKみたいに思っている人が少なくない。

しかし、インプラントの成功、特に長期的(どれくらいから長期というかは議論の余地が大いにあるが)に安定し、またインプラントを喪失した後の「次の一手」ということを考慮した時、インプラント治療で最も重要なことは、術前の診断と治療計画、そして治療後のメインテナンスである。
もちろん外科の基本手技ができなければ、全く話にならないわけだが・・・

参加したドクターのほとんどが臨床経験が浅く、目先の事しか見えていない感あり。
僕が、15年経過、20年後の状態、25年たったらこうなったよと、長期的症例を供覧しても、懐メロ聴いて「いいなぁ~♪」とため息をついている爺さんをみているような様子。

ゆとり世代は、こちらが熱く語れば語るほど醒めていく。
喋っていて、そんな空気をひしひしと感じた。

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しかし、豚骨を使った実習は違った。
みんな楽しそうに、切ったり貼ったり、掘ったり削ったり、引っ張ったり縫ったり・・・
エラそうにいうけど、こういうチマチマしたことに熱中できることは、歯科医としての素質ありだね。
ただ、きれいに切って、丁寧に縫えているかというと・・・人それぞれ、個性っていうものがあるようで(笑)

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記念撮影をしようよって、最初に撮った写真。
なんか堅苦しくはないか?証明書の写真じゃないんだから!
「笑顔で!」といってもまだまだ表情が硬い。

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得意の「福耳のポーズ!」で撮ったら、ほら、みんな笑顔になったじゃないか。
インプラント治療も、杓子定規ではダメだってこと、わかってくれたかなぁ~。

投稿者 takagi : 20:51 | コメント (0)

2015年01月28日

デンタルフロス

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歯と歯の間(歯間=「しかん」という)のバイオフィルム除去のためには、デンタルフロスが必須だ。
僕が歯学生だった35年以上前は、一般の人がフロッシングをするというのは奇異な時代だった。
歯医者の息子でありながら、歯学生の僕自身授業で習うまでその存在を知らなかった。

未だ「糸ようじ」と言った方が通じやすいが、現代日本においてフロスを使ってプラークコントロールをするのは常識になりつつある。とても良いことだ。

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僕の歯学生時代(1974~1980年)は、東急ハンズにでも行かない限りデンタルフロスなんて入手困難だった。(ちなみに東急ハンズの創業は1976年)
1976年、僕が初めてアメリカに行ったとき、普通のスーパーの歯ブラシ売り場にデンタルフロスが当たり前の様に陳列してあったのに驚いた。
映画「プリティウーマン」の中で、ジュリアロバーツ演じる娼婦がホテルの客室のバスルームでフロッシングしているシーンがあり、アメリカではフロッシングが極めて日常的だと言う事を知った。

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十数年前に、歯周病が全身疾患を脅かすということを告知するために、アメリカの歯科医師会では「Floss or Die(フロスを選ぶか、死を選ぶか)」という、センセーショナルなキャンペーンを行った。
「Brushing or Die(歯磨きか、死か?)」ではないところが、フロス文化(?)のある欧米との違いか。

デンタルフロスが一般的になった今でも、フロスの正しい使い方を知らない人、あるいは間違った使い方をしている人が意外に多い。

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まず、フロスはケチケチせず50~60cmくらい引っ張って、両手の中指にぐるぐる巻きにする。
中指というのがキモ
けっこう人差し指に巻きつけている人がいるが、フロスを微妙な力加減で歯間部に押し込むには、人差し指の力を借りなければならないので、中指がGOOD。

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歯間にフロスを挿入させたら、歯肉縁下まで優しく押し込み、軽く振動させるようにして引き抜く。
ひとつの歯間部に何度も行う必要なはい。

わかり易く使い方を紹介しているので、サンスターのサイトにリンクを貼っておく。
(デンタルフロスの使い方はここ


ちなみに、フロッシングはブラッシングの前に行った方が良い。(←これけっこう知らない人が多い。上記リンク先のサンスターでも“ブラッシング後”と言ってるが・・・)

なんとなく奥歯に物が挟まったような、デンタルフロスの話でした(笑)

投稿者 takagi : 17:06 | コメント (0)

2015年01月08日

認知症と歯科

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今年僕は還暦。超高齢社会では、まだまだ鼻たれ小僧だが、老後の事もちょっと気になりだした。
健康長寿で生きていきたい。
寝たきりや、認知症では長生きしたってしょうがない。
そう思った時にふと、目にした「認知症」の記事から・・・

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認知症には「アルツハイマー型」「脳血管障害型」「レビュー小体型」「前側頭型」の4つのタイプがあり、国内ではアルツハイマー型がおよそ6割を占める。
発症リスクには生活習慣が大きく影響している。

生活習慣病とアルツハイマー型認知症との関わりについての疫学的調査研究の結果をまとめてみる。

【糖尿病】
糖尿病患者はそうでない人に比べて2.05倍発症しやすい。
(「久山町研究」1988年に健診を受けた60歳以上の1017人を現在まで追跡調査)

【高血圧症】
最高血圧が160mmHg以上の人は140mmHg以下の人より2.3倍発症しやすい。
(「キビペルト研究(2001年)」1972年から26年間、69~79歳の1449人を対象に調査)


【飲酒習慣】
1日にワイン1~2杯の人でアルツハイマー型認知症を発症したのは13.1%だったのに対して、
それ以上の飲酒習慣の人は22.3%の発症率。
(米国ウェイクフォレスト大学研究チーム2009年/75歳以上3069人の健康状態を6年間調査)

【歯の本数】
残存歯数が19本以下の人は、20本以上の人に比較し1.70倍の発症率。
(山梨県歯科医師会による実態調査2007年/65歳以上12,000人を対象)

健康な高齢者は残存歯数が平均9本だったのに対し、アルツハイマー型認知症の人は平均3本だった。
(名古屋大学医学部2002年の調査/153名を調査)←対象が少ないのでは??

ということで、めざせ!「ピンピンコロリ」です。

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投稿者 takagi : 12:06 | コメント (0)

2014年11月24日

デンツプライ・インプラント・ジャッパン・サミット

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山形での大きな学会を終えて、息をつく暇もなく東京での学会。
3大インプラント企業のひとつ、Dentsply Implant主催の企業コングレスだが、東京の虎の門ヒルズを会場に、1300人もの参加者を集めた大規模なミーティングだ。

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僕は、「長期症例から学ぶ」というセッションのモデレーターとして登壇。
横浜の今村先生、京都の坂根先生、東京の竹下先生らを紹介し、それぞれのプレゼンに対してコメントを出すという役割。

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二日間のミーティングでは30名近い演者が講演をした。
中には「ん~?」なプレゼンもいくつか混じってはいたが、多少企業へのよいしょはあるにせよ、質の高い講演が多かった。

旧知のDentsply社のDr. Grolとも挨拶を交わし、来年で定年退職するとのこと。
彼とは同い年。ドイツ人の多くは60歳で定年。あとは気楽な年金暮らしとなる。
ドイツの宰相ビスマルクが年金制度を作り、同じシステムが現在でもドイツ、スイス、日本で運用されているのだが、なぜか(理由は明白だが^^)、日本だけは「60歳から気楽な年金暮らし」はできない。

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懇親会では、またまた多くの知り合いに会い、良い時間を過ごすことができた。
あ~、これで今年の僕の対外的なイベントはすべて終了。

あとの1か月は、モンテの応援をして、心豊かに一年を反省しながら、クリスマス、そして大みそかを迎えよう。

投稿者 takagi : 16:47 | コメント (0)

2014年11月16日

JSOI第34回東北・北海道支部学術大会

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日本口腔インプラント学会(JSOI)の東北・北海道支部学術大会が無事に終了した。
会場を埋め尽くす参加者を得て、大きなトラブルもなく、懇親会では最後まで皆さんの笑顔を見ることができて、大会長としてなんとか責任を果たせたかな。

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この1年間を、この日のために費やした。
いやぁ~、けっこう辛かった。
でも、多くの人に助け支えられて成功裏に学会を終えることができたと思う。

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「ありきたりでない中身のある挨拶だったよ」と、諸先輩に誉めていただいた僕の大会長あいさつ。
相変わらずちょっと長めの話だったけどね。

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学会の意味を多くの人に知ってほしくて、市民公開講座を開会直後に持ってきた。
東北大学歯学部長の佐々木啓一教授の話は、分かりやすく口腔の諸機能と欠損補綴について。雑学ネタ満載。
聴講者は、まぁまぁの入り?

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特別講演は、山形大学医学部から歯科口腔外科形成外科学の飯野光喜教授と医療政策学講座の村上泰正教授。村上先生の緻密な数字に裏付けられた、我が国の医療問題と今後の展望に関する話は、とても新鮮で興味深かった。

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懇親会は予想を上回る参加者で、会場が狭苦しかった。食いもんもちょっと足りなくなった。
歯科専門学校の学生と、荘内銀行とのコラボでの花笠踊りから始まり、寒河江臥龍太鼓、山形舞子の演舞と「んまい(うまい、おいしい)山形祭」をテーマにして淀みなくイベントを続けた。

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【1986年にバンクーバーの学会ではじめてお目にかかって以来可愛がっていただいている又賀教授】

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最後は北海形成バンド!ビートルズナンバーを演奏し、アンコールまで。会場は大いに沸き、閉会まで皆さんの笑顔が絶えなかった。(舞子の前で、ニヤケていただけかも^^)

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二日目は、日本歯科大学の又賀泉教授の教育講座。会場の席がほとんど埋まった時には、大会長としてとても安堵した。スカスカだったらどうしよう・・・と、ずっと不安だったからね。
支部役員の方々や、演題を出してくれた多くのの研修施設や大学の先生方、そして参加してくれたたくさんの学会会員、非会員の皆さんに感謝。

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企業セミナーやランチョンセミナーもまぁまぁのできかな?
展示ブースもそれなりに賑わってくれたから良かった。

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高木歯科医院をはじめ、実行委員の各歯科医院のスタッフが手伝ってくれた。
皆さん良く働いてくれたことに、心から感謝、感謝、感謝。

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足立幸一郎先生の閉会の辞では、泣きそうになった。
山形大学の医局の先生方と、開業の先生方が、この1年間診療の傍ら、昼夜を問わずそれぞれの立場で準備をしてくれた。これまでの苦労が、報われたような気分。ほっとした。
まだ会計処理やお礼状の発送など重要な残務はあるけれど、とりあえず思い肩の荷を下ろすことができた。

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ありがとう so much!ありがとう、みんな。

投稿者 takagi : 22:44 | コメント (0)

2014年11月07日

あと、1週間!

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毎日神経をすり減らし、寿命を縮めながら準備をしている学会開催まで、あと1週間だ。
地方会とはいえ、歯科界では一番大きな規模の公益社団法人のインプラント学会。
大会長としての大役を、うまく果たせるのだろうか?胃がいたくなる毎日。

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山形大学医学部歯科口腔・形成外科学講座が事務局となって、医局のY先生と山形の開業医15名とで準備を進めてきた。
Y先生、南陽のK先生、山形のF先生、P社のK氏を中心にまとめ上げたプログラム抄録集も完成し、事前登録者への発送も完了した。

実行委員のメンバーの努力で、ほとんど準備万端だと思うのだが、「あれは、大丈夫か」「何か足りないものはないか」「きちんと応対ができるか」・・・次々に不安がよぎる。
自分が、こんなに心配性だったかと思うと、がっかりする。

様々な問い合わせの電話が来る。
内容は大したことではないのだが、不安に拍車をかける。
自分だけの事であれば、どうにでもなれ!と、たいてい太っ腹な対応ができるのだが。

でも、あとはみんなを信じて、僕は大会長の“ご挨拶”を考え、懇親会での花笠踊りを練習すればいいのだよね。

学会関係のみなさん、当日受付もありますから登録がまだの方は是非来てくださいね。
学会のHPはこちら。
http://jsoi-thb34.jp/

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一般の方々のための「市民公開講座」は、絶対に良い話が聴けますから是非是非ご来場ください。
詳細はこちら
http://jsoi-thb34.jp/?page_id=418

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投稿者 takagi : 19:05 | コメント (0)

2014年10月28日

プロフェッショナルな我が師匠

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NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、ついに歯科医バージョンが放映された。
“ブレない志、革命の歯科医”と題して、酒田の熊谷崇先生が紹介された。
カッコイイ!!
今の日本で、本当のプロフェッショナルで革命的な歯科医として誰を挙げるか?と言われれば、僕も間違いなくこの熊谷先生を推すだろう。

僕が歯科医として影響を受けた師匠は数多くいるが、以下の6人は別格だ。
いつも僕の心の支えだし、本当に多くのことを学んだ。そしてそのフィロソフィーとテクノロジーはいまでも自分の歯科臨床の中心だ。

ちなみに僕が歯科医になったのは1980年。


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予防の師、熊谷崇先生と修復の師、故・筒井昌秀先生。
僕が山形での開業前後に、大きな影響を受けた二人の開業医。
鬼のような硬い意志と天使の羽ような繊細なテクニックをを持ったスーパー歯科医だ。
いつしか熊谷先生は教祖様になり、筒井先生は本当の神様になっちゃった。
写真は1990年7月「臨床歯科を語る会」でシゴかれた時。

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咬合の師、故・保母須弥也教授。
学生時代の恩師で、米国から革新的な歯科医療を日本に紹介した。
例えば、金属焼き付けポーセレン(MB)やナソロジーを中心にした咬合学。各種調節性咬合器・・・
1970年代後半から1980年代にNHKのプロフェッショナル~の番組があったら、間違いなくこの先生が“革命の歯科医師”として紹介されたと思う。
写真は1986年に、保母先生の自宅で。

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口腔外科の師、手島貞一教授。
卒後すぐに東北大学歯学部第二口腔外科に入局した時の主任教授。僕の仲人でもある。
手島先生は歯科医師ではなく医師で豪快な人間性を持った人だ。とても高い次元から歯科や口腔外科を教えてくれた。
私たちは謙虚な姿勢で患者さんにメスを入れなくてはなりません」と言われたことがいつまでも忘れない。
写真は2012年高橋哲先生が東北大に教授として戻った際の就任パーティーで。


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インプラントの師、Dr. Dennis G. Smiler。
1987年に、ラスベガスでのAAIDミーティングで初めて彼の講演を聴き、名刺の交換をした。
以来25年余、American brotherとして僕の臨床や人生を支え続けてくれている。
日本にsinus liftを最初に紹介したドクターで、骨移植関係の世界の巨匠だ。
写真は1990年、奥様と一緒に初来日して、開業1年目の僕の診療室を訪ねてくれた時のもの。

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歯科の師、故・高木耀三郎。僕の父親。
僕の教育には一切口をはさむことのなかった父だが、高校3年生の時、僕が進路を「将来歯科医師になる」と決めた時に、いろんなアドバイスをしてくれた。
田舎の歯医者だったが、保母先生からいち早く金属焼き付けポーセレンを学び、咬合器をいじり、「これからの歯科医は保母先生のようなドクターにならなきゃだめだ」と口癖のように言っていた・・・
写真は1950年ごろのもので、僕はまだ生まれていない(笑)


さて、くだんのNHKの番組だが、98%素晴らしかった。
まさに熊谷先生の生きざまを紹介してくれた。
実はもっともっと素晴らしいエピソードや、やってきたことがある。

しかし最後ンとこの唾液検査「サリバテスト」へのこだわりは、「えっ!NHKが“サリバテスト”のCMをやってる」と思っちゃった。

この番組を見た一般市民は、通院している歯科医に必ず「唾液の検査はしないのですか?」って訊くだろうな。
保険のきかない3000円の検査が、日本中に広まるだろうな。
現に、今日来院した患者さんの3人が、唾液の検査について質問してきたもの(笑)

熊谷先生が顧問になっている、Oral Careという会社で扱ってます(笑)


正直、CMっぽいそこんとこは観たくなかった。
せっかくの「革命児・熊谷崇先生」が安っぽく見えちゃう。
・・・と思っている僕は、いつまでもプロフェッショナルになれない「アマちゃん」です。

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でもなんだかんだ言っても、熊谷先生は尊敬できる歯科医師にまちがいはない。
最後に言っていた「プロフェッショナルとは?」

敢えて困難な道を選択し、先入観や既成概念にとらわれず、情熱を傾けて創意工夫をし、
ぶれずに目的を達成させようとする人。

僕も気を入れ直して、多くの先人たちの歯科遺志を受け継ぎ、歯科意志、歯科石を磨いて、頑固な歯科医師になるぞ!(気合だけ・笑)

投稿者 takagi : 18:55 | コメント (0)

2014年09月07日

蔵王セミナー

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昨日から今日にかけて、蔵王のペンション村で奥羽大学歯学部の歯周病学講座の先生方とサマーセミナー。
スマイル倶楽部でも講師にお呼びした、高橋慶壮教授と医局の先生たちと交流した。

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当然、蔵王までは自転車で上がった。
残暑厳しい下界とは違って、気温21℃。
ちょうどいい気候だね。

お世話になったのはペンション「Beetle」
初めて泊まったけど、オシャレだね。
「Beetle」というから、カブトムシが由来かと思ったら、オーナーが熱烈な「Beatles」ファンらしい。
ペンションの至る所にビートルズのポスターやレコードが飾られていた。


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夕食前に大学の先生たちのプレゼン。
その後、美味しい食事と、飲み頃のワイン、そして焼酎、日本酒・・・

いい加減に酔いが回ったところで、僕のエンドレスな(笑)ケースプレゼン。
15年以上経過したインプラント症例、ぺリオの症例を短時間では紹介しきれないからね(笑)。

飲みながらの夜更かしディスカッションは面白かったね。
こういうの、大好き。
一部でコックリ舟を漕いでいる輩もいたけど、気分よくディスカッションできた。


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なかなか爽やかな高橋教授。そして人懐こくて素直な若い医局員たち。
それから古くからの付き合いのある友人たちと、夏の終わりのひと時を、ちょっとアカデミックに過ごすことができた。

投稿者 takagi : 22:02 | コメント (0)

2014年08月24日

補綴シンポジウム

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スマイル倶楽部のメンバーで仙台でラボを開業している、歯科技工士の山口栄二氏を中心に、デンタル補綴ソリューションズというNPO法人が立ち上がり、その記念すべき第1回目のシンポジウムに講師として呼ばれ、プレゼンテーションしてきた。

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歯科医だけではなく、歯科技工士、歯科衛生士らコ・デンタルスタッフとともに、チーム医療をおこなうのが、現代の歯科医療だ。
技工士さんや衛生士さんの話を聴くのは面白い。

僕は、コンピューターが歯科医療を牛耳るような、近年のデジタルデンティストリーに、「ちょっと待てよ!」という観点から話をさせてもらった。
歯科医療は「予防」と「治療」の大きな2本の柱があって成り立っている。
そして歯科治療は、「疾病治療」と「修復・再建治療」は二本立てである。
本来は予防が最優先され、修復・再建というのは歯医者のある種敗北に過ぎない。
インプラント治療だって、再建。天然の歯を護れなかったから再建をせざるを得ないのである。
そんな敗北の果てにある再建を、コンピュータに任せておいて良いのだろうか・・・
『匠の技』の歯科技工士があっての歯科の修復・再建治療があるのだと思う。

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新しい出会いもあった。
いろんな気づきもあった。
とても楽しかった。

みんなと語り合いながら学ぶことは、とても楽しい。
講師→聴衆の一方通行なお勉強は、楽でわかったかのような気になるけど、実はほとんど身にならない事が多い。

デンタル補綴ソリューションズのますますの発展を祈念する。

投稿者 takagi : 21:24 | コメント (0)

2014年07月27日

第68回スマイル倶楽部フォーラム@青森

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19年目のスマイル倶楽部。
68回目にして、初めての青森開催だ。
会場は青森駅前にあるユニークな建物「ねぶたの家 ワ・ラッセ」の学習室。
なんか、異国情緒が漂う(笑)


猛暑の山形や関東から来たメンバーは、一様に「涼しい―」と一言。
気温は29℃。この地ではけっこう高温らしいが、この日の山形は36℃。
関東の各地で35℃以上の猛暑日だ。

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初日は、会員発表。
まずは、仲良し二人組の大泉先生、中島先生のEducation & Fun @ Los Angelesの話。
桜井先生もLAでのFUN話。
海外遠征は、いつも楽しいことばかり。行ってみなけりゃわからない。
聴いてる方は羨ましいだけ。悔しいなら、行ってみろ!だね(笑)

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続けて、永井、山本先生の症例発表。
桜井・永井・山本の三人は同級生だ。しかし発表の中身は三者三様。
永井先生の自己治療。夜中にひとりでよくぞ血まみれを縫合したね!
山本先生の難症例での苦悩。
綺麗な女とか、金持ちインテリはちょっと見良いけど、実はなかなか手ごわいということを思い知ったと思う。
いずれも面白かったね。

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初日のトリは、熊坂先生。
「セレックなんていらないかも」と題して、セレックの悪口を言いつつ、自分とこの最新バージョンの自慢と適応と限界を知った上での有効利用について、彼の臨床哲学と一緒に語ってもらった。
「ブラキシズムはパラファンクションではない、ストレス・マネージメントだ!」というオーストリアン・ナソロジーに基づく持論も展開。カテコールアミンの上昇がブラキシズムを招くのだという話は、面白い。

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懇親会はスペアリブで有名な「トニーローマ」。
青森にトニーローマがあることに驚く。
やっぱり異国に来た感じがする。
翌日のゲスト講師・夏堀先生も参加。
おおいに盛り上がりました。一部ではおおいに燃え上がりました(笑)↓↓

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その後二次会、三次会・・・と青森の夜の街に「夜遊び探検隊」は消えて行ったのでした。


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二日目は、八戸で開業している国際派・夏堀礼二先生の1 day lecture。
午前中はインプラントになる前にシビアな歯の保存へのチャレンジ。
午後はインプラントの治療計画、そして長期症例まで、素晴らしい症例を次々に発表をしてくださり、あっという間に時間が過ぎた。

これまでに何度か先生の講演などを聴いている者にとっては、ぺリオ~インプラントを体系付けて捉えることができ、夏堀先生の臨床への取り組みの根幹を知ることができたのではないかと思う。
初めて夏堀先生の話を聴いた若い先生にとっては、症例の見事な仕上がりのみならず、そこに至る過程での考え方などを知ることができたと思う。
おそらく僕が30年前に、初めて筒井昌秀先生に出会った時のような衝撃を覚えたに違いない。


八戸という地方都市において、東京など大都会や欧米の著名なドクターに勝るとも劣らない高いレベルの臨床を実践されていることに、心から敬意を表すとともに、本州端っこの地方都市で、夏堀・熊坂という同年代の骨太な歯医者がいることにとても刺激を受けた青森遠征だった。

夏堀・熊坂先生、お互いに仲の良いライバル同士。ともに切磋琢磨しこれからの「地方の時代」を確立していってくれるに違いない。

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【記念撮影・シリアスバージョン】

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【記念撮影・スマイルバージョン】

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2014年07月26日

デンタルK グループ

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熊坂先生を知って、17、8年になると思うが、診療所を訪ねるのは初めて。
HPやブログや院内ViewCam等で断片的にはオフィス・デンタルKのことは知っているつもりだったが・・・

「タクシーの運ちゃんに、『くまさか歯科』って言えばわかるよ」との事だったので、タクシーに「くまさか歯科までお願いします」って言ったんだけど、もぐりのタクシーだったのか、タクシーのドアにでっかく「夏堀歯科」の広告が貼ってあったからなのか、その運ちゃんは曖昧だった(笑)

八戸市は、デパートや飲み屋街のある市街地は小さいが、街構造は郊外に大きく広がっている「LA(ロサンジェルス)型」の地方都市だ。
大きな通りを通って、大きな橋を渡ったところに「くまさか歯科」はあった。

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ユニット数もスタッフ数も多い大型診療所なのだが、思ったよりは小ぢんまりとした診療所。
でも中に入ってびっくり。実に機能的に、狭いところにごちゃごちゃとユニットが配置され、あっちこっちにPCやモニターが配置された、よく考えられた診療所だ。
おもちゃ好きの熊ちゃんらしく、歯科用機器から本当のおもちゃまで、いろんなものが所狭しと置いてある。
今度「おもちゃ箱」をプレゼントしようか・・・

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診療所の一軒隣のガラス張りの立派なビルの5階に、予防専門のデンタルサロンKがある。
スウェーデン研修などを重ねたスタッフの衛生士たちが独自にデザインしたという。
とてもオシャレで、可愛らしい。
そんなサロンの待合室で、メンテに来院されたお爺さんがひとりコーヒーを飲みながら待機していた。
ながめの良いサロンで、気持ちよくPMTCを受ける・・・
いいね!

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そして今月にオープンしたばかりの熊ちゃん肝いりの「ベルメゾンK」
住宅型の老人ホームだ。


僕自身も、近い将来お世話にならなくちゃいけないと思っている老人ホーム。
熊ちゃんなりに、5年前から構想を練ったこだわりのある立派な施設だ。
口腔の健康管理を通して、「口福な」老後を得るためのきめ細かな配慮が至る所に見て取れる。
もちろん口の健康だけではないが・・・
サトコジ先生は、ウォーターベッドが気に入ったようで、しばらく横たわっていた(笑)
そのうち僕もここにお世話になっていいな。八戸は食い物もうまいし、ネーチャンもきれいだし。
(って、動機が不純かも)

熊ちゃん流のお口の健康を通して「ゆりかごから墓場まで」面倒見ようじゃないか!という意気込みに、照りつける暑い日差し以上の、情熱を感じたね。

デンタルKグループ、おそるべし!

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以下、熊ちゃんの言葉;
歯科予防センター「デンタルサロンK」では、小児から大人までの予防と管理を引き受け、やむなく疾病に至った場合「くまさか歯科」が治療を行い、その後又「デンタルサロンK」で長期管理と再発をなるべく防止していただく。この事により真の健康を、また確保維持していただく訳ですが、何らかの理由で自発的な管理が出来なくなった場合「ベルメゾンK」で安心して徹底管理していただく、この一連のシステムこそが「お口の健康」の維持と本当の「健康寿命」に繋がると信じています。

投稿者 takagi : 13:15 | コメント (0)

2014年06月28日

大学出張

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月に何度か、東北大学病院に出かけている。
いちおう非常勤講師の肩書きがあり、東北大学病院でのIDをもち、診療することもある。
所属は歯科顎口腔外科。
親分は、高橋哲教授だ。

昨日も午後から大学に。
歯学部長・佐々木啓一先生の教授室でつい長話をしてしまい、「先生どこにいるの?」と、高橋教授から呼び出しの電話をもらう始末。

高橋教授も佐々木教授も、東北大の看板で超売れっ子教授。普段はとても忙しくしているので、なかなかゆっくり無駄話(笑)をする時間がない。
にもかかわらず、僕のような田舎の町医者の為に、ときどき時間を取ってくれることに感謝。
30年前、大学院時代に遊んであげた(?!)甲斐があったというものか(笑)。

スウェーデンのマルメ大学の准教授、神保先生が大学に来訪。
午前に成田に着き、そのまま来仙されたそうだ。

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インプラントセンター、顎顔面外科講座主催の医局員、研修医、学生を対象にしたセミナーが開催され、神保先生と僕が講演。
「金曜の夕方からなので、あんまり人は来ないよ」と、高橋教授は言っていたが、あにはからんや次々と人がやってくる。
アンダーグラジュエイトの学生は、たぶんいない。多くの医局からの参加者。
初めてお目にかかる教授も交じっている。

僕は神保先生の前座なので、軽ーい気持ちで3日前に準備してきたのだけど、久しぶりにちょっとだけ緊張した。
おまけに、発表の持ち時間に匹敵するくらいたくさんの質問もきた。
大学の「理論派」の口撃にも負けず、必死に町医者の「経験」で語り倒したけどね(笑)

メインの神保先生の話は、実にアカデミック。
スウェーデンでの緻密な研究と膨大な論文の執筆者だけあって、説得力もあり聴いていて面白い。
基礎的な研究だけど、臨床に直結した分野で、すごく聴きごたえがあった。話も上手だし、いいね。
これからの時代を引っ張っていってくれる人だなぁと、つくづく思った。

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セミナー終了後、大学病院の近く二日町のスペインバルで打ち上げ。
高橋教授、神保マルメ大准教授、そして若い3人と医局員と、研究の事、近未来の歯科の事、サッカーワールドカップの事、そして店の女性のお客がみんな美人である事など、熱く語って時間が過ぎた。
久しぶりに、頭の良い人たちとたくさんの無駄話、馬鹿っ話ができて楽しかった。

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2014年06月16日

W杯と顎咬合学会

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4年に一度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップが始まった。
毎朝早起きして、ガチンコでエキサイティングなゲームをリアルタイムで観ている。
そんな中、一昨日と昨日は歯科臨床家のお祭りでもある日本顎咬合学会だった。

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32回目の顎咬合学会は、日本最大の歯科臨床の学会。
僕は28年くらい前に入会したが、当時はとても小規模で東京のあっちこっちのしょぼい貸しホールか大学の講堂を会場に開催されていた。
会員数も増えてここ10年位はずっと有楽町の国際フォーラムを会場にした、とても派手な学会になった。
もともとは、僕の恩師でもある故・保母須弥也教授が設立したナソロジー学会。
ナソロジーとは、「歯だけではなく人を診る」ことを前提にして、生理的な噛み合わせの回復を目的にした歯科治療の考え方である。だから、顎咬合学会という名称になっている。


近年では多くの全身疾患が歯の欠損や歯周病が原因や悪化の誘因になっていることが明らかにされ、歯の治療においては歯科医だけのレベルでは十分な対応が難しい時代になってきた。
そこで学会では認定医に加えて、認定歯科技工士、認定歯科衛生士の制度が確立した。

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数年前から、高木歯科医院の技工士菅井さん、歯科衛生士の絵里さんと彩美さんが認定講習と認定試験にチャレンジ。昨年のこの学会で菅井さんと絵里さんが認定を取得。昨年産休で受験できなかった彩美さんが今年の4月に受験し、今回見事に合格して認定衛生士を取得した。
まだまだこの分野での認定歯科衛生士は多くはないが、高木歯科医院では受診される患者さんには徹底したブラッシング、プラークコントロールをしていただくために、そして健康な口腔管理を徹底していただくために、二人の歯科衛生士には頑張ってチャレンジしてもらった。

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合格のお祝いに、有楽町の高級中華ダイニング「點」で昼食。いつもは交通会館の地下にある“長崎ちゃんぽん”なんだけどね(笑)

学会は、本来のナソロジーから少しずつかけ離れている傾向が。
ちょっと審美に走り過ぎてはいないか・・・
噛み合せ、歯周治療がとても大事。
そして欠損補綴はインプラントだけじゃない。義歯やブリッジも大事な選択肢。
学会内容は二極化している。
派手な高級補綴、審美歯科のセクションには見た目も派手でイケメンな歯医者が多く集まり、義歯や歯周治療のセクションには、額や後頭部に少し問題が出始めたようなちょっとくたびれかけたドクターが集まっている。

この件に関しては、いずれじっくり語ることにしよう・・・

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何よりも悔しかったのは、15日午前10時。
W杯で日本の初戦コートジボアール戦があるというのに、こともあろうかこの時間に学会の座長を命じられていたのだ・・・

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学会座長は粛々と務めたが、気持ちは地球の裏側・ブラジルに(笑)
任務終了後、有楽町駅前のビックカメラのテレビ売り場に直行。


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ものすごい人だかりだ。なるべく大型テレビのところを探して、爪先立ちで背伸びをして観戦。
力が入る熱戦だ。何度も「おぉー」「ん~」「あーっ」などと声を出してしまう。
でも僕だけじゃない。みんなだ(笑)

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ドログバが入って、途端にムードが変わったね。
こういう神的エースの使い方もあるのだなぁと思った。
平和ボケの日本では考えられない、コートジボアールの神的英雄の存在は、逆転の2点以上に偉大なものなのだろう。

この神がかりな戦いを良い経験に、次のギリシャ戦は圧勝しようぜ。
ギリシャには神話の神様がたくさんいるけど、日本にも八百万の神様がいるのだから。
エンブレムの八咫烏が守ってくれるはず。
がんばれ!ニッポン!!

投稿者 takagi : 18:23 | コメント (0)

2014年06月05日

LA遠征 その3 (Workshop)

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今回のLA遠征のメインは、King of Bonegraftと呼ばれているDr. Smilerの骨造成 Hands-on Workshop。
通常のインプラント埋入から上顎洞挙上まで、骨と人工物との関わりに触れながら、じっくり「神」の技を受け継ぐことが、参加者のミッションである。

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【上3葉の写真は1998年のセミナー@同ホテル/当時発売されたばかりのカシオQV10で撮影】

1990年に、Dr. Smilerが初来日して、東京丸の内の「農協会館」でsinus liftについて1day lectureを行った後、賛否両論多くの日本人歯科医師が驚愕した。
まだインプラントの通常埋入すら一般的ではなかったその当時、拡大した上顎洞に骨補填して挙上するという術式を知っている日本人は稀有だった。Dr. Smilerはsinus liftの第一人者で、lateral methodで人工骨を補填する術式の考案者である。
Dr. Smilerに最も近い立場の日本人歯科医ということで、多くの先進的ドクターが僕のところに問い合わせをしてきた。
その年の11月にLAでのDr. Smilerのセミナーに日本人歯科医を連れて行ったのが最初で、その後日本でのインプラントが認知されるようになる2000年頃まで、年に1回程度のLA研修セミナーを企画し、渡米した。当時の受講者の多くは、1995年に結成されたスマイル倶楽部(Smiler's Club)のチャーターメンバーとなった。それ以外でも、現在日本におけるインプラントのリーダー的立場の多くの先生方が参加された。(名前を挙げれば、えぇー!?という大物ドクター達がいっぱいいますよ^^)

あれから25年。Dr. Smilerは昨年自分の診療室を他人に譲り、その人生を大きくシフトチェンジした。
彼は、「もうあまり積極的にセミナーも行わない」と昨年台湾で会ったときに言っていた。
その場で、最後にもう一度日本人向けのセミナーをして欲しい、ということで4年ぶりに実現した日本人向けの骨造成セミナー。

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「Knowledge above opinion」をモットーにした彼のプレゼンは、テクニックの前に必ずその背景にある理論を語る。ある部分退屈ではあるが、そこがとても重要だ。
今回は通訳に南陽市で開業している黒江先生にも同行してもらった。
過去にUCLAへの留学経験があり、たくさんの専門書の翻訳も手がけている。
彼の性格のまじめさもあって、とても分かりやすく、そして正確な通訳に参加者は大いに理解度がアップした。

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講義→デモ→実習を繰り返し、通常のインプラント埋入から、PRPの採取、骨造成、sinus liftへと内容が進む。
僕が個人的に面白かったことは、現在では通常のインプラント埋入では、インプラントは海綿骨支持を第一に考えるということ。bi-corticalと言われた皮質骨支持の考え方は辺縁骨吸収の点で長期的に不利益になることを学んだ。プラットホームスイッチングは、海綿骨支持に有利だがそれ以上にスレッドデザインが大きく影響していることを知った。
もう一つ興味深かったのは、sinus lift やsocket liftの際に、特殊なスポンジでシュナイダー膜を剥離する術式。これは、今回講師として参加していたDr. Forrestが考案した術式で、きわめて膜にやさしい。膜を破る危険が格段に低下したという。これだけは模型実習でその成果はわからないので、実際に自分の患者さんに使ってみようと、Dr. Smilerだけではなく考案者のDr. Forrestに執拗に質問をした。


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参加者には、おおむね満足してもらったと思う。
「質問は、理解力を格段に高める」というDr.Smilerの言葉の通りで、今回は黒江先生の正確な通訳によって多くの意見交換、情報交換が行われた。

午前8:30ピッタリに始まる二日間のseminar workshopは和気あいあいの中にも、真剣な学びがあって疲れたけど、企画した僕自身も大いに有意義な時間を過ごすことができた。

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投稿者 takagi : 04:37 | コメント (0)

2014年06月03日

LA遠征 その2 (Westwood訪問)

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LAに来て必ず寄るのが、WestwoodにあるSwissQualitalDentalStudio。
アメリカにおける最新の修復歯科医療の生情報がここでわかる。
親友のRENZO Casellini氏の技工所で、全米から有名なタレントやハリウッドセレブ等の症例が集まってくるので、近年の高級補綴物を生で見ることができるのだ。
トイレボウルシェード(便器白色)の有名ロック歌手の前歯ブリッジに混じって、ペット犬のインプラント上部構造と、犬歯の金歯(悪趣味)を発見。

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Renzoは、21歳でスイスから移民。歯科界のミケランジェロと呼ばれたProf. Peter K. Thomasの専任技工士として、PKTが引退するまで一緒に仕事をしていた。
国際的に活躍している。10年近く前に、アメリカに移民して成功し、世界に貢献した人物に対して表彰する「エリス・アイランド・アワード」をヒラリー・クリントン氏から受賞している。

5、6年前からデジタル印象、CAD/CAM削り出し補綴を積極的に行っており、専用のクリニックも用意してある。僕ら日本人歯科医は、専門誌や講演会などの情報で、もはやアメリカの修復はほとんどがデジタルになっているいるかのように錯覚させられているが、まだまだ特別な一部の歯科医が行っているに過ぎない。

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Dr. Ilona Caselliniは、彼女がティーンエイジャーの頃から知っている、RENZOの愛娘。会うたびに美しくなり、昨年結婚し、開業したことで一層beautiful ladyになっていた。補綴の専門医で、Renzoのラボと連携し高度な歯科臨床を行っている。
診療室の窓からは、UCLAのキャンパスが一望できる。

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広大なUCLAのキャンパスを散策し、医学部、歯学部の一部を訪問。あっちこっちに新しい巨大なビルディングが建ち、ときどき自分がどこにいるのかわからなくなる。
歩き回って、足が棒。

へとへとになって、ホテルに戻りworkshopのスタッフ、参加者全員がそろってのwelcome reception。

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日本のように式次第があるわけでもなく、Dr. Smilerの始まりの挨拶があるわけでもない。
飲みながら、食べながら、それぞれ顔見知りが挨拶し、初見の人を紹介する。
最後発組の3名の参加者も無事合流。
適当にお酒も回ったところで、日本式に参加者全員が自己紹介するコーナーを設けた。すべて英語で、必ずジョークを混ぜることがノルマ。
講師、スタッフが笑ったら賞金を出すと言ったので、みんな笑顔で頑張りました(^o^)


投稿者 takagi : 05:33 | コメント (0)

2014年05月11日

弘前出張

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ここ数年、毎年5月上旬に津軽詣をしている。
所属している青森インプラント研究会の総会があること、そしてインプラントの研修講師の為だ。
リンゴの花満開のこの季節の津軽は、とても気持ちが良い。
弘前は山形からは2度の乗り換えが必要でかなり遠いが、ここを訪ねるのに苦はない。

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毎度訪ねる、民謡ライブの「山唄」。
津軽三味線のワイルドなグルーブ感がいいね。

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インプラント研修会では、極めてベーシックな話をさせていただいている。
30年の経験談を通して、基本の重要性を若い先生方に知っていただきたい。

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津軽富士・岩木山は今年もあたたかく迎えてくれた。
この景色を眺めていると、気分は詩人だ。
でも、全然詩や俳句になりきれない・・・

投稿者 takagi : 20:41 | コメント (0)

2014年03月08日

シアトル遠征記 5日目

学会最終日。シアトルも最後の日。
「しっかり勉強しようね」というメッセージのように、朝から土砂降りの雨。
学会が用意したコンチネンタルブレックファーストを食べて、朝一から前の方の席を確保してお勉強。

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午前中は失敗症例のリカバリーが主なテーマ。
折れたアバットメントスクリューをどのように除去するか・・・など、みんな同じような苦労をしてるんだね(笑)

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ランチタイムにじっくり展示ブースを見学。
僕がお世話になっているThommenMedicalには、誰もいない!?
デジタル系に新しいものがたくさんあったけど、見ると欲しくなるからなるべく素通り。
Astraの新しいシステム「EV」を現物を見ながら説明を受けた。日本に入ってくるのはいつのことやら。
つい先ほど、Osseospeedが認可が下りたばかりなのに。

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午後のセクションの前に、総会。
今年のBrånemark賞は、Brånemark博士の愛弟子のProf. Albrektsson。
これまで、受賞していなかったことが意外だった。
近代インプラントを学ぶ者で、 Albrektssonの論文を読んだことのない人はいないはず。僕の書棚には分厚いファイルにまとめられた Albrektsson論文集が鎮座している。
Albrektssonを正しく発音できなくても、彼を知らないインプラント関係者はもぐりだ(笑)。

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最後のClosing Symposiumでは、インプラントの近未来を語られた。
結局はデジタル系に・・・
印象も、模型も、補綴物の作製もみんなPCがやっちゃうんだもんなぁ。
あんなに苦労して覚えた調節姓の咬合器も、今じゃPC上でのバーチャルに。
ちくしょう!!


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古い友達のPeterが、ここで熱弁している姿を見て、ちょっと涙ぐむ。
今から25年位前に、彼がハーバードから南カリフォルニアNewport Beachに移ってきたばかりの頃、机を並べて一緒に勉強をした。
あのころ、アメリカ人の歯科医の中ではPeterより、Yukiの方が有名だった(笑)。
Peterのレクチャーは、診査→治療計画→テンポラリー→サージカルガイド→ファイナルまでインプラントの診療を完全にデジタルで行ったケースプレだった。
まさに近未来的。
でも、突っ込みどころがいっぱいあったよ、Peter!

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すべてのプログラムが終わって会場を出る。
今回は多くの日本人が参加した。
最後の晩に日本の先生達がいっせいに集まってJapan nightをやるという。いろんな方に誘われたが、丁重にお断り。
熊ちゃん、宮ちゃんと僕がシアトルに来るたびに食べに行くFisherman's レストランでカニを腹いっぱい食べた。

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左:地元産のダンジネスクラブ(でかっ!) 右:アラスカンキングクラブ(ちっさっ!)

投稿者 takagi : 21:11 | コメント (0)

2014年03月07日

シアトル遠征記 4日目

今日も早起きして学会参加。特に午前中は日本人ドクターのプレゼンが目白押し。
特にわがスマイル倶楽部で招聘した(する)ドクターがどんな発表をするのか興味津々。
そしてカリスマ・小宮山先生も座長で登壇するので、久しぶりにご挨拶しようかと・・・

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【学会会場のコンベンションセンター】

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予想をたがわず、夏堀先生、墨先生共に素晴らしいプレゼンだった。
欧米人を真似た日本人のプレゼンが多い中、欧米人には真似のできないサムライ魂満載のプレゼンに、多くの聴衆が驚愕したに違いない。

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学会では、またまた古くからの知り合いに遭遇。
Dr. Bubbshは、1988年クリーブランドで僕が最初に近代インプラントを学んだドクター。
いまだお元気な姿を拝見できてとても嬉しかった。

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夕方から昔宮里先生が留学していたワシントン州立大学(UW)のメディカルセンターを訪問。
DECODという、障害者歯科(Dental Education in Care of Persons with Disabilities)の診療を見学させていただいた。

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学会のPresident’s Partyは、航空博物館で。
またまた、メキシカンなドクター達と盛り上がる。

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昔懐かしいパンナムのスッチーと(^^;

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本日の〆は、BELLTOWNのJazzClubで。
Hal Galper Trioの演奏は子守唄・・・
おやすみなさいzzzzzzzzzzzz

投稿者 takagi : 23:29 | コメント (0)

2014年03月06日

シアトル遠征記 3日目

第29回Academy of Osseointegrationの年次学会が始まった。
AOは、近代インプラントの学術団体としてはICOIと並んで世界最大規模だ。
「近代」と拘ったのは、Brånemark博士の提唱したosseointegrationに基づくインプラントを指すからだ。

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いつも言うように、学会はお祭りだ。
学術的な論戦の場でもあるが、新旧の友人達との社交の場でもある。

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朝一で、Dr.Grolに会った。1998年、初めてドイツに行ったときにフランクフルト空港まで出迎えてくれて以来の仲だ。
当時は小さなインプラント会社のゼネラルマネージャーだったが、今では世界最大規模のDentsply Implant社のNo.3である。
今夜の、DI社のプライベートディナーに誘われた。

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午前の最初から、レクチャーを聴いた。
途中から、「エクスキューズミー」と僕の隣の席に座ったのが、なんと偶然にもRenzo。
LAのマムシの兄弟(笑)じゃないか。
6月にDr.Smilerとコラボでのセミナーの打ち合わせなどをして、忙しい彼とは別れた。

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展示ブースでは、けっこう面白いものを仕込んだ。
その中身に関しては、今は秘密(笑)。
いずれ詳しく紹介する。

熊ちゃん、宮ちゃんと合流。
寺川先生、墨先生、竹下先生・・・その他たくさんの日本のドクターや業者の人と遭遇。
かなり日本人率高い。

ThommenMedicalのブースで、スイス本社のLivioと、アメリカ支社のマネージャー・Taddに会い、今夜のTM社プライベートパーティーに誘われる。
その他に、ITI SCのパーティーの招待も受けているので、今夜どうしよう・・・

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午後もみっちり勉強して、夕方からプライベートパーティ。

結局TM社のパーティに参加。
スペースニードルの最高に景色のいいところ!
他のつまらないパーティから抜け出した青森の輩も合流し、大宴会。

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【メキシコの女医さん:めちゃきれい】

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【テキサスから来たノリの良いPhilipinas。二人とも偉いドクター】

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【こんな素敵なハイジにストと仕事がしたい^^;】

なぜか今夜の僕はモテまくり。今年のモテ運使い果たしたかも・・・


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Dentsply社のパーティにも帰りに寄ったけど、なんか寂しかったね。
もう、墨先生とか日本の人たちが帰った後・・・
ここでもモテちゃったけど(~~)
あ”-今夜は眠れない・・・

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投稿者 takagi : 23:40 | コメント (0)

2014年02月20日

酸蝕歯

虫歯じゃないのに歯が溶ける。
そして歯がしみたり、歯が擦り減ったりする。
それが、毎日の飲食物が原因になっていることがしばしばあるのだ。
酸で歯が溶ける「酸蝕歯」。

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昨日の高木歯科医院の院内勉強会で、歯科衛生士のスミちゃんが発表したテーマが酸蝕歯。
普段気づかないことだけど、けっこう酸蝕歯の患者さんは少なくない。

健康の為にと、毎日黒酢を飲んだり、グレープフルーツを食べている人に、酸蝕歯は時々見られる。
歯のエナメル質は、pH5.5以下で溶ける。
瞬間的にpHが下がっただけでは溶けないが、長時間pHが下がった状態になっていればエナメル質は脱灰する。
すなわち、習慣的にpHの低い飲食物を多量に摂取し続けることは、歯にとってヤバい状況なのだ。


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意外にも、日常的な飲食物はpHが低い。特に旨いものが・・・
大好きなワインも、pH3.5前後だ。
口が渇いている時ほど炭酸系を欲しくなるが、唾液による緩衝能が低下している分だけ歯は脱灰されやすくなる。運動時のスポーツドリンクも危険だ。

歯が溶けるのを防ぐには、
ワインなどを飲む合間にお水を飲むこと。ワインには、チーズ。
フルーツには、ヨーグルトなどカルシウムが含まれているものを摂ること。
飲んだまま寝ないこと。
飲んだあとは、よく水で口をゆすぐこと。

また、酸蝕されて柔らかくなった歯の表面を、固い歯ブラシで擦ると容易に擦り減ってしまうので、飲食直後のブラッシングは禁物。
お茶や水を飲んで一息ついて、食後30分くらいたってからていねいにブラッシングしましょう!
フッ素が含まれた歯磨剤やジェル、マウスウォッシュは再石灰化に有効。


投稿者 takagi : 15:22 | コメント (0)

2014年02月12日

顎咬合学会指導医研修会

日本顎咬合学会は、国内歯科開業医最大の学会だ。
どーいうわけか、1999年から学会の指導医という立場にいる。
シドーイなるものは、一般の歯科医師に対して「君はダメな歯医者だから、ちょっと指導が必要だ」といってイエローカードを出す、というものではない。いまでもその中身は理解できていない(笑)
もしかしたら、イエローカードをもらって指導される歯医者なのかもしれない・・・

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一昨年(2012年)11月の第1回めの指導医講習会に出かけてみたら、キューピーの前社長・鈴木豊先生の講演を拝聴することができて感動した。
ということで、第2回めの指導医研修会というものに、昨日弾丸日帰りで参加してきた。
今回も、歯科臨床界の重鎮の講義に加え、国際的な癌研究の第一人者である先生や、読売新聞の記者の方などの講演を聴くことができて、刺激的だった。

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指導医としてどうのこうのというより、歯科を生業にしているひとりとして、より見識を深め病人としての患者を診るのではなく、人としての尊厳をもって患者と接していかなければならないことを再認識した研修会だった。

こんな素敵な話を、なぜ指導医たちだけが聴くのだろうか・・・。良い話なのだから、6月の学会の時にオープンで聴くことができたら・・・と思ったのだが。

しかし、この研修会の趣旨が懇親会に出てわかった。
研修よりも、懇親会に重きがあったのかもしれないと。
これだけ著名な歯科界の重鎮が一堂に会することは、なかなかありえない。
6月の学会では数千名もの会員が集結するので、重鎮たちが内輪で肩をたたき合ったり、ハグや握手をしたりできる場がないのである。

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ハイアットリージェンシーという、高級ホテルの宴会場には新旧の重鎮が集まった。
むかし僕が机を並べて共に勉強した先生たちは、すっかりオジサンになり貫禄がついた。
むかし僕らに講義をしてくれた先生たちは、すっかりオジーサンになってしまった。
しかし、そんなオジーサン達に共通しているのは、「元気なオジーサン」。

臨床をまじめに頑張って、そんなジィーサンになっていきたいと思いながら、日帰りの東京出張から帰ってきた。

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【長老?河原英雄先生とキューピーの前社長鈴木豊先生】

投稿者 takagi : 08:59 | コメント (0)

2014年02月03日

66回目のスマイル倶楽部フォーラム

全国規模で展開している、僕が主宰のスマイル倶楽部。
2月1日、2日の両日、第66回目のフォーラムを東京でおこなった。

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今回は、麹町にある㈱白鵬の研修室を使わせていただき、「インプラントの現在とこれから」をたっぷり語らせていただいた。

近年ではインプラント治療を手掛ける歯科医も珍しくなくなり、患者さんの多くもインプラントの存在を知って治療を受けた人もたくさんいる。
それだけにトラブルも表面化して、マスコミなどでは「インプラント批判」もたびたび目にする。
これは明らかにインプラントが一般化したことを意味している。

インプラントは悪者か?
否。
インターネットが一般化し、世界中の人がその恩恵を受けている。一方で、それが普及したからこそ生じる問題や犯罪もある。だからって、インターネットの存在を根本から否定すべきことか・・・?
馬車の時代に比べて、自動車の発明は画期的だったはず。日常生活にクルマの存在は欠かせない。しかし、クルマ社会におけるネガティブな事象も数多くある。渋滞、大気汚染、エネルギー問題、交通事故、駐車場問題・・・

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インプラントも、その治療方法自体が問題なのではない。
それを使う、人の問題。術者、患者共に、正しく行うこと、正しく受ける事。
あくまでも、歯科“治療”のひとつのオプション。
医療の根本がわからない歯医者は、やっちゃいけないし、理解できない患者は受けてはいけない。

スマイル倶楽部も発足19年目になる。
そんなインプラントの成熟期に入った今、僕らが行うべきこと、患者に伝えるべきことを再確認した二日間だった。

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懇親会は、銀座の高級中華料理店で。
いつもながらの屈託のない笑い声が、冷えた銀座の夜空に響き渡ったとさ(笑)。

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2014年01月22日

ネアンデルタール人も歯の手入れをしていた

今年最初の高木歯科医院の院内勉強会。
浜崎診療室から3名のスタッフによる発表。
実に面白い・・・実に頼もしい・・・

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歯科衛生士のBBさんの発表は、「ネアンデルタール人と歯の手入れ」
旧人・ネアンデルタール人は我々ホモサピエンスの祖先ではない。
10万年以上も前に存在していたネアンデルタール人でさえ、爪楊枝のようなもので歯の掃除をしていたという報告。スペインの某研究所の研究内容をもとに、僕らが知ってて楽しめる小ネタを提示してくれた。
たまたま正月に僕は「進化論」の本を読んでいて、旧人・ネアンデルタール人と新人・クロマニョン人について勉強したばっかりだったので、ものすごく興味深かった。
詳細はこちら

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受付のONさんからは「TCH (Tooth Contacting Habit=歯を常に接触させる癖)と肩こり」と題しての発表。
ひどい肩こりに悩まされていたONさんの家族を、普段から上下の歯が接触しないように意識改革をしたことで、肩こりが治ったという報告が行われた。ONさん、名医だね(笑)


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歯科助手のTDさんからは「ドライマウス(口腔乾燥症)について」の発表。
ドライマウスの症状、原因、そして改善法についての報告。
歯磨き粉の使い過ぎもドライマウスの原因になっているとのこと。(歯磨剤の発泡作用を促すラウリル硫酸ナトリウムが影響!)
改善方法として、生活習慣や体質改善の他に良く噛んで食べることや、唾液腺の機能を高めるストレッチ、そしてさまざまな保湿ケア製品について紹介してくれた。

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院内勉強会としてはとても質の高い内容で、あっという間に時間が過ぎた。
自分で言うのも何だが、高木歯科医院って、スゴイ!

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投稿者 takagi : 20:28 | コメント (0)

2013年11月25日

ICOI@台北

22日~24日に、国際インプラント学会(ICOI)のアジアパシフィック(AP)部会が台北で開催され、AP部会のadvanced credential commission(ACC)という役職についている(らしい)僕は、今年最後の(たぶん)海外出張に出かけてきたのであります。

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学会は、台北医科大学を会場に行われ、台湾、日本、韓国はもとより、オーストラリア、フィリピン、ベトナム、シンガポール、マレーシアなど広くアジアからインプラントロジスト達が集まってきた。

主賓で招かれた僕の恩師Dr. Smilerをはじめ、欧米からもビッグネームが何名か参加していた。

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僕のような町医者が、なぜか知らないが2012~2014年のadvanced credential commission(ACC)という役職についている。
ACCの役割は、学会の認定医、指導医にあたるFellow, Diplomateの認定審査をするもので、各国の先生方の症例を数多く見ることができるので興味深い。
なだたる大学教授らに混じって、末席で僕はただ症例を拝見し他の審査官の意見を黙って聞くだけ。
今回は台湾開催なので、地元台湾の受験者が大半だったが、いずれもレベルの高い素晴らしい症例ばかりだった。
僕は、インプラントそのものよりも、エンドやぺリオなど全体的な口腔処置に主眼を置いた。
審査官には、提示された症例がどこの国のどの先生のものかは知らされないのだが、なんとなく日本人の症例はわかるね。
アジアのレベルの高さをひしひしと感じた。がんばろう、ニッポンのアベレージ歯医者!!

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学会のプレゼンは、お祭り講演みたいなものばかりでこれといってインパクトのあるものはなかった。

ちょっと残念だったのは、fellow やdiplomateの授賞式の際に、司会者の「静かに名前が呼ばれるのをお待ちください」というのを無視して、勝手にはしゃぎまくり、写真を撮りまくっていた日本人受賞者。
もっとも、彼らには英語が通じていない様子。
(英語も良くわからないのにICOIのfellowとは情けない)

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騒いでいる日本人は今年の7月に東京で審査を受けた人たちで、20名くらいはいただろうか。
受賞者たちはみんな、授賞式の後のガラ・パーティに参加するためにダークスーツやタキシードを着ている。
この人たちだけが大騒ぎをして、場の雰囲気を台無しにしていた。まるで子供。
僕は7月に欧州に行っていたので、その審査会には関わらなかったが、こんな奴らにfellowを与えていいのだろうかと、かなり滅入った。
中国人じゃないんだから、もっと紳士たれ!!バカタレども!

同時に行われた歯科衛生士部門のfellowの授賞式は、もっとすさまじかった。
全員が日本人。
みんな厚化粧で、ドレスを着て、まるでキャバクラ。
なんかICOIのfellowの品位を、日本人がいきなり下げている感じがしてとても嫌な気がした。

僕はいたたまれず、スマイラー先生にだけ挨拶をして、その日は途中で帰ってきた。
どうせ招待されていたガラ・パーティーには欠席の返事を出していたから。

投稿者 takagi : 08:55 | コメント (0)

2013年11月13日

充実した院内勉強会

毎月恒例の高木歯科医院の院内勉強会。
今日は、スタッフによるプレゼン。
アイディア満載の、楽しくためになる勉強会だった。

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各自好きな釜飯を食べながらの勉強会。
写真は、僕の「うなぎごぼう」。
寒くなってっ来たので、釜飯が旨いね。

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釜飯以上に、うまかったのが本日のプレゼンター、智&智。
最初にプレゼンしたのは智子さん。
「歯周病が全身に及ぼす悪影響について」
アクションと、でっかい張り物を駆使して、歯周病菌と免疫細胞の戦いを説明してくれた。
デジタル全盛のこの時代、バリバリアナログなこの感じ、たまらなくステキ!!

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つづいて歯科技工士の智美さん。
僕はてっきり技工の話かと思っていたが、どっこい「口臭衛生」。
口臭の原因と予防と治療について、しっかり調べてくれた。
そして最後のまとめでは「口臭の原因になるようなマージン不適な補綴物は作らない!」と宣言。
いやぁ~、頼もしいです。

いろんな勉強会をやってきたけど、高木歯科医院の院内勉強会ってホント素晴らしい!
釜飯以上の味わいがある。
手前味噌味ですまぬが・・・(笑)

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S先生からは、洗口剤「コンクールF」についての解説。
勉強会でリステリンばかり取り上げているけど、僕は個人的にコンクールFが好き。
味も広告も派手なリステリンに比べて、コンクールの地味さがいいよね。
それになにより、安価だ。

投稿者 takagi : 20:23 | コメント (0)

2013年11月03日

日本口腔インプラント学会第33回東北北海道支部学術大会

公益社団法人日本口腔インプラント学会(JSOI)の東北北海道支部総会と学術大会が、11月2日と3日に、弘前で開催された。
毎年、青森インプラント研究会で講演をするために弘前に来ているが、やっぱり山形からは遠いね。
朝一の仙山線(6:28)→東北新幹線・はやて→奥羽本線で弘前まで4時間余り。乗り換えがなければ、ぐっすり眠れるのだが・・・

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【岩木山上空にUFO群が!】

津軽富士の岩木山が迎えてくれて、学会が始まる。
学会の代議員になっているので、代議員会から。
来年は山形で、しかも僕が大会長を務めるので、今回の学会では事務的な仕事が多い。

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今年の大会長、弘前大学医学部の木村博人教授の開会の挨拶で学術大会の開始。
教育講演、シンポジウム、一般口演と、内容が豊富だ。
特別講演では、テレビなどのコメンテーターで有名な香山リカ先生の話を聞いた。
場慣れして、喋りが上手いね。内容は至極当然なことばかりだったが。
講演の前に眼鏡を外して髪をたくし上げた時、すごく綺麗だった。
今どき風に言えば「萌え~(*°∀°)=3」

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僕は、初日に一般口演、二日目に座長をこなした。

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懇親会では、地元アイドル「りんご娘」や津軽三味線の披露が・・・
来年の山形では、どんな出し物を用意するか・・・
山形の実行委員のメンバーも何人か駆けつけてきてくれたので、いろいろチェック。


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本大会の実行委員長の梅原先生。きめ細かい運営に敬服。
勉強をし、事務的な用事もこなし、来年に向けての交流と意識を高めて帰還。

帰宅してテレビで楽天の日本一を確認し、勇気づけられた。
あっぱれ!でした。

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投稿者 takagi : 22:53 | コメント (0)

2013年10月26日

ダブリン遠征 その2 EAO学会

今年3月にTampaで開催されたAO(Academy of Osseointegration)に参加して、インプラント学会のテーマが大きく方向性が変わったことを感じ、その帰りの飛行機の中で今年のEAO(European Association for Osseointegration)に参加することを決定した。
EAOは一昨年のアテネでの大会に参加したが、強烈なインパクトはなかったが、
欧州のインプラント・シーンでの最も新しい考え方を知りたかった。
そして遠路ダブリンまで足をのばしたわけだが、予想以上に面白かった。来た甲斐があった。

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会場は、宿泊している街の中心Templebarから川沿いを歩いて20分位のところにあるConvention Center Dublin=CCD)。こじんまりとしているが、奇抜で目立つ建物だ。

プレレジストレーションしていたので、名前を名乗りパスカード、コングレスバッグを受け取るだけで手続き完了。
僕はすべてメインの会場でのレクチャープログラムに参加することにした。

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初日のプランニング、二日目のperiimplantitisに関するプレゼン、最終日の高齢化社会におけるインプラント、そしてclosing sessionの審美領域の欠損拡大・・・演者、内容、どれをとってもすべてが内容充実。
「どんなもんだ!」みたいなものはなくて、「今だからこそ真実を語ろう」というような内容で、ディスカッションも含めて席を立ち難かった。

詳細な内容はいま自分のノートの整理中。これまでになくメモが多くて、整理に一苦労している(笑)。
でも既に一部分は、高木歯科医院の院内勉強会で紹介。

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学会は飲食しながらOK。
僕のテーブルはこんな感じ。
コーヒーブレイクでは、ワインの振る舞いもある。
つい1杯飲んじゃったら、時差の影響もあって激しく睡魔が襲ってきたが、プレゼンの面白さがそれを上回り、いつもなら睡眠学習しているのに今回はほとんど眠ることはなかった(エライ)。

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当然ポスターの発表や分科会もあったがそれらを見る余裕はなく、展示ブースも休憩時間に少しうろついただけでじっくり見物する時間がなかった。
しかし、そんな中でも知り合いにも何人か会った。
人との出会いは、学会の楽しみのひとつでもある。

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一番嬉しかったのは、Tさんとの再会。
ドイツ在住で、長いこと某インプラントメーカーの社員として働いていた。
僕はドイツでも日本でもたびたび彼のお世話になって、ドイツのかなりコアな部分も彼に教わったことが少なくない。
企業の再編成で2年前に退社して以来、連絡が途絶えたが、新しい歯科の企業に就職し、展示ブースに立ち会っていた。

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ThommenMedicalがらみで、SPIの開発者のスネッテヴィ博士やチューリッヒで開業しているグルンダー先生とも再会。
7月に自転車でチューリッヒからリヒテンシュタインまで走ったことをグルンダー先生に話したら「診療室の窓から見ていたよ」と、笑ってくれた。
彼の冗談や笑顔を知る人は、少ない。(いつも苦虫を潰したような顔をした気難しい人なのだ)

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Closing sessionの最後のレクチャラーがそのグルンダー先生。
審美修復のdream(夢) nightmares(悪夢) reality(現実)についてのディスカッションでは、いつもの厳しい姿勢でズバズバ持論を展開していた。
あそこまでなんでも言い切ると、聞いていても気持ちいいね。

疲れたけど、とても面白い二日半だった。
新しい技術や材料などの情報はなかったけど、高度で良質なインプラント診療のための確かなモノの考え方と、これから僕らが行なうべきことが明確になった。
閉幕するのが惜しい気さえするほど、充実した学会だった。

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来年は9月にローマで開催される。
どーするかな?来年は忙しそうだから、無理かな。

投稿者 takagi : 16:57 | コメント (0)

2013年10月23日

LISTERIN(リステリン)勉強会

前にも書いたが、洗口液にはまっている。
ブクブクうがいで、どれだけプラークコントロールが可能なのか。
またどれくらいの時間、どれくらいの頻度で、どのタイミングでおこなうのが効果的なのか・・・
僕の歯科的好奇心は尽きない。

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洗口液の中でも、独特の刺激のあるLISTERIN(リステリン)は、どうも気になってしょうがない。
以前に独自に利きリステリンをしたが、今日は高木歯科医院の院内勉強会に、販売元の㈱松風から歯科衛生士の森さんを招いて歯科医院用のLISTERIN(リステリン)についてレクチャーしていただいた。

リステリンは1879年に英国の外科医Dr.Listerによって手術部の消毒薬として作られたのがルーツだという。興味深いね。

4種類のエッセンシャルオイルが、バイオフィルムを破壊する薬効についてはすでに独自に調べていたことだが、抗菌スペクトラムや歯垢の内部への浸透のメカニズムなどについて教わった。

現在歯科医院用として販売されている5種類のリステリンを、それぞれの特徴の説明を受けながら、飲み比べてみた(厳密には洗口剤なので飲んではいないけど)。

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みんなお酌をしあって楽しそう。
ちょっとした宴会の雰囲気。
今年の忘年会はこれで行こうか(笑)

どれもけっこう刺激が強いけど、慣れると癖になるかも。
ただし、ドライマウスの人やアルコールに弱い人には注意。
また、けっこう抗菌作用が強いのであまりに頻繁にしつこくうがいをし過ぎると、善玉な口腔内常在菌を減少させてしまう恐れがあるので、この点も要注意だね。

昨晩ヨーロッパから帰ってきたばかりで疲れていたけど、ちょっと楽しい刺激のある勉強会だった。

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投稿者 takagi : 20:34 | コメント (0)

2013年09月15日

日本口腔インプラント学会

日本の歯科医学会の中で最も会員数が多い日本口腔インプラント学会の、第43回年次大会が福岡で開催された。
学会は12日~15日まで。会場は福岡国際会議場。
目の良い人は、海の向こうに韓国が見えるそうだ。
1982年から同学会会員の僕は、高木歯科医院の技工士菅井さんと13日から参加した。

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初日は、理事長講演・倫理委員会セミナー・専門医教育講座を受講。
倫理委員会セミナーの講師、弁護士で関西大学教授の若松陽子先生の話が、わかり易くてよかった。
「インフォームドコンセント」と、一言で言ってしまえばそれまでだが、何を説明し、どのように同意をしてもらうのかが重要であると。
歯科医からの説明には、「1)治療の特徴、2)長所と短所、3)代替治療、4)予後、合併症」を必ず含めなければならないこと。あたりまえだが、きちんとできているかを自問しながら拝聴した。


菅井さんと合流し、晩御飯に。
もつ鍋とかベタな博多料理ではなく、博多のイタリアンが近頃にわかにクオリティを上げているという情報から、ネットで調べた本格イタリアンの「フォンターナ」へ。

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ん~。確かに料理もワインもうまい。雰囲気もとても良い。
ただ一つ、髭のオッサンが二人で来る店ではないな。
彼女とデイトに来るような店だった。
そのかわりソムリエと、じっくりお話ができた。

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学会二日目。朝一で「学会写真部」の写真展示の作業から始まる。
どういう経過からか忘れたけど(たぶん写真好きな学会の理事・藤井先生から誘われて)、数年前からインプラント学会の写真部に入っている。
僕は7月のパリ・シャンゼリゼでのツールドフランスの写真を出展。
今回この学会での僕の唯一のプレゼン(笑)
高い評価を受けた。


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今回の学会のテーマは「より適切で確実なインプラント治療へ」
そのテーマに基づく、外科、歯周、補綴そして総括の4つのシンポジウムをすべて聴いた。
すなわち、これが“いま”の日本におけるインプラント治療のであるとの認識で。
当然そこには日本のスタンダード治療とも思える「保険診療」の入る余地は、一切ない。
日本におけるインプラント治療の様々な問題は、その「保険治療」とインプラント治療を含む「自費診療」の混在によって生じている。
一般市民が「保険で何でも治療してもらえる」という意識の改革が必要なのと、一般歯科医が「保険で食えないから自費の究極・インプラント」みたいな低レベルな考えを変えない限り、我が国のインプラントレベル、歯科医療のレベルは向上しない。

ポスターセッションの座長をやったので、材料学の基礎的なテーマでちょっとだけ頭を切り替えた。
大学院時代の研究テーマが人工骨、生体材料だったので、この分野には少し興味はあるが、本来若手のやる仕事だよね。
僕よりも年長の方がお二人発表されていたのに驚いた。
中国からの演題も一つあったが、「日中問題」の是非は別として、いささか違和感があったね。
ポスターに誤植が5か所もあり、実に稚拙なプレゼンだったのが残念。

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展示ブースをゆっくり回る暇がなかったけど、いろんな人に会えるから楽しいね。
今回初めてお会いしたDentsply IHの社長。
いまや僕より若い世代の方々が、企業のトップになっている。
オステル本社の社長やセールスマネージャも、モリタブースに来ていた。
オステルはドイツ製だと思っていたが、スウェーデン製だったんだね。
来月のダブリンでのEAOでのオステル・セクションに誘われた。

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座長をやっただけなのに、「感謝状」なるものをもらった。
こちらの方が、いろいろ教えてもらってありがとう、なのだが。
こういうのをもらって嬉しい輩がいるのだろうね。きっと。

インプラント学会は、もともと開業医が大半だったが、いまは大学関係者と半々の会員数。
公益法人にもなって、だいぶ学会としての質が向上したと思う。
ただ、会員数が多過ぎるような気がする。
これだけいると、中には悪い分子も存在するから、要注意だ。

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博多ラーメンを、2回食った。「二男坊」と「うま馬」
僕は麺好きだから何でもおいしくいただくけど、東北のラーメンとは全く別物だ。
ラーメンとして食べるのであれば、山形のラーメンが世界一旨い。蕎麦もね!

投稿者 takagi : 10:14 | コメント (0)

2013年09月07日

東北デンタルショー

恒例のデンタルショー。
僕は毎年、土曜日の参加している。
あまり混んでいないので、じっくり見ることができるからね。

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昨年は、ユニットを入れ替えるために大物機器をいろいろチェックしたし、業者の人も真剣に応対してくれたけど、今春にユニットの入れ替えが済んだし、3D関係もずいぶん前から導入済みなので、僕も業者の方々も、あまり一生懸命じゃない。現金なもんだね。

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かわいいコンパニオンとお話ができることと、古くからの知り合いに会えることが楽しみだね。
最近は歯科業界の不況のため、ほとんどお土産もらえず。
以前はサンプルなどで袋の中がいっぱいだったんだけど・・・
今年はパンフレットばっかり。

投稿者 takagi : 19:32 | コメント (0)

2013年09月01日

日本一の芋煮会とモンテ2連勝

もう、9月。
そろそろ里芋が美味しくなる時期だ。
そして、今年も馬見ヶ崎川原での日本一の芋煮会が、好天のもと開催された。

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会場が家から近いので、サイクリングついでに毎年のように様子を見に行くが、一度も参加したことはない。
だって、こんなに人が多くて、長蛇の列で、まだまだ暑くて芋煮会の雰囲気まったくなし。

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でも、芋煮も芋煮会そのものも好きだし、山形愛に満ちた僕にしてみれば、このイベントが天気に恵まれ、事故もなく、遠くから来た人たちにとって、芋煮と山形が好きになってくれたらいいので、毎年成功を祈念しているのだ。

本日も、西蔵王までの自転車でのヒルクライムをしながら、事故なく成功裏に終えることを祈っていました。
でも、芋煮は何と言っても家族や仲間たちとわいわい言いながらやるのが一番だよね。

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上野3枚の写真は、昨年、一昨年の「吟味会」の芋煮会。
今年も10月上旬に予定。
楽しみだなぁ~♪

夕方から、モンテの観戦。
最近は不思議ちゃん監督の采配と、選手の好不調の波が大きくて、応援にいまいち力が入らない。
「気合を入れろぉ~!」と叫んでも、ただむなしいだけ。

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今日の伊東俊は、良かったね。2得点、1失点に貢献し、前席のオッチャン曰く「自作自演」。
最後の最後まで、ヒヤヒヤさせられるのは、スリリングで面白いゲームと思うべきか?

まぁ、とりあえず勝ったから。
次のJリーグのゲームは、徳島でのアウェー戦。
私、行きます。徳島に飲み友達がいますので(笑)

投稿者 takagi : 21:52 | コメント (0)

2013年08月31日

土曜オペ

高木歯科医院 十日町診療室は、土・日が休診。
以前は、特別な患者さん、特に大がかりな手術などは、休診日の土曜日にじっくり邪魔されずに行うことが時々あった。
しかし、気力・体力が低下した近年では、僕は大きな手術をあまり行わなくなったし、ゆっくり休日を休養したいという事で、土曜オペは控えていたのだが・・・

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数年ぶりに、土曜日オペを行った。

手間のかかる大掛かりな手術だったので、東北大学・顎顔面口腔外科の高橋哲教授の応援をいただいた。
彼が秋田大学にいた頃に、秋田大学病院の手術室で僕が執刀。彼がアシスタントをしたことがあった。20年近く前の事だ。

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現在、高橋教授はインプラント、骨移植では世界的な権威。年間に相当な数の手術をこなしている。
今回は僕が助手に回って、しかと教授のメスさばきを拝見。
とても丁寧な仕事に感激した。

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休日出勤に加えて、昼食の時間も返上して、サポートをしてくれた衛生士の二人には、心から感謝です。

高橋先生が教授として東北大学に戻ってきてからは、仙台ではしょっちゅう顔を合わせているのに、高木歯科医院で一緒に仕事ができたことに、とても嬉しく感動の一日でした。
このあと教授は新幹線で東京へ。
今晩と明日に、会議があるそうです。
ほんとうに、忙しい人です。

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投稿者 takagi : 16:49 | コメント (0)

2013年08月26日

LISTERIN(リステリン)

高木歯科医院では、いまマウスウォッシュがマイブームだ。
医院専売品、市販品、いろいろあるが・・・
世界的に売れているLISTERIN。
欧州版、アメリカ版、日本版を比べてみた。

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チョイスしたのは、紫色のTotal Care。
うたい文句はベストオブリステリン。

先般ハワイに行っていた友人に頼んで買ってもらったアメリカ版。
先日僕がスイスで買ってきたドイツ語表記のドイツ・スイス・オーストリア版(製造はイギリス)。
そして近所のツルハドラッグで購入した日本版。

日本版には、う蝕予防効果の高いフッ素が入っていない。
ちなみにフッ素濃度はアメリカ版100ppm、ドイツ版220ppm、日本版 0ppmである。
その他の成分表示はあるが、米国版以外はその含有量(%)は記載がない。


実際にうがいをしてみると、味が微妙に違う。
根本的に刺激が強いので有名なリステリンだが、
米国版が一番マイルド。
次いで欧州版。しかし渋みが強い。
日本版が、一番刺激が強い。はっきり言ってまずい。

リステリンの薬効成分は、エッセンシャルオイル(精油)という事になっているが、その殺菌効果のメカニズムに関して詳細は不明。
精油とアルコールの刺激で、なんとなく「効いた~」という気になるのかも。

5月にラスベガスに行ったとき、多くのホームレスたちがリステリンを手にしていた。
「さすがアメリカ、口腔衛生の習慣レベルが高い!」と思いきや、飲酒を目的にしているらしい。
それくらい高濃度のエチルアルコールが含有している。

注意書きに「飲まないでください」「幼児の使用に適していません」と書いてあります。念のため。


投稿者 takagi : 15:36 | コメント (0)

2013年08月04日

スマイル倶楽部@名古屋

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第64回目のスマイル倶楽部フォーラムは、名古屋の「winc あいち」の会議室で開催。
初日は、欧州遠征組の帰国報告。二日目は、一宮市で開業している墨敬(すみ・たかし)先生の講演。
初めての名古屋開催。なぜか参加者が20名ほどでいつもより少なかったが、名古屋の食い物に食いついた諸君の勢いと、墨先生のクォリティの高い話で、大いに盛り上がった。

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初日は「行った人たちだけが楽しくて、行かなかった人たちはいつも悔しがる」という、自慢話大会(笑)。
僕は、おフランスでの悲劇を淡々と語ってみた。
赤塚不二夫も、おフランスに対して同じような気持ちを抱いていたのだろうか?
「シェー!」のイヤミ氏の存在が、赤塚流のおフランスに対する嫌味を表しているような気がして、そんな話をしたのである。

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懇親会では、講師の墨先生と、彼の盟友で今年3月にTampaのAO学会で一緒になった光田トム先生とが交じって、相変わらずの飲めや騒げやのスマイル倶楽部流の宴会。それでエエンカイ??

名古屋の有名な食いモンに、エビフリャー、きしめん、手羽先、味噌カツ、ひつまぶし・・・といろいろあるが、「台湾ラーメン」がその中のひとつだとは知らなかった。
しかもそれは、激辛ラーメンらしい。
僕は実際に台湾で何度もラーメンを食べているが、こんな激辛ラーメンは一般的ではないよ。
台南タンツーメンが最も有名な台湾のラーメン。

でも散々文句を言いながら、懇親会の後にこっそり台湾料理屋で激辛台湾ラーメンを食ったとさ。

二日目の墨先生の講演。
先のAO学会で、臨床口演部門で最優秀賞を受賞した墨先生。
先週のDr. P・K・Hoboと同い年の若手の気鋭だ。

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欠損補綴としての歯科インプラントにおいて、歯肉貫通部で上部構造を支持するアバットメントが、とても重要な意味を持つ。にもかかわらず、僕自身の中でも一般的にも軽視されていたのが現状だった。
朝一番に墨先生のアバットメントの重要性の話で、いきなり目からうろこが落ちた。
埋入トルクの解説と実習も、すごく意味深い経験をした。
理論的背景を重視しながら、臨床例を提示し、わかり易く、刺激的で、深く考えさせられた一日だった。

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お昼に起こった宮城での震度5強の地震の影響で東北新幹線が遅れているとの情報。
ちゃんと山形に帰ることができるか心配だったが、列車遅れの影響で一つ早い山形新幹線にうまく乗車でき、予定よりも40分早く帰宅できたことは、僕にはまだ「ツキ」が残っているようだ。
ありがとう、神様!!

投稿者 takagi : 22:10 | コメント (0)

2013年07月28日

保母先生

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「保母先生」といっても、幼稚園の保母さんではない。
僕が歯科を志した時から、Prof. Hoboの名前は刷り込まれていた、偉大なる我が恩師で、世界的巨匠の故・保母須弥也教授と、そのご子息のピーター・浩児・保母先生のことである。
そのP・K・保母先生が、山形にやってきた。

山形歯科インプラント研究会の第11回YAIDミーティングの講師として、国際デンタルアカデミーの所長であるピーター・浩児・保母先生を招いた。

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これからの修復歯科治療の中心になるであろうCAD/CAMについて、様々な機種やそれができること、できないことなどを詳細に説明していただいた。
大学では教わらないこの分野のことは、実際に使っているドクターやテクニシャンに聞いてみなければわからないことが多い。

先日までの欧州遠征もそんなことが目的であったわけで、僕にとってはすごくエキサイティングな話が聞けたと思っている。

父親譲りの、先見の目と話しの上手さ。
前日夜の歓迎の飲み会から、亡き我が師匠にダブらせて、若き有能な歯科医と良い時間を持つことができた。

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【僕が、麻布の保母教授のお宅を訪問していたころ、ピーターはまだ中学生だった】

投稿者 takagi : 15:18 | コメント (0)

2013年07月18日

欧州遠征5日目@Chur(クール)

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親友Renzo Caselliniの実家のあるChurまでちょっと足を伸ばした。彼の実家は、100年以上続くスイスでは由緒ある歯科技工所。お祖父さんはProf. Gizzyと一緒に仕事をして、ギジーの咬合器の開発者だ。
今、そのラボはRenzoの弟のNandが経営している。

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ということで、一部のメンバーは自転車で出発。別の一部は、オートバイと電車組。この不規則なツアーがスマイル倶楽部流(笑)

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クールに着いたら、日の丸が・・・
Nandが自分のオフィスが僕らに分かるように掲げてくれていた。

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ラボ見学。
世界最高レベルの仕事を拝見。
ジルコニアセラミックのテレスコープクラウンが秀逸!!
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Nandは僕らのために、市内観光のガイドさんまで用意してくれた。
クールの街は、スイス最古の町。その歴史や、教会の詳細について説明してもらった。
ずっと通訳をしてくれた久美子さんも感激!

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昼食をNandと一緒にとって、自転車、オートバイ、電車の3種でリヒテンシュタインへ

話は変わるが、通訳の久美子さん、相当教養が高い。
ドイツ語、英語が堪能なだけでなく、通訳してくれる日本語がとても高貴。そんじょそこらの日本人が使わない、 素晴らしい日本語で端的に訳してくれた。
助かりました、ありがとう。

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リヒテンシュタインへの帰路は、ハイジの村マインヘルトを通って。
ハイジ峠が、超きつかった(^^;;;

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夜はハイジワインで乾杯。
ホテルでIvoclaeVivadentのCEOに遭遇。
今回の研修のお礼と、Linderさんや通訳の久美子さん、熊沢日本法人社長のことなど話しながら夜が更けた。

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投稿者 takagi : 06:02 | コメント (0)

2013年07月17日

欧州遠征4日目 @リヒテンシュタイン

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昨日に続いて、ICDEにおいて義歯のBPSの研修。
インプラントのセミナーは、過去30年にわたり主宰したり受講したり慣れ親しんできたが、「入れ歯作り」の研修をこんなにじっくり受けたのは、1986年にIDA(国際デンタルアカデミー)で1年間のコースを受講して以来かもしれない。

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今日もボランティアの患者さんに協力をしていただき、実習を中心にした研修。
84歳のこの患者さんは、僕らの手技の上達のために患者の立場からいろいろな感想を述べてくださり、おおいに勉強になった。
また、2011年の大震災・津波のことも心にかけてくださっていた他に、僕らが安全に日本に帰国できることも祈っていただいた。
こんな素敵な爺さんになりたいな。無歯顎だけはゴメンだが・・・(失礼)

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Frank先生の臨床実習に続いて、Matty先生の技工実習。
下顎は犬歯から配列するという。フルバランスでも、犬歯誘導でもなく、セミバランスオクルージョンという新しい概念(実際はProf.Gerberの理論らしいが)を学んだ。

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午後からは、再び座学。睡魔と闘いながら二日間の義歯の研修のまとめに入る。
IvoclarVivadent社の工場見学もあったのだが、3度目だし、疲労と睡魔で最後尾をうろうろしながら終了。

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8:30~18;00。長くて短い二日間の入れ歯の研修もようやく終わった。

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国境を越えて、オーストリアのFildkirchという古い町へ。
スイス、リヒテンシュタインとは雰囲気がまったく異なる。
通貨はユーロだし、物価も安い。いい雰囲気の街だ。

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古城のレストランでの晩餐会。
初めてリヒテンシュタインを訪ねたときにも、IV社のLinder氏からこのレストランに連れてきていただいた。

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参加した6名の歯科医はBPSの認定医証書をいただいたが、自慢できるかな?
きっとできるよね。二日間缶詰状態でみっちり勉強したのだもの。

ここで出会った3名のボランティア患者さんのためにも、自分の診療所に来る無歯顎の患者さん達への福音となるように、これからの自分の歯科医人生を思い描いた。
若い頃はイケイケでインプラントの勉強をしてきたが、これからは穏やかにじっくり義歯の勉強をしてゆこう。

古くて新しい「入れ歯」のことをたくさんのことを学んだ二日間だった。
講師の二人の先生や、通訳や周辺のお世話をしてくださった久美子さんには心から感謝。
コーディネートしていただいた、イボクラ・ジャパンの長澤さん、熊沢社長にも感謝です。
受講者アンケートを書かせてもらったが、本当は全部Excellentにチェックを入れたいくらい充実していたんだけど、もっとレベルが上げられる余地もあったと思うし、現状で満足したら向上がないので、あえてgoodあたりにチェックをしておいた。


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人との出会いだけではなく、けっこう深く心の交流までできたと思う。
さすが、スマイル倶楽部!!と自画自賛したい。

午後9時半。ようやくあたりが暗くなり始め、半月が僕らを照らしてくれた。
まだ旅は半分。月が満ちるまで、Education & Funは続きます。


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投稿者 takagi : 12:08 | コメント (0)

2013年07月16日

欧州遠征3日目@リヒテンシュタイン


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今日から勉強の始まり。
IvoclarVivadent社のICDE(International Center of Dental Education)において、BPS(Biofunctional Prosthetic System)という古くて新しい義歯作製のセミナーです。
歯科医師6名と歯科技工士3名の限定セミナー。
義歯は、歯科医と技工士の連携が重要ですからね。

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早朝から缶詰状態で、ハードなレクチャーが開始。
講師は、Dr. Frank ZimmerlingとMr.Mattheus Boxhoom(歯科技工士)のふたり。
午前中はBPSの概要と理論についての講義。
午後からは、2名のボランティアの患者さんを使ってのデモと実習。
理屈だけではなく実際に見て、触って、実際に診療をするという、とても有意義な研修です。

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ボランティアの患者さんには心から感謝。
自転車のことなど話をしていたら、75歳の男性の患者さんも現役のサイクリストで、近郊のサイクリングコースを教えていただいた。

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ハードな勉強の合間の休憩。
研修室から見える景色は、絵に描いたような絶景です。
リフレッシュし、癒されます。

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午後6時過ぎ、お勉強の終了後にリヒテンシュタイン公爵のワイナリーを訪問。
3年前にも自転車で来た僕のことを、ここの女将さんが覚えていてくれて大いに盛り上がる。

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そして講師の先生達をも交えての夕食会。
最初のうちは咬合の話など、セミナーの続きの話題だったが、いつのまにかにわかなドイツ語会話の話題、そして温泉やサッカーの話に・・・
小高い丘の上のレストランで、のどかな田園風景を眺めながらの食事は、めちゃくちゃ美味しい。
ワインが進む・・・
外はまだ明るいけど、午後9時半を過ぎているんです。

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やや右寄りのスマイル倶楽部のメンバー。オリジナルポロシャツが、リヒテンシュタインの土地に良く似合います。
さぁ、明日ももうひと頑張りです!

投稿者 takagi : 12:45 | コメント (0)

2013年07月11日

再生医療

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歯科も含めて、医療の現場では「再生医療」が現代のキーワードだ。
山中教授のiPS細胞の研究がノーベル賞を受賞してからは、一般的にも再生医療が大いに注目され、
アベノミクスの核になる産業のひとつにも挙げられている。

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いまや「再生医療」と聞けば、何でも先進的で、壊れた体を再生細胞、再生組織で修復できると、誰もが大いに期待する。

幹細胞であるiPS細胞やES細胞、体性幹細胞などの移植によって、臓器、組織の再生を目的とした研究は盛んで、しかも臨床応用も目の前まで来ていることは事実。
多くは倫理委員会や厚労省の認可のもとで、慎重に臨床応用が行われている。

ところが、広義の再生医療、もしくは再生医療もどきのものは、許認可なしで自由診療として行えるのが日本の医療現場。

そして、広告重視の医療機関のホームページなどには、「再生医療やってます」「最先端の再生医療で治療します」のような言葉が躍っている。
他にも、「再生医療研究センター(仮称:本当にあったらごめんなさい)」みたいなカッコイイ名前の組織・機関が再生医療の技術提供をしますと、様々な医療機関にPRしてくる。

インプラント治療が、歯科医院で自費診療での小遣い稼ぎのツールにされてしまったように、いまは「再生医療」がそれになっている。

一般の人たちや、患者さんは味噌もクソも区別がつかない場合が多い。
HPの広告を見て、飛びつきはしないか心配でならなかった。
先日も、うちに来院した患者さんが「再生医療で治らないのか?「○○歯科医院では、再生医療の治療をしているそうだが、タカギ先生はなんでしないの?」ということを言っていた。
僕は、自分の患者さんを「人体実験」に使うつもりはないし、期待はしているが実施するには時期尚早だと考えている。

先般、歯科医師会から「厚労省からの“再生医療に関する広告等”に関する通知」が届いた。
http://www.corporate-legal.jp/houmu_news1216/

要は、まだ安全性や効果がまだはっきりしていないのだから、安直に広告するなと・・・待ったがかかった。

早い話が、HPなどで「再生医療」を売りにしているような医療機関には、一般の人たちは近づくなということです。


投稿者 takagi : 15:31 | コメント (0)

2013年07月10日

マウスウォッシュのすすめ

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毎月恒例、高木歯科医院の院内勉強会。
今回は当医院歯科衛生士のU子さんによる、マウスウォッシュ=洗口剤についての話。
市販されているものや、医薬品に分類されているものなど、たくさんの洗口剤を分析してくれた。

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自分のところの衛生士を褒めるのも何だけど、とてもよく調べて、とても良いプレゼンだった。

洗口剤でうがいをしたからといって、歯磨きの代わりにはならないが、適切な洗口剤を使用することで、ブラッシング効果がすごく上がることがある。
とても重要なプラークコントロールのマテリアルのひとつだ。

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バイオフィルムを浮き立たせてからブラッシングをして、最後にまた洗口剤でぶくぶくうがいをすることで、虫歯菌や歯周病菌の繁殖を防ぐ。
そのためには、各種洗口剤の特徴を知っていなくてはならない。


近いうちに、高木歯科医院のHPにお勧めのマウスウォッシュ、正しい洗口剤の使い方などをUPしますから乞うご期待です!

投稿者 takagi : 20:24 | コメント (0)

2013年07月01日

日顎学会

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日本顎咬合学会、通称「日顎(にちがく」。昔は「ナソロジー学会」、最近身内では「あご学会」と呼んでいる、会員数8500名を超える国内最大の臨床医の学会。
その年次総会が、一昨日と昨日、東京国際フォーラムで開催された。

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春から一緒に高木歯科医院で仕事をしている岡田先生、菅原先生は初の参加。
助さん、格さん、弥七とお銀を引き連れて、水戸のご老公よろしく山形の肛門様ご一行の江戸参戦でした。

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今回の目玉だったNHKテレビの「ためしてがってん」プロデューサー北折一先生の講演を聞きたかったのだが、同じ時間に別会場での座長を務めなくてはならなかったので、後半のパネルディスカッションの部分だけ拝聴。
開業歯科医のように、小さな診療室の中だけでのコミュニケーションと違い、マスメディアの発信能力やその術、発想はある意味面白かった。しかし、大衆の目を引かせる一瞬のキャッチコピーで、医療の本質を語れるのだろうか、そしてまた患者さんに本当に理解してもらえるのだろうか・・・と、ここ数年来の僕の中での命題である「医療の本質、医科と歯科の違い」という点から、????がたくさん湧いてくる部分があった。

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あご学会の名物、テーブルクリニック、ポスターのセクションはどこも大賑わい。「歯科臨床の現在」を体験することができ、じっくりと考えさせられた。年々衛生士の発表がけっこう目立って、とても華やかな雰囲気になっている。しかし、発表内容はまだまだ幼稚なものが少なくない。認定衛生士制度もできたので、今後に期待だ。


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学会は、懐かしい人との出会いの場でもある。いろんな旧友と握手を交わし、お互いの健在ぶりや老け込み具合を讃えあったり、励まし(禿げ増し)あったりして楽しいひと時を過ごす。スワローズファンの野村さんとも久しぶりにおあいして、今年のヤクルトの低迷ぶりを嘆きあった。

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開業医の学会という事もあって高級外車の展示ブールもあるが、近頃の歯医者の経営状況では集まる人もまばら(苦笑)。

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高木歯科医院のお銀ちゃんこと塩野衛生士が日顎認定衛生士の試験に合格。菅井技工士も、認定技工士を取得した。


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ということで、認定試験合格のお祝いを兼ねて『東京スカイツリーにみえる高級レストラン』で夕食。
去年も別の店を早くから予約して、サプライズさせたかったのだが、あいにくの雨でほとんど何も見えなかった。
今年は見事に全景がバッチリ。
七夕のスペシャルライトアップとのことで、美しかった。

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暮れはじめと、すっかり周囲が暗くなってからの2ショット。やっぱり暗くなってからの方が美しい。


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一次会の後、秋葉原に場所を移して八戸の熊ちゃんグループと合流。
スマイル倶楽部の宮里先生、サト忠先生や、マスコミのO氏はじめ若いドクター達と総勢12名の飲み会に。
ついテンションが上がり、若いドクターに説教しまくり。凹む奴、黙り込む奴、反論する奴、寝たふりをする奴・・・いろいろいるね。
久しぶりに日付変更線をはるかに越えてのホテルへの帰還となった。


帰りに錦糸町のフォーチュンバイクに。
昨年発表されて以来気になって仕方がなかったBMCのTMR。しかもステルスカラー。
1月に注文したものが、やっと組みあがってご対面。
いいね!
錦織店長の笑顔もいいね。
この人の自転車愛、半端じゃない!

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投稿者 takagi : 11:59 | コメント (0)

2013年06月10日

噛み合せが人生を変える

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25年以上関わっている顎咬合学会。昔はナソロジー学会と呼んでいた。
日本で一番大きな開業医の学会が、このたび一般向けの本を出版した。
芸能人じゃなくても『歯がだいじ』なことは誰でも知っているが、もっと歯の大切さ、歯並びや噛み合せの大切さを知ってもらうには、とても良い本だ。

いまの時代、見た目だけにとらわれて何でもかんでも「白い歯」ばかり勧めている歯医者もいるようだが、肝心なのは噛み合せのバランス。
咬合学と呼ぶこともあるが、いまどきの見た目重視の歯医者の最も苦手なところ。
一般の人よりも、まずは若い歯医者が熟読すべき本かもしれない(笑)。

どこの歯医者でも噛み合わせをきちんと見てくれるわけではないから、皆さん注意してね。
ちなみに僕は咬合学は好きですが、噛み合せの治療をするのがきらいですから(笑)。

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投稿者 takagi : 14:53 | コメント (0)

2013年05月29日

高木歯科医院院内勉強会

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春から高木歯科医院で勤務している、菅原先生の発表。
自己紹介と、最新の歯科事情についてのプレゼン。

歯科医にかぎらず、医療に従事している者にとって日々の勉強と、他人の前でのプレゼンは必須なこと。
筋道立てて、45分間、聞く人を飽きさせずに話をすることは容易ではない。

今どきの若者は、情報ソースが豊富だ。インプット力は相当高い一方で、アウトプット力が弱い。
デジタルに慣れすぎて、何がポイントなのかがわからないまま、項目を羅列しがちだ。

菅原先生のプレゼンが悪いわけではなかったが、今日のプレゼンをたたき台に、たくさんダメ出しをさせてもらった。
内容のこと、現在の歯学教育のこと、最近の歯科医療情勢のこと・・・

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ここ数日、僕の性格は若干ひん曲がっているかもしれない。
いろんなことに、不平不満を感じる。

カルシウムが足りない?睡眠不足?
いや、ただ自転車に乗れていないだけ。

それにしても高木歯科医院の勉強会、毎回寿司を食いながらやってる。
贅沢な歯医者だ・・・この時だけはね。

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投稿者 takagi : 20:54 | コメント (0)

2013年05月27日

山臨研例会

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僕の歯科の原点ともいえる、勉強会「山形臨床研究会」の例会。
今回の担当は、矯正の中村先生。

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長期間にわたる矯正治療の、結果と長期予後。
この勉強会では新しいことを学ぶというより、長期的な経験から、反省やこんなことをやっちゃまずいよな、というような事を中心にディスカッションしている。
みんな30年の臨床から、様々なことを学んだからね。
話題は、しだいに若い歯科医の悪口に(笑)

近頃の歯科医院のHP、テレビ、ラジオでのコマーシャルには、同業者として少々呆れる過度なアッピールがある。
自費診療では、治療前に先に手付金などを取る歯科医院も少なくないとか。
医療じゃないね。ビジネスだね。

近頃の患者さんも、ちょっと無礼な人も少なくない。
電話でいきなり、「インプラント1本いくら?」「何年保証付き?」などと聞いてくる。
僕らは、インプラントを売っているのではない。
歯科治療の一環として、必要なところにインプラントを植立し治療をしているのだ。

ビジネスライクな歯科医院には、お客や消費者が来院する。
医療をやっている歯科医院には、患者さんが来院する。
医者と患者さんの間には、信頼関係と愛情がある。

それが僕ら、少々年とった歯医者たちの見解。


投稿者 takagi : 21:31 | コメント (0)

2013年05月20日

ICOI Spring Meeting

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今回のラスベガス旅行の目的は、ICOI(国際インプラント学会)の春のシンポジウムに参加するため。
今年3月、TampaでのAOミーティングに続いてのアメリカでの学会参加だ。

ICOIではワールドコングレスが年1,2回世界のどこかで行われるが、どちらかというとそれはお祭りに近いイベントなので、米国で行われるシンポジウムの方が中身が濃いと思っている。
去年のサンディエゴで行われた冬のシンポジウムでは、僕はシンポジストとして1時間のレクチャーをした。

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学会の会場は超高級ホテルのThe Bellagio。
4泊滞在したが、デカすぎてホテル内を把握できずに終わった。

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スマイル倶楽部から、西方長老と刀根先生が参加。
現地で合流。
恩師のスマイラー先生や、ICOIの創設者ジュディ先生らと会えたが、重鎮たちはとても忙しそう。
70歳を超えてなお、お元気だ。
いやいや、われらが西方長老も御年76歳。まもなく喜寿を迎えるのだが、元気いっぱい。矍鑠としていらっしゃる。

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今回のシンポジウムのテーマは、「上顎の欠損にどのようにインプラント治療をしていくか」ということ。

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初日と二日目は、審美エリア、すなわち上顎前歯部について。
近頃ではどこの学会でも同じようなテーマ。定番の講演が続く。
ロマリンダのLozada先生とKan先生の話が面白かった。
Kan先生の話は3月にTampaでも聞いていて、とても興味深かった。その後論文を数編読み今回の講演を聞くと、すごくわかり易くて、しかも数カ月で内容がさらにグレードアップしている。
この先生とは13年前にパームスプリングでお会いしているが、改めてご挨拶。Keep in touchと向こうから言われて、悪い気がしなかったね。

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三日目は、上顎臼歯部すなわち上顎洞に対してどのように対処するかというのが主なテーマ。
3年前のEAOでディスカッションされた「sinus lift vs short implant」のような話が聞けるのかと思ったが、あにはからんや、ラテラルやソケットリフト以外の上顎洞拳上術の紹介や、骨が痩せないうちに抜歯して『早めのインプラント!』みたいなケースプレが続いて、だんだん疲労がたまってきた。

上顎無歯顎への対応のセッションでは、カール・ミッシュ先生が座長で、パウロ・マロ先生の講演があり、二人のバトルを楽しみにしていたのだが、特に何もなし。「さぁ、どーだ!すごいだろ!!」的なラジカルなケースプレが続いただけだった。

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まだ手入れをすれば保存できるであろう歯を、すべて抜歯してインプラントを植立し、上下すべてをインプラントによる修復するケースが、アメリカでは後を絶たない。その10年後は、20年後は、どうなっていると思う?と、悦に入っている演者に問いかけたい。
昨年サンディエゴで提言した僕のプレゼンは、全く生かされていない・・・
いささか、がっかり。

しかし、思えばここはすべてがArtificialな街Las Vegas。
すべてをArtificial teeth、Artificial mouthにしても当然なのかもしれない・・・

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学会で友人に会えるのは、いつでもどこでも楽しいものだね。

投稿者 takagi : 22:52 | コメント (0)

2013年05月12日

青森インプラント研究会

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はやぶさ号にて新青森へ。そしてローカル線に乗り換えて弘前へ。
順調にいっても山形から片道4時間かかる。
同じ東北とはいえ、時間的には東京よりもはるかに遠い。

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僕が青森インプラント研究会に所属している一番の理由は、会長の梅原正年先生のことが好きだから。
我が国のインプラント創世記から携わり、僕も梅原先生と知り合って30年くらいになる。
温厚な人柄と、臨床への真摯な取り組みに尊敬し続けている。
2007年に僕が実行委員長を務めた山形で開催されたインプラント学会では教育講演の講師をお願いした。

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今回は研究会の総会と勉強会。
テーマのひとつにHAコーティングインプラントの是非。
古くて新しいテーマだが、僕も久しぶりに「昔取った杵柄」でディスカッションに参加した。

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弘前城は今年は遅い桜だったがすでに葉桜だったが、散り際もまた美しく趣がある。
ディスカッションのテーマ同様、その時々が旬であり、常に何かしらの意味を持つ。

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津軽三味線の撥の音を聞きながら、インプラントの歴史、歯科のこと、人生のことなどふと思った。
ん~。何よりも田酒がうまかった。

投稿者 takagi : 21:38 | コメント (0)

2013年05月09日

若手との勉強会

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昨年から始めた若いドクター達との勉強会の5回目。
夜遅くまで、ディスカッションが続いた。

僕が自分の臨床経験を語り、僕も彼らの「今」を聞きながら新しいことや感覚を知る「give & take」の勉強会だ。
少しお酒を飲みながら、本音で語り合う会だ。
毎回参加者が増えている。

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今回も初参加のドクターがひとり。
ちょっと頭が光っているが・・・(笑)

投稿者 takagi : 23:28 | コメント (0)

2013年04月27日

東京散策


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上京した。久しぶりに少し時間が取れた。
だから、東京散策。

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昨晩は、銀座で飲んだ。
まだまだ賑わいは戻ってきていないね。
ちょっとさびしい。

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昼の銀座はそこそこ人が多い。
ソニービルや、モンブランを訪ねた。
モンブランでは、ボールペンのインクを替えてもらった。¥1800もしたけどね(笑)

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都下のローカル線であきる野市まで足を延ばした。田舎のローカル線です・・・
両親の墓参りだったんだけど(笑)

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投稿者 takagi : 19:02 | コメント (0)

2013年04月17日

高木歯科医院院内勉強会

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4月から、岡田先生、菅原先生の二人のドクターを迎えている高木歯科医院。
十日町と浜崎診療室の合同勉強会を開催した。

今日は、初めに「ノンクラスプデンチャー」についての講義を行い、続いて岡田先生の発表。
自己紹介と、彼が大学院で研究テーマにしていた「ビスフォスフォネート(BP)製剤と顎骨壊死」について、実際に経験した症例も提示しながら、わかりやすく説明してもらった。

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続けて、向かいのホテルキャッスルに移動して、歓迎会。
二人の歓迎会に加えて、先日“電撃婚約発表”した浜崎・技工士の森谷さんのお祝いと、現在産休中の十日町・日下部さんの安産祈願もかねての宴会。

久しぶりに中華料理に紹興酒。ウマウマ。
明日はオペが3症例入っているので、加減が必要なんだけど、「紹興酒は薬だ!」を持論にしている僕はぐいぐい飲んだ。

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学生時代にGホテルの宴会場でアルバイトしていた歯科衛生士のU子さん。
そのスプーンとフォーク捌きは見事なもの。
スケーラーの代わりに、スプーンとフォークを渡そうか(笑)

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大いに盛り上がりの高木歯科医院の勉強会と大宴会!

投稿者 takagi : 22:47 | コメント (0)

2013年04月11日

インプラント勉強会

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昨年11月から、山形の若い歯科医師たちとインプラントの勉強会、略して「IMBEN」を行っている。
診療後の19:30から約3時間。その後懇親会など行う時間もないので、軽く飲みながらやっている。

飲みながらの勉強会は、「スマイル倶楽部」では常識だが、建前主義の中で生きてきた多くの若者には極めて新鮮らしく、かなり遠慮がちだった。

前半は僕の説教じみたインプラント総論。
後半は会員のケースプレだ。

若いドクター達と話していると、青臭いところもある一方で、斬新な発想や、アナログ世代の僕には理解できない最先端のデジタル・デンティストリーの話を聞けるのが楽しいね。

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今日のプレゼンはOIZM先生。
開業前からいろいろ話して一緒に勉強してきた優秀なドクターで、見事な症例発表だった。
いまどきの歯科医がみんな彼の様だったら、僕もそろそろ引退を真剣に考えなくてはいけないが、
まだまだとんでもない歯医者がそこら辺にうじゃうじゃいるから、もう少し頑張らなくちゃ(笑)

大学にせよ、IMBENにせよ、若い歯科医に自分がやってきた成功と失敗を正しく伝えていくことが、今の僕の役目だと思っている。

投稿者 takagi : 22:33 | コメント (0)

2013年04月05日

東北大学病院歯科インプラントセンター オープン!

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今月1日、待ちに待ったインプラントセンターが、東北大学病院に開設した。
今日が僕の初出勤。

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これまで東北には、インプラントに関する歴史ある開業医のスタディグループはあったものの、きちんとしたインプラントの診療センター、教育機関がなかった。

歯科インプラントは、歯科の大学教育の中でも系統だてて講義や実習が行われているところはいまだ少ない。特に東北では皆無だった。

26年前、まだインプラントが一般的ではなかった時代から、東北大学で非常勤講師として「歯科インプラント学」の講義を行ってきた僕が、ずっと「インプラント診療センターと、アンダーグラジュエートでの系統的なインプラント教育を!」と唱え続けてきたことが、ようやく日の目を見た。

これまでも東北大学病院にはインプラント外来があって、口外、補綴、歯周、診断の各科ドクターが連携した診療を行ってきた。しかしセンターとしてインプラントの必要な患者さんを診療できる体制が整ったことで、一人の患者さんに対して診療側がバラバラだったのが、指向性が統一される。
まだできたてのホヤホヤだが、まずは質の高いインプラントが実践できる基盤ができたと言える。

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僕はあくまでも非常勤だが、ここでの若いドクター達との交流の中で自分の診療室での治療も、いっそうクオリティを高めていきたいと考えている。

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4/10 河北新報による紹介記事

投稿者 takagi : 21:48 | コメント (0)

2013年03月25日

山形臨床研究会

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山形臨床研究会の例会。28年目に入った。ある意味僕の勉強のホームグラウンドだ。

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今日の担当はIK先生。
チョッパータイプの義歯と、グラインディングタイプの義歯についてのケースプレ。
治療前に診断を十分に行い、顎位や咬合平面など殆ど変えないでデンチャーをつくる。
長年、咬合と義歯づくりに熱中してきた先生らしい面白いプレゼンだった。

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実はIK先生のプレゼンで一番おもしろかったことは、オーディオの話。
アナログプレーヤーと凝ったアンプやスピーカーで鳴らす、古いジャズのLP盤の話だ。
普段無口なIKの饒舌なる熱い語りを聞いて、すごく良い時間が過ごせた。

投稿者 takagi : 22:52 | コメント (0)

2013年03月24日

インプラント専門医講習会

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最近のマスコミのインプラントに対するネガティヴな報道に対応してか、インプラント学会の専門医講習会が頻繁に開催される。昨年夏に続いて参加したが、早朝から丸一日缶詰状態で、結構ハードなお勉強だ。

講習会のテーマは、まずは全身管理。インプラント治療を受けようとする患者さんの多くは高齢者で、さまざまな基礎疾患を有している場合が多いので、外科手術を必要とするインプラント治療では絶対重要なことなんだが、歯を削るのと同じレベルで骨を削ることをやっている近頃インプラントを始めたドクターには、ここんとこの意識が欠けている。

もうひとつのテーマは、多数歯欠損に対する外科、補綴の話。
咬合採得やテンポラリー、プロビジョナルについての情報が欲しかったのだが、僕にはイマイチだった。
このへんの分野は、大学の先生よりも開業医の方がたくさんアイデアを持っていると思うのだが・・・

昨夏の東京で受講した専門医講習会はレベルも高くすごく面白かったけど、今回は大阪まで来て聞くほどの内容ではなかった・・・とは言いすぎ?
専門医が対象の講習会で、ビギナー講習会ではないのだから。
むしろ聴講していた著名な先生方の話を聞きたかったなぁ。


会場のサイエンスホールが、未来的でいい感じだった。

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投稿者 takagi : 20:45 | コメント (0)

2013年03月21日

浜崎診療室も新ユニット

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十日町診療室に続いて、浜崎診療室のユニットも交換。

十日町同様、ドイツのsirona社製のユニットだ。
色はちょっとポップに。
明るい診療室が、いっそう明るくなったような気がする。

クルマで言えばベンツのようなもの。
患者さんには、すこしでもくつろいだ状態で、すこしでも気持ち良く診療を受けてもらえるだろう。
高木歯科医院は、頑張りましたよ(笑)。

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4月から、優秀なドクターをふたり迎える。
彼らの仕事に恥じない、立派なユニット、そして診療室になったと思う。

投稿者 takagi : 12:38 | コメント (0)

2013年03月20日

ITI SCとYAID

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午前:ITI(International Team of Implantology)スタディークラブの山形ミーティング。午後:山形歯科インプラント研究会(YAID)の第10回ミーティング。本日はダブルヘッダーでインプラントのミーティングだった。

ITIはスイスに拠点を置く世界的なスタディーグループで、南陽の黒江先生の尽力で、昨年から山形にその分科会ができた。

その今年第一回目のミーティングが、千葉県柏市開業の田中譲治先生を講師にして、山形県歯科医師会館で行われた。
主に磁性アタッチメントを応用したインプラントオーバーデンチャー(IOD)の話。
IODは僕も好きな補綴設計だし、近頃話題の手法だ。

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仙台からも聴講者が来ていて、質問も多く面白かった。
長年僕は磁性アタッチメント(マグネット)には否定的だった。
患者さんが、朝起きたら北枕になってはいないかと心配だったから(笑)。
午前中半日田中先生の話を聞いて、国産のマグネットを使用するのであれば、使ってもいいかな程度に考えが変わった。

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午後からは、同じ会場でYAIDのミーティング。
YAIDは山形大学の飯野教授を会長で、僕が幹事長を務める4年目のインプラントの勉強会。
午前中より多くの人が集まって、熱気のあるディスカッションが行われた。

午前に引き続いて田中先生から、CAD/CAMのISUSシステムを使った補綴治療を紹介していただいたが、こっちの方がマグネットよりもはるかに興味深い。
先日のアメリカAOのミーティングでも、Digital Dentistryの恐ろしいほどの進歩、進化を目の当たりにしたからね。
自分の患者さんでも、費用の面が折り合えばそろそろCAD/CAMの補綴物を作ってみようと思った。
機は熟したことは確かだ。

YAIDの総会も無事に終了し、少し肩の荷が下りた。
でも、僕の非日常的なイベントは、まだまだ続く・・・

投稿者 takagi : 20:43 | コメント (0)

2013年03月19日

寒い山形の、熱い夜

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ちょっとだけ「深~い」総義歯の話。吸着か、マグネットか。僕はどっちもあんまり支持しないが(笑)

明日のITIスタディークラブミーティングの講師、田中譲治先生を迎えて、主催者の黒●・青●両先生、●澤先生、そして遅れてデンチャー・プリンスの勝史先生が、駅前の某飲み屋に集まった。

ふた癖以上もある歯医者が集まったのだから、かなりディープな話になるのは当然だが、最近はこういう集まりで僕が最年長であることがしばしば。
なもんだから、僕が自分の意見を多く語ると彼らが話しにくくなるので、なるべく傍観者に徹する。

そして最近気づいたこと。喋るより、聞いている方がよく勉強できる。
他人が熱くディスカッションしているのを聞けば聞くほど、いろんなことが学べる。
当然、彼らが言っていることを鵜呑みにしないところが、年寄の経験の成すところよ、ふふふ。

何より今夜は、とってもうまい山形の地酒をたらふく飲んだ。
熱い山形の夜だった。

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投稿者 takagi : 22:35 | コメント (0)

2013年03月12日

新しい診療ユニット

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十日町診療室の歯科衛生士用ユニットを2台新調した。

僕のアメリカ出張中に、工事を完了してもらった。
企業の方々に感謝。

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新しいユニットは、sirona。SIEMENSのデンタル部門が独立したドイツのメーカーだ。
堅実で人間工学に基づいた設計が気に入っている。
椅子の座り心地、各種インスツルメンツの機能、徹底した消毒滅菌が可能なユニットで、術者と患者さん両方にとても優しいユニットだ。

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これは入れ替える前の、古いSIEMENS社のユニット。24年間使ったとは思えない、まだまだきれいで使いやすいユニットでした。ただ、交換パーツが供給されなくなってきたので、やむなくgood bye。
大切に手入れをしてくれたスタッフに心から感謝だ。

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来週は、浜崎診療室にも同じユニットが入る。

投稿者 takagi : 20:17 | コメント (0)

2013年03月09日

AO meeting @ Tampa 学会内容

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学会は朝の8時から始まる。学会の受け付けは6時半。
早起きをして、学会登録を済ませる。
事前登録をしていたので、手続きはいたって簡単。名前を言ってコングレスバックを受け取るだけ。

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今回のコングレスバックと中身。
結構派手なオレンジ色。好きだな、こういうの。
中身で大事なのは、ネームプレートと毎日の昼食券とプログラムだけ。
雑多な企業の広告などはゴミ箱に直行。
俄然カバンが軽くなる。

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8時から、スイス・ベルン大学のBuser教授の講演を聞く。
今回の学会参加の大きな目的は、Buser先生の講演を聞くことだった。
3年前のオーランドでのAOで、最も内容がありそして感動したプレゼンテーションが、Daniel Buser先生だったから。
期待を裏切らず、良い中身だった。
審美修復がテーマだから仕方がないけど、「前歯の拡大写真」ばっかりだったのにはちょっと残念。

学会の大きな目的の一つに、世界中のドクターたちとの交流がある。
旧知の友人との再会や、新しい友人との出会いなど。

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【僕と同じく一人で参加したという倉敷の守屋先生、僕の医局の後輩で今ハーバード大学留学中の松井先生、そして松井先生が会場で知り合ったというブラジル人の先生。みんな偶然の出会い】

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【25年以上の友人、Bob SalninとBurt Melton】

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【真ん中のJack Krauserは27年前に出会った。最初のアメリカ人ドクターの友人である。左はあのScott Ganz先生】

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【学会での口演発表最優秀賞を受賞した墨(すみ)先生。日本人の誇りだ。8月にスマイル倶楽部での講演を昨年から依頼してある】

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懇親会は、なんと閉館後の水族館を貸切で。
酒やパサパサな料理よりも、様々な人と話をするよりも、珍しい魚を眺めていることの方が楽しかった。
「くらげ」の展示もあったが、鶴岡の加茂水族館には遠く及ばない。山形の誇りだ!

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さて、肝心な学会全体を通しての感想だが・・・
まずは、デジタル・デンティストリーのオンパレード。
CTスキャンやCCDカメラでの印象から、CAD/CAMによる立体模型や技工物の数々。
「テレビのチャンネルは回すもの」「電話もダイヤルを回すもの」というのが身に染み付いている僕にとっては、なかなかすんなり受け入れ難い部分も多いのだが、決して否定しているものではない。
積極的に勉強しようとも思っている。
ただ、補綴の技工物を全部コンピュータに委ねるというのは、生きた患者さんに装着するのにいかがなものか・・・。やっぱり職人的歯科技工士の手がける部分が必要だと思うのだが。
この分野をもっと勉強するのなら、今週末からドイツのケルンで始まるIDS(国際歯科見本市)に参加すべきだったかな。
八戸の熊ちゃん、弘前の梅原先生など身近なドクターらがそっち方面に詳しいし、ケルンに行ってることだから、あとで教えてもらおう。


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アメリカでの学会の趣は、学術的というよりは派手なパフォーマンス合戦、またはお祭りという傾向が強かった。
目を引くアニメーションや、フォトショップで極端に加工した画像には、辟易していた。
今回もその傾向は少なくなかったが、以前に比べると「中身」のある学会だった。
その大きな理由は、Key note lecturerに多くの欧州やアジア人が起用されていたことにあると思う。
さらにBigインプラント企業の再編などもあり、パフォーマンス重視だった赤い企業の勢力が低下し、学術派の緑の企業が頑張っていたことも影響していたと思う。
Buser教授を中心としたITIの色が濃い、欧州チックな学会というイメージだった。

数年前まで世界のトップを走っていたTeam Atlantaのプレゼンは、ずいぶん色褪せていた印象を持った。
スライドだけは相変わらずカラフルではあったが・・・
「見せるための診療」では、真の医療関係者はほとんど興味を覚えない。
プレゼンが始まったとたんに席を立つ人が多かったのに、僕はホッとした。

3日間の学会では、これからのインプラント治療の方向性を見た気がする。
「さぁ、どーだ!!」的なパフォーマンス大会ではなく、新時代の機材とテクノロジーをどのように用いてさらに良いインプラント治療を展開していくか、興味深いプレゼンが多かった。

来年は、「25年のインプラント歴史を顧みる」をテーマにシアトルで開催される。
まさに今の僕の臨床テーマと同じ。日本のスタディークラブ「OJ」との共同開催になるとのこと。
いまからスケジュールを調整しておかなければ・・・


投稿者 takagi : 21:56 | コメント (0)

2013年03月03日

怒涛の4日間

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WBCが始まったとか、Jリーグが開幕したとか、気にはなるけど集中できない。だから、モンテが開幕戦で愛媛に3-1で負けたなんてことも知らない(知ってるじゃないか!)。
怒涛のインプラント関連の4日間だった。

28日(木)午後一番目の患者さんは、下顎臼歯部への3本インプラント。骨幅が狭いので、骨造成も併用。
手術終了後、直ちに高速バスにて仙台へ。大学の教授室で高橋先生と短い面談。そして医局でゲストのスネッティヴィ博士を待つ。スイスのThommen Medical社の研究開発主任で、SPIシステムの開発者。10年来の友人でもある。

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B棟の講義室で、スネッティヴィ先生の「インプラント表面処理のup to date」の講義。簡単に彼のプロフィールを紹介させていただき、よくまとまった内容の講義を聞く。
そして、スネッティヴィ先生、高橋教授、若手の医局員2名らと懇親会。久しぶりに仙台泊まり。

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1日(金)は、午前から病院。教授回診に立ち会う。患者数が半端じゃないね。いま、大学病院は患者が多過ぎて、なかなかじっくり診療したり、学生や研修医の教育に専念するのが困難だとか。一般診療所とのうまい棲み分けが必要なのだが、まだまだ我が国の歯科医療体制は成熟していないから、現場は混乱しているな。

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昼休みに、アップルストアに用事があったので一番町に出かけ、ついでに「突撃!アポなし歯科医院訪問」で、歯科一番町を襲撃(笑)。院長の桃野先生は30年前、医局は違うけど一緒に大学病院で仕事をした仲間。突然の訪問だったけど、熱烈歓迎を受けた。

午後は、インプラント外来。カンファレンスで提示されるすべての患者を一応確認し、夕方からのカンファレンス。特に問題なく終了。金曜夜の高速バスはとても混んでいる。ほぼ満席で、僕は補助椅子だった。疲れたね。


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2日(土)は朝の新幹線で上京。赤湯近辺の猛吹雪で、赤湯駅で30分停車。その後も徐行運転で、福島には1時間遅れ。その後のニュースで知ったのだが、秋田新幹線の脱線事故のことを考えると、徐行して1時間遅れなんか、屁でもない。1時からの秋葉原での会議に15分ほど遅刻して滑り込む。

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秋葉原UDXで、インプラント会議。スイスからスネッティヴィ博士の他にチューリッヒで開業しているマイエンベルグ先生、そして国内の“ただものではない”歯科医およそ20名。
スイスのゲストのプレゼンに対して、日本軍の質問やコメント、ディスカッション。

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懇親会では、懐かしい顔や初めての顔と親しく交わる。KO大学のK先生とも3年ぶりに再会。赤いスイートピー♪を生歌で毎晩聴いてんのか~。そこだけ羨ましい(笑)

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そして本日。メインイベントのモリタ・インプラント・カンファランス。
おしゃれなシアターでの勉強会。審美の話よりも、peri implantitisへのEr:YAG LASERの応用がとても興味深かった。

ようやく帰りの新幹線。ほっと一息。ワインを飲みながら、PCで古いERのDVDを観て帰ってきた。
モンテの開幕戦の結果を知って、どっと疲れが噴出した・・・
怒涛の4日間が終わった。

投稿者 takagi : 23:09 | コメント (0)

2013年02月17日

SPIセミナー

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講師を務めているSPIのインプラントセミナー。
東京上野での開催はちょうど1年ぶりだ。

北は青森、南は山口から、受講の先生方が来てくれた。
超ベテランから、卒業後間もない若者まで、さまざまなドクターが集まった。
いちおう、ビギナーを対象としたセミナーなので、経験豊富な先生には少々退屈だったかもしれないが、ここ数年の僕のセミナーのテーマは、「長期症例から学んだインプラント成功の鍵」ということで、経験者とのディスカッションもとても有意義なものだったと信じている。

話の中心は、山形のこと。
山形の自然、ソウルフード、そしてモンテと土井君。
そんな話から始まるのです。

豚骨を用いた実習。
恥ずかしがらずに、なんでも聞いてくれた先生が伸びるね。
一般の歯科医は、そうそう簡単に豚骨なんて使えないのだから、この機会にみなさん一生懸命お勉強してくれました。
ちょっと時間が足りなかったかな・・・

帰りの新幹線では、今日も「ダイ・ハード」を見ながら帰ってきた。

ダイ・ハード3になると、ブルース・ウィリスの前頭部はだいぶ拡大していたね。
ハード・アクション映画だけど、笑えた。

投稿者 takagi : 23:03 | コメント (0)

2013年02月15日

浜崎での診療

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今週は何度か浜崎診療室で診療の手伝い。
一日中この診療室で仕事をしたのは何年ぶりだろう・・・

患者さんで、僕が誰だかわからない、という人もいれば、亡父が診療をしていた時代からの患者さんで「懐かしいな」と話し込んでくる患者さんもいる。

なによりも十日町の難症例と違って、「ごく普通の歯科治療」をこなしていくのは気が楽でいいね。
そして明るく元気でよく気が利く大勢の女性スタッフに囲まれての仕事は、とても楽しい。

自分で言うのもなんだけど、高木歯科医院はとってもいいよ!

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投稿者 takagi : 22:43 | コメント (0)

2013年02月10日

第62回スマイル倶楽部フォーラム

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9,10日の二日間は、第62回のスマイル倶楽部フォーラム。発足して18年目に入った。
歯医者の集まるとつい愚痴りたくなるのが常だが、この会は違う。
この会に出席すると、妙に楽しくなり、妙にテンションが上がる。

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会場は東京八重洲のデンツプライIH社の研修室。
とても利便性の良い場所で、しかもきれいで機能的な研修室だ。

初日は会員発表。
遠藤先生と桜井先生の発表は、いずれも治療後の経過を分析したもの。
「はい、やりました。うまくできたでしょ!」的な、見せびらかし症例発表ではないところが、とても好感が持てた。
勉強会の極みだよね。

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懇親会は、泰興楼八重洲本店の三階。貸切状態。
地味だけど、とても美味しい中華料理だった。
特に餃子がうまかったね。「当たり!」の五円玉が入っていた人もいた。
紹興酒に酔いながら、いつものように楽しい懇親会が続いた。

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二日目は、久しぶりに僕の独演会。
「タカギのImplant Dentistry 2013」と題して、30年のインプラント経験から学んだこと、そしてこれから行うべきことについて山ほどの症例を提示しながらしゃべりまくった。

久しぶりに長時間しゃべり続けたから、正直疲れた。
だけど、みんなにいろんなことを感じてもらったようで、満足して帰りの新幹線に乗った。
新幹線では「ダイ・ハード」のDVD鑑賞。
こういう単純なアクション映画は、あまり頭や心を使わなくて楽しく時間を過ごせる。
古い映画で、ブルース・ウィリスの毛髪がふさふさだったことに笑えた。

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投稿者 takagi : 22:04 | コメント (0)

2013年01月08日

禁煙のススメ

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昨日が仕事始めだったのだが、診療室のPCの不具合とかあって、立ち上がりはいまいち。
そして本日二日目。最初の患者さんは、インプラントの撤去から・・・。ん~、前途多難だ。

天然の歯も、インプラントも、骨に支えられている。そしてその周囲を歯肉や口腔粘膜で覆われている。
喫煙は、そんな歯槽骨や歯肉・粘膜などの歯周組織を著しく傷つけるのだ。
ヘビースモーカーの患者さんには、常々タバコの害を話してはいるのだが・・・


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タバコには、4000を超える化学物質と、ニコチンなど200以上の有害物質が含まれています。
2006年日本歯周病学会は「喫煙は、歯周病の最大の環境リスクファクターである」と提言しました。

喫煙によって、歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かす病原菌が増殖し、歯肉や骨の血液循環が阻害されるために、歯周組織の破壊が助長され、歯周病は容易に進行します。また、抜歯や歯周組織再生治療、インプラントを含む外科的な治療による創傷の治癒を遅延させ、治療の予後に悪影響を及ぼします。1日に20本以上吸うヘビースモーカーでは、さらにその傾向が強く見られます。

歯周病から歯やインプラントを長く守るために、是非禁煙を実行してください。

      *   *   *   *

今年初っ端からインプラントの撤去を余儀なくされた患者さんもヘビースモーカーのひとり。
これまでは、やや遠慮がちに禁煙を勧めていたが、今年の僕は違います!

さっそく昼食抜きで、「禁煙のススメ」のカードを作った。
上の写真は表。裏面には文章を書いた。
今後、歯周治療やインプラントの患者さんで喫煙者には、レッドカードならぬ「禁煙カード」を提示するつもり。
いまここでブログを書きながら思ったんだが、もっと情熱的な赤を激しく全面的に使った、“レッドカード”にすればよかった・・・

気が弱いからなぁ~、オレ。

投稿者 takagi : 17:12 | コメント (0)

2012年12月27日

高木歯科医院忘年会

今年も無事に高木歯科医院も忘年会を迎えることができた。

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会場は、老舗割烹「千歳館」。誰もが知ってはいるが、ほとんどの人が入ったことがない。
今年は院長、奮発したよ(笑)

毎年、忘年会は黙祷から。
今年も長く通院してくださっていた患者さんが数名亡くなった。

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高木歯科医院の理念は「人のお役に立てる仕事をすること」
今年は、どれだけ人のお役に立てただろうか。
多くの迷惑や、不満を与えたのではなかったか・・・反省も必要。

みんなで今年を振り返り、来年の抱負を語る。
個人のことも、医院のことも、家庭のことも、社会のことも。
出入りの業者の方にも参加していただき、慰労させていただく。
スタッフをはじめ、皆様に感謝です。
来年もよろしくお願いします!

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2012年12月16日

山形歯科インプラント研究会 例会と忘年会

山形歯科インプラント研究会(YAID)の、今年最後の例会。懇親会は、忘年会。
講演2題と会員の症例発表2題。4演題とも、とてもよかったね。

第9回YAIDミーティングが、山形県歯科医師会において開催された。

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講演1は、山形大学 歯科口腔・形成外科学講師の菊池憲明先生による「形成外科がやっていること!」と題してのプレゼンテーション。口腔外科のみならず、脳外科、整形外科、耳鼻科などほとんどの科における再建手術を手掛けているという。神経再建や、血管吻合、皮弁移植など繊細な外科手術の症例を多数紹介していただいた。飯野教授によれば、「菊池先生の再建が控えていると思えば、ガン病変なども大胆に切除できる。口腔外科と形成外科が一体化している大きなメリットがある」との言葉通り、高いレベルにある山形大学の外科治療の舞台裏が紹介された。

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講演2は、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いで日本中で「吸着義歯」の講演、セミナー活動を行っている、佐藤勝史先生の「やっぱりできる下顎総義歯の吸着」の話。1988年に染谷成一郎先生によって発表された吸着義歯の理論は、阿部二郎先生に受け継がれ、そして勝史先生によって広く知られるようになった。吸盤のように吸いつく義歯床全周の辺縁封鎖のための理論と実践を、多数のスライドとビデオを駆使してプレゼンテーションした。

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会員による症例発表は、遠藤浩先生(米沢市開業)と桜井厚先生(高畠町開業)のふたり。
遠藤先生からは平成5年からおよそ20年にわたる自医院でのインプラントの埋入本数、生存率、トラブルを分析した発表で、毎日の臨床を見つめなおす真摯な姿に感銘を受けた。
桜井先生は、ソケットリフトや矯正治療などを併用した4症例を提示し、治療後およそ5年後の状況を詳細に分析し、インプラント付近の歯間離解やインプラントと関係ない部位での歯根破折など、咬合の変化による「力のコントロール」の重要さを説いた。

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会場からも活発な質疑応答がなされ、3年を経過したYAIDミーティングも徐々に成熟しつつあることを実感した。

懇親会は会場を駅前の「宝来寿司」に移し、今回のミーティングにゲストで参加された秋田大学教授の福田先生、弘前大学准教授の小林先生も同席していただき、にぎやかな忘年会となった。

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投稿者 takagi : 22:50 | コメント (0)

2012年12月01日

歯内療法の講演

もともと口腔外科出身でインプラント学と咬合学が好きな僕は、あまり歯内療法(歯の根っこの治療)の話をしっかり聞く機会がなかった。
新進気鋭の高橋慶壮教授の講演という事もあって、ちょっと無理を押して出席した。

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大学教授らしからぬ、臨床の本音炸裂で、日常的にやっている歯内療法(エンド)のキモの話は期待通り面白かった。
僕らが大学の時に教わったエンドとは、ずいぶん考え方が変わったね。
Hファイルなんか使ったら、根管が削れ過ぎて破折につながるとか、Kファイルの回転は30°程度、ピッキングも加えて行うべしなど、毎日やっていることの些細な勘所を教わった。
また、根管治療を何度もやることの無駄や、再根治は2回までなど僕がこだわってきた「何もしない療法」に似た考えを訊いて安心もした。

エンド-ぺリオの問題や、咬合とエンド病変とのかかわりなど興味深い点が多く指摘されたが、限られた時間で内容の突込みが少なく、その点に関しては今度じっくり話を聞かせていただきたい。

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彼のぺリオの本(↑)を昨年購入したが、エンドの本(↓↓)も読みたくなった。

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高橋教授は、臨床家でもあるが哲学家でもある。
この人に出会って、とても得した気分だ。

投稿者 takagi : 23:21 | コメント (0)

2012年11月23日

福井のインプラント

福井には昔からインプラントを積極的にやっている先生が何人かいる。
いろいろ問題もあるドクターもいるが・・・

福井インプラント研究会の林正人先生に講演を頼まれて、のこのこ福井までやってきた。
白亜の殿堂、まるで結婚式場のような、はやし歯科医院を訪ねた。

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「!!!」ぶっとびマーク炸裂の、すごいクリニックだ。
規模と言い、設備と言い、個人開業医とは思えないゴージャスで洗練された、そしてクオリティの高いオフィスだ。

とかくインプラントに対する期待と落胆が大きい土地柄だからこそ、こうした徹底したインプラントセンターが必要なのだと、林先生。
見習うところが多いね。

福井インプラント研究会は、30年の歴史を持つそうだ。かなりレベルが高いよと、今日になって林先生が耳打ちする。今更遅いよ!

今年の2月にサンディエゴでプレゼンしたことをベースに、いくつかの咬合の要素を加えて2時間プレゼンした。質疑応答では、さすがにレベルの高さを感じさせる鋭い突っ込みが相次いだ。
体調不良が功を奏したか、それらに淡々と短く答えたのは、好感が持たれたようだ。

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二次会では、最初幹部の4,5人だけのはずだったのが、急に参加者が増えて狭い和室にぎゅうぎゅう詰め。熱いバトルが日付け変更線を越えるまで続いた。
最も熱いバトルは、山形の蕎麦と越前ソバとで、どっちが旨いか?ということだった事は、ここだけの話。

投稿者 takagi : 07:05 | コメント (0)

2012年11月19日

山臨研

20年以上続いている勉強会「山臨研」の例会。体調が絶不調なのだが、食事や会場などの都合で休むわけにはいかない。

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今回はK先生とS先生のプレゼンだったが、まとめ方がめちゃくちゃ下手で、焦点が定まらず。
何を訴えたいのかわからない。独り言なら、他人を巻き込まないでほしい。
無理して参加している僕にとっては、苦痛の時間だった。

人前でプレゼンするときには、もっとしっかり準備してきちんとまとめるべき・・・・
今更ながら、人前でしゃべることの難しさを、他人の話を聞きながら痛感した。

体調が悪いと、寛容になれない。

投稿者 takagi : 21:26 | コメント (0)

2012年11月15日

インベン

若手の歯科医を対象にした勉強会の2回目。参加者には、スタモを持参してもらった。

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スタモ・・・いわゆる歯型だ。

スタディモデルというだけあって、ここから見えてくるものは多い。
噛み癖や、欠損の原因、早期接触や咬頭干渉。これからの補綴の方針や、今後失うであろう歯の予測まで見えてくる。

ただ印象を取ればよいというわけではない。
小帯や口腔底などもしっかり模型に再現されることが大事。

インプラントの術式以前に、きれいなスタモを作れるように・・・

おせっかいなオヤジ歯医者が、若者に喝を入れるインプラント勉強会(IMBEN)。


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投稿者 takagi : 22:35 | コメント (0)

2012年11月11日

スマイル倶楽部

昨日と今日、スマイル倶楽部のフォーラムを仙台で開催した。
熱気に満ちた二日間で、二日間のミーティングを終えて帰宅後、僕はぶっ倒れた。

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初日のゲスト講師に、公立南三陸診療所歯科口腔外科部長の
斎藤政二先生を招いて、東日本大震災の経験と医療再生の軌跡を、
多数の写真、ビデオを使って紹介していただいた。
マスコミからの情報だけでは知りえない、まさに現場で体験された
生の感想を、客観的に淡々と語られたが、とても重みのある話だった。
災害直後から復興までの各フェーズごとに、医療の現場はどう対応してきたか、
そして今後どのように再建していくのかを具体的に説明していただいた。
iPS細胞による「再生医療」と同じくらい南三陸町の「医療再生」は
感動的で、ノーベル賞に値すると思った。
まだ医療再生は完了したわけではなく、道半ばである。
最後に供覧されたスライドショーを見ながら、涙をこらえるのが大変だった。
がんばれ!東北!!がんばれ!政二先生!!

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懇親会では、翌日の講師である菅野太郎先生も同席され、二人の講師を囲んで
和気藹藹、いつものように本音トーク炸裂で夜が更けた。
今回は、長老の西方先生、大御所の大野先生が欠席で、乾杯の音頭を白鳥先生に
頼んだが・・・ん?

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二日目は、東北大学補綴科・助教の菅野太郎先生による「補綴のドグマ」
と題した講演会。これまで当たり前とされてきたような補綴の様々な手技を、
多数の文献的エビデンスをもとにバッサバッサと斬りまくっていく痛快さは
参加した一同があっけにとられた。

先生の「咬合調整をしている時間があったら、プラークコントロールの大切さを
患者に植え付けろ!」という持論には、いささか違和感を覚えたものの、
歯周管理の重要さを補綴医の立場から熱く語る姿には敬服した。

歯科治療における本質には「疾病治療」と「再建治療」があり、患者が
歯科疾患・歯牙崩壊を引き起こす源流にNeglect(怠慢・放置・興味がなくなること)
しないように、術前から術後まで医療従事者が努力することが大事であると、
情熱的に語る姿には感動を覚えた。

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しかし、文献中心のエビデンスで“力”を否定するのは、いささか暴力的。
これからも東北大学のインプラントカンファレンスでは、タカギと太郎のバトルは
続きそうです。

そんな中身の濃い二日間を過ごし、しばらく休養のなかった僕の血圧はMAX.
帰宅後フラフラになってベッドに倒れこんだ。

投稿者 takagi : 22:07 | コメント (0)

2012年11月08日

シリーズ講演@福島、終了

先輩でもある福島歯科医師会長遠藤先生からのたっての依頼で引き受けた3回シリーズの講演。
今日が最終回で、無事に終了した。

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「安全・安心なインプラント治療」は、マスコミで頻繁に取り上げられるようになったインプラントのトラブルを
うけて、学会を中心に至る所で掲げられるテーマである。

インプラントの臨床を30年以上行って、25年以上大学でもインプラントの講義を行っている僕にとっても、
とても深刻なテーマである。
今年は学会からの治療指針も提示され、いくつかの研修会にも参加して勉強した。

今回の福島での講演も、テーマは同じ。
3回シリーズの1回目は、自分の30年の経験をもとに長期症例を追いかけて見えてきたことを話した。
2回目と、今回の最後の回は、日本口腔インプラント学会の治療指針をベースに、診断、外科、補綴、
フォローという各フェーズごとの留意点を解説した。

イギリスの古いことわざに「ミルクを飲む人よりも、牛乳配達をする人の方が健康になる」というのがあるが、
勉強も「教わる人よりも、教える方が良く学べる」と言う事を実感した。

基本的なことも、多くを見直すことができた。
改めて「タカギのインプラントロジー」を構築できたような気がする。
けっこう準備などに時間を取られ、大変な作業だったが、3回シリーズは大いに意義があったと思う。

それにしても第1回目は8月下旬で「毎日暑いですねぇ~」と挨拶を交わしたのに、今日は
「めっぽう寒くなりましたね」という挨拶だった。

投稿者 takagi : 23:55 | コメント (0)

2012年11月04日

学会のはしご

学会シーズン真っ盛りだ。昨日と今日の二日間で、僕が所属している学会が三つ開催された。
そのうち二つの学会では評議員を務めているために出席しなくてはならないのだが、理事会の開催時間がほぼ同じで、仙台と郡山での会議だから、体が一つしかない僕は選択を強いられる・・・

本当は思い入れの強い顎咬合学会の東北支部に行きたかったのだが、再来年に山形での学会開催が目論まれている日本口腔インプラント学会東北・北海道支部総会に出席。

新幹線で郡山まで。普段は東京まで行く途中で、居眠りをして通過する郡山なので、うっかり今回も寝過ごしそうになった。

クルマでは10年位前に来たが、新幹線を降りて郡山の駅に立つのは20年ぶりくらいか?
街の様子はすっかり変わってしまった。
相変わらず、磐梯おろしの北風はとても冷たい。

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無事に理事会終了。その後、一般口演や教育講演などを聴いた。
久しぶりに基礎系の研究発表を聴いたが、インプラント学会はどうしても材料の研究が主体で、
どれだけ臨床で使えるものになるのかはなはだ疑問。
僕が人工骨材としてのハイドロキシアパタイトを研究していた頃のワクワク感がなく、老いた自分がちと悲しい。

夕方の新幹線で東京へ。
幕張ではサイクルモードをやっているのだが、とても間に合う時間帯ではない。
秋葉原に宿をとっていたので、電気屋街をうろつこうと思ったけど、寒さに負けてヨドバシカメラに。
1階から5階まで、隅から隅まで探索した。
PC関係にはあまり関心が無くなったけど、3Dのテレビや、高級オーディオなどしばらく時間を潰せた。
体調が悪かったので一人で夕食を済ませて、ホテルに戻り早めの就寝。

今朝はゆっくり起きた。久しぶりに良く寝た。
約束していたGC本社訪問。
10:30の訪問予定だったが、早起きしてしまったので、10時には到着。
新社屋には初めて入った。モダンで洒落たビルディングだ。

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ショールームで、ユニットなどと戯れる。
窓越しにスカイツリーが見える。こんなオフィスで仕事をしてみたいものだ。


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午後からのイベントまで少し時間があったので、近くにあるサッカーミュージアムへ。
日本のサッカー界を築いた様々な陳列品が、目を引いた。
いかにもサッカー好きそうな若いアテンドたちが、小気味よく仕事をしていた。
二年前にはFIFA本部にも行ったし、今回はJFAも抑えた。
サッカーが、どんどん身近になっていく・・・

午後からは日本顎咬合学会の指導医研修会。
会場は、新宿のハイアットリージェンシー。
僕の好きなホテルの一つで、以前は東京の定宿にしていた。
勝手知ったる我が家のごとく、間違えずに地下の会場へ。
本当は昨年に開催される予定だったのだが、震災の影響で今日に延期。
会場に集まった顔ぶれを見て、びっくり。
日本の歯科臨床の重鎮たちがずらっと並んでいる。
そりゃそうだ、顎咬合学会の指導者だけが集まっているのだもの。
その場に僕がいることに、違和感はないのか?
企業の来賓数名にお会いしたが、僕が若造だったころから関わっていいた人たち。
それぞれが今では、部長クラスで来ている・・・僕も歳を取ったわけだ。

研修会では、キューピーの前社長・鈴木豊先生と、分子整合栄養医学協会理事長の金子雅俊先生の
講演を拝聴。
キューピーの鈴木先生からは、食の大切さと、組織のリーダーとしてのマネジメントについて話をうかがった。
ユーモアにあふれ、一流企業のトップはこうした人格が必要なんだなと感じ、とても好感を持った。
金子先生は、「口腔内科のすすめ」と題して、口腔内疾患と栄養、特に循環器疾患、糖尿病と歯科疾患との関わりと食事療法について多くのデータをもとに解説していただいた。

有意義な講演で、いつの間にかノートに目いっぱいメモを取っていた。
良い話を聞いた後って、良い音楽を聴いた後のようにすがすがしいね。
体調不良だったので、講演終了後退散。
今回のメインだった懇親会は欠席。ホテルを出ようとしたときに、懇親会から参加の勝史先生とバッタリ。
バトンタッチで、後は頼みましたよ・・・

投稿者 takagi : 22:46 | コメント (0)

2012年10月02日

勝史塾Jrの会

昨晩、東根の佐藤勝史先生が主宰している、勝史塾Jrの会で講演をしてきた。

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若い先生たち(中には必ずしもそんなに若くない顔も・・・)を前にして、「インプラント長期症例から学んだこと」
を話してきた。

近頃のマスコミによるインプラント批判の報道によって、すっかり悪者扱いにされているインプラントだが、
高木歯科医院では、インプラントの治療後20年以上何も問題なく経過している患者さんがたくさんいる。
一方で、残念ながら10年持たずにインプラントが動揺し、脱落したケースも少数ではあるがあるのが現実。

長期症例を通して、何がうまくいく秘訣か、そしてうまくいかなかった症例の原因は何だったのかを
しっかり検証して、すべてのインプラント治療が成功に導かれるように考察してみた。
また、抜歯後インプラントを予定していながら、患者さんと担当歯科衛生士の努力によって当該歯を
20年以上抜歯をせずに守り通した症例をも供覧し、われわれ歯科医が、本当に抜歯、インプラントを
どれだけ必要とするのかを再考してもらった。

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午後8時から2時間の講演。その後懇親会・・・
ふだん10時には就寝体制に入る僕にとって、かなりハードな月曜の晩だった。

投稿者 takagi : 11:03 | コメント (0)

2012年09月30日

咬合平面

修復歯科治療において、最も重要なことは「咬合」。
タカギ先生はインプラントで有名で・・・としばしば紹介される事が多いが、僕が最も興味を持っているのは咬合なのだ。

確かにインプラント学会にも所属しているが、僕が一番熱心に勉強し、学会活動に励んでいるのは「日本顎咬合学会」

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東京国際フォーラムでの、顎咬合学会主催の「咬合フォーラム」に参加してきた。
今回のテーマは咬合平面。僕が最も重要視しているところだ。
参名の先生方のプレゼンをよーく聴いた。
特に、ベテランの内藤先生の話を楽しみにしていったのだが、僕が知りたいことについては
「私も長いこと咬合に関わってきたけど、そこはいまだにわからない・・・。ダメなものはダメなんだよ」と。

咬合が一番大事なことは分かっていても、その神髄はまだほとんど解明されていない・・・

歯科医になって約32年。
学生時代に教わったことで、いまでは大きく変化したものに歯周病学と咬合学が挙げられる。
日進月歩というよりも、暗中模索な学問なんだなとつくづく思って、帰りの新幹線の車中の人となった。

台風が来ていて列車ダイヤが乱れる中、一つ早い新幹線に乗れて順調に帰れたのは幸いでした。

投稿者 takagi : 22:29 | コメント (0)

2012年09月24日

インプラント学会@大阪

21日から23日までの3日間、国内最大の歯科医学会「公益法人日本口腔インプラント学会」の年次総会と学術大会が大阪であり、子供のころから“お祭り小僧”だった僕は、当然歯医者のお祭り“学会”に参加。

山形からの伊丹への直行便は1月以来。
久しぶりにJALに乗った。
株式再上場で上昇気流に乗りつつあるJAL。
革張りのシートがやけに座り心地が良かったのは気のせい?

エリッククラプトンを聴きながら文庫本を読んでいたらあっという間に大阪に到着。
たった80分で着いてしまうのだから、大阪は近いやんけ。
(なぜか大阪に来ると関西弁口調になってしまう)

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疲労困憊の日々を送っていたので、今回はちょっと贅沢に、リッツカールトンに宿をとっていた。
少し早めにチェックインを試みたが、フロントで名前を告げると、レセプションの人はパソコンで確認をして、
僕を上から下まで(厳密にいうと胸元から靴まで)をチラ見してから
「タカギ様、大変申し訳ございません。当ホテルはチェックインが3時でございまして・・・」と丁寧に
チェックインを断られた。
そうです、僕は今回がリッツカールトンデビューだし、楽天トラベルからの予約だし、服装もしょぼい
ハンチングキャップにTシャツ。おまけに梅田の駅から歩いてきたのでTシャツは汗で濡れている。
それに靴は履きなれたすなわち若干くたびれた革靴だったので、レセプショニストの「品定め」で
僕はB級宿泊客として扱われたわけですよ。
もちろん田舎もんですけどね・・・
確かに玄関前にはでっかいベンツやベントレーとか、ピッカピカのポルシェとがが駐車してあって
フロントロビーにいる人たちも、ダークスーツの外国人だったり、明らかにブランド物のカジュアルウェア
に身を包んだオシャレなお嬢様たちだったりして、なんとなく僕は場違いな感じがするのは当然なんだけど。
でも、“日本一サービスの行き届いたホテル”の称号を持つリッツカールトン大阪のレセプショニストともあろう者が、
名前を聞いてパソコンでチェックして、さらにチラ見までしてから「チェックインの時間は・・・」というのは
いただけないね。
「早く着いちゃったのですがチェックインできますか?」と訊いたら即座に「当ホテルは・・・」と答えるべき。
常連さんでアーリーチェックインの優遇すべき客であれば、顔や名前を事前にチェックしておくべきですよ。
見え見えの「差別」はちょっと気に障ったよ。リッツじゃなければ、そんなことでムッとしないんだけどね。
ニューポートビーチのフォーシーズンズも似たような超ウルトラ高級ホテルだったけど、3度泊まったけど
嫌な思いは一度もしなかった。
コンパクトな日本車レンタカーで到着した時に、係りの人がさっとヴァレーパーキンに持って行ったことはあったけど。


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学会は面白かった。
数年前からのマスコミによるインプラント批判に対応すべく、学会としての治療指針や、安全・安心について
様々な角度から深い考察が加えられて、シンポジウムや基調講演などかなり聴きごたえがあった。
今年の春ごろから、再びインプラントの勉強に目覚めた僕だけど、一連の勉強の集大成的な感じで思うことが多かった。
いずれ、きちんと総括してなにかにUPするつもりだけど、より一層理論武装して安全・安心なインプラント
治療を実践していこうと決意した。(患者が減るだろうけどね・・・苦笑)

NHKのクローズアップ現代でインプラント批判した米原記者とも直接話をすることができた。
マスコミは、インプラントの問題点を暴露し「メスを入れた」というけど、メスを入れたら、ちゃんと縫合して
治癒を見守るのが外科手術。
切りっ放しは、やくざな野武士の辻斬りと一緒だぜ。


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自分の発表のメインは、写真同好会での写真展示。
学界の重鎮たちの作品と肩を並べさせていただいた。
特に賞とかはないので、みんな自画自賛しているところはさすがインプラントロジスト!
二日にわたって僕は2作品を展示した。

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いろんな人と会えるのも学会祭りの楽しさ。
懐かしい人や初めての人・・・
今回大阪の夜は、この人たちと素敵な時間を過ごすことができた。
「いやや・・・」という女性の大阪弁に、ぐっと来たね。
変なことしたわけじゃないよ!!

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なぜかインプラント学会と顎咬合学会では高級外車の展示がある・・・
特に興味はなかったけど、久しぶりに会ったフェラーリ・フリークのHSIK先生が熱く解説してくれるものだから
ついドライバーズシートに座ってしまった。
とても車とは思えない・・・クルマはモノを運ぶ道具としか思えない僕には、とても運転できないな。
でも、僕の自転車と同じデザイナー「pininfarina」のマークが・・・カッコはいいけどね。

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大阪に来ると粉ものの摂取が多くなるね。
帰りには、千里中央にあるたこ焼屋で腹ごしらえ。
隣の4歳くらいの女の子が、ぺろりと一皿平らげていた。恐るべし!大阪人。

帰りの飛行機の中では、心地よい疲労感でぐっすり眠りこんでしまった。

投稿者 takagi : 16:51 | コメント (0)

2012年09月13日

インプラント勉強会

若いドクターや、技工士、衛生士さんとインプラント勉強会をやった。第1回目。

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なんとなく集まってきた若い人たちに、我が国のインプラントの歴史や、真の安全、安心なインプラント治療
歯科診療について、インプラント学会の「治療指針」をベースに私見と経験を語って聞かせた。

テレビのチャンネルは“回すもの”と思っている僕らアナログ世代と、チャンネルはリモコンをポチるものと
思っているデジタル世代のジェネレーションギャップは、歯科治療、特にインプラント治療においても明白。

この勉強会は、会費無料で、当然僕も講師料など一銭もない。
僕は彼らから若さというエネルギーをもらい、彼らは僕から「じじぃの説教」をもらうのだ。
普段高額な受講料のセミナーなどには参加できない勤務医、スタッフを中心に、僕は夢中で
いろんな話をした。ちょっと説教じみたことが多かったかもしれないけどね・・・

そこそこ面白かったね。

投稿者 takagi : 23:00 | コメント (0)

2012年09月09日

日顎認定医・指導医研修

日本顎咬合学会の認定医、指導医の研修会が仙台で開催された。

新潟大・山田好秋教授、日歯大・小林義典教授による「咀嚼」の話。

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近年、柔らかくて咀嚼回数の少ないファストフードやサプリメントの多量摂取、朝食の欠食などによる
不十分な咀嚼は、激変した社会環境を背景として健康に多大な影響を及ぼしている・・・
とても興味深く有意義な勉強だった。
指導医の僕は無料で受講できるのだが、タダでこんなに素晴らしい話を聞くことができて申し訳ないくらいだ。

終了時間を1時間以上も延長しての小林教授の熱弁には少々参りましたが(笑)

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ゆっくり、たのしい話題で食事することが良いと言いながら、忙しい講師の先生たちの早食いに驚き、
お偉い先生方と一緒に食べる昼食は、なかなか喉を通らず消化に悪かったね(笑)

「咀嚼」の大切さを、HPに掲載しました。
CLICK

投稿者 takagi : 22:34 | コメント (0)

2012年08月26日

YAID Meeting

終日、第8回目の山形歯科インプラント研究会(YAID)のミーティング。けっこう面白かった。

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山形大学の飯野教授を会長に、僕が幹事長を務めるYAID。

今回は、鹿児島で開業しているテルダーミスで有名な児玉利朗先生がメインゲスト。
「インプラント治療は硬組織にばかり目が奪われるが、失敗の原因の多くは軟組織の処理にある」という、
彼の考え方にとても共感を得た。
また、「インプラントの成功は抜歯の時に決まる」という説にも同感。抜歯後の十分な掻把と骨新生の
ための足場の確保は、とても重要だ。

もう一人のゲストに、斎藤善広先生を仙台からお呼びした。
インプラント・オーバーデンチャーに必要な、総義歯の知識を具体的に紹介してもらった。
勝史先生をはじめ、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの阿部二郎一門で、総義歯の奥深さを改めて実感した。

会員発表は、南東北がんセンターの高山先生から、放射線がん治療とインプラントについて。
最近のがん治療についての話が興味深かったね。

前日の「ばんだい→プチノエル→なでしこ」の懇親会も、いつになく面白かったし、最近勉強ばかり
しているけど、それが楽しく思えるのは健康な証拠か?いや、病んでるかもしれない。

投稿者 takagi : 17:45 | コメント (0)

2012年08月24日

レスポンスが早い!

およそ1カ月ぶりに、東北大学のインプラント・カンファランスに出席した。

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先月、症例検討にスタモがないのはおかしいよ。それから症例のリスクや難易度を客観的にとらえるために、ITIのSAC分類を採用したら?と、提案したのだけど、きょうのカンファランスではしっかりスタモが使われているし、症例のレジメの裏にはSAC分類表がプリントしてある。

さすが!

インプラント外来がなかなか発展せず、インプラントセンターの計画も遅々として進まない。
国立大学としての大きな組織はやっぱりレスポンスが悪いが、そこで兵隊として働いているドクター達は、
すばらしい!!

一方僕はと言えば、宿題がたくさん溜まってしまって大変な状態。
古~いパソコンのように、レスポンスが悪く、フリーズを起こしてばかりいる。
「老い」を感じる今日この頃。若いドクターにはかなわない・・・

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カンファランスが終わって、高橋教授と飲みに出た。
彼と仙台で飲むのはいつ以来だろう・・・
仙台の街もすっかり変わっちまった。
ところが、教授の選んだ先はなんと文化横丁。
ん~。昔と変わらぬ雰囲気は、なんとも渋い。
僕らも、文化横丁が似合う世代になっちまったぜぇ~

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投稿者 takagi : 23:09 | コメント (0)

2012年08月19日

日本口腔インプラント学会技術向上講習会

朝から飯田橋・日本歯科大学の講堂に缶詰めになっての講習会。
「適切な診断および安全・安心のインプラント」がテーマ。
ベタなテーマだが、学会の専門医対象の非常にレベルの高い講習会だった。

近頃のマスコミによるインプラント批判。そのターゲットになっている一部の不良歯科医。
そんなこともあってか、学会は毅然とした方向性を打ち出し、つい最近「口腔インプラント治療指針」を発表した。
(日本のみならず欧米でも相次いで最新の治療指針が示されつつある)

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その指針に基づき、6人の大学関係者が講演。
実によくまとまった、素晴らしい講演だった。
(2名ほど、滑舌が悪くて聴きづらかったが・・・^^;)

ほとんど休憩もなく、ディスカッションも含めて7時間びっちりお勉強。
先週までのアメリカでの英語漬けの状況と異なり、ネイティブな言語での勉強は、とても楽だね。

多数歯欠損へのインプラント治療に際しての、設計やプロビジョナル、ガイデッドサージェリーなどが
主な内容ではあったが、「インプラントは異物なんだ」ということを十分に意識した講演内容であり、
「インプラントがイチバン!!」みたいなHP広告を出している、巷でちょっと問題になっている不良歯科医達に
聞かせてやりたいテーマだった。
インプラントを長期的にもたせていくためには、術者のスキルも重要だがそれ以上に患者さんの
日々のメインテナンスと定期的なフォローアップが必要。
それでも10年以上経過すれば、いろいろと手をかけて調整ややり直しが必要になってくることが
しばしばある。
そんなインプラントの本質を弁(わきま)えず「10年保証」や「生涯保証」を謳っている歯科医院もあるが、
講師の先生も、会場の僕らも「丁寧にフォローすることはできても、無責任にそんな保証はできないよね」という本音が聞かれた。
どだいインプラントは歯科治療、欠損補綴治療であって、物の販売ではないのだから・・・

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2012年07月29日

60回目のスマイル倶楽部フォーラム

発足して17年目。60回目になるフォーラムは、山形で。猛暑の土日の二日間、熱いディスカッションが繰り広げられた。

高木歯科医院に隣接するアイナリースクエア。
定員30名のところに、36名ぎっしりの満員御礼。

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初日28日の土曜の午後は、歯科用回転切削器具シェア世界一を誇るNSK---㈱ナカニシの代表取締役社長の中西英一氏を招いての講演。
世界一になるための志、実行、継続について、分かりやすく、そして興味深く話をしていただいた。
モノづくりだが、そこにはものすごい血の通った魂が込められていることを知った。
なにしろ中西社長は、学生時代にはワンゲル部で世界の山を登りまくり、自転車での欧州一人旅も経験されている。

物腰の柔らかさ、穏やかな喋り口調とは裏腹に、ものすごいパワーのある方だなぁと感じた。
とてもすばらしい講演を頂戴し、またこんな方と縁があって知り合いになれたことが、とても嬉しい。
歯科業界のメーカーとユーザーという関係をなしにして、尊敬できる。

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懇親会は、グランドホテルで。
今回は、ちょっとお洒落にバイオリンとピアノのユニットを入れて、花を添えた。
倶楽部の歌「スマイルソング」もとても気高くアレンジして演奏をしてもらい、楽しい時間が過ごせた。
ここでも中西社長とスマイル倶楽部の先生方との熱きディスカッションが続いた。

二日目の今日は、八戸の熊坂先生の講演で幕開け。
スマイル倶楽部の会員の多くが、「熊坂節」の大ファンである。

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いきなり北方領土問題と花咲ガニの話から入り、とても歯科の勉強会の雰囲気ではない。
しかし、今回のテーマである「globalism」という観点からすれば、至極妥当な話の入り方か?
それにしても、熊ちゃんの知識の豊富さ、洞察力の深さには敬服する。
やくみつるより、数段上かも。
話は展開し、交流分析以降の性格診断の話、そして自院での実践など興味は尽きない。
無理をして(?)症例を二つ提示してくれたが、正直助かった・・・と思った。
なぜなら今回のフォーラムではいっさい症例提示のないままのディスカッションになりそうだったから。
いっさい口腔内写真やレントゲンを使わないで、「はい、歯科医の勉強会ですよ」というのもなんとなく気が引ける。ありがとうね、熊坂先生。


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そして和田精密歯研の山口さんからの緊急提言。
「マスコミによるインプラント批判に対して、どう対応するか?」という、僕からの急なリクエストにもかかわらず、快くプレゼンしてくれた。
情報量の多さではぴか一の山口さん。しかも身内にテレビ局のディレクターもいる。
貴重な資料や、僕らの知らないさまざまなツールを惜しみなく紹介してくれた。
明日からの診療に、どう対応すべきか。多くの示唆とヒントをいただいた。

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最後に僕の今年上半期のテーマだった「歯科臨床における交流分析」について話した。
人の心の底や裏を読み取るようなことを話すのは正直好きではないが、自我の構造から良好な対人関係を構築する為に、サイエンスで裏づけされた事について紹介させてもらった。
良好な人間関係を構築する為には、まず自分自身の性格を客観視し、つねにプラスの(ポジティヴな)ストローク(言葉、態度、スキンシップ)を心がけることである。
I am OK, You are OK。なのである。
みんなが元気に仕事をして、それぞれの立場で患者さんを、スタッフを、家族をシアワセにしてあげることができれば・・・
猛暑の中、汗だくになりながら、みんなで楽しく勉強会をすることができた。

北は青森、南は沖縄から会員の先生が山形に集結。
「山形の暑さは、半端じゃない!」との沖縄・宮里先生の言葉が忘れられない。

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2012年07月24日

バイオフィルムについて勉強会

歯の健康維持や、歯の治療後の管理の上で最も重要なのがバイオフィルムとの闘い。バイオフィルムは、口腔内の細菌が凝集した状態で、歯垢もそのひとつだ。

高木歯科医院の毎月の勉強会。
今回のテーマは「バイオフィルム」。
歯科衛生士のU子さんが担当で、うまくまとめてくれた。

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バイオフィルムという言葉が一般的になったのは、ここ10年くらい。
僕らが歯科の学生時代には使われていない用語だった。
バイオフィルム感染症としてのう蝕・歯周病の概念は、1999年、J.W.Costertonによって
アメリカの科学雑誌、サイエンス上のレビュー中で提唱された。
以降、口腔バイオフィルムの概念が世界に発信されていった。

バイオフィルムって、聞こえは良いが、要するに排水溝や台所の三角コーナーのヌルヌル状態。
歯も、ちょっと磨かないでいるとヌルヌルするよね。アレです。
歯ブラシなどによる、機械的清掃によって口腔バイオフィルムが除去できるけど、油断をすると
自分での歯磨きだけでは取り除けなくなる。
定期的に、歯科医院で歯科衛生士による機械的歯面清掃(PMTC)が必要だ。

歯科医院における、日常的なことだが、改めてバイオフィルムへの闘志が燃えた勉強会だった。

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2012年07月07日

東北大学教授就任パーティ

高橋哲教授の東北大学教授就任パーティーに出席。

九州歯科大学で12年間教授を努め、この春から母校の東北大学の口腔外科の教授に就任した、我が愛すべき大学院の後輩、高橋哲先生。

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彼の人柄もあって、仙台のウェスティンホテルの一番大きなバンケットホールに、300人近い客を集めての祝賀パーティーが開かれた。

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東北大学歯学部長の佐々木啓一先生ら、次々と日本の歯科界の重鎮が登壇。
最後は、我が恩師、仲人でもある手島貞一名誉教授のご挨拶。
相変わらず飄々とした手島節で笑いを取っていた。

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奥様とも久しぶりにお会いし、哲先生の世界的な活躍を陰で支えているその苦労をねぎらった。
彼のバイタリティーは、ものすごいものがある。
そのエネルギーは、どこから湧いてくるのか。
誰からも愛されるそのキャラクターとともに、この人の偉大さは「飾り気がない」ことに尽きる。

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会場で、新潟日歯の又賀教授にお目にかかる。
又賀先生の方から、僕を探してくださり、乾杯の直後に挨拶に来てくださった。
又賀先生とは1986年5月、僕が初めて出席したバンクーバーでの
国際学会での出会い以来、インプラント治療がまだ日本ではほとんど行われていなかった
時代に、ともに研鑽し、情報交換をしながらさまざまな議論をしあった仲である。
ちなみに、彼がわが国で最も最初にサイナスリフトの手術をした口腔外科医であることを
知っている者は少ない。

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【我が恩師、越後正志先生、手島貞一先生。お二人とも東北大学名誉教授】
僕がお世話になった第二口腔外科の先生方と、久しぶりに会えたことがとても懐かしく楽しかった。
とくに、5月の越後教授の退官パーティーに、スウェーデン出張で出席できなかったので、
久しぶりにお会いした先生方がたくさん。

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【哲ちゃんとともに、国分町の探検隊の隊員だった竹村。相変わらずイケメンだ】

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【大学院の先輩の安藤先生。よく面倒を見てもらった】

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【東福寺。君はそんなに顔がでかかったっけ?!】

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どんなに偉くなっても、謙虚で、嫌味なく、明朗なる“哲ちゃん”は、僕の誇りです。
ますますのご活躍を!!

投稿者 takagi : 22:36 | コメント (0)

2012年07月03日

仙台での一日

大学での講義のために、仙台へ。インプラント診療科はいつも金曜の午後からなので、朝から仙台に、大学に来るのは久しぶりだ。

山形→仙台の高速バスは約60分。平日の通勤時間は10分間隔で出ているので、通勤、通学の客で混んでいる。
広瀬通りで降りて、多くの通勤する人波に紛れて歩いて大学へ。
昔住んでいた、上杉ハイツの近辺の景色はすっかり変わってしまった。

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午前中、4年生に「インプラント臨床」の講義。
近頃のマスコミによるインプラント批判のことも織り交ぜて、開業医の立場から話をした。
今年でインプラントの講義をするようになってから27年になるけど、時代は変わったね。
インプラントのことを知らない学生は皆無だし、インプラントに興味を持って歯学の道を選んだ学生さえいる。
昔は「なにそれ?」だったのに・・・

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午後から、口腔生化学の高橋信博教授の部屋を訪ねた。
先月の歯学会の時に、偶然20年ぶりくらいにお会いしたのがきっかけ。

僕の子分、拡先生が尊敬し教室には頻繁に出入りしていたらしいので、数年前から信博教授の事は
時々話題にしていたし、気になっていた。
なので、今日はさんざん拡先生の悪口を・・・(笑)

高橋信博先生は、僕の父が急逝して混乱していた時期の高木歯科医院の診療を手伝ってくれたドクターの一人。
当時の昔話、一緒に筑波万博に行った時のことなどに花が咲いた。

午前の講義で力説したばかりの「歯科インプラントは一端が生体内に存在し、一端が生体外に露出している特異な状況」
ということが、信博先生の口からも語られ、インプラントや歯科の特殊性、バイオフィルムの最近の話題など
人の悪口と同じくらい興味深く、楽しい話がたくさん出来た。
信博教授には迷惑かもしれないが、時々押しかけていろいろ教えてもらおうと、心に決めた。


口腔外科の医局に戻り、古い医局員と歓談。
若い医局員とはほとんどしゃべらない。というか、喋ってくれない。親子の歳の隔たりがあるんだものね。

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高橋哲教授が戻ってくるのを待っていたが、なかなか来ないので口外外来に赴く。
哲先生は、外来の手術室でオペ中だった。
若い医局員、研修医が取り囲んで見学。
「よく見て学ぶんだぞ!最先端の技術を!」
と、偉そうに心の中でつぶやく。

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毎日多忙にもかかわらず、顔色も良く鉄先生の元気な姿に安心。
僕も哲先生に尋ねたいことがいろいろあったが、今日は聞き役に徹し、励まして帰ってきた。

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ちょこっと空いた時間に、土橋通りの「すずきデンタルクリニック」をアポなし訪問。
医院の玄関前に黒板が・・・
洋食屋の店頭にはしばしば黒板メニューを見かけるが、なんだろう?と目を凝らすと鈴木先生の
「今週のコメント」が記してある。
いいね。ほのぼのとして、院長の人柄が見えてくる。
「インプラントすごいよ!」とか「審美歯科やってます!」みたいな広告看板よりははるかに良い!

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突然の訪問にも関わらず、こころよく迎えてくれた鈴木康司先生に感謝。

今日の仙台のシメは、息子・チャゲル君との晩御飯。
高いところにある某高級ラウンジでディナー。
先日誕生日を迎えたばかりなので、誕生会の名目。
近頃(いつも?)、心にいろいろ迷いがあるらしくサッカーでスランプ状態。
払拭すべく、きつい説教と甘いデザートを食わしてやった(笑)

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そして帰りの高速バス。午後9時を過ぎているのに、けっこう混んでいる。
通勤の皆さま、ごお疲れ様です。

たくさんの人と話をし、心を開けることができた一日。
僕は人が好きなんだなと実感した。


投稿者 takagi : 23:01 | コメント (0)

2012年06月25日

ベトナム遠征記 其の3「インプラント学会」

現在日本では、マスコミを中心に「インプラント批判」の風が吹いている。
今回ホーチミンでの学会での興味は、プログラムの演題ではなく、参加しているアジア諸国の
歯科医師たちのインプラント論、インプラント感を知りたかったからだ。

学会には、弘子先生と熊ちゃんご夫妻で参加。
昨年のアテネ「EAO」と同じメンバーです。

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演題は、アメリカ、日本の講師は「審美や骨作りのためにはこーしたらエエヨ。オセーたる!」的なものが多く、
アジア諸国のドクター、特に欧州系のシンガポール、インドの演者は「失敗しない為にどうすればよいか」
というような謙虚な発表が目立った。

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会場はインターコンチネンタルホテル。
500名は入るだろう大きな会場に、そこそこ小さなスクリーンが4つ。
講演中にもかかわらず、一部で中国人達の私語や携帯電話での大声が気に障ったが、
会場を埋め尽くした多くのドクターたちの熱心さに、アジア諸国の熱意を感じた。
ほとんどが若いドクターたち。
講演はすべて英語だが、ベトナム語の同時通訳があるために、ベトナム人はレシーバーを付けている。
ベトナム以外の国の人たちは、基本的に英語で聞くわけだが、皆さん熱心にノートを取りながら
聴講しているのが印象的だった。

みんな裕福なわけではないので、欧米に学会出張や留学できるわけではない。
こんなチャンスは滅多にないということで、貪欲だ。
日本からも相当数参加者がいると聞いていたが、熊ちゃん夫婦以外、会場ではあまり見かけなかったな。

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展示ブースは狭く、コーヒーブレイクやランチ時には、ベンタン市場並みの混雑。
暑くて、人ごみで、少々参ってしまい、人の少ない学会会場で休憩時間も過ごすことに・・・

学会会場内のベトナム人の女医さんたちは、アオザイ姿の人が多く、こういった場所で着用するもの
なのだなと認識。


日本を発つ数日前に、ICOIの事務局のKateさんから電話があり「タカギ先生、学会に来るときには
タキシードかダークスーツを持ってきてね。そしてアワードセレモニーに出てください」と。

南国ベトナムに行くのに、ダークスーツなんかもって行きたくなかったけど、いちおう紺ブレを着用。
でも、靴はスニーカー(笑)
アワードセレモニーは、普通、学会の認定医(Fellow)や専門医(Diplomat)の授賞式だが、不肖ながら
僕はFellowもDiplomatはすでに取得しているので、いまさら何の受賞かわからずにいた。
言われるままに、アワードセレモニー(授賞式)の会場の一番端っこに、弘子先生、熊坂夫妻と陣取り
各国からいらした先生方が、Diplomat、Mastership、Fellowshipの称号を受賞するのを眺め、拍手を
送っていた。

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過去2年間に貢献した、アジアパシフィック地区のドクターの表彰があって、その後何人かの先生の
名前が呼ばれた。
その中に、僕の名前もあったので登壇。
会長や創設者の先生方から「congratulation」と言われてcertificateを手渡されたが、その時点でも
何か良くわからず・・・(苦笑)
ずらっと壇上に並ばされて、なにやら記念撮影を。
説明に耳を傾けたら、これから2年間の地区の諮問委員に任命されたらしい。

これが名誉なことか何か、良くわからないが・・・
そういえば、昨年事務局のKateさんがわざわざ山形まで来て、なんかそれっぽいことを言っていたような。
僕はお断りしたつもりだったのだが・・・

どんな役割なのかまだ良くわかりませんが、「インプラントが批判されている日本の現状」を、
少しでも改善できることができるのなら、何かやりましょう。

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中学3年の時の学級委員長以来の、“なんとか”委員になりました。
「名誉なこと」かの判断は、任期を終えた、2年後に。


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【学会のレセプショニスト達と記念写真。弘子先生がベトナム人の質感で妙に融け込んでいる】

投稿者 takagi : 19:44 | コメント (0)

2012年06月10日

顎咬合学会

9,10の両日、第30回日本顎咬合学会の学術大会が東京国際フォーラムで開催され、高木歯科医院のスタッフとともに参加した。

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日本顎咬合学会は、わが恩師・保母須弥也教授が設立した学会で、1950年代後半から
アメリカを中心に広まった顎、口腔系のシステミックな診療体系である“ナソロジー”を学ぶ学会だった。
したがって、僕が入会した25年位前は「ナソロジー学会」と呼ぶのが一般的で、学会出席者も
「咬合学」に深く興味を持つドクターが中心で、ある意味かなり「コアな」歯科医のための学会だった。
学会の内容も、口演やポスターのみならず、実演、実習を伴う“テーブルクリニック”があるのも
当時としては珍しい学会だった。

それが、1990年ごろから“ナソロジー”の手技、手法に疑問を持つものが多くなり、ナソロジーが
否定されるような風潮になっていくのに伴い、雰囲気が一変した。
また、会員増強や歯科医師の「肩書き好き」のムードに合わせて学会認定医制度ができ、一般歯科医が
敬遠しがちな「咬合」に特化した学会から、「開業医向けなんでもOK学会」に移行し、審美やインプラント等、
若い歯科医が「食いつきやすい」テーマがてんこ盛りの学会となった。

いまでもこの学会のことを「ナソロジー学会」と呼ぶ人も少なくないが、少々お腹が出て白髪もしくは
薄毛になったやや年配のドクター達だ。
ナソロジーは、テクノロジーだけではなく、フィロソフィーが重要で、僕はそこが好きで、今でも自分は
ナソロジストだと自負している。
若い世代では「日顎(にちがく)」と呼ぶのが一般的らしいが、僕にはピンと来ない。

さて、現在では日本最大の開業歯科医のこの学会も、今年から認定歯科技工士、認定歯科衛生士の
制度が発足した。
そんなもんで、会場は数千人の歯科医療従事者でぎっしり。
勉強は好きだが、人が大勢いるところが大嫌いな僕にとっては、少々イラっとすることがしばしば。

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初日午前のFrank Spear 先生による特別講演「30年にわたる治療の成功と失敗」を聴くのを楽しみにしていた。
メインの大ホールはほぼ満席状態。
とてもよい話だったが、どれも表面的な話でいまいち物足りない。
午後からも、Spear 先生の講演があるので聴きたかったが、別会場で座長を勤めなければならなかったので
それに集中。

衛生士さんの研究発表のセクションで、「何をいまさら・・・」的な発表ばかりで、正直レベルが低すぎて
あんまり面白くなかった。
立ち見も出るくらい若い女性がびっしりの部屋に、およそ1時間半拘束されたのは、見方を変えればシアワセなことかも。

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座長の仕事を終え、急いでSpear先生の講演会場へ。
話は佳境に入っていて、午前中の上っ面だけの成功・失敗だけではなく、かなり深くまで咬耗の状態とその原因、対処について言及していた。
アンテリアガイダンスの重要性、ディープバイトの問題点・・・僕がここ15年来ずっと「タカギの色眼鏡」と
言われ続けていたようなことを、しっかり、はっきり語っていたことには驚きと共感を持った。
Spear先生の論文はこれまで1編しか読んだことはないが、検索して少し読んでみようと思った。
なぜなら、僕と同じで「EBM」のEが、十分なEvidenceではなく、個人的なExperiencesだったからである。
でも、こういう話題(長期的な観察からの成功と失敗)がクローズアップされてきたことは大歓迎だね。
会場は立ち見も多く、満員だった。

二日目は、聞きたい演題が山ほどあったが、総義歯のセクションへ。
4月に行ったデンチャーシンポジウムでも感じたことだが、総義歯には修復歯科医療の重要な項目が
たくさん含まれる。咬合、印象、顎運動、筋の走行、そして患者心理・・・
勉強をしてもし尽くせない分野だが、一般臨床では(保険では採算の取れない分野だけに)注目度は低い。
僕の隣の席の若い女医さんは、熱心にノートを取り捲っていた。えらいぞ!がんばれ!!

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日本最大の臨床医の学会だけあって、内容は盛りだくさん。
ポスター展示も、良くできた研究がいくつもあった。
当医院のスタッフ達も、熱心に勉強し、刺激を受けてくれたと思う。

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土曜の晩には、サプライズで用意しておいた浅草へ。
雷門~浅草寺にお参りをして、アサヒビールビル(言いにくい!)の最上階、東京スカイツリーを目の前にしてディナー。
彼女達には「わぁ~!すごぉーい!!」と喜んでもらうつもりだったのだが、あいにくの雨。
「スカイツリーはどこ?」っていう感じで、怪しく根元の部分しか見ることができず・・・
誰だ?日ごろの行いの悪いのは・・・(僕かもしれない:汗)

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数千人もいる会場で、さまざまな人と出会う。
懐かしい顔、最近いろんな場所で頻繁に会う顔・・・
昔お世話になった先生がいまだ健在で安心したり、久しぶりに会ってその老化状態に驚いたり、
以前はやんちゃで手に負えない若造だったのが今では立派な講演をこなす著名なドクターになっていたり・・・

そんな中で、八戸の熊ちゃんや沖縄のM里先生に、何度も遭遇。
行動様式が同じなのか・・・同じような嗅覚で動いているんだね、きっと(笑)

学会に出るたび、何かしらの刺激を受ける。
今回も、それなりにおもしろかった。

ただ、東京駅の本屋で買い込み、帰りの新幹線で読んだ世界史の本が圧倒的に面白くて、
帰宅したら、歯医者の勉強をしたことなどすっかり忘れていた(苦笑)
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投稿者 takagi : 22:31 | コメント (0)

2012年05月11日

イエテボリ2日目、3日目(アストラ・ワールド・コングレス)

二日間、学会場に缶詰。勉強大好き、インプラント大好きな僕にとっては、良い時間を過ごせている。


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今回のコングレスバックと、資料の数々。
プログラムとアブストラクト集が別々で、電話帳のように分厚く重たい・・・
それだけ中身が濃いということか?


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初日午前中は、AlbrektssonやLindheら超大物教授の講演から始まったが、ぶっ飛んだのは
Hans Roslingのプレゼン。プログラムに演題はなく「Inspirational speaker」としか記していなかったので、
最初はこの怪しい人は、いったい何者?と思ったが、講演が始まってすぐに「あっ!」と心で叫んでしまった。
先月、ETV(NHK教育テレビ)で観たスーパープレゼンTEDで発表していた人ではないか!!!
めちゃくちゃすごいプレゼンで、度肝を抜かれた。

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午後は外科系のセクションの会場でシートに身を沈めた。
とても観やすい会場で、椅子も座り心地が良い。
ショートインプラントについてのプレゼンが多く、骨造成をするよりは6mmインプラントを使うことの
メリットが大きいことを実感した。

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最後のメインホールでのディスカッション、ディベートでは、きわめて基本的な上顎大臼歯2歯欠損、
上顎洞底まで6~8mm程度の骨量のあるケースに対して、どのような対応をするか・・・
という症例検討。
1)6,7にショートインプラント2本
2)6に1本インプラントし、5天然歯と連結して7のカンチレバー
3)ソケット(サイナス)リフトして6,7にロングインプラント
昨年のアテネでのEAOでも導入していた、聴衆が投票するパターン。
僕はこれまでなら3)を選択するが、今日は1)を選択した。
まぁ、ゲーム感覚で楽しい学会でもある。

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懇親会では、昨年石巻で一緒に検視をした加藤たかひろ先生と、熊谷崇先生のご子息の昌大先生に
お会いした。
二人とも留学中。若いドクターが、一生懸命勉強している姿に感動した。
いまどきの怠けた歯医者たちとはちょっと違うね。


今日も一日缶詰で勉強。
治療計画(Decision Making & Treat. Planning)についてのセクションでずっと聴いていた。
長崎大学のSAWASE先生のプレゼンが、中身も英語も素晴らしかった。
あんなに堂々とプレゼンする日本人を見て、誇らしく思ったね。

最後のメインホールでのテーマは、合併症。
僕が今最も興味のある分野だ。
インプラントも、普及して20年たてばさまざまな合併症がクローズアップされ、その原因や対策も
だいぶ考察されるようになった。
最近参加した学会でも同様だったが、さすがAstra。
詳細なデータに基づくプレゼンが多く、納得できることが多かった。

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チューリッヒ大学のSailer先生。クールビューティで実に堂々としたプレゼン。
上部構造の破損について、細かく説明してくれたが、まだまだ対策がないのが現状だった。

今回の「遊び半分の旅」の後半は、まったく遊びなしでみっちり勉強した。
かなり充実の学会参加。

明日の午前中まで学会はあるが、参加しないで帰国する。

投稿者 takagi : 19:09 | コメント (0)

2012年05月09日

イエテボリ1日目(プレコングレス)

欧州遠征第二部「仕事編」初日は朝から土砂降りの雨。しっかり仕事をしろよ、という神の仕業のようです。

ホテルのレストランで朝食をとっていると、名古屋の墨先生に遭遇。貫禄が出て、彼の師匠竹下先生にだんだん似てきている。

高級ホテルの割には、朝食のメニューがHorsensのひなびたホテルと大差ない。
毎日同じように、「チーズ、ハム、スクランブルエッグ、パン、りんごジュース、ミルク、コーヒー」の
乾きモノ系をいただく。
納豆豆腐などの酵母は系たんぱく質は、ビールで補給しているから(笑)。

食事をしていると、目の前に「おはようございます」と高橋哲教授。
今では世界的権威に成長し、九州歯科大学と東北大学両方の主任教授を務めている、
たぶん日本一活躍している多忙な口腔外科の先生だ。

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「やぁ」と一緒の席で朝食を撮りながら、この4月から赴任した(というか古巣に戻った)ことについての苦労話などをした。
今のところホテル暮らしで、仕事量が半端じゃなく多くて、疲れているらしい。
この海外出張もとんぼ返りだ。
彼のパンとパンの間に、チーズとハムと一緒に、僕のmindを薄くスライスして注入してやった。
昼過ぎに、彼の医局員と思しきドクター達と一緒にいる彼を見かけたときに、朝の表情とはぜんぜん違って「権威の顔」になっていた。
僕のmind energy 注入が功を奏したかな(笑)。

高橋哲教授を、「哲ちゃん」もしくは「哲」と呼べるのは世界広しといえどもそう多くはいないでしょう。
そこには、(お母様、奥様を除いて)誰にも負けない愛情と尊敬の念が籠ってますから 。


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勉強の合間に、町を散策しようと思ったが、出発前からイエテボリのことは何も調べてこなかった。
名物も、名所も・・・通貨さえ空港で知ったくらいだ。

僕にとってのイエテボリは、近代インプラントを発明したBrånemark博士、歯周病学の天才的大家のヤン・リンデ先生たちがいたイエテボリ大学くらいである。

ホテルでもらった資料を見ると、この町の三大産業企業は、ボルボ(クルマ)、エリクソン(通信機器)、そしてアストラ(インプラントを含む医薬品)だそうだ。
ふ~ん。

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季節は山形と同じくらいか?
花が咲き始めてとてもきれいだ。
ジロ・デ・イタリアとは無縁なのだろうが、ピンクの花が美しかった。

街を歩いていて、目に付いたのがこれ。平和が一番!
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まだまだ、勉強、会議、ディスカッションは続く。

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2012年04月22日

第59回スマイル倶楽部フォーラム

僕が主宰している勉強会「スマイル倶楽部」。今年で発足17年。例会である第59回目のフォーラムを終えた。

今回の会場はアストラテックの研修室。昨年移転して東京駅から歩いてすぐの大変便利な場所。
しかもいかにも外資系。ヨーロッパ系の、しゃれた研修室だ。

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初日の土曜日は、僕が最近凝っている「交流分析とエゴグラム」をテーマに、ディスカッション。
交流分析については15年位前に長老の西方先生がテーマに挙げてくれたが、
古くからのメンバーでも憶えている人はあまりいなかった。

2時間の持ち時間は、準備しているときにはちょっと長過ぎるかな
と思ったが、実際にはみんなの食いつきがよく、ちょっと時間オーバー。
こういう心理学、精神医学の領域は、プレゼンもディスカッションも難しいね。
興味を持つ人と、無関心な人が明らかにいて温度差があったような気がする。

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懇親会は、居酒屋「かまどか」。
飲み放題に加えて、ボリュームのある料理。
リーズナブルでよかった。
おかげで二次会には出かけず、サトコジ先生、スゴイ君と
ホテルの部屋で小宴会で楽しんだ。

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二日目は川崎で開業している大塚先生のプレゼン。
さまざまな欠損形態に対応した長期症例を紹介してくれた。
地味だけど、とても好感の持てるプレゼンだった。

帰りの新幹線。
発車の時間になっても、隣席に座るはずのスゴイ君が来ない。
まぁ、スゴイ君のことだから心配ないと思っているうちに発車。
しばらくしたら携帯にメールが・・・
時間を勘違いして乗り遅れたと。
弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、河童の川流れ・・・
スゴイ君の乗り遅れ。これ同義の新しい諺。

投稿者 takagi : 22:37 | コメント (0)

2012年04月10日

新しい歯周インフェクションコントロールを学ぶ

毎月恒例の高木歯科の院内勉強会。今回は、Swiss Dental Academyの体験セミナー。

Swiss Dental Academy(SDA)は、EU諸国で年間に350コースも開催されている、人気のある歯周病の治療と予防の研修コース。
その体験版ミニセミナーを、㈱松風の歯科衛生士の森さんを講師に招いて行った。

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新しい歯周インフェクションコントロールの理論と技術を、丁寧にわかりやすく教わった。
森さん、喋りがうまいね。それにとても熱意がある。こんなに上手なプレゼンができるように心がけたい。

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実習では、僕がモデルになってエアフローを体験。
20年位前に、同じような処置を受けてめちゃくちゃ歯肉が痛く、おまけに口の中がジャリジャリした経験がある。
それ以来、僕はこの手のものを極力敬遠していたが、時代は変わったね。
ちっとも痛くないし、むしろ気持ちよい。

セメント質を保護すると言う観点から、歯周のインフェクションコントロールが回転系のPMTCから、ピエゾやエアフローによるデブライドメントにシフトしつつあることを学んだ。

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【受講修了証代わりにいただいた缶バッジ】

投稿者 takagi : 21:39 | コメント (0)

2012年04月04日

抜歯

たった今、抜歯をしてもらった。

ずっとperico(智歯周囲炎)で痛みがあった自分の右上8番。
たまたま、飯野先生が診療室に来たので、抜いてもらった。

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さすが口外の教授。えい!やっ!と言う間にすぐに抜けた。
いま、麻酔で右顔面が痺れている。

いちおうロキソニンをお守り代わりに持っている(笑)。
今夜、お酒が飲めないのがちょっとさびしい・・・

投稿者 takagi : 17:49 | コメント (0)

2012年04月01日

山形デンチャーシンポジウム

今春の最大のイベント。これがあるために、2月のサンディエゴ以降も気が抜けなかった・・・

以下は、そのレポート(The Quintessens)に掲載予定。

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さる4月1日(日)山形市の山形グランドホテルにて、日本顎咬合学会第17回東北支部学術大会(木村純子大会長:宮城県開業)が「山形デンチャーシンポジウム」として開催された。
佐藤勝史氏(山形県開業)がコーディネーターとなり、シンポジストに阿部二郎氏(東京都開業)、小久保京子氏(歯科技工士・エースデンタル)、亀田行雄氏(埼玉県開業)を招いての講演がおこなわれた。

下顎総義歯の吸着が主なテーマの本シンポジウム。1999年に阿部氏が公表した「下顎総義歯吸着システム」のマニュアルに沿って忠実に製作することで多くの症例において吸着が可能になるというそのコンセプトと、技工術式等が佐藤氏、小久保氏によって紹介された。実際に吸着の良い総義歯を使用している患者さんも登場し、会場の参加したドクターがその吸着具合を確認。会場から大きな拍手がわき上がった。
著しく顎堤が吸収した難症例においては、インプラント・オーバー・デンチャー(IOD)という選択肢もあるということで、亀田氏によってIODの考え方と臨床例が報告された。阿部氏からは、著しい顎堤吸収のほか、フラビーガムや無歯顎の顎関節機能障害など総義歯の難症例に対する治療法について詳細な説明があった。

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本シンポジウムは、もともと昨年3月27日に開催予定であったが、東日本大震災により中止。多くの歯科医師、歯科技工士から開催の要望があり、今回の開催に至ったが、昨年の申込者を大幅に上回るおよそ300名の参加者を得て大いに盛り上がった。
最後のディスカッションのパートでは、「多数歯や無歯顎の補綴は可撤式有床義歯からインプラントにシフトしているかのように見受けられるが、現実には世界でも国内でも、有床義歯による欠損補綴の方が圧倒的に多く、きちんとした義歯の製作、メインテナンスを行なっていくことが重要である」というまとめがなされた。
そしてまだまだ総義歯の需要が多いとされる東北地方だからこそ、高いクオリティの義歯を作ろうと「総義歯は東北から!」とエールが交わされて閉会となった。

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たった10名の実行委員で企画運営をしたが、ちょっと垢抜けたショーアップされた学会で、好評を博した。
実行委員長として、ちょっと鼻が高い・・・疲れたけどね。

投稿者 takagi : 22:29 | コメント (0)

2012年03月31日

日顎認定医研修会

日本顎咬合学会は、30年前にわが恩師・保母須弥也教授が「ナソロジー学会」として立ち上げた、現在わが国でもっとも大規模な歯科開業医の学会である。

東北支部の認定医の研修会が、大震災の影響で今回初めて山形で開催。
成り行き上、僕が実行委員長を任された。

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講師は、もはや学界の長老となった河原英雄先生、増田純一先生、そして副理事長の上濱正先生。
「噛む」と言うことへのこだわりについて大胆な提言がいくつもなされた。
東北各地から認定医、指導医の先生方が80名ほど集まって受講。
ナソロジーは、歯科界のは少々マニアックな分野でもあったのだが、受講者の多さに加え、
講義の内容も全身状態への考察も多く、30年の顎咬合系の学問の流れを感じた。

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懇親会も大いに賑わう。
学会本部の理事長の南先生をはじめ東北の重鎮達が勢ぞろい。
勉強熱心な若手の先生達は、大きな刺激を受けていたようだ。

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【歯科の将来は明るい!】

裏方に徹したが、こうもお偉いさんがたくさん来ると気を遣うね。
あんまり酔えなかった・・・

投稿者 takagi : 23:58 | コメント (0)

2012年03月13日

国家試験発表前

今月の高木歯科医院の院内勉強会には、フレッシュな3名も参加。

まもなく大学歯学部を卒業するHRM君、衛生士学校を卒業し当医院に就職が決まっているU子さん、そしてこの春から衛生士学校に入学予定のMUちゃんが、高木歯科医院のスタッフに混じって一緒に勉強した。

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歯科医師国家試験も、衛生士の国家試験もすでに終わり、発表を待つばかり。
自信のあるU子さんはハキハキと明朗なやり取りができたが、ちょっと不安の残るHRM君はなんだか声が小さい。

学校を出たばかりで何もできないだろうが、学校を出たことで「これから何を学び、何をすべきか」ということを明確にできたはず。
自信を持って「修行」に励むべし。
これが僕からの贈る言葉。

投稿者 takagi : 21:12 | コメント (0)

2012年02月26日

スマイル倶楽部 de ヒアルロン酸

スマイル倶楽部を主宰して17年。昨日と今日の二日間、58回目のフォーラムを東京で開催した。

スマイル倶楽部ではこれまでに、さまざまなテーマを掲げてフォーラムを行ってきた。
内容もそうだが、みんなが集まると楽しいね。特に懇親会は・・・
「豚道楽」での豚しゃぶコースはうまかったねぇ~。

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今回は初日にサンディエゴの報告。
参加者それぞれの立場からのプレゼンだったが、見方がさまざま。
僕は、サンディエゴでの講演をそのまま日本語でやった。

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二日目は、前夜の懇親会で食べた豚さんの顎骨を使って(嘘です)、外科手技の自学自習。
インプラント植立のベーシックから、骨切除、骨移植、軟組織の外科などスキルアップ。
熟達者からの直接的指導は、良い勉強になる。
なにしろ元口腔外科の教授もメンバーにいるからね・・・

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今回の目玉は、ヒアルロン酸の歯科応用。
審美歯科の領域で、アメリカを中心に世界的に注目されている。
一般の美容外科ではもはや当たり前のヒアルロン酸注入。
田中先生がいち早く臨床に導入しているので、講義とデモを。
そして、何組かグループを作って実際にお互いに注入してみた。
口輪部、口唇付近は歯科医の得意分野。
イケ面歯科医が次々に出来上がる(笑)
僕も両側のほうれい線を消してもらって10才くらい若返ったかな?

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(パンフレットの写真。審美歯科で著名な先生の症例らしいが・・・)

僕ら歯科・口腔外科をやっている者にとって、ほうれい線を消すことや、
アヒル唇を作る程度のプチ整形は、技術的には超簡単。
ただ、こういう審美・美容第一主義で行うことには大きなためらいが・・・

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こんな唇を作ることは、決して難しいことではないことがわかった。


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某歯科医院のHPから。
僕はこれをウリにして歯医者をやっていく気にはなれないが、必要ならばいつでもやりますよ。


投稿者 takagi : 22:13 | コメント (0)

2012年02月19日

学会最終日

天下のカールミッシュ先生が、僕の講演を受けてその根拠を長年のデータに基づいてプレゼンしてくれたのには驚いた!

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嬉しいことに、昨日の僕のプレゼンは相当インパクトがあったらしい。
世界の頂点に君臨するカールミッシュ先生が、僕のプレゼンを支持してくれて、彼の1時間の講演は僕の症例発表を後押しすべくデータのオンパレード。
ミッシュ先生から僕に声をかけてくれたのには、光栄のいたり!!!

昨日以上に多くのドクター達に声をかけられた。
本当にアメリカ人には、衝撃的なプレゼンだったんだろうね。

気分良く、学会終了(-^〇^-)

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【my American brothers】

投稿者 takagi : 17:54 | コメント (0)

2012年02月18日

学会講演

シンポジウムでのプレゼンが無事終了。

ホント、全く緊張しなかった。
一緒に行ったスマイル倶楽部の桜井、西川両先生は他人事なのに「ドキドキしてた」とのこと(笑)

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講演の開始前に、スマイラー先生が寄ってきて激励してくれた。
そして一番前の席で僕を見つめる・・・
長年の友人であるDr. Nancy Leeが僕の紹介役だ。
「Dr. Takagiにとっての二人のヒーロー。それはランス・アームストロングとデニス・スマイラー」という下りは嬉しい紹介だったね。

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さて、講演は実に順調にいった。
2,3箇所舌がもつれたところもあったが、NancyやAdrianaなどが「大きな声ではっきり喋れば多少のアクセントが変でも十分OK」と前々から言ってくれていたので、問題なし。
なにしろ大きな声は得意中の得意。いつもサッカースタジアムで叫んでいるからね(笑)
随所で笑いも取れて、最後のメッセージでは会場の1000人の固唾を飲む音が聞こえた(なわけがないが)。
思った以上の大きな拍手に見送られて降壇し、すぐにスマイラー先生から「eccellent!!」と言われてホッとした。
Adrianaはハグをしながら、「こんな素晴らしい講演はアメリカ人には絶対に出来ない」と言ってくれたとき、僕は心の中で「やったぜ!」と叫んだ。

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ロビーに出たら、クマちゃんや同行したスマイルクラブの面々が一様に笑顔で「ナイスプレゼンテーション!」と迎えてくれて、とっても嬉しかった。

その後も、他のシンポジストや何人もの見知らぬ参加者たちから声をかけられたり、質問されたりしたことを考えると、今回のプレゼンは成功だったね。


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NancyのDiplomatとスマイル倶楽部のチュウ先生のFellowの授賞式を見届けて、晩御飯で街に出る。
今夜はメキシカンフード。
チュウさんの受賞と僕のプレゼンの成功に巨大マルガリータで乾杯。
みんな緊張が解けて、ベルトがちぎれるくらい、たらふく食った。

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驚いたことに、クマちゃんもしっかりブログにUPしていたんだね・・・

投稿者 takagi : 21:12 | コメント (0)

2012年02月14日

グラミー賞とICOI

いよいよ明日から、ICOI@サンディエゴ遠征。準備は概ね整った。

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【San Diego】

アメリカ出張は、最近ではあまり気分が高揚しない。
カリフォルニアには、もうこれまで50回以上行っているからね。

ましてや今回は、自分の講演があると思うと、なんだかあんまりはしゃぐ気にはなれない。
緊張しているのかなぁ?・・・いや、歳をとったんだな。
国際学会での講演は10年ぶり。アメリカでは12年ぶりになる。

LAやサンディエゴ、サンフランシスコの情景は、細かに目に浮かぶ。
W.ヒューストンが亡くなったビバリーヒルトンも、周囲のビバリーヒルズの状況もよく知っている。
ウィルシャーとサンタモニカの大きな通りの交差点。
昨年夏には、あの近くで白バイにつかまったしね・・・(苦笑)

成功したアメリカ人の、病んだ精神も少しわかる。眠剤や抗神経薬の常用なども。
だからM.ジャクソンやW.ヒューストンの突然の死も、残念な気はするが、特別びっくりするような出来事ではない。
テレビで見たヒューストンの3年前のインタビュー・コメントに
「私は歌を歌っていればよいと思っていた。でも、今のエンターテイメントは、もっと別なことを要求しているの。たとえば、ポルノみたいなこと・・・」

確かに、今年のグラミー賞の報道を見ても、レディーガガ張りの過激なファッションと踊りのパフォーマンスが目に付く。
歌手は、美声ですばらしい歌を歌っていればよい時代ではなくなった。
歌なんか多少下手でも、見た目が良ければ、あるいは見た目が奇抜であれば「売れる」のだ。

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歯科業界も、似たようなところがある。
医療ではなくなって、ファッション化、エステ化が止まらない。
加えて、アッピールのうまさ、インパクトの強い奇抜さ、などが目立ってきている。
特に、アメリカの学会は・・・

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そんなことで、今回のサンディエゴでの国際学会。ICOIだ。

メインシンポジウムで僕は1時間講演するのだが、パワーポイントは敢えてシンプルに、そして症例は20年経過した長期症例を、そしてうまくいった「どんなもんだ!」ケースではなく、「患者さんとともに、こんなに苦労した。でも、なんとかなったよ」という5つの症例を発表する。

約25年前から、僕はアメリカからたくさんのことを学んだ。
一時は、かなりアメリカかぶれになった時期もあった。
しかし、いま、こんな時代だからこそ、今のアメリカの歯科界に、インプラントの学会に、強くメッセージを発信したい。
「僕ら歯科医は、医療を行うべきだ!と。」

準備は整った。
多少舌がもつれてしまいそうな、堅苦しい単語もあちこちに入れて、大きな声で、はっきりと喋ってくるつもり。
最後には、聴衆のスタンディングオベーションもしっかりイメージしている(笑)。
・・・ブーイングの嵐かもしれないが(汗;)。

スマイル倶楽部から6名の仲間が、そして八戸と沖縄からの援軍も一緒に参加する。
とりあえず、がんばってきます。

投稿者 takagi : 08:48 | コメント (0)

2012年01月29日

たぶんこれが最後の

初心者向けインプラントセミナー。

自分の時間を大切にしたいので、セミナー講師はずっとお断りをしていた。
いろいろお世話になったお礼もこめて、これまでしっかり講師を務めたつもりだ。

東京でのセミナー。

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豚骨での実習では、ビギナーでも真面目にやればできる骨造成と付着歯肉の獲得の裏技を伝授。
インプラントの失敗などが巷でいろいろ取り沙汰されている。
そんな折のビギナーセミナー。
けっして基本から逸脱してはいけないということを、しつこくしつこく、かなりしつこく話した。
そんな僕の話に、熱心に質問する先生たち。今回は少し安心。
がんばってけらっしゃいなっす。

投稿者 takagi : 22:50 | コメント (0)

2012年01月06日

歯のメインテナンス

歯の健康管理で、最も大事なことは毎日の歯磨き。

歯磨き=いまは普通にブラッシングというので、ここでもブラッシングということにする。
ブラッシングの目的は2つ。
ひとつは歯垢の除去。(近年は、歯垢というよりもっと広い意味でバイオフィルムというが・・・)
もうひとつは歯肉のマッサージ。

毎日しっかりブラッシングしているつもりでも、磨き残しがあるのが一般的。
そこで、健診も含めて定期的に歯科医院を受診し、歯の機械的清掃(PMTC=Professional Mechanical Teeth Cleaning)をしてもらうことが重要なのだ。

高木歯科医院では、20年以上定期健診とPMTCのメインテナンスを受け続け、その間ほとんど歯の治療をしていない患者さんが何人もいる。
僕らは、そんな患者さんとの関係が一番嬉しい。
「痛いときにしか歯医者に行かない」という患者さんと対極をなしているのだ。

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約4年間、歯のメインテナンスに来てくれたこの方も今日が最後の来院。
「また時々クリーニングのために来たいですね」と言い残して去っていった・・・

投稿者 takagi : 20:16 | コメント (0)

2011年12月23日

山形歯科インプラント研究会YAID

YAIDの第6回目のミーティング。県の歯科医師会館でおこなわれた。

今回は山形大学の企画で、東北大から小山准教授、鶴見大から三宅助手、そして山大から櫻井・橘先生のプレゼンがあった。

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東北大のインプラント診療科の現状は、僕も関わっている事なので少々気恥ずかしいものがあるが、大学病院のインプラント診療のあり方は今後もっと深くディスカッションの必要なところ。

鶴見大と山形大のプレゼンは、くしくもインプラントオーバーデンチャーについて。
ノーベルの「ロケーター・アタッチメント」が注目されているようだが、何のことはないERAアタッチメントじゃないか・・・
高木歯科医院では20年も前から使っている。
でも、ずいぶん簡便に使えるように改良されたんだね。
思えばマイコン→パソコン→iPadやスマホのように、インプラントもずいぶんハードウェアは変わった。
しかし・・・治療としてのインプラントは相変わらず難しいものなんですよ。素人にはできないから!

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投稿者 takagi : 22:56 | コメント (0)

2011年12月18日

熊谷崇先生ファイナル講演

最終公演とか、最終回特番とか、完全閉店売り尽くしとか・・・そんなものに弱い僕が、歯科界のカリスマ熊谷崇先生のファイナル講演に行かないわけがない。

東京汐留。ビルの林立した一種独特の大都会の真ん中で、最終講演会は行われた。
事前に業者の方から、相当な人数が参加申し込みをしていて、会場がサテライトも含めて二箇所になったと聞いていた。
あらためてパンフレットを見たら「定員1000名」とあって、いまどき1000人も客が集まるのか?と思って参加した。

早起きしたので早めに会場に到着。
会場はかなり広い。
入り口付近に熊谷先生がおられて、ご挨拶。
15年ぶりぐらいにお目にかかったので僕のことを覚えていらっしゃるか不安だったが、
すぐに「おぉー、久しぶり!」と言ってくださったのには感激っす。

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開演15分前にはすでに本会場はいっぱいに。
歯科医師、歯科衛生士がうじゃうじゃだ。
名のあるドクターや、有名フリーランス衛生士たちもけっこう見かけた。
でも、インプラント学会などと違って、僕の知り合いや親しい人はほとんどおらず、かなり気楽・・・
と思って油断をしていると「やっぱり来ていましたか!」と、八戸の熊坂先生!!!
熊谷先生の講演会に、熊坂先生・・・単純に「熊出没注意」と思った。他意はない。

くまさか歯科の皆さんと、スクリーンのまん前で講演を拝聴。
僕が開業前にたびたび酒田の日吉歯科を訪ねていた頃と、熊谷先生のエネルギーはまったく衰えていない。
予防歯科のカリスマになってからは、ほとんどお会いしていないし、講演も聴いていなかったが、昔僕が教わった熊谷先生のフィロソフィーを堪能できた一日だった。
なによりも、膨大な患者データの収集と分析、そして評価。その情熱にはいまさらながら敬服。

日吉歯科には多くの業者が出入りしているだろうに、ナカニシ、オーラルケア、シロナの3人の社長が演者に選ばれたのは何故だろう。
それぞれの会社のバックグラウンドを少しだけ知っている僕には面白く聴けたが、ちょっと背伸びをして無理に成功事例を語っていたことには、少々残念な部分もあった。
もっと深く、さらに話を聞いてみたかったのはナカニシの社長。今日は緊張していたなぁ。
スマイル倶楽部で、気楽にしゃべってもらおう・・・

成功は、売り上げや金銭的利益だけでは物語れないだろう。
幸福感とおなじで・・・


1500人以上の聴衆を集めた本講演会。
インプラントや審美などの学会ではなく、予防をメインとした話にこれだけの歯科人が集まったことにわが国の歯科の将来も捨てたモンじゃないね、と思った。
しかし熊谷先生が「グローバルな視点で歯科を!」と何度も言っておられたが、参加した人たちが絶対に学ぶべきことは「臨床に取り組む情熱」なんだよね。
団体で徒党を組んで海外になんか行かなくったっていい。
どうせ英語もわからず、上っ面だけしか見てこないし、行ったことだけで鼻が高くなっている人が多すぎ。
自分の臨床に情熱を注げば、自然に”ひとりで”海外だろうが宇宙へだろうが進出して、いろんなものを感じ、吸収してくると思うのだが・・・

それから、衛生士の重要性には異論はないが、「△△歯科医院」で診てもらいたいではなく、「○○先生に診て欲しい」と来院する患者も多いはず。
そんな時に、熊谷先生の理想とするオーラルヘルスセンターのような大規模歯科医院では、それは困難なんじゃ・・・

僕の理想は、来院するすべての患者と「親戚づきあい」のような関係が保てること。
患者さんとじっくり話ができること。彼/彼女の考えを聞き、僕の考えを知ってもらうこと・・・
(なかなか難しいけどね。兄弟でも解りあえないことが多いのだから)
そしてすべての患者さんの診療内容、口腔内状況を把握し、治療したすべての患者さんにその後の健康を維持してもらえること。
(さらに難しいけど。かぶせた物がすぐに取れた!という患者が後を立たないし・・・)

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熊坂先生と一緒にこのすばらしい講演を聞けて良かった。
彼は彼なりに、すぐ隣でいろいろ考えていることが、波動で伝わってきたような気がしたから。
こういう話は「感じること」が重要なんだよね。

投稿者 takagi : 22:48 | コメント (0)

2011年11月28日

山形臨床研究会

今年最後の山臨研。

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久しぶりにKT先生も参加して、症例発表。
ショージ君が先日市内のライブハウスで、超大物プロフェッショナルジャズギタリストをバックに気持ち良さそうに歌ったビデオの披露もあって、今回の勉強会は和やかだった。

あっ、気持ち良さそうだったのは、ショージ君だけね。
他の客やバンドの人たちはあっけに取られていたような・・・笑っていたような・・・
まぁ、そんな他人のことなど気にせずおおらかに生きていきましょう(笑)

投稿者 takagi : 22:20 | コメント (0)

2011年11月27日

スマイル倶楽部@穴原温泉

26-27日の両日、57回目のスマイル倶楽部のフォーラムだった。

「がんばろう、福島!」ということで、福島市の穴原温泉「渓苑 花の瀬」に泊まりこみでのミーティング。
ホテル前の摺上川の断崖は、先の地震で地すべり、土砂崩れをおこしてかなりスリリングな状況。

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フォーラムでは、最近流行の「超音波骨切削機器の徹底解剖」と題して、取り扱い企業6社からのプレゼンと、デモ機による“使い比べ”を行なった。
「切れ味が命」なので、この使い比べは画期的。(僕の企画力に乾杯!)

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業者の人も一緒の宴会の後も、スマイル倶楽部恒例の「車座フォーラム」。
秋田の田中寛先生の深夜までの時間無制限の話には、大半のメンバーが寝ずに聞き入っていた。
さすがに業者の人は、ひとり、ふたりと脱落していったけどね・・・

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世界でも稀な、本音バトル炸裂のスマイル倶楽部の泊まりこみフォーラム。
気の小さい奴、建前論ばかりで本音を語れない奴、一緒に風呂に入れない奴、おねしょをする奴らは絶対に仲間になれないね。

めちゃくちゃ楽しい1泊2日でした。

投稿者 takagi : 17:00 | コメント (0)

2011年11月14日

最近のインプラント事情

業者の人と、晩御飯を食いながら・・・

インプラントの話をすることは、嫌いではない。
昔は、しばしば口角に泡をして語りまくったものだ。
インプラントの魅力・・・患者にとっても、歯科医にとっても数え切れないくらいのものがある。

長年インプラントをやってくると、そして15年、20年経過の患者さんをたくさん診るようになると、いろんなことがわかってくる。
魅力的な部分もそうだが、具合の悪いこと、問題点、ウイークポイントなど。

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インプラントに関しての講演や講習会の講師を務めるようになって、20年以上経った。
当初は、多くの歯科医にインプラントの魅力を語って、「皆さんも一緒にこの治療をやりましょうよ」と普及に努めた。
最近は、巷でも多くの一般的な歯科医院でインプラント治療を手がけている。
看板に平気で「インプラントやってます」みたいなことを書いているところも少なくない。
(看板などに「インプラント」などと書くのは違法だし、そんな歯医者ほど信用ならない)
簡単な講習会などでちょこっと研修して、業者の手助けを得ておぼつかない手術をして、技工士任せの上部構造をくっつけて、高い治療費を請求する歯科医院が目立つようになった・・・

その片棒を担いできたかと思うと、自己嫌悪に陥る。
今では、安直に「1dayセミナー」みたいなものの講師は受けないことにしている。
最近の僕の講演テーマは「長期症例から学ぶこと」。
そして結論は、「むやみにインプラント治療はしないほうがいいですよ」と、以前とは間逆な話。
来年2月にSan Diegoで特別講演をさせていただくが、そのテーマも同じ。
アメリカから多くのことを学んだが、そのアメリカにインプラント治療に関するちょっとした問題提起をしてみようと考えている。

それから、業者の方がどんなに美味しいものをご馳走してくれても、seminarの講師は引き受けませんから!

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投稿者 takagi : 22:46 | コメント (0)

2011年10月27日

インプラントのチカラ

ITIスタディクラブの山形開催。

今年二度目のITIスタディクラブのミーティング。
今回の主催者は、新潟の細山先生。

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村山の田中先生、新潟の佐藤先生、細山先生の三名のプレゼンテーションと、出席者によるディスカッション。
田中先生は、見事な3症例を発表。
でも、「やりました」だけの発表で、その後の経過についての報告がないのが残念。

佐藤先生は、昨年春のジュネーブでのITIシンポジウムのトピックスを中心に発表。
先般のアテネでのEAOと、基本的には変わらない。
peri-implantitisの話題が中心だが、バクテリアの問題ばかりでチカラについてはまったく言及なしなのは至極残念。

細山先生は「インプラントの咬合」の著者でもあり、これまで何度も咬合についてのお話を聞かせていただき、僕の現在のテーマ「インプラントへのチカラのマネージメント」のベースになっている。
アテネに行くよりも、このわずかな時間ではあったが、十分に勉強になった咬合の話。
いま、世界でちゃんとインプラントのチカラについて話せるのは、細山先生とカールミッシュくらいなものか?

投稿者 takagi : 21:53 | コメント (0)

2011年10月18日

EAO@Athens

ギリシャへは、飯を食いにだけ行ったのではない。学会ですよ。EAOですよ。

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EAO=Europian Association for Osseointegration。
今年が20周年の記念総会だから、僕のインプラント臨床よりも若い。
今年のテーマが「Treatment Plannning in Implant Dentistry」ということで、かねてからインプラント治療で一番大事なのは「治療計画」と考えている僕にとっては、とても興味深いもの。

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しかし、インプラントの失敗、合併症の原因はperi-implantitisと決め付け、炎症すなわちcytokineこそがインプラントの大敵とした発表ばかり。
ちょっとがっかりした。
歯周病の大家・ペン大のRosenbarg教授の論文でも、インプラント喪失はloadとinfectionとでは9:1でloadに原因があると述べている様に、力すなわち咬合力やブラキシズムを無視してインプラントの失敗を論じることはできない。

なのに、力に関する発表はほとんどなくて、biologic widthやpocket depthなどを言及。
しかもオリジナル研究よりもむしろ、文献引用が圧倒的に多く、case presenはきわめて少ない。
EBMを極端に重んじる最近の欧州の学会。だからこれでもか!というくらい文献引用をして理論武装している訳だ。
んー。退屈極まりない。

印象的だったのは、最終日の「augmentation vs short implant」「augmentation vs angulation」の講演。
骨造成の不確かさを物語っていたが、いずれもshort implant支持者、all on 4支持者であって、ディスカッションの場に骨造成の第一人者がいなかったことが残念。

一番面白かったのは「implant vs endodontic」というスウェーデンのKVISTというエンドの専門家の講演。
インプラントの前に、自分の歯をしっかり治療して助けることが大事!
こういった話がもっとたくさん語られることを望む限りだ。

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学会の最後を締めたのは、maintaining long-term implant outcomesと題したシンポジウム。
会場の参加者にはアンケートに答える無線の器械が配られ、いくつかのテーマに対して会場の意見を聴いてまとめるという、これまでにない試み。
この多数の意見だけでも、十分なコンセンサスが得られる。
僕も積極的に参加した。これは実に面白かった。
しかし、テーマはやっぱりinfection由来のperi-implantitisのことばかり。
僕は、「力を無視するな!」と力説したい。

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展示ブースはまぁまぁ。
韓国企業の出展が多かったし、面白いものを扱っていたが、自分の臨床では使いたくない「妙なもの」ばかりだった。
学会が供するランチは四つ星なみにうまかった。

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【昨年一緒にスイスでサイクリングをした長身のChristian】

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【中川孝男先生とモリタの峰さん】

学会の楽しみに、いろんな人に会えること。
あいにくアテネのゼネストの影響を懸念して、欧州の友人の多くは欠席だったが、なかなか日本でも会えない人にも会うことができて楽しかった。
中川先生が僕のこのブログを見ているというのには驚き!(先生、読んでますか~♪)
誰が読んでいるかわからないのでうかつなことは書けませんね。

学会の講演で持ち時間を10分くらいオーバーしたドイツの某教授。
「私のように勤勉にギリシャ人も仕事をすれば、ユーロの危機を脱する!」というジョークで締めたのはナイスだった。

熊坂先生がいつも言うように、国際学会はもはや学ぶというよりも、自分の臨床の位置づけを確認するところ。
けして役に立たない訳ではないけれど、学会の役目、意義を考えながら帰りの機中の人となった。

(帰りの便も食い物がウマウマで、歯科のことなどだんだん忘れてしまったのが正直なところ)

投稿者 takagi : 21:46 | コメント (0)

ウイーン歯科的印象

オーストリアン・ナソロジー。シークエンシャル咬合ともいう。ウイーン大学R. Slavicek教授が1983年に提唱した顎機能を考慮した咬合。

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ということで、名門ウイーン大学へ。
あいにくSlavicek教授にアポを取ることはできず、周りをうろつくだけ。

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訪ねたのは、Dr.Feichtingerのオフィス。
街の中心部の、古い建物の中にある。
女医さんで、きれいなオフィス。

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ユニットは、高木歯科医院のとおんなじ!

審美、インプラントなどモダンデンティストリーを得意としている。
オーストリアも、ドイツ、スイス、日本等と同じビスマルクによる保険・年金制度をベースにしている。
一般的社会人は、給料の約18%が年金、保険料として徴収され、原則医療費は無料。
男は65歳から、女は60歳から年金が受給されるとのこと。
歯科治療では、日本と同じくインプラントやセラミック修復は保険外。
金合金の修復も保険外らしいが、多くの患者さんは金属の修復は保険では行わず金合金か審美を追及してセラミックだという。
ここが日本との大きな違い。「金パラでは、妥協のし過ぎでしょ」
オーストリアの歯科は特別目新しいものはない。
というよりは、必ずしも新しいものを追いかけているわけではなく、確実なもの、最善なものを追求している。
派手ではないが、地味でもない。
ウイーンの町と同じで、気に入りました。

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とても寒い日で、雨まで降っている。
にもかかわらず、外まで見送ってくれた。
「一昨日までは天気も良く、気温も25℃くらいあったのに。ごめんなさいね」
いえいえ、先生のせいではありません・・・
しかし日中でも12、3℃のウイーンの町は、とても寒かった。

投稿者 takagi : 15:10 | コメント (0)

2011年10月06日

メタルセミナー

インプラント上部構造における材料選択に関して、金属の専門家山添正稔博士を迎えての講演会。

高木歯科医院の隣の会議室、アイナリー・スクエアは満席状態。
地元の熱心な歯科医、歯科技工士、歯科衛生士が集まって、難しいけど有意義な話を聴いた。

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TiインプラントにはTiやTi合金が理想と考えられがちだが、Ti同士でもイオンは溶出する。
同じグレードのものでもTi結晶が細かいものほど、イオン溶出量は少ないこと。
貴金属、特にMB用の金合金がイオン溶出が少なく、金属アレルギーの危険がないこと。
なぜMB用か、という質問に、一般の歯科鋳造用金属にはAg、Cuが含まれるからという答え。
90分間、山添博士の最近の研究から詳細なデータに基づく話は、すごく面白かった。

投稿者 takagi : 22:03 | コメント (0)

2011年10月05日

業界の将来・・・

業者の人たちと晩御飯。歯科業界の現状と未来を語ってみる。

新しいマテリアルや機械が登場し、歯科のテクノロジーは大いなる変貌を遂げている。
最近の話題は、3Dのエックス線写真、すなわちCTスキャン。
高木歯科医院では5年前から導入しているけどね(エヘン!)。

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もうひとつは超音波切削器具。
骨は切るけど、軟組織は切らないという優れもの。
10年位前にLAのDr.Smilerが「大人のおもちゃ(笑)」といって紹介してくれて以来、僕の欲しいツールのひとつだった。
数年前から国産N社のものをモニターで使っていて、かなり重宝している。
手術侵襲が極端に少ない。しかし、時間がかかる・・・
今春頃から国内外各社の超音波切削器具が市販されるようになり、業界では盛り上がっている。

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どんなに器材が進化しても、実際に使うのは人間。
ココロをこめて、ハートフルに使わなければ、どんな器具を使っても患者の苦痛は軽減できない。
絶対に医は仁術であるはず。PCでは片付かない。

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M社の○井さんと、○藤さんと、業界の未来を語った。

投稿者 takagi : 21:59 | コメント (0)

2011年10月03日

一週間の始まり

天気の良い月曜の朝。気分がいいね。でも、今週はちょっと忙しい週になる。

今週に限らず、いつもなんだかんだでバタバタしているのだが、今朝今週のスケジュールを見たら、何やかやで真っ黒け。
日中の患者さんのアポイントはまぁいいとしても、昼休みの訪問者や、夕方の会議や宴会やセミナーなど、休む暇がないじゃないか!(宴会は休みじゃないの?)

いくら来週、出張で休みになるからといって、こんなにこの時期にいろんなことを集中させなくても良かろうに・・・

そんな中、午前中に歯科専門学校の学生さんが見学に来た。
対応はうちの衛生士さんにまかせっきりだから、僕には関係ないけど、気になるね。
学生さんがうちみたいな歯医者に興味を持つなんて、珍しい。
小児はほとんど診ないし、院内勉強会もたまにしか行わないし、休みが多いけど給料は安いし・・・
最近の若い人の考えや気持ちもわかんないから「理解ある上司」になんてなれないしね。

興味のあることにはめちゃくちゃ熱中し嵌り込むくせに、関心のないことにはとことん関与せず。
これは良いことでもあるけど、僕の最大の欠点。
のんびり、まったり生きるのが俺流なんだけどね。

八戸の舎弟・熊ちゃんみたいに動いていないと死んでしまうような人種と違って、僕は好きなこと以外で動き回るとぶっ倒れちゃうからね。
でも、来週はエーゲ海を臨みながら、そんな熊ちゃんとワインを飲むつもり。
今年のEAOがアテネで開催されるので新婚旅行で行った思い出の地なので、春から調整していたところ、熊ちゃんも新婚旅行がギリシャだった・・・という縁で現地合流の予定。

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【イメージ(EAO学会パンフレットから)】

それだけを楽しみに、今週を乗り切りましょうか。

投稿者 takagi : 11:51 | コメント (0)

2011年09月05日

第56回スマイル倶楽部フォーラム

「がんばろう仙台!」をテーマに、勉強会を仙台で開催。3日と4日の週末の二日間、台風の中全国から約30名の仲間が集まった。

今回は、シロナデンタル㈱の会議室をお借りした。
シロナはシーメンスのデンタル事業部が独立してできた、ドイツの会社。
ショールームは垢抜けていて、とてもお洒落だ。

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プロダクト・マネージャーのDr. Tinschmannから最新のデジタルプロダクツの紹介があった。
光学印象により撮りこまれた模型から、CAD/CAMでセラミックブロックを削りだしてあっという間にセラミックインレーやクラウンが完成する。

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実際にショールームでその作業工程を確認。
なんでも機械が正確にやってくれる。
現在は、まだ歯を削るのは歯科医の仕事だが、やがて歯を削るのも機械がやってくれることになるだろう。
歯医者は何をやるかって?バキュームで、患者さんの口に溜まった水と削りカスを吸い取るだけ(?!)。

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今回の特別ゲストは、前ベガルタ仙台ヘッドコーチの手倉森浩氏。
サッカーとの出会いから生い立ち、さまざまな転機や人との出会い、スペインやブラジルでの経験。
昨年解任されてからの客観的に見るようになったサッカーについて等、プロの世界で活躍してきた
からこそ感じたさまざまなサッカー論を2時間近く熱く語ってもらった。

懇親会には、タカギのサプライズで手倉森誠ベガルタ監督も合流。
(スマイル倶楽部会員はもとより、手倉森兄弟本人たちも知らなかった)
おおいに場が盛り上がったことは言うまでもない。
青森では手倉森兄弟と三沢高校の太田幸司は、県民スポーツ界のヒーローで、知らない人はいない!と語る青森の山本先生は丸い顔をさらにまん丸にして、細い目をさらに細くしてものすごく喜んでいた。

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もうひとりの特別講演の講師は、仙台市で開業している伊藤秀寿先生。
開業して3年目の若いドクターだが、とても高度で確実な臨床を実践していて、先月に山形の研究会でも話を伺ったが、今回はスマイル倶楽部でじっくり話を聞くことができた。

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会員発表や症例検討会でも活発な意見の交換もあり、僕が講師として話した「診断と治療計画」に
ついての話も、先週体調不良の中苦労してまとめた割には皆さんには好評だったようで、
無事に二日間のフォーラムが終了した。

投稿者 takagi : 08:11 | コメント (0)

2011年08月25日

見学者

高木歯科医院には、時々見学者が訪れる。

たいていは、歯科医か歯学部の学生が多いのだが、今日は歯科衛生士さん。
ASMZさんは、千葉の開業医に勤務している。
山形に親戚がいるので、夏季休暇で山形に来たのを機に、当医院を見学しに来た。
昨年に引き続き2度目の訪問。
ひとりで、しかも院長命令ではなく自主的に見学に来るというのは、とてもすばらしい。
ノートにはたくさん質問事項も書いてあって、ちょっとした合間にずばずば質問を浴びせてくる。

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あいにく本日は、彼女が希望していたようなインプラント植立の手術はなかったが、
骨造成の手術や、術後早期の患者さんが訪れたので、興味深かったのではないかな?

こんな熱心な衛生士を持っている千葉のSI歯科は、きっと素敵な歯科医院なんだろうね。

投稿者 takagi : 19:10 | コメント (0)

2011年08月07日

歯周組織再生

歯科医師会館で、「歯周組織再生治療」のシンポジウムがあったので聴いてきた。

東北大の島内教授が司会で、奥羽大学の高橋教授と新潟大学の奥田准教授がシンポジスト。
久しぶりに大学の先生の話をみっちり聞いたが、おもしろいね。

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高橋教授は若いのに、良い話をたくさんしてくれた。
どんな治療でも、患者とのコンプライアンスが一番大事・・・
奥田先生の基礎的な話も興味深かった。
僕らが学生時代に習った歯周病学はいったい何だったんだか・・・
しかし、未だに普遍性のある治療が確立しないのは、それだけ歯周病とは複雑で難しい病気だということか。

自転車に乗らなかったのに、勉強が楽しいと感じた日曜日の午前中でした。

投稿者 takagi : 14:55 | コメント (0)

2011年07月31日

YAID meeting

山形大学、開業医、企業との三位一体型のインプラントの勉強会。第5回目のミーティングだった。

午後から企業とドクターの講演があり、幹事の僕は早めに出勤。
会場作りなどに精を出した。

勉強は、楽しいね。
企業からは新しい情報が得られ、ドクターのプレゼンではそれぞれの立場での考え方を知ることができた。

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時期的に他の研修会などとダブっていることが多く、参加者は少なかったが有意義な半日だった。
何より楽しいのが懇親会。
僕は、こういう場ではほとんど歯医者の話をしないのだが、周りのドクター達は歯科の話をやたらしたがる。
少しずつ体をずらして、サッカーや自転車の話ができる人を探す。
歯科の話のときには無口だが、それ以外の話では盛り上がるね。
そしてつい飲み過ぎてしまう。
昨晩、スタジアムで叫びまくっていたせいで、すっかり声が嗄れていたのでちょっと艶っぽくハスキーボイスな僕でした(笑)

投稿者 takagi : 23:44 | コメント (0)

2011年07月24日

SPIセミナー

ここんとこ続いていたセミナーも、今回で一区切り。暑い中、東京、上野への出張は少々疲れました。

ホテルから見下ろす不忍池。
池一面が蓮で覆われていた。
これが極楽か・・・?

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ここ数年続けてきた豚骨実習付きのセミナーもこれが最後?
「今回がタカギ先生のセミナー受講3度目なんです」というリピーターもいて少々困惑したが、
休日を返上して遠方から参加されている先生には頭が下がる。

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僕がやりたいセミナーの内容と受講する先生方の「狙い」が、はたして一致しているのかどうか
ここ数年ずっと疑問に思っていた。それ以上に、僕のような田舎歯医者が全国の歯科医相手に
話をしても、どれだけ役に立つのか・・・
ずっと断り続けた講師役だったが、様々なしがらみもあって、SPIの豚骨セミナーだけはやってきた。
そもそもセミナーはたいてい日曜日で、せっかくの休日がつぶれてしまう。
自分の時間を大切にしたいので、今回を機に当分は休ませてもらうことにしている。

世の中には「御社のシステムを使ってやるからインストラクターをやらせてほしい」というドクターも
少なくないらしいから、是非、そんな人たちにやらせてあげてください。

僕は秋に向けて、もっともっと自転車に乗らないと・・・
それからもっと勉強もしないとね。
読みたい本が、ずいぶん溜まった。
帰りの新幹線だけが、良い読書の時間でした。


投稿者 takagi : 22:32 | コメント (0)

2011年07月13日

アメリカ出張

アメリカからたくさんの事を学んだ。今度は、アメリカに教えに行く。

3.11.の後、多くの海外の友人知人から安否確認やお見舞いのメールや、手紙をもらった。
その中の一つに、国際口腔インプラント学会の事務局からのメール。
そして、「来年2月にサンディエゴで開催される国際シンポジウムのメインスピーカーとして、1時間の講演を」という内容の堅苦しい招聘状が添付されていた。

3年ほど前、いろいろあってその学会、特に事務局と揉めたことがある。
それが、なんで僕のような山形の田舎歯医者にたいそうな講演依頼を・・・と思って、放っておいた。

しばらくした時、恩師のスマイラー先生からメールが来て、「学会でのスピーカーを引き受けてくれないか?」とのこと。
よくメールを読むと、スマイラー先生がサンディエゴでの学会におけるプログラムチェアマンで、僕を推薦してくれたらしい。
返事をしなかったので、催促のメールだった。
慌ててOKの返事を出したら、山ほどの書類(誓約書や講演のアブストラクト依頼、自分の研究以外で講演に使用するデータ等の出典もとの提示や元研究者の承諾書、略歴や顔写真を送れ・・・等々)が送られてきて、てんやわんや。
これまでも何度も国内外で講演をしたことはあるが、かくも大きな学会でのプレゼンって、半端なく大変なことだと思い知らされる。
引き受けたはいいけど・・・

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【我インプラントの恩師Dr.Smiler】

プレゼンの内容は、大半を自分の症例、それも長期症例を提示するつもりだ。
しかし、症例の品評会ではないのだから、そこから得られた知見や考察をしなくてはならない。
様々な文献や研究データをもとにエビデンスを示す必要がある。
僕の場合、エビならぬカニデンスなもんで、慌てて資料を探しまわる。
以前様々なデータをいただいたカリフォルニア大学Irvin校のアースマン教授はじめ、データに関する確認と承諾の為に先月渡米。
その後提出すべき書類を仕上げて、いちおうスマイラー先生の目を通してから事務局に送ることに。
そこで今夜から再び渡米。

「またロサンジェルスに来るなら、セミナーで講師をやれ!」って、気楽に言うなよ。

スマイラー先生が主催しているImplant Team Seminarの二日間コースで、15,6人のアメリカ人、メキシコ人、ルーマニア人を相手にちょこっとインストラクターやってきます。
日本人の受講生も3名います。

そんなこんなで、死に物狂いに忙しい1カ月を過ごしました。まだまだ続くけど・・・

投稿者 takagi : 12:05 | コメント (0)

2011年07月10日

医局員向けセミナー

学生への講義でもなく、開業医向けの講演でもなく、大学の医局員を対象にしたセミナー。

なんだかんだいっても、未だインプラント治療に関しては体系づけられた形でその理論と実践が確立したものではない。
経験に頼る部分も多いので、大学で基礎的な研究をしたりたくさんの論文を読んでいるドクター達に僕の30年余りのインプラント臨床の経験談は何かお役に立てたのではないだろうか。
いろいろ反論なども聞かせてもらいたかったが、いまどきの若いドクターは遠慮がちで・・・。

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午後からは最近パターン化された、豚の顎骨を用いた外科の実習。
補綴系の先生は、歯肉にメスを入れたり剥離をすることに慣れていなくて、見ていてハラハラすることも多々あったけど、こうしてみんなうまくなっていくのだから・・・

セミナー開始時に、けっこう大きな地震があってどうなる事かと思ったが、いつのまにか地震のことなどすっかり忘れて、みなさん熱心に受講してくれた。
質問も多く、彼らの熱心さがうかがえた。

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かなり疲労困憊で帰路についたが、なでしこジャパンがドイツを破ったこともエネルギーになって、高速道路を15%ハイスピードで走って1時間後には家に着いていた。

投稿者 takagi : 20:00 | コメント (0)

2011年06月28日

大学講義

今日は非常勤講師として、学部の学生に講義する日でした。

インプラントの講義をするようになって25年になる。
インプラントへの関心が高まるにつれ、出席する学生の数は年々増えているのだが、
真剣に聴講する学生は、年々減っているような気もする。

今年の東北大学歯学部4年生の受講姿勢はこんな感じ。
      ↓
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前列の空席状況は、受講の熱意に比例する。
こういう授業態度の学生に対しては、がぜん燃えるね。
最近になく、熱い講義をした。
授業の途中から、居眠りをしている学生2名と下を向きっぱなしの学生3名を除いて、
真剣に話を聞いてくれた。(聴くように仕向けた!)
授業が終わって、久しぶりに拍手をもらった。(ここ数年は、僕の情熱も欠けていたのかも)
蒸し暑い日だったせいもあり、汗でびっしょり。

講義が終わって、山本君という学生が質問で食い下がってきた。
いろんなディスカッションをして、30分近く教室に居残った。
医局に戻ると、越後教授が首を長ーくして、僕を待っていてくれた。
他愛のない話をしながら、外来まで一緒に行き、臨床実習している学生立ちにちょっとだけクダを巻いて昼食に出かけた。


午後、歯学部長の佐々木教授に面会。
インプラント診療科の充実のために、今以上尽力しろと・・・
僕なんかに何ができるのか?
大学に来ることは結構楽しいので、できる範囲で協力するつもりだが、僕にできることなんかたかが知れている。
常勤のドクターたちのモチベーションを高めることに一肌脱げれば幸いだ。
一肌脱ぐ前に、TATOOでも入れておくか・・・

投稿者 takagi : 21:22 | コメント (0)

2011年06月25日

ヒポクラテス

久しぶりの休日の土曜の朝。雨降りなのでサイクリングにも行けず、家で録画しておいたサイクルレースのビデオを観ていた。

今年のツール・ド・スイス第7ステージ。強豪選手たちの駆け引きがおもしろくなったところで、電話が鳴る。

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電話に出ると、僕の自宅近所で開業しているN先生から。
「顎の外れた患者が来ているのだが、整復できないので診てほしい」とのこと。

せっかくの休日なのに・・・と愚痴を言うわけでもなく、髭をそっていちおう白衣を持ってN先生の診療室を訪問する。
初めて訪れた診療所。待合室の端っこでしばらく待たされる。西洋風のおしゃれな大規模オフィスだ。
代診のドクターも数名いるらしい。
「金がかかってるなぁー」と思っているところに、N先生登場。

N先生に案内されて、一番手前の診療室に入ると、口が閉まらず唾液が口いっぱいになっている患者さんがユニットに。
喋らなくてもYES/NOだけで答えられるような問診を少ししてから、顎関節の顆頭を触診し、左側の顎関節脱臼を確認。
両側の下顎大臼歯部咬合面に親指を乗せ、下顎全体を軽くゆすって整復。
患者さんはあっけにとられていたようだが、たった10秒足らずの処置。
患者さん、我に返って「ちゃんと口が閉まる!」と感動。
聞けば、これまでにも何度か大あくびをして外れたことがあるとのこと。
(その時はもがいていたら自然に戻った)
何度も顎が外れると癖になるから注意が必要だ。

N先生、他の患者さんがたくさん待っている様子(高木歯科と違ってはやってるなぁ~)。
僕はそそくさと診療所を後にする・・・

今日行った顎関節の整復法は、ヒポクラテス法といって紀元前3~4世紀に医学の父・ヒポクラテスによって紹介された術式。
顎関節脱臼の整復法としては確実で、そして患者さんの苦痛も少ない最もポピュラーな手技である。
めったに顎の脱臼に遭遇することはないが、歯科医としてはこんな処置法もしっかり身につけておく必要がある。

患者さんと付き添いの方からは、丁寧に頭を下げられ「ありがとうございます」とお礼を言われたが、
N先生からは割とそっけなく「すみませんでした」とだけ。
休日に勝手に呼び出して、こんなもんかなぁ・・・と少々むっとしたが、
一人の患者が救われたんだから、それでいいじゃないか・・・と粋に肩をゆすりながら自宅に戻る。
何もなかったかのように、ロードレースのビデオの続きを観る。

ヒポクラテスの「手技」だけではなく、「主義」「哲学・倫理」もだいじ。
「ヒポクラテスの誓い」は、歯学・医学の道に入った最初に教わったこと。

医の倫理。 りんり。・・・倫理って、現代社会では形骸化して、もはや死語?
隣の軒先からリンリン・・・と風鈴が鳴った(ウソ)。

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【ヒポクラテス】
【ヒポクラテスの誓い・原文:小川鼎三訳】
医神アポロン、アスクレピオス、ヒギエイア、パナケイアおよびすべての男神と女神に誓う、私の能力と判断にしたがってこの誓いと約束を守ることを。
○ この術を私に教えた人をわが親のごとく敬い、わが財を分かって、その必要あるとき助ける。
○ その子孫を私自身の兄弟のごとくみて、彼らが学ぶことを欲すれば報酬なしにこの術を教える。そして書きものや講義その他あらゆる方法で私の持つ医術の知識をわが息子、わが師の息子、また医の規則にもとずき約束と誓いで結ばれている弟子どもに分かち与え、それ以外の誰にも与えない。
○ 私は能力と判断の限り患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない。
○ 頼まれても死に導くような薬を与えない。それを覚らせることもしない。同様に婦人を流産に導く道具を与えない。
○ 純粋と神聖をもってわが生涯を貫き、わが術を行う。
○ 結石を切りだすことは神かけてしない。それを業とするものに委せる。
○ いかなる患家を訪れる時もそれはただ病者を益するためであり、あらゆる勝手な戯れや堕落の行いを避ける。女と男、自由人と奴隷の違いを考慮しない。
○ 医に関すると否とにかかわらず他人の生活について秘密を守る。
○ この誓いを守りつづける限り、私は、いつも医術の実施を楽しみつつ生きてすべての人から尊敬されるであろう。もしこの誓いを破るならばその反対の運命をたまわりたい。


投稿者 takagi : 11:41 | コメント (0)

2011年06月12日

ナソロジー学会と高級イタメシ

昨日と今日の二日間は、日本顎咬合学会。僕も含めて古くからの会員は「ナソロジー学会」と呼んでいる。

ナソロジーという言葉は1960年代に米国の歯科医マッカラムとスタラードらによってつくられた造語で、
「gnatho-」という顎の意味を持つ連結形と「-logy」という学問の意味を持つ名詞連結形を組み合わせたものである。
直訳すれば「顎学」であるが、日本では一般に「顎咬合学」と呼ばれている。
修復歯科医学において、主に有歯顎の咬合再構成を通して、顎口腔機能を回復させることを目的とした学問を指す。
ナソロジーの咬合理論の一部分をのみクローズアップされることもあるが、その点においては過去の学説に誤りもあり否定されることもしばしばあるが、ナソロジーの真髄は「歯だけではなく、人を診る」というもっと大きな意味をもっている。
僕はそんな「噛み合わせから人を治す」というナソロジーに魅かれ、高木歯科医院では長年にわたって
歯だけではなく顎顔面のバランスのとれた修復を心がけている。

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学会には、長年のパートナーである歯科技工士のスゴイ君と、浜崎診療室で頑張ってくれている敬二郎先生とで参加した。
敬二郎先生は初参加。この日本最大の開業医の学会に興奮気味である。

オープニングレクチャーは、ワシントン学派の中心的ドクターのジョン・コイス。
現在アメリカン・デンティストリーの中心は、アトランタから西海岸北部のワシントン州に移った。
How toの時代から、What to doあるいはデンタルフィロソフィの時代に変わった。
コイス先生は「Life is a gift of Nature. QOL is a gift of Wisdom」というアリストテレスの言葉で締めたが、
デンティストリーのみならず、今の原発問題にも通じる深い意味のある言葉だ。

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いつもながら、学会では様々な人と会う。
懐かしい人、本でしか知らない人、相手は知っていても僕が知らない人等々、いろんな関係の人と会う。
今回僕が座長を受け持ったこともあり、何人かの新しい出会いもあった。


夜は、企業からの誘いを断って、スゴイ君、敬二郎先生と3人で西麻布のマリオの店へ。
白金台から西麻布に移転してから初めての訪問だったが、店に入るや否やオーナーシェフのマリオが、
厨房から「Hi, Doctor!!」と手を上げて挨拶。しっかり覚えていてくれたね。
店は相変わらず気高くオシャレ。
男三人で入るにはちょっと味気ない感じがする。
店の客の7割は、外国人。
マリオとRenzoのことなど少し話して、素敵な女医さんの予約も入っていることを教えてくれた。
UCLAに留学していたユカリ先生とその同級生のドクター(♂)。
ふたりともやっぱりナソロジー学会に参加しているとのこと。
軽くロサンジェルスの話題でご挨拶だけさせていただいた。

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スパークリングワインで乾杯し、マリオ・スペシャル・ディナーを注文し、トスカーナのワインをいただく。
相変わらず、マリオの料理はうまい。
奥深い味が、ライトなシャルドネによく合うね。
しばし日本にいる感覚を忘れる。
続いて出てきたvino rossoはこれ↓

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CA'MARCANDA MAGARI 2007

ん~。久しぶりにメルロー系を飲んだが、美味かったね。べロが溶けた。

2日目も朝からお勉強。
この学会特有のテーブルクリニックが盛況だった。
東根の勝史先生、頑張っていたねぇ~。
ブースからあふれんばかりの聴衆で、一番人気があったんじゃないかな。
最前列で総義歯の大家、村岡先生がかぶりつきでみていたのはそうとうプレッシャーを感じていたのでは・・・

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帰りは東京駅で豪華な弁当と南半球のワインを買ってつばさに乗車。
今回は昼食も含めてかなりグルメな学会出張で、帰宅して体重計に乗ったら、「うーむ」でした。

投稿者 takagi : 23:09 | コメント (0)

2011年05月29日

第55回スマイル倶楽部フォーラム

僕が主宰している勉強会「スマイル倶楽部」も、16年目。昨日と今日の二日間、55回目のフォーラムを高木歯科医院に隣接したアイナリースクエアにて開催した。

初日は、被災した刀根先生、山口さんの「不幸自慢」のはなし。
山口さんから「不幸自慢」というスマイル倶楽部流の言葉を聞かされて、何となくホッとしていたが、
実際に生の声を聞くとけっこうグッとくるものがあるね。
僕の検視、口腔ケアボランティアの経験談など、ずいぶん薄っぺらいものでした・・・

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しかし、このような未曾有の大災害を経験したことは、誰もが何かしらのエネルギーを得たはず。
まだ被災現場を生で観ていない人は、物見遊山ではなく、しっかりその光景を目に焼き付けておくべきだと思う。

後半は、症例を通して治療方針の立案についてのフォーラム。
一つの症例に対しても、歯医者の数だけ治療方針がある。
その治療方針の裏付け、予知性などみんなで語り合った。
ひとりの偉い講師の先生からの一方通行の話よりも、こういうみんなでのディスカッションは、意義があるね。

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懇親会は近所の「三の丸」にて、郷土料理と地酒を楽しむ会。
何度も山形で開催してきたが、今までは洋食系の懇親会が多かったことに気付いた。

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2日目は、弘前の梅原一浩先生の講演。
僕個人としては、梅原先生がお父様の正年先生と一緒にケルンのIDSに行かれたことに
とても感銘を受けた。
「先人の教え」としての正年先生の業績もさることながら、
IDSで、何に興味をもたれたのかを次の世代が関心を寄せる・・・なんてすばらしいことか!
そして、親子での海外遠征。
実は僕が、出来なくて悔いを残していることに、「歯科医として、歯科医の父親と一緒に旅をすること」
とてもうらやましく思った。
思えば、仙台の懸田歯科ではじめて正年先生にお会いしたのが約30年前。
正年先生が、今の一浩先生くらいの年代だったのかと思うと、とても感慨深い。

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午後はITIスタディクラブとして、南陽市の黒江先生、山形市の青山先生から、ITIが提唱している
診断基準、SACをはじめ、PES・WESについてていねいな説明をしてもらった。
午前・午後を通して、診断の重要性や術後の評価の規格性の大切さを学んだ。
遠路、講演に来てくださった梅原先生に感謝するとともに、やっぱり遠くから集まってくれた
スマイル倶楽部のメンバーに「ありがとう、そしてお疲れ様」。

投稿者 takagi : 20:04 | コメント (0)

2011年05月13日

リベンジ!

震災で中止になってしまった3月末に予定していた「デンチャーシンポジウムin山形」。
昨晩、実行委員をやってくれたメンバーの慰労会、残念会をやった。

勝史先生を中心に、いろいろやってくれた顎咬合学会の山形県会員の若手精鋭たちに、モツ鍋をご馳走して労をねぎらった。

開催直前まで、会場変更などいろんな問題を抱えて奔走してくれた彼らには、感謝です。
にもかかわらず、予定の2週間前の急な中止。
なんかもったいないような、虚しさを感じていた。

夜更けまでモツ鍋屋で、飲んで食って、いろいろ語って・・・
楽しいひと時だった。
モツ鍋の具材に、3人ほど生の肉も用意。
モツ鍋と一緒にいただきました。

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デンチャーシンポジウムは、世の中が落ち着くだろう来年に、絶対リベンジ開催をしようと決意。
モンテも、前節のふがいない負けにリベンジすべく、明日の大宮戦はしっかり勝ちに行こう!

投稿者 takagi : 12:52 | コメント (0)

2011年05月08日

弘前遠征

毎年招待されている、弘前での勉強会。昨日、今年も仙台から新幹線で向かった。

震災の影響で、新幹線は時刻表通りではなかった。
山形から仙台までバスで行き、新青森行きの「はやて」までけっこう待ち時間があったので、
仙台駅で腹ごしらえ。

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「がんばれ東北!がんばれ仙台!!」ということで牛タンとラーメンとビールで奉仕。
「野球の底力」楽天イーグルスのウイニングボールが、仙台駅に飾ってあった。
傍らにガードマンが「盗むんじゃねーぞ!」という鋭い眼光で見張っていたが、こういうボールって
オークションなどに掛けられるといくらくらいで落札されるんだろうね・・・
僕はブンブン丸池山がスワローズを引退ゲームでのサインボールを持っているんだけど、価値あるかな?

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弘前の桜は、まだOKだった。
例年よりも3日位遅れているそうだから、堪能できた。
大震災のせいで、例年に比べると観光客はずいぶん少ないという。
でもいつも行く津軽三味線のライブハウス「山唄」は大盛況で満員だった。
モリタのオーイさん、スーさんと飲めや歌えの酒盛でいい気分に。
向かいに座った熊本からJRのキャンペーン「フルムーン」来たというご夫婦。
二人とも80歳を過ぎたとは思えない若さと行動力で、先日の気仙沼でお会いした
80歳以上の方々同様、こちらが元気と勇気をいただいた。
おまけにお酒までご馳走になって、ありがとうございました。


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今日は、青森インプラント研究会で講演とSPIのハンズ・オン。
いつになく気合が入り、会場の先生方にたくさんの思いを伝えることができた。

精も根も尽き果てて、帰りの電車に乗り込む。
新幹線が新青森まで延伸したせいで、弘前がないがしろにされている感じ。
弘前-新青森の電車は、高校生たちであふれる座席指定もない普通列車。
とても仕事を終えてのビールを飲める状況ではない。
新青森駅で、ドライ・ニンニクとイカの燻製と地ビールをいただき元気を付けて「はやて」にて仙台へ。
つい居眠りをしてしまうが、仙台で下り損ねると宇都宮まで行ってしまうので要注意。
なんとかまぶたを開けたまま、山形行きの高速バスに乗り継ぎ、『憂歌団』をiPodで聴きながら無事に帰宅。
あっという間のGWでした。

投稿者 takagi : 22:42 | コメント (0)

2011年05月07日

日歯の被害状況と被災地における歯科的ケア

4/15の日歯広報(日本歯科医師会会報)によれば、先の震災で岩手県で3名、宮城県で5名、福島県で1名の計9名の日歯会員が不幸にして亡くなられたそうだ。(4/7現在)

岩手県では会員64名が被災、47の診療所が全壊、7診療所が半壊。
宮城県では384名が被災、全壊・流出は59、半壊53軒。
福島県では102名が被災、全壊・全焼が2軒ずつ計4軒、半壊は5軒。
いずれの地域でも、診療所の損壊がなくても器具・機材の破損やライフラインの確保ができず
稼働していないところが多々あった。
そんな困難の中で身元確認作業の激務にあたった会員もたくさんいたそうだ。


歯科医が多い時代とはいっても、同業者の大きな犠牲、損害には同情せざるを得ない。
学会や研究会、同窓会やクラブのOB会などあちこちから寄付の催促も相次いだ。

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【仙台の技工士・Y君が“不幸自慢”で送ってくれた技工所の様子】

被災地近隣の歯科医は、なかなか避難民の口腔ケアなどにあたれる状況ではなかったことは明白。
だからこそ、僕ら何も被害のなかった者がもっと早く出動し、活動すべきだったのに、お偉いさん達の視察から始まり、「クリーニングと歯磨き指導は良いが、診療行為はマズイ」とかなんとか様々な制約があって、僕はずいぶん焦れていた。

今回気仙沼に行って、もっと早く来てあげればよかった・・・・と、つくづく感じた。
あまり単独で勝手な行動をするのは慎まなければならないが、組織の指示を待っていてはタイミングがずれてしまうことも少なくない。
二度とこんなことがあって欲しくはないが、次の有事の際にはもっと早めに何かができるようアレコレ考えている。
八戸の熊ちゃんを見習って・・・

投稿者 takagi : 09:26 | コメント (0)

2011年05月06日

気仙沼遠征

昨日の子供の日は、医院のスタッフと共に気仙沼の避難所に口腔ケアのボランティアに行ってきた。

山形県の医師会と薬剤師会が、気仙沼の避難所に救護本部を立ち上げたのに伴い、歯科医師会でも5月4日に石黒会長、純ぺー理事らが視察と打ち合わせなどに行き、ただちに僕らが出動。

メンバーは高木歯科医院十日町のスタッフと上山の高橋先生、衛生士会の阿部さん、そして歯科医師会の運転手鈴木さんの8名。
歯科医師会のワゴン車に、さまざまな機材を積んで出発。

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気仙沼市内に入って瓦礫の合間を縫って山形県医療班の本部になっている鹿折中学に行って挨拶。
そこから新月中学の体育館の避難所へ。
用具室が救護の部屋になっているので、さっそくにわか診療室を設営。

いきなり何かをするのではなく、「山形から歯医者が来たよ」とウロウロしながら被災された方々と世間話。
というよりは、何気に被災者の方々とお友達になろう的な感じ。
芸能人や有名なスポーツ選手なら、向こうの方から目を輝かせてこちらに向かってきてくれるのだろうが、
山形のキャンディーズや、インチキ石原軍団が登場したところで怪訝に思われるだけだ。

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この避難所に歯科ボランティアが入ったのは初めてらしく、3月11日以来ずっと入れ歯が当たって痛かったのを我慢していた、というお年寄りが次々に声をかけてくる。
中には、「あの日昼ご飯を食べた後入れ歯を洗って洗面所に置いて、そのまま避難したから歯がないんだ」
というおじいちゃんもいた。
残念ながら、ここで入れ歯を作ってあげることはできない(歯科医師会の通達で作るな!と言われている)。
残っている歯を大事にするようにと・・・
気仙沼でも稼働している歯科医院がけっこう出てきたから、治療はそちらで。
永久歯が変な所に生えてきたという、子供の母親からの相談も。
矯正治療はした方がよいのはわかっているけど、家が流されてお金がかかることはできない・・・
そんな愚痴も聞かされたが、何もしてあげられない。
歯の治療にけっこうお金をかけてきたのが明らかな人も少なくない。
避難所で切ない毎日を送ってはいるが、話を聴いているともともとが、比較的生活レベルの高い人たちが多かった様子がうかがえる。
20年以上前に経験した僻地診療とは全然感じが違う。


衛生士によるケアや入れ歯の洗浄、義歯の調整や修理をして、歯ブラシや義歯の洗浄剤、義歯ケースなどを配布してきた。

平和で豊かな生活が、一瞬にしてこうなったこと。
家族が一瞬にして半分になってしまったこと。
切ないなぁ。

連休の交通渋滞の影響もあり片道4時間、実労働2時間そこそこの遠征だったが、何かを施したことよりも、
おじいちゃんやおばあちゃんと友達になっていろんな話ができて僕らが元気づけられたことが収穫。
遠征に同行したひとりひとりが、それぞれの思いを胸にしたと思う。

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投稿者 takagi : 11:37 | コメント (0)

2011年04月16日

ふたたび検視

身元確認の手伝いのために、今日も被災地に行ってきた。

朝、6時55分に山形県警集合。
山形県歯科医師会のメンバー6名と、全国から来て山形を宿泊地にしている法医学のドクター達と警察車両で宮城県警へ。
本日は、どこに行くのかは宮城県警につくまでわからない。
行き先不明の夢列車に乗っての「Magical mistery tour」なのだ。

宮城県警からは法医学のドクター1名と2名一組の歯科医のグループが、ワゴン車で目的地に護送される。
僕は、KO大学の法医学Dr.Fと、酒田のH歯科の代診Dr.Kと一緒に石巻に向かった。

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途中矢本のパーキングエリアで、山形交通の大型バスの車列に遭遇。
たくさんの山形人がボランティアで石巻に向かう途中とのこと。
えらいね!山形人!!

北上川沿いの河北町を通る。
見覚えのある集落。
新人医局員の時代に、何度か泊り込みでアルバイトに来た場所だ。

石原軍団や上戸彩が炊き出しに来ているような所とはかけ離れた、場末の体育館が安置所になっている。
到着後合掌してすぐに仕事に取り掛かる。
若いDr.Kと慎重に検案。

あっという間に時間が過ぎ午前中の仕事が終わる。
昼食を、警察のワゴン車の中でとる。
昼食は山形の歯科医師会が用意したおにぎりと、宮城県警が用意してくれたアンパンだ。
それとペットボトルの水。アンパンがうまい。

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天気予報どおり、昼から強い雨と風に見舞われた。
Dr.Fの誘いで、昼食しながらワゴン車で被災地を回った。
重機が入ってだいぶ道路は整備されているが、まだ周囲は瓦礫の山だ。
法医学の専門医であるDr.Fより、さまざまな話を伺った。

午後も体育館の隅で仕事。
宮城県警のみならず、静岡県警、和歌山県警のポリスマンが大勢働いていた。
震災から1ヶ月以上たち、皆さん疲労の表情が見て取れる。

僕らが検視し、遺族が持参したカルテと照合し、身元が判明した現場に遭遇。
泣き崩れながらも、ご遺体と対面できた安堵のご遺族を傍らで見て、こちらも涙が出てくる。
少しはお役に立てたか・・・

雨が上がったので新鮮な空気を吸いに外に出たら、桜のつぼみが大きくなっているのに気づいた。
まもなく咲くね。
春はもうそこまで来ている。

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投稿者 takagi : 23:31 | コメント (0)

2011年03月06日

高橋哲先生来訪

たぶん現在日本で最もアクティヴな口腔外科の教授は、この人だろう。

九州歯科大学の教授に就任して10年以上が過ぎた。
その間の研究、論文、学会講演もさることながら、後進の指導や海外での医療福祉活動など幅広く活躍している。

哲先生に会うのは昨年5月の、彼の出版記念パーティー以来だが、相変わらず元気で溌剌としている。
きっとオロナミンCを服用しているのだろう(そんなことはない?!)

今回は、本日行われたYAID(山形歯科インプラント研究会)の学術大会の特別講師として招いた。
YAID会長の山形大学教授飯野先生とは、大学も医局も同期なので二つ返事で来てくれた。
国際口腔外科学会の研究メンバーとして世界中を駆け巡っている忙しい人なのに・・・

講演は、会員のリクエストもあって4時間にも及ぶものだったが、中身の濃い話に引き込まれ、あっという間の時間だった。

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前日の晩に、「プチ・ノエル」で飯野・哲両教授と、学会の実行委員のメンバーと“ものすごく楽しく”ワインを飲んだ。
飯野&哲先生とそろって飲んだのはいつ以来だろう・・・20年ぶり?いやそれ以上前かもしれない。

思えば、あの頃もいつも“ものすごく楽しい”酒飲み会だったなぁ~
とても良い人たちに、僕は囲まれて生きているということをしみじみと実感した。

一生懸命勉強して、ていねいに臨床に役立てていかなければ、ばちが当たるね。

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投稿者 takagi : 20:33 | コメント (0)

2011年02月28日

スマイル倶楽部

スマイル倶楽部も発足して16年目。横浜での第54回のインプラントフォーラムが無事終了。

年度末で何かとみなさんの忙しいらしく、今回は20名の参加にとどまったが、
建築家の太田氏(僕の同級生)、丹沢で開業している藤井先生をゲストに呼んでの中身の濃いフォーラムだった。

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いまや“ヨーロピアン・ダンディズム”を絵にかいたような、人気絶頂の太田氏の話は、家を建てることと
歯科治療との共通点が、これまで思っていた以上にたくさんあることに気づかされた。
内田春菊の本にも登場するO田氏は、スタッフも同伴だったせいか、カッコよすぎ。
かつての中学時代の面影はどこへやら・・・

最も二次会では、ちょっと素が出てたけどね。

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勉強会は、あんまり人数がいない方が充実していて良いと思った。

それにしても、横浜はあったかかった。春の陽気で、コートなんかいらないってば。

投稿者 takagi : 23:09 | コメント (0)

2011年02月22日

国際学会

来週からアメリカでの学会(AO)に初参加するMTI先生が、その心得を聞きたいとやってきた。

大学院を修了して2年たったMTI先生。
ずっと海外での研修について相談されていて、「まずは外国の歯科事情を自分の目で見ることが大事だ」とアドバイスをしたことがあった。

毎年3月上旬にアメリカで開催される、インプラントでは最大クラスの学会Academy of Osseointegration(AO)を紹介してあげたら、彼はそれに単独参加する決心をし、いろいろ自分で手配をした。

多くの日本人歯科医が海外研修や国際学会に参加する場合には、たいてい「研修ツアー」や「学会参加ツアー」のような企画ものに乗るか、スタディーグループでまとまって登録や行動をするのが一般的。
自分で旅行を企画し、航空券やホテルの手配、学会の登録までを一人でできる歯科医は稀だ。
海外研修をするドクターの1割にも満たないのではないだろうか。

ましてや、初参加となると稀有だ。
もっとも、僕が大学院を修了したその年に人生初参加のバンクーバーでの国際口腔外科学会、翌年のAAID(米国インプラント学会)参加など、すべて自分でプランニングし、単独での参加だった(エヘン!←ちょっと自慢げ)。
現在のようにインターネットなどなかったし、FAXすらない時代。さまざまな手続きは、エアーメールだったのだから、エライでしょ(くどい?!)
これまで海外ツアーに参加したのは、新婚旅行の1回のみ。いつも自分ですべて手配する。
だから、昨日ニュージーランドでの大地震で被災したような場合には、すぐには探してもらえないだろうな・・・

MTI先生、いよいよ出発が近づいて、ちょっと不安になったらしく、夕方診療室にやってきた。
今年のAOは、ワシントンDC。治安も良いし、オフタイムも博物館などで十分に時間がつぶせる。
一人で初めて行くには良い場所だと思う。

昨年のAOはOrlandで開催され、僕はそれに出席したので、写真を見せながら学会の雰囲気などを教えた。
レジストレーションから、展示ブースのまわり方、朝食、昼食のスマートな取り方まで微細に紹介。
いざという時の為に、必ず展示に参加しているインプラントのツール業者「Salvin」の会長のBobと社長のWilliamsをも紹介した。

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【学会登録証とコングレスバック】

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【学会のメインシンポジウム】

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【展示ブース】

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【レセプションパーティー】

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【学会は人との出会いや再会の場でもある】


初参加、初渡米では知り合いがいるわけではないから、不安だろう・・・
野次馬根性旺盛な僕は、初めて学会に参加した時には見るもの聞くものなんでも新鮮で、いろんなドクターや業者の人と知り合いになって、25年たった今でもお付き合いしている友人がたくさんいる。
恩師Dennis Smiler先生もその一人だ。

MTI先生の健闘を祈る!

投稿者 takagi : 22:23 | コメント (0)

2011年02月20日

咬合の講演会

山形市歯科医師会主催の佐々木啓一教授の咬合に関する講演会に出席。

日常の臨床で、最も重点を置いているのが「咬合」。
修復歯学、特にインプラントによる欠損補綴では、最も大切なのが「咬合」である。
タカギは「インプラント=口腔外科」というイメージで見られがちだが、実はずっと咬合のことが好きで、補綴系の歯科医なのだ。

昔から咬合は難しいもの、とされ、一般に歯科医の間では敬遠されがち。
にもかかわらず、山形県歯科医師会館はたくさんのドクターで埋まっていた。
(まだ、山形の歯科事情も捨てたものではないな)

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現在東北大の歯学部長でもある佐々木教授は、同じ時期に大学院で研究していた仲。
僕は口腔外科、彼は補綴で科は違うが、僕は平気で他科の教室に出入りしていたから、よく知っている。
昔から大柄ではあったが、人間としても、歯科医としても、二回り、三回りくらい大きくなった。
貫録十分。
話の中身も、開業医にはもったいないくらいに濃い話。
最近続けて、大学や学会で教授と話をする機会があったし、咬合の話自体特別目新しい話題ではなかったが、大学教授の話の割には結構おもしろい。

昨日の鈴木教授の話も、面白かった。
近頃の大学教授は、講演もうまくなった・・・あなどれない!

朝早起きをして、仙台から車を飛ばしてきた甲斐があった。

二日続けて大学の教授の話を聞いて、ちょっとリフレッシュ。
今年は頻繁に大学に行くようになりそうだ。

投稿者 takagi : 16:20 | コメント (0)

尚歯会

昨日、口腔外科の同門会、尚歯会に2年ぶりに出席した。

僕の歯科医としての基礎となっているのは、良くも悪しくも大学院も含めての「第二口腔外科」での6年間。
個性の強い医局員の中で、けられて、たたかれて、もまれて育てられた。

その医局の同門会。
手島教授が退官されてから20年。
歳月の経つのは速い。
中堅~若手の先生は、ほとんどわからない。
年を取ったわけだ・・・

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懐かしい面子との再会。
でも、今でもおつきあいしている仲が良い先生との話で盛り上がるね。
手島教授は、今年誕生日が来ると80歳だそうだ。
まだまだお元気で、若々しい。
何よりも髪の毛が黒々&ふさふさ。母方の遺伝だそうだが。
僕の学究の恩師であり仲人でもある。

今回は、宴会前の鈴木治教授(顎口腔機能創建学分野)の講演が面白かった。
骨再生材料の「リン酸オクタカルシウム(OCP:Ca8H2(PO4)6/5H2O)」の話だ。
数年前から、医局の研究テーマの中心で、越後教授や大学院生からOCPのことは聞いていたが、
しっかり材料学の立場から基礎の話を聞いたのは初めて。

医局の初代院生だった安藤先生から骨移植の研究が本格化し、3代目の僕が骨代用剤としてのHA(hydroxy apatite)の研究を行い、現山大教授の飯野先生が継続してさらに発展させてきた研究が、今ではとてつもなく可能性を秘めた骨再生材料として花開こうとしている。
(OCPについては、ここを参照)

宴会が始まっても、研究の虫がうずきだして、鈴木教授にいろんなことを聞きまくった。
老化防止のためにも、少し基礎のことを勉強しようと思った。
迷惑かもしれないが、今度大学に行ったら教室を訪ねます(^o^)


二次会は国分町の帝王・MTI先生の導きで、いつものLeeへ。
利夫先生、FTM先生、越後教授・・・元国会議員の政策秘書だったというWB氏も合流し
沖縄問題やら政治問題、歯科の将来、自転車とビーグル犬の話までいろいろと・・・
そして教授の熱唱!ふだん、ストレスが溜まりまくってるんだろーな。

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気づいたら、日付変更線を越えていた。


投稿者 takagi : 08:48 | コメント (0)

2011年02月06日

今年 初セミナー

断り続けているのだが・・・今年もセミナーの講師をさせられて。

仙台で、いつものように豚のお料理教室。

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今回は受講生がたくさん・・・24名?
シンジラレナイ

どっと疲れて帰宅。
帰りの高速運転がちょっと危なかった。

疲労困憊で酒を飲む気力もなく・・・寝ます。

投稿者 takagi : 21:47 | コメント (0)

2010年12月15日

良質なマテリアル

IV社のAdoroという、技工用硬質レジンの体験会をアイナリースクエアで。

高木歯科医院の二人に加え、二つのクリニックから二名の技工士さんが参加して、
実際に作業用模型で硬質レジンのクラウン、インレーを作ってもらった。

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気がついたけど、今流行りのハイブリッド・セラミックもハイブリッド・レジンも、
所詮はコンポジット・レジン、硬質レジンなんだよな。
メーカーは、(フィラーの形状や含有量等を)ちょっとだけ変えて、根本的な中身は
たいして変わっていないものを、まるで新しいマテリアルを開発したかの様な
呼び名をつけて販売している。ハイブリッドって、今風で聞こえはいいよね。

Adoroはすごいよって聴いていたけど、レジンはレジン・・・と思っていた。
しかし今日のセミナーを体験してみて、技工士さんの評判も良くAdoroはレジンの王様かも。
「硬質レジン」と謳って発売しているが、これまでにない「良質レジン」だった。
何よりもミソは光+熱の重合器なんだけどね・・・

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投稿者 takagi : 21:49 | コメント (0)

2010年12月09日

ツツイズム

5日の日曜日、快晴で自転車日和の日曜だったが、心を鬼にして筒井塾の講演会に行ってきた。

僕が最も尊敬する歯科医、筒井昌秀先生が亡くなって3年半。
その後も、奥様で歯科医の照子先生がツツイズムを継続して活躍していらっしゃる。

25年位前に初めて筒井昌秀先生の臨床に触れ、傾倒し、21年前僕が初めて筒井先生を山形にお呼びして2日間講義をしていただいて以来、僕の臨床の根底にはツツイズムが流れている。
歯科の治療は、歯の単位、歯列の単位、口の単位、身体の単位で診ていく必要があるということだ。
もっとも、僕が追い続けても、常に彼の方がずっとずっと先をいくので、どんどん離されていくだけで追いつけないのだが・・・。

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【20年前の二大教祖と二人の信者^o^】

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【高木歯科医院の宝「筒井モデル」】

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頬杖やうつぶせ寝、体育座りなどの態癖が顎を変形させ、姿勢を崩す原因になる。
単に歯を治しても、近視眼的に歯列を治しても、体のゆがみを修正しない事には治療にならない。
1日を通して、ツツイズム、いやテルコロジーを聴いて、やっぱりよく考えているなぁと洞察力の深さに敬服。
筒井はすでに神になり、照子先生は教祖になった。
会場に集まった多くの信者たちは、何を感じ、どう臨床に生かしていくのだろう・・・

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書棚から、筒井先生の古い論文集を引っ張り出して読み返してみた。
スーパーデンティスト筒井昌秀の背後に、照子先生のストマトロジー・テルコロジーがあったことに今気がついた。

昨日、講演会を後援したディーラーの方が、照子先生の名刺を診療室に持ってきた。

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「えっ!照子先生、僕のことを覚えてくださっていたんだ・・・」
20年以上前に筒井歯科に見学に行ったときに一度お会いしただけの僕のことなど、覚えてないと思っていたので、挨拶もせぬまま帰ってきた失礼をお許しください。

投稿者 takagi : 18:52 | コメント (0)

2010年12月03日

歯の治療費

保険外の歯科治療費は、けっこうな費用がかかるものだ。

「なんで、こんな小さなものに10万円も!」と、言った患者さんがいた。

確かに・・・。でも、そのセラミックで作った歯は、100%ハンドメイド。
しかもその患者さん以外には、世界中どこを探してもそれが適合する人はいない
シンデレラの歯。
そして、その適合を得るために、歯科医も歯科技工士もどれだけ神経をすり減らして
作業をしているのかをしらない・・・。
中国で大量生産できるものならいざ知らず・・・
確かに小さな、作り物のセラミックの歯ではありますが、これはモノではなく、人工臓器。
その患者さんにとっての、身体の一部なのだ。

「なんなら、サービスして2割増し大きめに作っておきましょうか?」

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近頃、治療費を問い合わせてくる電話が多い。
「インプラント1本いくら?」
「メタボン1本いくら?」

高木歯科医院は、モノを売っているのではないので、そんなこと簡単には答えられない。
いろんな歯医者のHPで、治療費を表記しているところがあるが、人さまの体を治すのに
そんなに簡単に割り切って治療費を出せるものか不思議だ。
確かに一応の目安はあるが、1,2回の通院で終了する治療と、仮の歯を作って噛み合わせを
修正しながら数カ月、数年かけて治療しなければならない難症例とを、同列で治療費を算定
することは、まじめな歯科医院ではなかなかできない事だと思う。

また「メタボン」「メタルボンド」と呼ばれる金属焼付ポーセレン冠にしても、
使うセラミック(ポーセレン)や金属が何かによってぜんぜん費用は違う。
セラミックも、焼付から最近ではプレス式が世界的に高く評価されるようになって
きている。
なによりも職人的腕の良い技工士が作るものと、ヘボな技工士や中国の技工所で作るものを
同列で判断することはできないし、CAD/CAMロボットが作ったものとの比較もできないのだから、
安直に「メタボンいくら?」って、どーゆうものか?

患者さんにしてみれば、歯の治療自体の怖さに加えて、いくらかかるのかな?という
治療費に対する不安も大きな問題であることは了解している。
だから、高木歯科医院では治療に先立って口の中を検査し、治療計画を立ててから
治療費を見積もり提示し、患者さんが納得してから治療を開始している。
これは自費診療が中心の十日町診療室は(移転する前の香澄町を)開業した平成元年以降
22年間ずっと行ってきたことだ。

モノを買う感覚で、歯の治療をするような患者さんは所詮高木歯科医院の患者さんではないと
思っているし、モノ感覚で作った歯を売っているような歯医者には、絶対になりたくない。

な~んちゃって、あんまり力説するとますます血圧が上がって目眩がするから・・・

今夜あたり『年末出血大サービス!歳末大安売り!!』の幟(のぼり)でも作って、医院の外に
並べようか・・・

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【これだってけっこう高い治療費かかってると思うのだが】
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【目も当てらんない・・・だからやり直したよね】

投稿者 takagi : 12:22 | コメント (0)

2010年11月30日

コロリと往く方法

「コロリと逝く」が正しいのかもしれない。元気な年寄りに学ぶ、健康長寿の秘訣とは・・・

全国の3000人を超す元気な80~85歳(平均83歳、男女比4:6)の調査から。

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「活動的余命を延ばす12ヶ条」
1)食事は1日3回規則正しく
2)よく噛んで食べる
3)野菜、果物など食物繊維を良く摂る
4)お茶をよく飲む
5)たばこを吸わない
6)かかりつけ医をもっている
7)自立心が強い
8)気分転換のための活動をしている
9)新聞をよく読む
10)テレビをよく観る
11)外出することが多い
12)起床、就寝時間が規則的

元気な高齢者には、大きな病気を経験したことがあり、70歳過ぎまで働き、
健康のためのこころがけを65歳以降に始めたという人も多い。

(田中一哉:日歯広報2010.11.25.第1518号より)

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投稿者 takagi : 09:34 | コメント (0)

2010年11月29日

スマイル倶楽部 フォーラム

昨日、第53回のインプラントフォーラムを無事に終了。

僕が主宰しているスマイル倶楽部。
発足して15年になる。
例会であるインプラントフォーラムも今回が53回目。
いろんなテーマで、いろんなゲストを迎えて、いろんなディスカッションを重ねてきた。
もう、十分に勉強したかな?とも思えるくらいに歳月が経ち、回を重ねてきたが、
まだまだわからない事ばかりの歯科医療、インプラント治療だね。

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27、28日の両日、東京で30名の会員が集まった。
初日は、東京駅に隣接した鉄鋼ビルにある「Terumo」の会議室で。
テルモの哲学の片鱗を、会議室の片隅に貼ってあった小さな掲示物に見た。

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懇親会は、トラストタワーの中華飯店「過門香」
豪華な中華と楽しい話題で飲み過ぎた・・・
秋葉原ワシントンホテルに宿泊。
新しくなってから始めて泊ったが、きれいで快適だね。
アキバの様変わりに驚いたけど、探索する時間なし。残念!

二日目は、上野のモリタが会場。
福井で開業している林正人先生を講師に招いての講演会。
林先生とはSPIのアドバイザーとしてシンポジウムなどで一緒になることはあったが
じっくり先生の話を拝聴する機会がなかった。

今回は外科に特化した話だったが、筋が通っておりわかりやすく、素晴らしい
講演だった。

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アメ横で柿ピー1kgの特大パックを買って、つばさで帰った。
久しぶりに新庄行きに乗ったけど、満席で混んでいるうえにオバちゃんたちのグループや
はしゃぎまわるガキどもがうるさくて、安眠も読書もままならず。
おかげで、山形駅で寝過ごすこともなくちゃんと下りることができましたぜ。


投稿者 takagi : 13:06 | コメント (0)

2010年10月24日

インプラント・セミナー

先週に続いて、セミナー講師。

会場は、高木歯科医院に隣接した「アイナリースクエア」。
近くて便利(当たり前!)

宮城県に数軒関連診療所を持つK歯科医院のドクターとアシスタントを対象に、内輪の勉強会。
ということで、けっこうシビアに左上顎第一大臼歯の咬合面形態の話からはじめた・・・

午前中は長期症例を通して、いかに咬合再構成が重要か、安定した咬合の付与がforce contorolにつながるか、咬合面形態を知らずして咬合管理も咬合調整もあるものか・・・
前日のエスパルス戦のボロ負けを引きずって、少し機嫌が悪いから、参加者にビシバシダメ出しをしてしまった。
セミナー講演中に、かくも出席者に対して質問をぶつけまくる講師も珍しかろ(笑)。

昼食後は、豚骨を使った外科の実習。
しっかり手術着を着用。
ちゃんと術着を着れるかどうかで、それぞれのクリニックにおけるふだんの手術の様子、レベルが知れるというもの。
さすがに理事長先生、お見事!

後はいつものように、受講者のレベルに合わせながら調理実習。
今日もおいしい豚骨ラーメンの出来上がり・・・

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【ちょっと不機嫌に講義。原因はサッカーの結果】

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【昼食は向かいの洒落たレストラン“990”】

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【楽しいお料理教室】

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【今回参加してくださったK歯科関連の皆さんとうちのスタッフ】
講師の出来の悪さに対して、みなさん熱心に勉強してくださいました。
逆に励みになりました。ありがとう。


投稿者 takagi : 20:05 | コメント (0)

2010年10月17日

セミナー@福島

福島の歯科ディーラーさん主催のインプラントのセミナー。

いろいろわけあって、福島は鬼門で長い事、大学以外での講演や、セミナー講師を引き受けていなかった。
いろいろわけあって、ディーラーのたっての願いもあって、今回のセミナーの講師を引き受けた。

主催者側の「あれも、これも、どれも、それも」(山形弁風にいえば「はいづも、ほいずも、あいづも、そいづも」ってーカンジ?)で、かなり欲張りなテーマを要求され、かなりテンション下がって臨んだ。

午前中は、「長期症例から学ぶインプラント成功のカギ」について講演し、午後は豚の骨を使って、インプラント外科手術の基本から応用までを実習。
実習中心のセミナーはいいね。
時々、できもしないのに建前論ばっかり言ってる受講者がいるが、豚骨の実習では切開・剥離・縫合という外科の最も基本的なことを実際に行うので、その様子を観ているだけで「こいつできるな!」とか「おいおい・・・」とかすぐに分かるから受講者と向き合いやすい。
できる人とはそれなりに、できない人ともそれなりに相対することができるからだ。

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持参する外科器具を見ただけでも「おぬし、デキルな!」とか「おいおい・・・」というのが明白。
今回驚いたのは、福島の歯科医が使っている骨膜剥離子がみんな同じものだったこと。
しかもYDMのオールドファッションなもの【↓】。ディーラーが特価販売でもしたのかな?

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剥離は外科の重要なポイント。モルトの剥離子【↑】を紹介させてもらった。
インプラント外科の上達には、システムと道具の選択が重要ポイントの一つなのだから。

投稿者 takagi : 22:24 | コメント (0)

2010年10月11日

日本国際歯科学会

我が国最大の歯科のオリンピック?ワールドカップ?4年に1回おこなわれる。

参加者が尋常じゃなく多い。
歯科医、技工士、衛生士、メーカー、ディーラーその他大勢。
歯科関係者がウジ虫のように湧いて集まってくる。

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午前9時。
僕は事前に目をつけていた日歯大・YEGK教授の「Critical Thinkingのすすめ」と、
それに続くIWT先生の「重度歯周病の機能回復」の話を聞くために、E会場に直行。
ところが、会場には演者の先生と、通訳と、エンジニアと、司会の人しかいない。
よくみると、部屋の後ろ隅に聴講者が一人いた(笑)。

ウジ虫の如く湧いて出た者どもは、何処へ行った?!
今流行りの、審美か、インプラントか、それとも経営のセクションか・・・

YEGK教授の「critikal thinkingがない歯科医師は、EBMを判断できず、患者や社会を欺く結果になる」という言葉が印象的。
しかし、ここに居ないほとんどの歯医者はクリティカルシンキングができていないと思う。
IWT先生の話は、すごかったね。ホントこの先生の洞察力、分析力はすごい。
僕が31歳の時に、IDAでのインストラクターだった。最初のころ、良く喧嘩したっけ。
お互いに若かったからね。
長年の臨床から修復治療、特にタイプIVの重度の歯周病に対する歩哲治療に対してはバイオメカニクスの問題が最も重要だということがお互いに明確に分かっきた。
彼はその解決策をいろいろ提示してくれて、高い学会費を払った分を取り戻した気がした。
IWT先生の講演が終わって振り返ると、僕の他に4人の聴衆がいたが・・・
ウジ虫たちは、何に群がっているのだろう・・・

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ということで、あっちこっちの会場を覗いてみた。
出版社が大いに関わっているので「売りたい本」「売れている本」の著者やそれに関連するテーマの会場に比較的人が多かったような気がする。
うーむ、若い歯医者は、出版社の陰謀にまんまと引っ掛かっているなぁ。


二日目、10日の午前最初に聴いたSTNS先生のペリオの話は何度も聴いているが、とってもおもしろかった。
「この学会での講演は、歯を抜いてすぐにインプラントをしたがる話ばかり。歯医者は、歯の治療をして歯を守ることが仕事のはず。日本には、歯医者がいなくなっちまった・・・」
話の中身が濃くて、毒もあって、声を出して何度も笑った。
たぶん日本一優秀な歯周外科医だからこそ言えること。
あとでE本先生の講演会場で会ったから「歯医者がいなくなっちまったという件が、すげーおもしろかった」と伝えたら、「な、そう思うだろ」と。

ABHR先生の総義歯の話も久しぶりに聞いたが、為になった。
ここは部屋が狭くて、立ち見が出ていた。
出版社の読み違い。そりゃ世の中インプラントばっかりじゃないってこと。
入れ歯作りに精を出す歯医者が、たくさんいた事にちょっとだけ安心した。

僕が楽しみにしていたのは、細山先生の講演。
プログラムの最後だったのが惜しい。
時間帯もあったのだろうが、聴講しているドクターが少なかったのは残念。
36年にわたる1症例を、詳細に分析し咬合の大切さを説いた珠玉のプレゼンテーションだった。
しかし、あの場にいたドクターたちは、皆熱心に話を聴いていた。
繰り返すが、今回の学会をはじめ、最近の歯科臨床系の学会はインプラントが中心。
しかも、骨を作っての適応症拡大や、歯間乳頭部にこだわった審美修復、十分な治癒期間を考慮しない早期修復の勧めなどアクロバチックなテーマが花盛り。
インプラントをライフワークにし、長年携わってきたからこそ、現状に僕は不安と不満が多い。
歯科臨床、特にレストレーレィブ・デンティストリーにおいては咬合が最も重要なのに、近頃はないがしろにされている感がある。
細山先生のていねいな臨床、プレゼンテーション、そして生き方を、少しでも真似したいと思った。
ちょっと勇気づけられ、全体としては少しがっかりな学会だったけど、救われた。

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デンタルショーもでっかくて見ごたえがあった。
でも特に欲しいものもなく、興味もなかったので、ただうろうろしただけ。
いろんな人に会えたのが楽しかった。
特に、業界を辞めたはずなのに手伝いに駆り出されたということで久しぶりに会ったY田さん。
懐かしかったなぁ~

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投稿者 takagi : 19:50 | コメント (0)

2010年09月20日

インプラント学会@札幌 

いまや会員数が一万人を超え、日本歯科医学会最大になってしまった日本口腔インプラント学会。その年次総会だ。

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17日の専門医教育講演は、会場二つ分をぶち抜いた特設会場にもかかわらず、椅子が足りなくなるくらいの参加者の数。
インプラントが、ここまでメジャーになるとは・・・
それだけに、講師の高森教授の話を実に真摯に受け止めて慎重に臨まなければならない。

コンベンションセンターは、いずれの会場も活気があってすばらしい講演が多かった。
展示ブースも、これまでにない大掛かりなものも多かったが、物欲大王が目を覚ましそうだったのであまりうろつかないことにした。

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19日のランチョンセミナーの講師を務めたが、できはいまいち。
スポンサーの会社の目が厳しくて、プレッシャーがあった。
取締役はじめ、担当部長や、メーカーの支社長まで後ろの方でにらみを利かせているのだもの・・・
ランチョンの講師って、ようは企業の宣伝マンに撤しなくてはならないのだろうが、どうも僕にはそれができなくて・・・

参加者の弁当のおかずになれたら本望、という気持ちでやったのだけどね。
自分が消化不良を起こしちゃった感じ。
歯科大のクラスメイトだった平田先生、羽賀先生に会えたことが収穫かな。

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ところが、あとでブースに立ち寄ったら、講演終了後問い合わせのドクターがたくさん来たことや、アンケートで「大変良かった」と概ね好印象な結果だったと聞き、なんとなくホッとした。

今回はずいぶん中身を練ったんだけどね・・・
別のところで喋ろう(笑)

投稿者 takagi : 21:00 | コメント (0)

2010年08月23日

見学者あり

今日は、千葉・松戸のS歯科医院に勤めている衛生士のA水さんが高木歯科医院に見学にきた。

2月の東京での僕のセミナーの受講者で、夏休みを利用して親戚のいる山形に来たのだそうだ。
それで半日、当医院での見学と研修ということに。

いろいろ細かな質問事項をノートにぎっしり書いて、ものすごく勉強熱心。
うちの衛生士に微に入り細に入り質問をしていた。
それに難なく、しかも詳細に説明するうちのスタッフたち。

歯医者なんかよりずっと情熱を持って仕事をしていることがよくわかる。
こんなスタッフを抱えている歯科医院はすばらしいね!
高木歯科医院も、S歯科医院も。

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投稿者 takagi : 22:01 | コメント (0)

2010年07月25日

GOTOデンタルショー

後藤歯科商店の88周年記念、デンタルショーin山形のお手伝いをした。

なんだかんだ喧嘩もしながら、後藤歯科商店とは25年くらいの付き合いになる。

今年の初めに、88周年記念のデンタルショーを山形でやるというので、出入りのH君の為にも一肌脱いでやろうと思った。

もう一肌脱ぎたくなるような猛暑の中、ビッグウイングでのデンタルショー。
けっこうたくさんのお客さんが来ていたね。
本社のある福島並みの賑わい。
高木歯科医院のスタッフも来てくれたし、久しぶりに会ったドクターや衛生士さんたちとも「歯科とは関係ない」話ができて楽しかった。

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セミナーの講師をやったんだけど、先日の平井堅のコンサート並みの熱気。
2時間、休憩なしで(平井堅は35分も休憩を入れたけど)漫談をした。

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投稿者 takagi : 19:06 | コメント (0)

YAID第二回ミーティング

今年からできた、山形歯科インプラント研究会の二回目のミーティングが、遊学館で行われた。

Ms.コラーゲンと呼ばれている(?)オリンパステルモバイオマテリアルの松井女史を講師に、テルダーミスとテルプラグの話を中心に、バイオマテリアルの話を聞いた。

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さすがにテルダーミスの開発者だけあって、痒いところの話まで聞けておもしろかった。
また、大学の医局員と開業医、そして企業との三位一体となったミーティングで、ふだんの勉強会とはまた違った雰囲気で、さまざまな角度からの勉強だでき有意義だった。

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懇親会が、なんとも楽しかったね。
気づいたら、日付変更線を越えていた。

投稿者 takagi : 07:58 | コメント (0)

2010年07月04日

SPIアドバイザリーミーティング

企業との会議。今年で7回目。SPIが日本に入って7年が過ぎたんですね・・・

先日スイスでお世話になったTM社から、社長と開発者のダニエル、インターナショナルマーケットのマネージャーであるピーター、そして日本支社長のジェイソンが顔をそろえて、楽しかった自転車の話題から会議が始まった。

日本でのアドバイザリー委員会のメンバーのドクターたちも並ぶ。
新潟の榎本先生をはじめ、そうそうたる面々だ。
日本での販売を行っている㈱モリタからも社長をはじめ、取締役も含めてインプラント部のメンバーがずらり。
如何にも「日本の会議」っぽく始まったけど、タカギのスイスのサイクリングツアーの紹介で雰囲気が一気に和んだ(笑)
貢献したね!

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新しいプロダクトの紹介や、日本サイドからの要望などいつものように話題が豊富すぎて、結局時間が足りなくなって、僕のささやかなリクエストはできないまま閉会。
といっても、たくさん喋ったけどね・・・

帰りの新幹線を待つ間に、榎本先生といろんな話ができたのは楽しかった。
ほんとにこの先生は、いい先生だね。

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投稿者 takagi : 23:34 | コメント (0)

2010年07月03日

JMMコロキウム

二週続けての上京。がんばれ!JAL、ということで今回も飛行機を使ったが・・・

先週とは違って、曇り空。飛行機からの眺めはイマイチで、雲の上を飛行中はただ紫外線を浴びているだけだった。トホホ。

いつもは搭乗率が低いのに、サクランボの時期とあってほぼ満席。
いつもこれくらい乗客がいれば、JALも経営破綻せずに済んだのにね・・・
行政の地方空港の作り過ぎと、政府の言いなりになって無理やり不採算な地方空港に飛行機を飛ばしたり、燃費の悪いジャンボ機を必要以上に買わされた結果なんだけどね。
などとぼんやり思いながら、羽田について京急線で横浜へ。


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JMMのコロキウムを明日に控え、VIP達の懇親会が横浜パシフィコであったので、VIPじゃない僕も何故かどさくさにまぎれて参加。
久しぶりにJMMの関係者に会って、なんか居心地が悪かったけど、同じように居心地が悪いと言っていた岡本先生や、10年以上ぶりにお会いした広大の赤川教授らと歓談ができて楽しかった。

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投稿者 takagi : 22:45 | コメント (0)

2010年06月12日

スイス2日目

今回の出張は「自転車」が目的ではなく重要な会議。8時半に迎えの車に乗り込む。

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【TM本社のあるワルデンブルクは山形のような素朴な町の中にたたずむ】

バーゼルから車で40分くらいのワルデンブルグにあるThommen Medicalの本社に。
さっそくCEOのスツッツ氏の出迎えがあり、今回のミーティングの概要についての説明を受ける。
そして、SPIの開発者でもあるスネッティヴィ博士とさまざまな話をする。
かなり詳細に、インプラント表面処理等について議論をした。
一般者は立ち入ることができない、開発部門のコンピュータルームでの真剣勝負。

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【スツッツ社長】

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【スネッティヴィ博士】

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他の三人も同行したが別メニューで研修。
内容の濃い、充実した午前中を過ごした。

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午後からは、車で1時間くらいの所にあるThommen Medical社の工場見学。
とてものどかな場所にある。
企業秘密がいっぱい詰まったこの施設を、特別にすみから隅まで見せてもらった。
新しい工場になってからははじめて訪ねたのだが、新しい機械、検査機器の充実に驚かされた。

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Thommen Medicalの工場の2軒隣に、BMCの工房がある。
ダメもとで突撃(笑)。
明日から始まるツール・ド・スイスのためにスタッフがあまりいなかったが、快く日本のBMCユーザーを受け入れてくれた。
当たり前だが、そこら中がBMCだらけ・・・
Thommen Medicalの工場とは別な意味でわくわくした。

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夜は、Thommen Medicalのエグゼクティヴ達と食事。
ワインがたまらなく美味かったな・・・
長旅の疲れもなく中身の濃い充実した一日。
回転しっぱなしの脳みそに、ワインが浸み込んだ。

明日、明後日の土日の休みを利用して、Thommen Medicalの自転車チームと一緒にサイクリングだ!
これも大いに楽しみ!

投稿者 takagi : 11:37 | コメント (0)

2010年06月01日

東北大学病院

大学での講義のために仙台へ。

4年生へのインプラントの講義。
まだ臨床をほとんど勉強していない彼らに、どれだけインプラントの真髄を理解してもらえるかいささか不安。
それ以上に、講義中心実習軽視、臨床無視のいまどきの「歯学教育」に対して、一言言いたいことがあるのだが・・・それはまたの機会にして。

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大学病院が大きく変わった。
歯学部の病院はなくなり、医学部と統合し「東北大学病院」となった。
当然、外来も病棟も医学部側の診療棟に移った。

僕も越後教授も、今日は少し時間があったので、教授の案内で新しい歯学部の診療室と病棟を見学。
外来では、僕が在籍中によくふざけて遊んだ看護師の佐藤さんが、今では看護師長として貫禄十分でいらっしゃった。

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医局から診療部門まで、かなり遠くなった。
運動不足解消にいいよ、という越後教授。
教授を案内人にしての贅沢な病院見学でした。

投稿者 takagi : 19:45 | コメント (0)

2010年05月23日

インプラント講演@嵌植義歯研究所

仙台の嵌植義歯研究所で講演してきた。

インプラント学会の認定講習会での講演を頼まれて、最近のテーマである「長期症例から学んだこと」を話してきた。

嵌植義歯とは、昭和30年代までにインプラントのことを言った言葉だ。
嵌植義歯研究所の理事長懸田利孝先生は、日本で最初にインプラント治療を手掛けたドクター。
僕が仙台にいたころからしばしばお世話になった。

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重鎮の懸田先生から頼まれては、断るわけにはいかない。
ましてこれまで長年さまざまなお声掛けに対して断ってきた恩知らずの立場。
十分に練ってプレゼンしたつもりだが、最前列でじっくり重鎮に聴講されるのは、ちょっとプレッシャーがありましたね・・・

午後から、ヨドバシカメラに。
楽しいね、ここは。
3Dテレビやマッサージチェア。iPod用のスピーカーなど、まるでワンダーランド!

その後チャゲルと会って、人生の様々なことを話し合う。
人生、山あり谷あり。
自転車と一緒だよ。

投稿者 takagi : 20:52 | コメント (0)

2010年05月17日

山臨研@アイナリースクエア

25年以上続いている山臨研。今回から、高木歯科医院の隣にできたアイナリスクエアが例会場になった。

待ちに待った会議室が、高木歯科医院の隣に完成した。
こけら落としは、高木歯科医院の院内勉強会だったが、まともな(?)勉強会としては今回初めて使ってみた。

大きなスクリーンはいいね。
発表当番の中村先生のプレゼンもよかったので、楽しかった。

ここを積極的に使って、若い先生たちとどんどん勉強しよう!
意欲が湧いてくるね。
(びびっている周りのドクターの声が聞こえる^^)

投稿者 takagi : 21:43 | コメント (0)

2010年05月16日

ICOI アジアパシフィック大会

参加するつもりはなかったが、別件の用事もあって横浜に出かけた。

国際シンポジウムだが、アメリカからの有名どころと韓国のドクター中心の学会。
目新しい話題もなく、活気もなく、あまり面白くなかった。
なんとなく「裏」の胡散臭さを感じさせる。
最近学会に積極的に参加しているので、レベルの差を感じた。

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楽しかったのは、スマイル倶楽部のメンバー数名と会えたこと。
また八戸の熊坂先生とも会えて、みんなで中華街に繰り出した。
円卓は、たくさんで囲んだ方が楽しいものね。
気づいたら、けっこう紹興酒を飲んだなぁ。
酔っ払って中華街を歩いていたら、つい天津甘栗を山ほど買っていた(笑)
超デカ月餅もいくつか買っていた。

二日目は午前中で退席。
久しぶりに羽田から飛行機で帰ってきた。
飛行機から見下ろす山形はいいね。自転車のコースがよくわかる(笑)
それに速くていい。おかげで午後に、家で雑用できた。

投稿者 takagi : 19:28 | コメント (0)

2010年05月09日

高橋哲教授 出版記念講演会

哲ちゃんの講演会に招待され、青森から東京へ移動。

昨夜の最終便で東京入り。
ヒルトンホテルで、九州歯科大教授の高橋哲先生の講演会があった。

近著「骨造成テクニック」は、教科書としても臨床参考書としても良くできた本で、最近の彼の仕事をまとめた珠玉の一冊。
この本の出版を記念しての講演会だが、会場のヒルトンホテルに行ってびっくり。

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ホテルでの学会は実に豪華で、僕がふだん参加している「公民館」で開催の学会とはまるで雰囲気が違う。

講演内容もさることながら演出がお洒落で、なんか良いカンジ。
哲ちゃん、超かっこいい!
遊び心も満載だ。
講演後のパーティでは、名だたる教授たちがスピーチ。
でも哲ちゃんの交友らしく、お堅い祝辞などではなく「知的ユーモア」の応酬で、面白かった。
頭の良い人たちの、OFFの時の話って心底楽しめる。
僕もスピーチを頼まれたが、どんな面白い話をしてよいやら直前まで悩み、「哲ちゃんにまだ髭がなかった頃の話」として奥様との結婚秘話を話した。
そうとうに哲ちゃん、うろたえていたけど・・・

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パーティーではいろんな人にお目にかかれた。
山ちゃんに、ピナレロのオーナーで自転車乗りの長崎大学朝比奈教授を紹介していただき、重原教授も加わっての自転車談義で大いに盛り上がる。

楽しく、なんかすがすがしい時間が過ごせた。
しかし帰りの新幹線でモンテVS東京の結果をチェックしてがっかり。
僕が応援に行かないと、0-3の大敗だもんなぁ。

投稿者 takagi : 22:44 | コメント (0)

2010年05月08日

青森インプラント研究会

研究会の認定講習会での講演。

午前中は「長期症例から学ぶ」と題してインプラントにおける細菌と力のコントロールの大切さについて話した。
昼食をはさんで、SPIについてのプレゼン。
翌日に予定されているPOI、ストローマンのインプラントを意識して、SPIのシンプルさ、精密さ、堅ろう性にを強調した。

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その後、福岡の林美穂先生の講演があり、僕も拝聴した。
とても美しい人で、女性の視点でのデンティストリー、インプラントについて分かりやすく、魅力的に話されていた。

僕も彼女のような洒落たパワーポイントのプレゼンを作りたいが、近頃めっきり創作意欲がなくなって、ただ文字と写真を貼り付けたものだけになっている・・・
そのうち、マックでプレゼンしてみよう。

投稿者 takagi : 23:33 | コメント (0)

2010年04月18日

山形歯科インプラント研究会

昨年10月に、山大口腔外科教授に飯野先生が就任したことがきっかけで、山形にインプラント研究会ができた。昨日は、その発足総会と記念講演会、懇親会が行われた。

山形でもインプラントを行っている歯科医院が増加した。
インプラントは高度な診断、外科、補綴のトータル診療技術が必要だ。

発起人15名を中心に研究会が発足し、飯野教授の記念講演とともに、設立趣意説明を僕が行い、関心の高さもあって60名を超える参加者の中、勉強会の船出となった。

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投稿者 takagi : 12:55 | コメント (0)

2010年04月11日

スマイル倶楽部第51回フォーラム

スマイル倶楽部も、今年で結成15年目に入る。昨日と今日、今年度第1回目のフォーラムが仙台で行われた。

初日、この日のために睡眠時間を削って準備したプレゼンを急遽取りやめにして、人生論を延々と語ってしまった。
後半のソケットリフトの新ツール「hatch reamer」のハンズオンセミナーでは、みんなに喜んでもらったので、まぁ良しとしよう。

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懇親会は盛り上がったね。
国分町は、いいね。
途中で、次回のフォーラムの講師、寺西邦彦先生が懇親会に乱入(!?)。
さらに盛り上がった。
二次会は、寺西先生、プロシードの会社の人たちと。
分町の帝王、Dr.松井とも合流し、日付変更線を越えてからホテルに帰還。

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二日目は会員の発表。
いつもフォーラムに参加している人と、たまぁーにしか来ない人とで、プレゼンのレベルが違うね。
ここだけの話だけど・・・

午後のAG君による「最近の歯科技工事情」の話は面白かった。
愚痴泣き言ばかりになりがちなテーマだったけど、彼はその先に見えるわずかな明かりのために必死に努力をしていた。

低迷している日本経済同様、この国の歯科医療はいろいろ問題があるけど、上を向いて歩いて行こーじゃあーりませんか!!!


投稿者 takagi : 20:20 | コメント (0)

2010年03月20日

社保講習

4月からの保険改正の講習会。

庄内を除く、山形の歯医者がテルサに集結。
神妙にお役人の話を拝聴。

ほとんど理解できないのは、睡眠学習のせい?
僕にとっては苦痛の2時間半。

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終わってから、西口のワシントンホテルの「ひろぜん」で、“ガラピー・ひろせ”と飯を食って、中和した。
廣瀬とひろぜんに行ったというところが、大事ですから。ワカル?

投稿者 takagi : 23:48 | コメント (0)

2010年03月19日

山形歯科インプラント研究会

インプラントの勉強会を作った。

会長・飯野教授、副会長・足立先生、幹事長・僕。
他に10名の発起人のもと、役員会を開催。
これからの山形のインプラントの研修の足場となるべく、発会した。

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昨日、高木歯科医院の近所の「999」で記念の食事会。
発足式は4月17日、遊学館で。

マリノス戦が終わったら、速攻で帰らねば。

投稿者 takagi : 19:33 | コメント (0)

2010年03月14日

SPIベーシックマスターコース最終回

半年間続いたベーシックマスターコースも、最終回。受講された先生方、お疲れ様。
お役にたてれば、幸いです。

最終回の二日間は、菅井さんと補綴のコース。
アメリカから帰ってきて風邪をひいて、土曜日は最悪のコンディション。
仙台までの運転を、菅井さんにやってもらったくらい。

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講義中も、頭は朦朧、目は虚ろ。声はガラガラ、喋りは支離滅裂。
予定より1時間も早く僕の担当を終えて、菅井さんにバトンタッチ。
頼れるね、この人は・・・
ほんとに助かった。

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懇親会で酒が入って、覚醒。
アル中か!?
ゲストにベガルタのイケメンGKチャゲル君登場。
参加した衛生士さんたちが群がる!
みんな楽しんでくれたかな?

何とか立ち直った日曜日。
熱心な先生たちに少しでも分かって欲しいから、今回も頑張りました。

帰宅して、酒を飲みながらモンテの清水戦のビデオを見て、気分悪くして寝た。


投稿者 takagi : 22:02 | コメント (0)

2010年03月07日

AO学会最終日

三日間のハードな学会が終わった。

かなりみっちり勉強した。
日本とは昼夜がまったく逆の時間で、昼食前後の数時間は睡眠学習(笑)だったが、中身の濃い三日間にけっこう満足している。
それにしても、テーブルもなく狭い椅子によく三日間もずっと耐えたもんだ。
頭の中も、早口の英語だらけだし・・・(笑)

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アメリカの学会は相変わらず「審美」中心で、スクリーンには前歯ばっかりでっかく映し出されて、歯間乳頭がどうのスキャラップがどうのと、細かいことをウダウダ言っているのだったが、今回の学会の後半は、Complcationsがテーマで、みんな同じように苦労してるんだよね、って気がして聞いていた。
ここ数年の僕の臨床でのテーマがそのまま世界の大御所たちのテーマにもなっていることに共感したが、やっぱり「これだ!」という解決策は見出せていない。

自分なりに考えていたことをまとめる良いきっかけになった。
学会が完全に終わって、知り合いたちと別れ、一人部屋に戻って急いで勉強したことを整理。
気がついたら、あたりは暗くなって、腹も減ってきた。

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ホテルから出ているシャトルバスでお土産屋が立ち並ぶ「ダウンタウン・ディズニー」に向かう。
ようやくにぎやかなところに足を踏み入れ、ディズニー・ワールドに来ている実感を覚える。
しかし、こういうガキっぽい作り物が苦手なんだよね。
とてつもなく広大な土地に、いくつものテーマパークと人工的な巨大都市を作り上げて、世界中から観光客を呼んでいるディズニーの偉大さには敬服するが・・・
さまざまなイベントを見ながら、この人工都市で、人工歯根の学会があったことに妙に納得し、鉄腕アトムの世界が本当になっているんだな、と思った。

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Paradiso37というレゲエのライブをいやっているレストランのウェイティングバーで、バドワイザーとピノノワールを3杯飲んで晩飯にした。
チキンサラダも食ったよ。

お土産を買ったが、恐ろしく高い。チョコとクッキーをちょこっと買っただけなのに、●万円もした。
ディズニー、恐るべし。

明日は4時起床、4時半にチェックアウト。
早朝の便で、またほぼ24時間かけて帰路に着く。


投稿者 takagi : 11:15 | コメント (0)

2010年03月06日

AO学会二日目

日本では信じられないだろうが、この学会は朝の7時から始まる。

午前7時から90分は、テーブルクリニック。
早朝で、しかも有料にもかかわらず、大盛況だ。
と、言っても僕は参加したわけではなく、朝食のために会場のすぐそばを通っただけなのだが(笑)

午前中は、Oral Scientific Reserch と Oral Clinical Reserch。
この場合のOralっていうのは、口演という意味で、ポスターセッションと同様に、自分でエントリーした研究発表会。

世界各国からエントリーされた研究者、臨床家が10分の持ち時間で発表する。
すべて英語でのプレゼンなのだが、いろんな国の訛りの英語が聞けて楽しい。
自己PRの傾向が強くて、発表の中身はおおむね薄いか、DEEP過ぎて理解できない。

昼食のハンバーガーを頬張り、午後は「Treatment Approach」のセクション。
Dr. Peter Moy, Dr. Kirsch, Dr.Buser, Dr. Saloma(弟), Dr.Nigel Saynorらそうそうたるドクター達の講演は、迫力があった。
でもやっぱり持ち時間が25分なので、押しなべて早口。
昨日から早口の英語を必死で聞いているので、だんだん慣れてきた。
なにしろ夕べは英語で夢を見たくらいだから(ホント)

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1日の学会スケジュールが終了し、EPCOT(ディズニーワールドのひとつ)に移動し、学会会長主催のレセプション。
2000人を超える参加者が、次々にシャトルバスで輸送される。
さすがアメリカ。さすがディズニー。
まったくの混乱もなく、およそ30分で全員が移動。
レセプション会場は大賑わい。
ロックバンドや、派手なダンス、中国雑技団など多彩な催し。
DENTSPLYがスポンサーで、噂では1千万円以上の経費だとか・・・
すごいね、DENTSPLY。恐るべし!
以前この学会の最大スポンサーはノーベルバイオケアだったのに。
この世界も勢力争いが激しい。
いろんな裏事情も知れて、ワクワクしますぜ。

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レセプションでは、いろんな人と楽しいおしゃべりができる。
なぜか昨日、今日と何度も会場やロビーで遭遇し、「Hi、Yuki!」と声をかけてくれるDr.
Peter Wohrle。やっと一緒に写真を撮れた。
彼の紹介で、Dr. Georg Duelloとも話すことができた。
他にも福岡の船越先生と知り合いになれた。

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あっという間の2時間半。
会場を出てEpcotで花火を見たり、お土産屋などをうろうろしていたら、帰りのバスが終了してしまった。
途方に暮れていたら、寺西先生グループも同様で、一緒に船でホテルまで戻ってきた。
ディズニーワールドの中に大きな川(運河?)があって、そこを船が行き来しているのだ。

ホテルに着いて、ちらっと時計を見ると、日本時間で土曜日の午後1時過ぎ。
おぉー!Jリーグが開幕しているではないか!!

ということで、モンテとJ's Goalのサイトでゲームの流れをチェックしながらこのぶろぐを書いています。
がんばれ!モンテ。
オーランドから念を送ります。

投稿者 takagi : 13:40 | コメント (0)

2010年03月05日

初日の晩

学会初日は企業によるレセプションが企画され、"お得意様"が招待される。
アストラと、ノーベルバイオケアから招待状をいただいたのだが・・・

僕はそれらをすっぽかし、Thommen MedicalのブースでSPIの開発者のDr. Snetiviに会ったのがきっかけで、House of Bluseでナイスなディナーをいただき、シルクドソレイユのワンダフルなショーを見てきた。

まだアメリカではThommen Medicalはメジャーとは言えないが、集まってきた米国のSPIユーザーはみんな温厚で素敵な人たちばかりだった。
SPIの持つ、Snetivi博士の堅実で温かい気持ちが伝わっているんだね、きっと。
とても楽しい晩でした。

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投稿者 takagi : 14:29 | コメント (0)

AO1日目

始まりましたぜ、AO meeting。

初日午前中は、企業主催の講演会。
昨晩、アストラのご馳走になったにもかかわらず、ノーベルバイオケアのセクションに参上。
モデレーターのDr. Peter Wohrleの進行で、飛ぶ鳥を落とす勢いで世界中で活躍しているドクターたちによるプレゼンが畳み掛ける。
でもねー、僕にはノーベルのショー的なプレゼンが、どうも嘘っぽくていまいち好きになれないんだよね。
ただ、彼らのプレゼンのカッコ良さは、いろいろ参考になるけどね。

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セッション終了後、Peterが僕を見つけてくれて握手。
今じゃ超有名人のPeterだけど、しっかり僕のことを覚えていてくれたのは嬉しいね。
まだ彼がマイナーだった頃、Newport Beachのオフィスを訪ねたことを今でも覚えていてくれた。
ちょっと気分がいい。我慢してノーベルのセクションを聴いた甲斐があったかな。

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昼食前に、偶然Dr. Bob Vogelに会った。
Dr. Vogelには以前スマイル倶楽部で講演をしてもらった。
Renzoの紹介だったが、今はrerationshipが途絶えているそうだ。
来月サウジアラビアで講演すると熱く語っていた。
ファーストクラスでのご招待だそうで、アラブの金満状況の一端を知り得た。
ランチを一緒に食べた。
Yuk(僕)iの事もアラブのオーガナイザーに紹介するといってくれたが、期待せずにオファーを待ってます(笑)

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午後はOpening Symposium。
超有名どころのプレゼンだが、一人の持ち時間がたったの25分。
みんな早口で、聴くのが大変だった。
後で知り合ったペンシルベニアから来たというBlainというイケメンの若いドクターとシンポジウムについて話したが、ネイティヴの彼にしても講演は早口で聞き取りにくかったと。
僕が30年前からインプラントをやっているという事にとても驚き、どの学会に行くと勉強になるか訊ねられた。
AOがいいんじゃないか。本音です。
シンポジウムで印象的だったのはDr. Ueli Grunder と Prof. Dennis Tarnow。
実に症例がきれい。
これはBlainと一致。
彼は聞き逃したそうだが、最後のDr. K. Meyenbergの講演も、補綴的に示唆する事が多かった。

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業者展示をうろつく。
知った顔もいろいろ。
見知らぬ新規参入のインプラントメーカーも多いね。
明日は、吟味してブースを探索しよう。


投稿者 takagi : 07:57 | コメント (0)

2010年03月04日

AO出張

AO(Academy of Osseointegration)の第25回年次総会に出席するために、24時間かけてオーランド@フロリダまでやってきた。

3日午前6時に自宅を出て、仙台→成田→シカゴ(オヘア)→オーランド。ホテルにチェックインしたのが3日午後4時。日本時間で4日午前6時だから、ちょうどDorr to Doorで24時間。
けっこう疲れたね。

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【シカゴ・オヘア空港】

シカゴの空港で、寺西先生、竹下先生、墨先生ファミリー、そしてアストラの桐山社長と偶然お会いした。
シカゴ→オーランド便には、他にも水上先生グループや若い日本人のドクターグループが数組。
以前は、海外の学会で日本の先生とお会いすることはとても少なかったが、最近は韓国人と同じくらい増えたね。
インプラントをするドクターが増えたということなんだろうか?

ホテルにチェックインして、すぐに持参したカップラーメンを食べる。
異国の地で醤油ベースのラーメンを食べると、長旅と時差ぼけで疲れた身体が蘇える。

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同じホテル内にある学会会場で、学会の登録を済ませる。
分厚い学会プログラム、抄録集をぺらぺらめくっていると、ロビーでDr. Jack Kraouserに会う。
十数年前に、AAIDでオーランドに来たとき、学会の後にボカ・ロートンのKrauser先生のオフィスを訪ねたことがある。
あの頃は、体力も気力も今の10倍以上あったね。

晩御飯を寺西先生、アストラグループと一緒にいただく。
若い竹下、墨先生は分厚いビーフをオーダーしたが、僕はレッド・スナッパー。魚のソテー。
肉食系から完全に卒業したなぁ。

ロバートモンダヴィの赤ワインをいただき、急に睡魔が襲ってきた。
長ーい3月3日が終わった・・・

明日から、怒涛の勉強だ!
おやすみ。

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【学会登録証とコングレスバック】

投稿者 takagi : 13:30 | コメント (0)

2010年02月08日

歯科のブランディング

近頃は、歯科医院の経営も楽じゃない。

そんなせいで、歯科医院の経営セミナーがあっちこっちで大流行り

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歯科の勉強しかしてこなかった歯医者には、経営の才能がない?
世間知らずで、視野が狭いからなぁ。

そんな「箱入り歯医者」たちを餌に、経営コンサルタントみたいな輩が、急に太りだしている。
送られてくるDMの中には、「そんなバカな・・・」みたいな胡散臭いものが少なくない。
餌食になっている歯科医もたくさんいるのだろうな。
なんか悲しくもあり、恥ずかしくもある。

最近の流行りは「ブランディング」らしい。
要は、歯科医院をブランド化して、よその歯医者との差別化を図ろうというもの。
韓国の「Ye歯科」あたりがその始まりで、本も出ている。

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んー、でもねぇ。
歯科も医療の端くれである以上、カッコや宣伝なんかにばっかり力を入れるんじゃなくて、
歯科医療の本質をしっかり勉強して実践することの方が大事だと思うんだけどなぁ。

だいたいにおいて、まじめに歯科の勉強をしてトレーニングし、それを実践しようとすると、時間がなくて経営セミナーなんか受講している暇がないはずなのに・・・
まじめに歯医者の勉強をし、良い治療をしているだけでは、飯が食えない時代なのか?
そんなことはない、と断言したいのだけど。

医療は、ビジネスではないはずなのに・・・
ネットで宣伝している歯医者ほど、ロクでもないことを知っているだけに、今の流行、風潮は間違っているような気がしてならない。

田舎の歯医者の戯言か・・・?それとも時代錯誤?

ちょっと不安な、月曜の午後・・・


投稿者 takagi : 16:27 | コメント (0)

2010年01月25日

SPIベーシックマスターコース

23,24日は仙台で、今年最初の、限定受講者対象のインプラント実践セミナー。
気合が入りすぎて・・・

かなり疲れた。

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今年も、ドクター&スタッフ合同のセミナー。
タカギのセミナーの一番の特徴である、スタッフにもインプラントの手術を実習を通して学んでもらうもの。

最近、インプラントに対する風当たりが強い分、僕らはまじめに謙虚に誠実に治療に取り組まなければならない。
ドクターの独りよがりではなく、医院の診療スタッフと共に「すべては患者さんの幸せのために」インプラントの治療をしなければならないのだ。

そんなこともあって、先週はほとんど不眠でセミナーの準備を整えた。
だから、かなり疲れた。

参加者も、相当気合が入っていたね。
ひとりでも多くの、「患者思い」のすばらしい歯科医院が育ってくれますように・・・

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懇親会で。風邪で体調の悪いI先生。鍋用のコンロで暖をとる・・・

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素敵なアシスタントとの出会いが、疲れた僕を癒してくれます。

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受講者の先生と、主催しているモリタのOさん。

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実習では滅菌ガウン・グローブの装着など、徹底した清潔環境の確立についても勉強します。
インプラントでは、とにかく清潔さが大事ですからね。

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豚の顎骨を用いてインプラントの植立や骨造成についてデモを行います

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受講者のドクター、アシスタントも豚の顎骨を使って実習。
今回のセミナーでは豚骨を怖がる人は誰もいませんでした(^o^)


投稿者 takagi : 13:20 | コメント (0)

2009年12月13日

スマイル倶楽部インプラントフォーラム

僕が主宰する勉強会のスマイル倶楽部も、今回が50回めのフォーラム。

新宿NSビルのJMM研修室を借りておこなった。
年末の忙しい時期にもかかわらず、大勢が参加。

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記念講演の講師に、かねてから尊敬している我が国のインプラントと補綴治療の重鎮、新潟県燕市で開業している細山先生をお招きし、大変示唆に富んだ話を聞かせてもらった。
わが倶楽部の長老西方先生とは、大学は別だが入学当時の寮が一緒で当時の苦学生だった話を聞かせてもらって、楽しかった。

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会員も、スタッフも、みんな痺れた二日間だった。

投稿者 takagi : 22:34 | コメント (0)

2009年11月30日

出版祝

自著の出版祝いを、モリタの高橋インプラント部長と、トーメンメディカルのリーブレクト日本支社長とささやかに行った。

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高橋部長は、大々的に出版記念パーティーをしましょうと言ってくれたが、僕は固辞した。
企業のPRとしては、その方がよかったのかもしれないが、僕の性分に合わないから。

いずれ超大作が上梓したら、その時には是非・・・

しかし3人の小さな宴会は、ほのぼのとしてとても楽しかった。
本やインプラントの話よりは、リーブレクトさんと自転車談義で盛り上がった。

投稿者 takagi : 22:33 | コメント (0)

2009年11月29日

顎咬合学会東北支部総会 

今年の支部総会は仙台。今月はやたら仙台に出張が多かった。

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昨日は理事会の後、認定医講座で埼玉医大の依田教授らの講演を聴いた。
久しぶりに顎関節症の勉強をしたが、面白かった。講義のまとめ方がうまかったからかもしれない。
「アイ~ン」による関節円盤の復位のさせ方など実践的で、さっそくやってみよう。

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【公開リンチ?】

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講堂での学会の方は、菅崎先生の講演とデモ。
ちょっと覗いてみると、さすがダンディ・菅崎先生。女医さんや衛生士ら女性の聴講者がたくさん。
菅崎先生も、今朝の4時まで飲んでいたとは思えないエネルギッシュな講演で、最後列で聴いているだけで元気をもらった。

展示ブースには、顔見知りの業者の方々が・・・
守屋さんに久しぶりに会って楽しい歓談。
夜は久しぶりに国分町。
仙台は、お洒落な町だね!

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二日目は、午後の下川先生の特別講演が目的だったが、朝一の学会からまじめに出席。
若い先生、衛生士さんたちががんばっているね。
もっと僕も勉強しなくては・・・

10年ぶりくらいで下川先生の講演を聴いたが、その進化たるや驚愕!
「医者は患者の命を助けるが、歯科医は患者の人生を救う」というように、顎の歪みからさまざまな全身的疾患、精神的疾患を改善し、スマイルを供与する。
下川流咬合治療の理論と実践は、最近きいた講義の中では最も衝撃的だった。
かんたんに真似のできることではないが、勉強の方向性だけは明確になったような気がする。
久しぶりの「下川節」の毒にやられて、山形道を安全運転で帰ってきた。

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投稿者 takagi : 19:06 | コメント (0)

2009年11月20日

本ができた!

去年の暮れから、今春初めにかけて死に物狂いで書いた本が、ようやく出版にたどり着いた。

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現在、僕が最も信頼して愛着を持って臨床で使用している、スイスのThommen Medical社製のSPIシステムを用いた「インプラントの臨床テクニック」の本だ。

モリタの高橋部長が、わざわざ出来立てのホヤホヤの本を運んできてくれた。
出版まで、紆余曲折があったけど、出来上がると嬉しいね。
編集の木ノ下さんやThommen Medicalおよび㈱モリタ・インプラント部のスタッフの皆様に感謝。
また、いろいろ手伝ってくれた高木歯科医院のスタッフにも心から感謝です。

正式には12月1日に、医療関係の本屋さんで売られます。
高木歯科医院の技工士の菅井さんとの共著。
わかりやすい内容で、インプラントの入門書として、ビギナーやスタッフ教育に最適なテキストです。
歯科関係の人は、ぜひ買って読んでね!

「SPI system インプラント臨床テクニック」
高木幸人、菅井正則・著
東京臨床出版
定価:10,500円
ISBN 978-4-88700-057-5

購入は、出入りのディーラーか、㈱モリタ。
もしくは「シエン社」からどうぞ。

投稿者 takagi : 17:41 | コメント (0)

2009年11月16日

プレスセラミック

審美修復の中心は長いこと金属焼付ポーセレンだった。メタルレスの歯科治療が進められる現在、オールセラミッククラウンによる修復が幅を利かせるようになった。


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今回の勉強会(山形臨床研究会)では、プレスセラミックスについて、I-V社の阿部氏を招いて説明会を行ってもらった。

今年から高木歯科医院で導入したIPS e.maxシステムは、従来の陶材焼付から、セラミックのインゴッドを軟化させて圧を加えて成型するもの。システム自体はおよそ20年前からempressとして商品は存在していて、決して新しいものではないのだが、材料とファーネス等の進化によって現在では驚異的に作業性や物性に優れたものになった。

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e.maxでは、ジャケットクラウンはもとより、ジルコニアフレームへのプレス、金属へのプレスも可能で広く応用されている。
金属焼付から金属押し付けセラミックとなる。


いまだプレスセラミックスについて知らないドクターやテクニシャンも多いので、今回は代診の先生や技工士さんも参加。
阿部氏の熱のこもった説明に、キャッスルの4F 会議室は熱気がこもった。

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投稿者 takagi : 23:48 | コメント (0)

2009年11月15日

インプラント学会

日本口腔インプラント学会、東北・北海道支部総会が盛岡で開催された。

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二年前に、僕が大会実行委員長で山形でやったときに比べて、会場も運営も実にスマートで、すばらしい学会だった。

大会長の西郷先生、実行委員長の西里先生、実行委員の方々に敬意を表す。実際に、運営したからその苦労は良くわかる。

学会の理事会に出て、わが国のインプラント現状の諸々、特にインプラント教育について今後大きな変化があるだろうということを感じた。

学会発表は、大学関連からの基礎研究と、開業医からの症例発表との間に、歯科医学と歯科医療のギャップを感じた。

教育講演の「ビスフォスホネート製剤と顎骨壊死」の基礎と臨床を学び、外科処置だけではなく義歯のDulからも骨髄炎が起こることもあることを知った。専門医教育講座では「歯根膜からインプラントを考える」というちょっと面白い話が聞けた。

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梅原先生から招待講演演者のDr. Luis Fujimotoを紹介していただき、親近感を持ってプレゼンテーションを聞くことができた。審美領域での即時埋入、即時負荷(テンポラリー)の症例を紹介したが、アメリカ人に多く見られる「ほら、どうだ!」というケースプレではなく、慎重で基礎的なポイントをおさえての良いプレゼンテーションだった。
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そして、今回の最大の目玉である小宮山先生による特別講演。10年ぶりくらいで小宮山先生にお会いし、講演を聞いたが・・・すごいね。仙人の世界に入ったね。
相変わらず、淡々と話す中に品の良いジョークが織り込まれ、あっという間の1時間だった。今だから、もう一度25年前に日本に紹介されたBrånemarkのセオリーを読み返すことで、インプラントの失敗はかなり回避される。講演後、思わず立ち上がりたくなった。

勉強はいつも楽しい。
特にインプラント関連の話は、何を聞いても面白い。

帰りに、強風で傘が壊れたこと以外は、すごく良い週末だった。

投稿者 takagi : 20:15 | コメント (0)

2009年11月13日

飯野教授

山形大学の歯科口腔外科の教授に、東北大第二口腔外科医局時代の後輩、飯野先生が就任した。

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医局の3年下の後輩に、ずば抜けてできるドクターが二人いた。
一人は、高橋哲先生。もう一人は飯野光喜先生。
ふたりとも当時はタカギ組のメンバーで、飲み仲間だった。
だから、診療や研究面はもとより、プライベートの部分でも彼らのいろんな部分を知っていた。
僕の父が死んだ後、山形の診療室での診療を手伝ってもらったこともあった。
ふたりとも、いずれは教授・・・と、いつも僕は彼らに言っていた。

高橋先生は、大学院を出て、アメリカ、イギリスに留学し、秋田大学医学部を経て、約10年前にとんとん拍子に九州歯科大学の口腔外科の教授になった。(当時、わが国最年少の口腔外科教授だった)

一方飯野先生は、東北大の医局を出てから、国内のさまざまな大学病院や総合病院の口腔外科を渡り歩いた。すばらしい技術(天才的にうまい!)を持っているので、どこの病院でも重宝された。しかし、地味で無意味なパフォーマンスをしない彼には、なかなか教授の道が開かれなかった。苦労もあったが、彼はいつも腐らず、いつも希望を持って診療と研究に励み続けた。
そして今年10月、とうとう実績が認められて東京大学医学部の准教授から、山形大学医学部の教授になったのだ。

しばらく山形大学の教授の席が空席だったことや、アドバンスドなoperationのできるドクターがいなかったことなどで、開業医として近くに紹介先がなく困っていたが、これで安心。技術、知識、人柄ともにものすごく優秀な口腔外科医が近くに来てくれたことは何よりだ。
特に飯野先生は山形出身ということもあって、しっかり腰を落ち着けて、そして愛着を持ってこの地のために貢献してくれるだろう。

赴任以来雑用の多い毎日を過ごしていたけど、ようやく一段落して一緒に飲むことができた。
久しぶりに盃を交わしたが、相変わらずやさしい人柄と穏やかな話し方はかわらない。
旧友に再会し、嬉しくてこみ上げるのもがあった。(嘔吐ではないヨ!)

投稿者 takagi : 23:43 | コメント (0)

2009年11月08日

インプラントセミナー

昨年に続き、インプラントのベーシックマスター6日間コースが開始。
仙台で、二日間ぶっ通しの講師を務めた。

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熱心な先生とスタッフ達を前にして、しっかりインプラントの基礎から、診療環境づくりの話をした。
例の黄色い本の一件もあり、「教育」も長くインプラントをやってきた自分の役目だと思って、この1週間は睡眠時間を削って準備してきた。

寝不足のせいもあり、思い入れもあったせいか、少々くどい話になったかもしれないが、「患者の幸福のために」僕らは診療を行っていくことの大切さを、声をからして喋り通した。

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途中、菅井さんにも手伝ってもらい、サージカルステントの話とデモをしてもらった。
参加者はみんな熱心だった。

僕の気合いのすべてがこのセミナーに注がれたために、モンテはアントラーズに1本のシュートも打てずに負けたみたいだ。いいよ、残留確定は次節ホームで、僕の目の前で!
仙台で気合を入れたものだから、ベガルタ仙台が圧勝して昇格を決めたね。おめでとう。

投稿者 takagi : 19:11 | コメント (0)

2009年10月18日

ハッチリーマー

上顎臼歯部へのインプラントの際、ソケットリフトの術式は今では一般的になっている。
それに伴い、さまざまな器具が開発され、売られている。

僕もこれまでに、ソケットリフト用のストッパー付ドリル、オステオトーム、サイナス用リーマなどいろいろ使ってきた。
どれも、慎重に行えば良い器具だが、「絶対的」なものはなく、ソケットリフトはあくまでも指先に伝わる感触、要するに経験がものをいう。
なので、診療室には使わなくなって棚に置きっぱなしになったた器具も少なくない。

ハッチリーマーも、そんなソケットリフトのための器具。
韓国の歯科医Dr.Anが考案したものだ。

モリタの好意で、東京でのハッチリーマーのハンズオンセミナーに出席し、開発の経緯から臨床例まで紹介してもらい、実際の使い方も勉強してきた。
講師は、開発者のDr.Anと実際に数多くの臨床例を経験しているDr.Kang。

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Dr.Anはとてもジェントルマンで、きめ細かな配慮がプレゼンテーションにも見られ、リーマーの出来の良さがうかがわれた。

Dr.Kangは若いのにとても良質な臨床を行っており、最近、韓国のインプラント臨床が日本のそれよりかなり先進的でダイナミックに展開しているということを感じた。

実際に使ってみて、これまで使っていたDSRよりははるかに信頼できると思った。
誰にでも、普遍的に安全にソケットリフトができる日が近づいたような気がする。

日帰りの東京出張だったが、ちょっとさわやかだった。
モンテ、楽天、スワローズが勝ったせいもあるかな?

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投稿者 takagi : 22:23 | コメント (0)

2009年10月03日

ADA@Honolulu

アメリカ歯科医学会(ADA)の150周年記念の会議に出席中です。

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学会は6時半開始、4時終了。
これは、アメリカの時差に関係しているらしい。
西海岸と1時間、東海岸とは4時間の時差があるからね。

おかげで午後の後半は自転車に乗れる。


学会は楽しいね。
最近はインプラントの専門学会ばかりに出席していて、GPレベルの学会は久しぶりの参加。
最近のアメリカのGPは、審美とCRと予防だね。

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インプラントはGP向けの細いスクリューによるオーバーデンチャーが主流か。

勉強も楽しいね!

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すごい人ごみです。

投稿者 takagi : 16:00 | コメント (0)

2009年09月23日

休日の診療

来週、学会などで出張のために休診するので、昨日と今日は祝日返上して診療した。

普段十分に時間が取れない患者さんのために、じっくり時間を割いて・・・と思ったのだが、いつも仕事に追われて忙しい人は、「4(5)連休くらいは歯医者になんか行かずにゆっくり休みたい」と言ってほとんど来ない。
結局来たのは「歯の治療のためならいつでも来ます」という、“いつでも来れる派”の方だけ。

歯の治療に対する意識の違いが、はっきりわかった休日診療だった。

ちなみに、休日も長く続くと、街には人も少ないね。
ホテルキャッスルもレストランは休日メニュー。
ランチバイキングでは重すぎるし・・・
櫻花林でデラックスな中華ランチをいただいた。

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投稿者 takagi : 18:05 | コメント (0)

2009年09月13日

3Dセミナー@仙台

仙台でのセミナー講師。7月の盛岡バージョンから、ちょっと趣を変えてみた。

定禅寺ストリートジャズフェスティバルで賑わう、好天の日曜日。
仙台市民会館で熊坂先生との二回目のコラボ講演だった。
時折聞こえるJazzのサウンドに、講演をしながらなんとなくノリノリに。

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話の中身は、3Dで初めて見えること。
僕は、画像の専門家でもなければ、CTを使いこなしているわけでもない。
だから、日常臨床で、特にインプラント診療で、CTを導入して以来見えてきたことを話した。
どんな器械を使っても、見ようとしなければ何も見えない。心の眼も使ってみなくてはならないことも多い。
これは歯科に限ったことだけではない。

しかし、何でも見えてしまうのもいかがなものか?
「あきめくら」な不幸と幸せ。ってーのもあるな。

熊坂先生の話は面白いね。
前に同じ話を2度も聴いているのに、何回聞いても新鮮味がある。
教えられることがいっぱいある。
専門的なことも、プライベートなことも。

講演を聞きながら、Macが欲しくなった。
かなーり、欲しくなった。
帰りに一番町のアップルショップに行こうか・・・と思ったくらい。

講演終了後、Jazzを尻目に牛タンで食事。
牛タン大好きな僕にとって、何よりのごちそう。
ビールを飲みたかったが・・・、接待だったのでわがまま言えず。

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モリTさんの運転で帰宅。
途中、失礼ながら助手席で眠ってしまった。
牛タンの夢を見ながら。

投稿者 takagi : 18:39 | コメント (0)

2009年09月10日

インプラント講演会

遊学館で、講演会があったので聞きに行った。

いつもは話す側だが、聞くことも好きだ。

ストローマン主催で、講師は福島保原の高野先生。
まじめで硬い話が続く。

そんな中、今年シアトルで開催されたAAP学会に参加した時の話が印象的だった。
立ち寄った寿司屋の板前さんが保原出身だったということ、その板前さんのお母さんが高野歯科の患者だったこと。
・・・世間が狭いもの、そんなことではない。神様がひき合わせたことだと思った。

真面目な歯科の話も興味深いものがあった。
患者のリスク評価。ITIでは、それが一つの表になっているんだね。
これは使えそう・・・

会が終わって、長源寺通りの居酒屋で打ち上げ。
久しぶりに山形の先生と飲んだ。

投稿者 takagi : 23:10 | コメント (0)

2009年09月05日

東北デンタルショー

恒例の東北デンタルショーに行ってきた。

インフルエンザに感染するのがいやなので、なるべく人のたくさん集まるところには行きたくないのだが、別件で仙台に行っていたし、ちょっと気になるものもあったので、モリタのT部長と一緒に参戦した。

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土曜の午後は比較的空いているのだが、地元のドクターやスタッフがたくさんいた。
出展されているものに特に目新しいものはなかったが、最近の歯医者のスタッフがやたらきれいに見えた。
ヘアスタイルや化粧が、「医療人」らしくなくなってきたんだね。
みんなファッション雑誌のモデルそのまんまの恰好で、垢抜けたんだと思う。

それが良いことかどうかは分かんないが、「医療人」としての意識は低下してほしくないな。

ユニットや最新機器を見るたびに、歯科の歴史は確実に進歩していると感じる。
僕が歯医者になった30年前とは隔世の感あり。

T部長と「500年後の世界は、どんなことになっているだろうね」と語りながら、スーパージェッター世代の僕らはしばしSFの世界に引き込まれながら、未来予想図を思い描いた。

投稿者 takagi : 22:55 | コメント (0)

2009年08月23日

インプラント博覧会

僕が主宰しているスマイル倶楽部の夏のイベント、「Implant EXPO 2009」を昨日と今日、山形市の遊学館で開催。
Education & Funな二日間だった。

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120名もの参加者があった。
今回は、すべて僕が選んだ講師の先生に話してもらった。
期待以上の良い話が聞けた。
参加した人たちは、どう感じてくれただろうか?

インプラントに関わるすべての人たちが、同じ方向性を持って仕事をしていけたら、きっと歯科界も良くなるはず。

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懇親会では、ふだんから世話になっている人たちに挨拶ができたか心配。
でも、楽しかった。
ゲストが豪華だったね。多くの人に喜んでもらえた。

また来年も、  ・・・やるのかな?

投稿者 takagi : 19:52 | コメント (0)

2009年07月26日

3Dの講演

盛岡で熊坂先生とジョイントで講演。本来自分向きではない3D画像診断の話だ。


昨日の夕方盛岡に入った。
久しぶりに、熊坂先生にお目にかかる。
相変わらずのやくみつる張りの風貌と論調に、なごむ。
接待で、高級焼肉店。
じつは昨晩も、ヒデとネーゾーとで焼肉を腹いっぱい食ったばかりだ。
高級店ではなかったが・・・
肉も冷麺もうまかったが、とりわけうまかったのはトマト。
シロップで煮たのかと思うほど甘かった。

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朝は5時前に目が覚める。
講演の準備を簡単に済ませ、散歩に出る。
盛岡の町の中を歩くのは、ずいぶん久しぶりだ。
盛岡城跡に上る。
あいにく雨雲が垂れ込めて景色がよくない。
大通り商店街を歩く。
なんとなく記憶にある、緩やかなカーブを描いたアーケード街。
カラオケ屋が多いのに驚く。盛岡の人は、みんな歌が好きなんだね♪

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講演は、前座の僕から。
しゃべり始めたら、なんか急に、昨日午前中のロングライドの影響か背中から腰のあたりに筋のスパスムスが生じて立っているのが辛くなった。
演台によっかかるような感じで、75分何とかしゃべりきる。
あんまりできのよい話ではなかった・・・高級な焼肉をご馳走になったのにもかかわらず。

熊ちゃんは、相変わらず話がうまい。
熊坂節炸裂し、話に引き込まれる。
思えば3年前、この熊坂先生の3Dの話を聞いて、僕が3DXを導入したんだっけ・・・

帰りに駅前のわんこ蕎麦屋で腹ごしらえ。
懐かしいなぁ。
昔、父親と食べに来たなぁ。30年以上前の話。
わんこ蕎麦は、食べる方も給仕する方も技がいる。格闘技だ。
もちろん僕らは、わんこそばを食べるだけのエネルギーは無いので、軽く蕎麦懐石みたいなものをいただく。

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はやて→高速バスで帰宅。
2時間程度で着いてしまった。盛岡って、案外近いね。
おかげで、モンテ-新潟戦をKOから見ることができた。

投稿者 takagi : 22:37 | コメント (0)

2009年07月12日

SPIアドバイザー会議

昨夜のモンテの逆転勝ちに、気分良く会議に出席。
充実したディスカッションができたように思う。

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東京国際フォーラムで、トーメンメディカル、モリタと、SPIアドバイザーのドクターたちとのミーティング。
トーメンメディカルのStutz社長はチューリッヒ空港で足止めを食らって間に合わず。
インターネットを通してのビデオメッセージのみの参加となった。

スネティビ博士は無事来日。
SPIの最新情報提供と、日本のユーザーの質問、要望、感想にコメントをもらった。

ドイツではメタルフリーの修復がもてはやされているらしい。
強度や加工精度を考えると、まだまだすべてジルコニアがメタルにとってかわることはないだろう。
慎重派のスネティビ先生も同意しているものの、マーケットニーズに応えることも企業の大事な事業であるので、さかんに僕らの意見を聞いていた。

海外企業が、ここまで真剣に日本人の話を聞いてくれるところは多くはない。
今年で、6回目になった・・・


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投稿者 takagi : 22:32 | コメント (0)

2009年05月23日

CEREC

いま欲しいものに、CERECがある。

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仙台のsironaのショールームに行った。
SEREC担当の星野さん、田中さんが休日にもかかわらず立ち会ってくくれて、いろいろ説明やらデモをしてくれた。

なるほど。CAD/CAMもここまで来たか・・・

渡辺支店長も大宮の出張の帰りに駆けつけてくれたし、昔から世話になっている佐藤さんも大宮の帰りわざわざ挨拶に来てくれた。
帰り際に佐藤さんから5周年記念の素敵なsironaバッグをいただいた。
超カッコイイ。ありがとう。

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投稿者 takagi : 22:45 | コメント (0)

2009年05月21日

ミニ講演会

後藤歯科商店主催でのミニ講演会を、遊学館で行った。

二月の講演を聴いてくれた後藤歯科商店のH君が、どうしても自分の会社主催でタカギに喋ってもらいたいとのことで講演をおこなった。

平日の夕方にもかかわらず、30名もの参加者。
衛生士さんなどスタッフの参加もあって、つい無駄話が多くなってしまった。

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驚いたのは、山形県民にもかかわらずモンテのゲームを見たことのある人がたった一人しかいなかったこと。
楽天のゲーム観戦は3人が経験あり。
うーむ、だ。

話は、インプラントの長期成功の鍵と、患者さんと医療従事者にとっての幸福感、すなわち「Happy Dentistry」

今度の話はどうだったかな? H君。

投稿者 takagi : 22:25 | コメント (0)

2009年05月17日

津軽

青森インプラント研究会で、インプラント学会認定研修の講師を務めた。

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弘前は同じ東北とはいうものの山形からはかなり遠い。
しかし、津軽富士・岩木山が気持ちよく迎えてくれる。
前日、自転車で津軽平野を走ったおかげで、妙に津軽に対して親近感を覚えるようになった。

セミナーでは、インプラントシステムの構成や歴史、問題点、トレンドなどについて語った。

総会と懇親会で、尊敬する梅原先生に再会できたことが、エネルギーとなった。

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投稿者 takagi : 20:43 | コメント (0)

2009年04月19日

スマイル倶楽部@仙台

仙台で骨造成セミナーをやった。

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昨日と今日、第48回めのスマイル倶楽部インプラントフォーラム。
講師に“てっちゃん”こと高橋哲先生を招いて、GBRを中心にしたセミナーをおこなった。

てっちゃんは、医局、大学院時代の後輩で、「あやしい探検隊」の僕の部下だったが、いまでは九州歯科大学の口腔外科の教授で、世界中で活躍している。
特に、毎年チェニジアなどアフリカでの国際医療ボランティアを行っており、先進国の医療チームの中心的ドクターとして口蓋裂などの治療を手掛け、世界的に評価を受けている。
僕にとって、もっとも自慢できる後輩だ。

彼を講師にして、豚の顎骨を使って実習をした。
外科は、楽しい!
出血はしないし、「痛い!」とも言わない。
スマイル倶楽部のみんなも、楽しそうだった。

一般から見れば、かなり怪しいが・・・

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投稿者 takagi : 20:54 | コメント (0)

2009年04月16日

著者と飲む

昨晩、「インプラント咬合」の著者、 細山 愃 (ほそやま ひろし)先生と夕食を共にした。


昔から高いレベルでインプラントを含む歯科臨床を実践しておられ、現在、もっともインプラントの咬合に関して精通している歯科医、 細山 愃 先生。

20年以上前から存じ上げており、ITIの文献や資料を頂戴したこともあったが、先生の素晴らしい臨床を知れば知るほど、気後れし、敷居が高くてなかなか気軽にお話をする機会を持つことができなかった。

昨年秋に、福島での学会で久しぶりにお目にかかったとき、気さくにお声をかけてくださったのがきっかけで、その後電話で何度かお話をするチャンスがあった。

いちど、燕市の先生の診療所を訪ねたい、インプラントの咬合についてご教授願いたい旨を話したら、「二ヶ月に1回くらいの割合で、まだ山形に行ってるから、まずは山形で会おうよ」と言ってくださった。
日本最強の歯科医のスタディーグループTDRGのメンバーとして、山形に通っておられたことは知っていたが、いまでもアクティブにスタディグループの活動をされているとは思わなかった。

待ち合わせのグランドホテルに7時5分前に行ったのだが、すでに先生はロビーで待っておられた。
七日町の某料亭の個室で、さしで向かい合っての会食だったが、先生はとても気さくにいろんなことを話してくれた。

まずは、保母先生との共著である「インプラントの咬合」の本ができるまでのさまざまなエピソード。
40年に及ぶインプラント臨床のさまざまな苦労話。
インプラントコーディネーターの話。
ご自身が胃の全摘出手術を受けられたこと。
18年前に倒れられた奥様のこと、その介護と臨床のこと。
保母先生との出会いから惜別までのお話と、保母先生の残された遺族とのかかわりなど、プライベートなことまでいろいろお話をしてくださった。

僕の「歯医者になった理由や、女房と別々に歯科医院をやっていること、自転車とサッカーのこと」などの拙い話も、真剣に聞いてくださった。

2時間くらい経ったかと、ふと時計を見ると11時近かった。
翌日に1日のご講演を控えていらっしゃる先生を、ずいぶん遅くまでつき合わせてしまった。

時間がたつのが、早すぎる!

実に謙虚で、紳士的で、真面目なお人柄に触れ、タクシーを見送ってから、なんか妙に跳ねたくなった。
とても素晴らしい時間を過ごすことができた。

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投稿者 takagi : 17:50 | コメント (0)

2009年03月19日

ビスフォスフォネートとインプラント

ビスフォスフォネート服用患者における抜歯後骨壊死の発生率が高いことが深刻だが、インプラントをすることで骨壊死を招くかがずっと気になっていた。

UCサンフランシスコ校の口腔顎顔面外科において、1994年~2006年にインプラント手術を受けた36歳以上の女性65人を対象に調べた結果。
15名は骨粗しょう症で、そのうち11人は3年以上にわたって経口ビスフォスフォネートによる治療を受けていた。


ビスフォスフォネート群 :11症例、埋入本数35、脱落本数5 (14.3%)
非ビスフォスフォネート群:40症例、埋入本数161、脱落本数7(4.3%)

インプラントの骨結合は低下しているが、骨壊死は認められなかったと結論。

(The prognosis for dental implants placed in patients taking oral bisphosphonates.
CDA Journal 2009:37(1):39-42)

投稿者 takagi : 10:58 | コメント (0)

2008年10月25日

顎咬合学会東北支部総会

福島で顎咬合学会の地方会。
天気が良いので自転車に後ろ髪を引かれたが、クルマを運転して出かけた。

理事会に出て、午後から認定医研修会。

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指導医の僕は受講料が免除されている。(わ~い!)
講師は、新潟の佐藤孝弘先生と細山先生。
佐藤先生は若手のホープ。理路整然としたプレゼンに感銘した。
細山先生は相変わらずお元気で、実にきめ細かな仕事内容と、高度な理論に裏付けられたプレゼンにため息が出た。

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僕が、日ごろ口癖になって言っている「咬合平面」について、細山先生はとてもていねいにそして納得できる裏づけをもって解説をしてくれた。
僕もこれから、こんな風に他人に説明できるようにもっと勉強しなくてはならないと思ったし、自分の理論に自信を持つことができた。

講演の前に、細山先生に佐藤先生を紹介され名刺の交換をした。
これからいろんなことを教えてもらおう。
細山先生は、今でも時々は山形のスタディーグループにいらしてるのだろうか?
聞きそびれた・・・
細山先生が保母先生と一緒に書かれた(保母先生の最後の著書)「インプラントの咬合」の本を、もう一度熟読してみよう。

とても実のある研修会だった。

面白そうな演題がたくさんあったのだが、5時半からの学会はパス。
なにしろ明日大事な行事が入っているので、途中で帰ってきた。

投稿者 takagi : 22:00 | コメント (0)

2008年10月20日

大学講義

東北大学4年生にインプラント学を90分間、講義してきた。

連日の遊びすぎのせいか、朝起きたら熱があって体がだるい。
風邪を引いたか?

今日は午後から大学での講義があったが、体調不良なのでバスで仙台に行った。
講義の後にいくつかの用事と、何人かの人と会う約束をしていたのだがすべてキャンセル。
講義に全力投球した。

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大学でインプラントの講義をするようになって25年くらいになる。
講義の内容もずいぶん変わったが、学生の聴講する様子もずいぶん変わった。

ひとつは、出席率。
25年前は、インプラントに興味を持つ学生は皆無に近く、他の科目の宿題をするために教室に来るか、間違って教室に来てしまった学生が5、6名いるだけだった。
近頃ではインプラントは歯科において重要な治療のオプションとなってきたせいもあるし、国家試験にもインプラントに関する問題も目立ってきたこともあって、学生の間でも関心が高まってきている。

昔は、必死にノートを取っていたものだが、いまどきの学生は黒板やスクリーンをデジカメで撮影している。
数年前からデジカメを教室に持ち込む学生はちらほらいたが、今日はかなりの数の学生がデジカメでスライドを撮っていた。
だから、僕も授業の最後にデジカメで学生を撮ってあげた↓(笑)

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以前は、講義の後に拍手をもらった。
ここ数年は、僕の熱意のなさと学生のクールさのせいか、講義の後に拍手をもらうことはなくなった。
以前は、講義の後に質問に来る学生が多かった。時には次の講義が始まるまで質問が続くこともあった。
ここ数年は、僕の講義の中身のなさのせいか、ほとんど質問等なかった。
それが今日は、講義が終わったとき拍手をしてもらった。
けっこう熱心に聞いてくれていた学生が多かった。7;3くらいで、聴いてくれていたような気がする。
今日の僕は、ちょっと熱があったから、あまり思考回路が複雑にならなかったことが功を奏したか?
途中、何度かクラクラっときて何をしゃべっているのか分からなくなったことも、逆に良かったか?
ちゃんと90分で終わったことも良かったも知れない。
うれしいことに、講義の後ひとりの学生が質問に来てくれた。
うれしかったよ。

ヨドバシカメラにちょっとだけ寄って、バスで帰ってきた。
熱のせいか背広なんか着ていたせいか、バスの中でかなり汗をかいた。

投稿者 takagi : 21:22 | コメント (0)

2008年10月15日

Drs. 勉強会

高木歯科医院のドクター勉強会。
現在抱えている症例を口腔内写真、パノラマエックス線写真、スタモで検討した。

今回は、mal-occlusionのケースばかり。
局所しか診ていないと、つい見過ごしてしまいがちな症例も少なくない。

他人の症例を見ると、客観的に診ることができるので気づくことが多い。

来月第三水曜日は僕が出張で留守なので、勉強会を中止しようと言ったら
「第二週の水曜日じゃだめですか?」とのこと。
自分の時間がつぶれてしまうが、やる気のある若いドクターたちのために勉強会やります。
疲れる毎日だが、ちょっと嬉しかった。

投稿者 takagi : 22:52 | コメント (0)

2008年10月11日

インプラント学会

東北北海道支部総会、学術大会が仙台で行われ、出席した。
去年は山形で、僕が実行委員長をやったから、学会の運営の大変さに同情。

しかし、心配は無用。
大会長の古沢先生はじめ、仙台の実行委員の皆さんはうまくやってる・・・


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開会式には村井宮城県知事も出席し、華やかに盛大に開催された。
僕は一般演題の座長として登壇。
初心者の陥りやすい手術時のエラー、顎変形症に対するインプラントによる全顎治療、
ピエゾによる固着したインプラントの撤去という、興味深い臨床三演題を無事にモデレートする
ことができた。

理事会での昨年の学会の収支決算も問題なく処理され、僕にとってようやく昨年の学会の
実行委員長の大役が終わった。
ホッとした。

久しぶりにSGさんに会った。そして一緒に昼食をとった。
新入医局員のころからいろいろお世話になった、企業の人だ。
S社の初代仙台支店長をつとめ、同社の九州支店の基礎を築き、アメリカからLASERを買い付け
おそらく我が国にLASERを導入した最初の人である。
数年前にS社を退職し、隠居をしていると聞いていたが、やはり有能な彼を放っておくはずがない。
欧州に本社を置くIV社の日本法人が立ち上がるのに伴い、同社に再就職したとのこと。
やっぱり彼にはこの業界が良く似合う。

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午後から教育講演を聴く。
Ti表面におけるオッセオインテグレーションのメカニズムについて、基礎系のとても難しい話だが
噛み砕いてのわかりやすい講演だった。
久しぶりに良い講演を聴いた。

学会会場では、青木秀希博士にお目にかかれた。
僕が座長のときに、壇上から青木先生を見つけたのだが、セクションを終えて降壇したときには
いらっしゃらなかった。
しかし、教育講演の後ロビーで再会。
15,6年ぶりの再会だと思う。
青木博士は、僕が博士論文のテーマにした「ハイドロキシアパタイト(HA)」の国際的権威で、おそらく
HAに関しての論文では最も引用されている研究者ではないだろうか。
一般の人にも「芸能人は歯が命」のCMで有名になった歯磨き「アパガード」の開発者と言えば
知っている人も多いと思う。
(ただしあのCMのヒットで青木先生は医科歯科大にいられなくなっちゃったのですが・・・)

先月の東京での全国大会以上に、有意義な支部学会だった。

投稿者 takagi : 21:03 | コメント (0)

2008年10月09日

ライブ オペ セミナー

診療室で、ライブオペのミニセミナーが開催された。
骨造成とインプラントの植立手術を見学してもらい、インプラント臨床の基礎的な教育を行った。


最近ではセミナーの受講者は、かなり若いドクターが多いのが普通だが、今日は僕よりも先輩のドクターが参加。
しかも高い臨床レベルを実践されている先生で、最初はやりづらいなと思っていたのだが、意外にもとても気楽に、そして充実したセミナーとなった。

若いドクターに比べて、経験豊富なドクターは「インプラントがどうのこうの」という以前に、「欠損補綴の本質的問題点」をよく理解しておられるので、インプラントの適応症や禁忌など、こちらが一言いえばすべてを理解してくれる。
臨床経験が浅いドクターが一生懸命勉強しても、長年質の高い歯科臨床を行っている先生の感性には及ばないということをつくづく感じた。

いまどきのアンちゃん歯医者を相手にセミナーをやるよりも、充実した時間が過ごせた。
でも、セミナーは疲れるね・・・

投稿者 takagi : 18:52 | コメント (0)

2008年09月14日

インプラント学会二日目

学会は今日もにぎわっている。
たくさんの演題があるが、シンポジウムや特別講演をチョイスして参加した。


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認定医取得目的で多数の参加者がいたが、活発なディスカッションが行われたかというとそうでもない。
「ガイドラインを備えたインプラント治療」というのが、今年のメインテーマだったが、最後までガイドラインが明確にされないまま終わった。
もやもや感ばかりが残った。

EAOのような欧州の学会の方が、学術的な方向性を見出すのには役に立つ。
アメリカの学会は、お祭りなのでカッコつかけものばかりで、楽しいがいまいち。

サッカーでも見て、スカッとしないと・・・・と、会場を後にした。

投稿者 takagi : 18:00 | コメント (0)

2008年09月13日

インプラント学会

巨大な組織となった日本口腔インプラント学会に出席。
3000人以上のインプラント学会会員が有楽町の東京国際フォーラムに集まった。

25年前から本学会会員になっているが、ここ数年はつまらないので総会には参加していなかった。
最近のインプラント学会の発展振りには驚く。

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今年は「ガイドラインを備えたインプラント治療」である。
つまり、これまではガイドラインが明確ではなかったこと。
そろそろさまざまな分野でコンセンサスが得られたのかな、と興味しんしんで臨んだが、まだまだ1985-6年の頃のコンセンサスとあまり変化がなかった。

大学での卒前教育に関しては、一部の大学でかなり積極的に行われるようになった一方で、いまだ概論を補綴や口腔外科の講義の中でちょろっと紹介するのにとどまっているところが半数近く。
僕が非常勤講師として講義を行っている東北大学もしかり。

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学会の楽しみは旧友に会えること。
いまや飛ぶ鳥を落とす勢いで研究や講演をこなしている世界的な口腔外科の教授になった哲ちゃんと、昨年のバルセロナでのEAO以来の再会。
来年は、久しぶりにスマイル倶楽部でレクチャーをしてもらえるようにお願いした。

学会の規模の割には、展示ブースが狭く少ないことに、少々がっかりした。

投稿者 takagi : 23:44 | コメント (0)

2008年09月06日

サイクリングの後、抜歯

快晴の土曜日、気持ちよくサイクリングから帰ってきた。
同行した荘K君が、浜崎診療室で午後に抜歯の予定だというので、院長が抜いてあげようということでシャワーを浴びて出かけた。

お互いに日焼けして、顔が火照っている状態で歯医者と患者の立場になって診療室へ。
上の親知らずの抜歯。
麻酔の注射2分。抜歯5秒。掻爬と洗浄で25秒。止血処置30秒。合計3分で完了。

自転車仲間を、いじめたくないからね(笑)

投稿者 takagi : 18:10 | コメント (0)

2008年07月31日

ちょっと雰囲気が違う十日町診療室

浜崎のスタッフが、手術の手伝いに十日町に来てくれた。
見慣れたスタッフだが、オフィスが違うとなんか新鮮味があるね。

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浜崎のスタッフは底抜けに明るいから、十日町が花が咲いたようないい感じになった。
おかげで今日は、良い仕事ができた。
たまにスワッピングするのも、いいかもね。

投稿者 takagi : 19:08 | コメント (0)

2008年07月22日

豚は真珠

豚は、ありがたい。
豚キムチでスタミナもつくが、豚の顎骨で手術の腕も上がるのだ。

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インプラントや歯周外科の実習トレーニングでは、しばしば豚の顎骨を使う。
8月に講師を務めるインプラントセミナーで使用する豚の骨のサンプルが届いたので、診療が終わってから、デモ用のビデオ撮影のためにインプラントの植立手術をおこなった。

せっかくなのでインプラントだけではなく、さまざまな歯周外科の練習をした。
こんな機会に時々、アクロバチックな外科処置をトレーニングしておくことが、「いざ」という時に大いに役立つのだ。

時間を忘れて、顎骨のいろんなところを切ったり、貼ったり、削ったり、縫ったりと、つい夢中になってしまった。
外科が大好きな、歯科医です(^^;

豚さん、ありがとう。
豚は、真珠のように価値がありますね!


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投稿者 takagi : 19:56 | コメント (0)

2008年07月18日

備えあれば憂いなし

十日町診療室にAEDを設置した。
今月末には、浜崎の診療室にもAEDを置く。

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AEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)のことで、心臓の心室細動の際に電気ショックを与え(電気的除細動)、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器のことである。

近年では、人の集まる公共の場にも設置されるようになり、街のあちらこちらでも見かける。
歯科医院においても、治療時などに患者さんが急変した際に、一刻も早く対応できるようにと導入するところが少なくない。

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救急薬品もあわせて再確認し、ミオコールスプレー(ニトログリセリン)とアトロピンおよびエピネフリンの注射液を補充した。
以前はニトロールは錠剤として用意してあったが、スプレーの方が扱いやすいね。
驚きなのは注射液のほうで、今では最初っから注射筒に収められていて、いざという時にすぐそのまま使えるので便利だ。

AEDも救急薬剤も、使わないのに越した事はないが、もしもの時にないと困る。
備えあれば憂いなしだ。
それよりも、こういう機器類は、何も起こらないための「お守り」でもある。

今回導入した一番のきっかけは、もしも僕が倒れたときのことを考えてだ(笑)

いざという時には、高木歯科医院のスタッフさん、頼んだよ!
落ち着いてバイタルサインを確認し、旨にパッドを当てて電気ショックを与えてくださいね。

こんど蔵王の刈田岳まで自転車で上るのだが、そのときにもAEDは持っていこうっと。

投稿者 takagi : 13:58 | コメント (0)

2008年07月15日

院内Dr勉強会

院内勉強会。
口腔内写真を撮る事の意義を再認識する為に、撮りためた症例写真を見ながら話し合った。

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【タカギの口】

いまは、デジタル一眼レフの時代。
何枚でも簡単に撮れるし、撮ってすぐに見れる。
一眼レフだから、見たままが撮れる。

それなのに、若いドクターの写真といったら・・・
HN先生、SK先生どっちもどっち。
なんでそんな状態でシャッターを切るのか。
水平位置や、ピントもあっていない。
撮影する人間が曲がっていて、ピントもずれているからなのだろう・・・

歯の治療に比べれば、写真を撮ることなど何十倍も簡単なはずなのに。
歯の治療も、この程度のレベルなら悲しい。

つい小言を言いたくなる。
僕も歳をとったなぁ~

1時間で終わる予定の勉強会が、1時間半にも。
腹が減ったので、浜崎診療所の近くの「檸々屋」に三人で遅い夕食。

院長の小言を延長戦で聞かされながらの晩飯は、さぞうまかった事だろう。

投稿者 takagi : 22:49 | コメント (0)

2008年07月14日

SPIベーシックマスターコースの開始

とうとう始まった。SPIのベーシックマスターコース。
画期的だが、苦労も多いセミナーだ。

かねてからアスパックコーポレーションのOKB氏から依頼されていた、ベーシックマスターコースの第一回目が先週末東京で行われた。

これは、まったくのビギナー向けのインプラント完全マスター研修会で、受講者は各自の症例を半年間で1症例を仕上げるという、かなり実践的なセミナーだ。
しかも、受講する先生はスタッフも同伴。一緒に学び、実践していくのだ。
画期的ではあるが、受講者も講師もかなりハードワークを強いられる。

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講師は僕のほかに、秋田のTNK先生、埼玉の衛生士ABTさん、そして高木歯科医院の技工士スゴイ君の4名だ。
先週の西新宿でのシンポジウムの際に、初めて4人の講師が顔をあわせたが、ほとんど何の打ち合わせもないままセミナーの開校式となった。

今回は挨拶とガイダンス、そして症例選択のための診査、診断、治療計画について僕が説明し、他の大部分をTNK先生が喋った。
相変わらず、この先生のマニアックでウイットに富んで、そしてちょっとシニカルな講演は聴いていて飽きない。
普通こういう風なアカデミックなセミナーにおいては禁忌とされる、治療費の問題やムンテラの仕方など少々生臭い話がぽんぽん出てくる。
しかし「すべては患者の幸福の為に~愛がなくては意味がない~」と書かれたスライドが何度もでてくる。
ここ数日講演準備の為にあまり寝ていなかったそうで、目の下にクマを作った熊さんのようなTNK先生はホントお疲れ様でした。

スゴイ君にも、宿題のステントの作製について講演とデモで骨を折ってもらった。
みんなで分担する事で、より受講した先生やスタッフの方達には分かりやすくなったことと思われる。

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懇親会が、いい息抜きになった。
久しぶりに楽しく酒が飲め、ぐっすり眠れた。

投稿者 takagi : 16:00 | コメント (0)

2008年07月07日

シンポジウム

昨日、東京西新宿にてアスパック・シンポジウム’08が開催された。
180名定員予定のところに、200名以上の参加者があり大盛況だった。
同日、ビッグサイトでもJMMのコロキウムが開催されており、そちらも大入りだったと聞く。
昨今のインプラントブーム(?)は、少々異常な感じがする。


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アスパック・シンポジウムでは、審美の榎本先生、ぺリオの佐藤直志先生といった超目玉の基調講演があったから、かなりおもしろかった。

相変わらず湯沢訛の「直志節」は絶好調で、1時間の講演が物足りなかった。
榎本先生も直志先生も、インプラントは所詮作り物だから過信しない事、繊細かつ慎重に行うことを強調していた。

まったく僕も同感で、インプラントをはじめて27年経つが、いまのインプラントが20年前のものに比べて格段に安心安全なものになったとは思えない。
いつの時代でも、安直に取り組んでよいものではないのだ。

近年の歯科ビジネスとしてのインプラントのブームには、いささか辟易している。
歯科治療のひとつのオプショナル・ツールとしてのインプラントでなければならず、「インプラント先にありき」であってはならない。

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シンポジウムの最後に、僕はパネラーの一人として登壇した。
たった8分間のプレゼンだったが、その中で「欠損補綴としての捉え方」を提言したかった。
しかし、わが国の学会ではいつもの事だが、時間におされてほとんど討論らしいものはできず、尻切れトンボのまま終了。
隣の佐古先生に至っては、発表はしたけど彼の発表に対しての討論は一切なし。
とても寂しそうだった。

会場に参加した人たちからも、シンポジウムの討論こそがおもしろそうだったのに・・・
と不満の声がいくつも聞こえた。

「うーむ、よしよし」
問題を投げかけておいて、十分に話し合わず、結論も出さずに壇から下りる快感、というものを知っていますか?
僕は知っているのです。うふふ♪

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【SPIの開発者で、ヨーロッパではDr.Implantと呼ばれているSnetivy博士と】

投稿者 takagi : 19:17 | コメント (0)

2008年07月05日

アドバイザー会議

サミットの厳戒態勢の中、新宿で小さなサミットに出席した。
スイスのThommen Medicalから、Stuz社長やSPIの開発者のSnetivy博士らが来日し、今年もインプラントのアドバイザーミーティングがあったのだ。

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日本でSPIシステムが販売されて5年目に入る。
システムは、我々日本人ユーザーの意見も取り込み、年々進化している。
進化しているのだが、厚労省の硬い頭のせいで、なかなか認可が下りずこの国ではまだまだ使えない器材が少なくない。
すでに欧米はもとより、韓国、シンガポール、台湾では普通に使われているものなのに・・・

居酒屋タクシーで浮かれているお役人の為に、医療の現場はなかなか進化できなくているのだ。
もはや日本の歯科医療は、アジアで●番目なのだ。

本社のエグゼクティヴたちも、そんな日本の現実を知り、徐々にアジアの中心を韓国、シンガポールにシフトしようとしているような感もあった。

投稿者 takagi : 23:01 | コメント (0)

2008年06月23日

写真の整理

歯医者の勉強会。
純平先生による、デジタル写真の管理についての90分。

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ポジのスライドから、デジタルカメラでの写真撮影に切り替えてからおよそ7年になる。
膨大なスライドファイルの呪縛からは解き放たれたが、相変わらず写真の整理や管理には
とんでもない時間を費やしている。

厄介なのは、デジタルになってからは、写真を見ながら講演や論文の筋を考える事が出来なくなって、
いつも「3の倍数」みたいな脳みそになってしまう。

テラバイトレベルのHDDが入手できるようになったのだから、デジタル写真はRaw Dataで保存すべき
だと純平先生は力説するが、いじくる為のPCの能力不足で、僕んとこは当分JPEGだな。
元データを残して、加工した画像は「名前をつけて保存」しとけば、劣化もたかが知れていると思う。

それよりも、HDDはどこまで信じられるのだろうか?
回るものは、いつか壊れる。

SDカードや、USBメモリみたいなものは、どーなんだろ?回らないから壊れ難い?

大容量は無理だけど、僕は今でもMOを信じている。回るけど・・・。
昔、僕がまだMac派だったころ、ZIPというメディアにほとんどのデータをバックアップしていたけど、
いまじゃZIPなんてどこかに・・・

こう目まぐるしく情勢が変わっちゃうと、何を信じてよいか分からないね。

今日の勉強会で、一番為になったのは「純平先生のチベット紀行」
大地震の10日前に行った話しは、おもしろかった。
特に、トイレの話ね。

投稿者 takagi : 22:39 | コメント (0)

いいオンナの、Eライン

僕のお気に入り娘、釈由美子が美しい横顔に贈られる「2008年E-ライン大賞」を受賞した。

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いつ見ても、Eオンナだねぇ。釈ちゃん。

E-ライン(Esthetic Line)とは、鼻の先端とあごの先端を結んだ線を称し、美人の条件とは、E-ラインの中に唇が収まることなのです。
審美歯科、特に審美的矯正歯科では重要なラインだ。

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■鼻と顎を結んだ直線の中に上と下の唇がきちんと収まっていると、口元が美しい。特に横顔が。
■E-ラインはアメリカの矯正医Robert Rickettsにより1954年に提唱された。

投稿者 takagi : 16:55 | コメント (0)

2008年06月12日

from LA 5

Dr.Smilerによるセミナー二日目も無事終了。
ほとんど毎年彼のセミナーを受講しているのに、いつも新しい情報が満載。
特に今年はridge augumentationの成功の秘訣を学んだ。

海綿骨をいかに豊富にして骨形成因子を誘導するか、骨膜を温存し歯肉骨膜からの血流をいかに確保するかがポイント。

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頭で理解できても、どれだけ手が動くかが大事だが、歯肉つき模型でトレーニングした。
初めて受講したドクターは、どれだけ消化してくれたか・・・
セミナーを企画し、通訳と解説をした者の責任は重い。

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また、今回国際インプラント学会(ICOI)の認定医を取得しようとしている数名のドクターの資格審査も、ICOIの諮問委員の一人であるDr.Smilerのもとで行われ、全員が合格した。

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さまざまなハプニングもあったが、楽しく充実した二日間のセミナーが終了し、打ち上げのイタリアンレストランでは、スタッフの皆さんやCasellini 氏、Kenney先生も参加し大いに盛り上がった。

投稿者 takagi : 21:54 | コメント (0)

2008年06月11日

from LA 3

今日から二日間の我が師Dr.SmilerによるImplant Team Seminar。
今回も、11名の日本から参加した先生方のために僕が通訳と解説を行った。

ホテルのピックアップは午前7時。7時半にはオフィスに到着し、軽い朝食。
8時にはレクチャーが始まるいつものスタイルだ。

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昨年新設された研修室は、Dr.Smilerの診療所と同じビルの8階にあり、6階の診療室(手術室)とは画像と音声でつながっている。
午前中にビッグケースを1例、午後には普通のインプラント治療と骨移植の2症例を見学。
古くて新しい骨石膏とステムセルの移植材への混入による骨造成術について、勉強した。

初めて参加したドクターはみなDr.Smilerの手際のよい手術に驚愕し、リピーターは治療技術とマテリアルの進歩に驚愕したあっという間の一日だった。

Fducation&Funをコンセプトにしているインプラント・チーム・セミナーは、がっちり勉強したあとには楽しいディナーパーティーが待っている。
今回のDr.Smilerの企画はモロッコレストランでのベリーダンス。
僕は二度目だが、手を洗って右手で料理を食べ、怪しいオネーサンのへそ出し踊りを鑑賞するのが初めての人がほとんどで、大いに盛り上がり騒ぎに騒いだ。

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久しぶりにDr.Smilerの奥様Anneにも会えて楽しい夕べとなった。

投稿者 takagi : 13:53 | コメント (0)

2008年06月10日

from LA 2

Westwoodにて先進技術の勉強。
午前中はUCLAの歯学部と歯科センター(大学病院)でミニ研修。
午後はRenzo Caselliniのオフィスで最新補綴の研修を受けた。

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ヴァーチャルな印象採得の現状を勉強。
なんでもコンピュータでできる時代なんだね。
スゴイの一言。

投稿者 takagi : 14:29 | コメント (0)

2008年05月25日

ササキ・デンタルショー

ササキのデンタルショーは、ディーラー主催のデンタルショーにしては実に盛大なものだった。
多くの業者が参加し、またたくさんのイベントを企画していて、とても良かった。

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東北デンタルショーや、日本歯科医学会などでは、出展社は多いが、人も多すぎてじっくり見ることが出来ない。
歯科業界の潮流を知るのには良いが、製品を吟味する事は出来ない。

今回は古くて新しい(?)CAD/CAMのcerecをじっくり勉強させてもらった。
院内であっという間に欠損の審美修復が出来る。
すぐにでも欲しい器械だ。

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しかし、投資額は大きいいことも問題だが、物が大きくて診療室のどこに置くかが悩むところだ。

歯科衛生士の研修会の講師を務め終えたばかりのフリーランスの土屋和子先生を、3Mの大畠さんが紹介してくれた。
土屋先生は美人で、オーラがある。
なによりもスタイル抜群で、腰の位置が僕のへその辺りにあるのだから、こういう人と並んで写真には納まりたくない。
はずなのに・・・

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投稿者 takagi : 10:11 | コメント (0)

2008年05月24日

元気のでる、歯科臨床!

㈱ササキ仙台支店の開設20周年を記念して、デンタルショーが開催されて、その記念講演会の講師として招かれた。
何を話してもいいよ、というので「元気のでる、歯科臨床」という題で、自分の臨床を通して得た「元気の出し方」「幸せの感じ方」を喋ったのだが・・・

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前日に大幅に話す内容を訂正したのが悪かった。
的が搾れ切れなくなって、話が散漫に。
それより、時間が足りなくて「起承転結」の結の部分が欠落してしまって、転んだまんまの尻切れトンボに終わってしまった・・・

かなり元気がなくなった(^^;

投稿者 takagi : 19:33 | コメント (0)

2008年04月27日

スマイル倶楽部フォーラム

スマイル倶楽部も13年目に入って、フォーラムも今回で45回目。
26-27日の両日、遊学館を会場に、会員とそのスタッフおよそ60名が集まった。

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初日は会員による症例発表。
6名のドクターから、1症例ずつ発表してもらいディスカッションした。
1本のケースから、多数歯欠損補綴後の長期経過まで多彩な発表で、座長を他の先生に任せて僕はほとんど聞き役に回った。
おもしろかった。

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懇親会は我が家の裏庭。
あいにくの雨降り。
急遽、友人の山口君が社長のレンタルプラザからテントを借りて、なんとかなったが・・・
せっかくのワインとご馳走を十分に楽しんでいただけなかったのが至極残念。


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二日目は阿部田暁子先生による、「インプラント外科アシスタントの役割と心得」と題して主に診療スタッフ向けの講演。
スタッフ向けとは言っても、かなり高度な話で、ドクターと一緒に聞くことで医院での診療レベルが自然に向上すること間違いなし。
これまで、なかなかドクターとアシスタントが一緒に勉強する機会がなかっただけに、これはかなり有意義だった。

↑下の方の写真は、マジックをやっているのではない。
ドレーピングの実習デモをやってくれた。
口腔外科出身の僕らにしてみれば、当たり前のことでも、一般歯科診療しか経験のないドクターやそこのスタッフ達にしてみると、かなり「目が点!」になっていたようだ:o

阿部田先生の美貌と軽快な喋りに、ほとんどの参加者は魅了された。


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最後に「インプラントのチーム診療の向上を目指して」と題して討論会。
田中先生の軽妙な司会に、パネラー達がついていけなかったような気がした。
時間と、質問のテーマが少々散漫だった事に反省。

しかし、今回も充実した二日間だった。
勉強をする事は、疲れるが楽しい。
どこか、ロードツーリングに似ている。

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(最後に高木歯科医院のスタッフと記念写真を撮りました)

投稿者 takagi : 23:35 | コメント (0)

2008年04月22日

高木歯科医院の勉強会

恒例の院内勉強会。
本日は豪華にホテルキャッスルで食事付。
坂本先生による歯垢と歯周病の話。

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歯肉縁上のプラークは患者さん自身が除去し、歯肉縁下のプラークコントロールは歯科医院側が担当する。
「歯垢と闘え!」が目下のところ高木歯科医院の最大のテーマだ。

歯垢が停滞すると、食物や唾液中のカルシウムを取り込んで1週間で歯石になる。
歯石になると、歯ブラシでは落ちない。
歯石は歯垢の親戚みたいなものだから、歯垢中のばい菌をwelcomeする。
そしてそこには歯周病菌の巣ができる。
たった1個の1mmにも満たないような歯石が歯肉縁下についているだけで、
歯を支えている歯槽骨は徐々に吸収し、溶けた歯槽骨は膿となって歯肉ポケットから滴る。
歯肉は赤黒く腫れ、歯根は露出し、やがて歯は動揺をきたし抜け落ちていく。
真夏の怪談より怖い話を、僕は症例写真6枚で説明した。
かなり今夜の院長は、熱くなっていたらしい・・・

だって、闘う歯医者だもの。

投稿者 takagi : 22:27 | コメント (0)

2008年04月21日

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックが、マイブームである。
金属に代わりうる、歯科修復材料として注目されている。

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ジルコニアセラミックによるオールセラミック冠の国産メーカーである、ノリタケのWT氏を招いて、ホテルキャッスルで山臨研のメンバーと高木歯科医院のドクター&テクニシャン達とで勉強会を行った。

ジルコニアの基礎から、ノリタケの誇る「刀(かたな)システム」の臨床までおよそ三時間、みっちり勉強した。
僕は、CAD/CAMの進歩でジルコニアセラミックによる修復が格段に進歩したことを知っていた。
だから、インプラントの既成のアバットメントこそ、精密なジルコニアのコーピングが作製できるだろうと信じていたが、CADで読み取る際には金属の反射を防ぐためにマスキングが必要だということを知った。
また、ジルコニアの焼結によるシュリンケージが線でおよそ20%、体積でおよそ50%もあるということ学んで、いくらコンピュータ上でマスキングの厚さや収縮率を補正したとしても、まだまだラフなところが多いんだなと感じた。

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しかし、金属アレルギーのある患者さんに対してや、少しでも透明感のある審美修復を追及するのであれば、欠点も知りつつ少しずつ試していく必要もあると考えられる。

けっこう中身の深い勉強会だった。

投稿者 takagi : 22:41 | コメント (0)

2008年04月13日

SPIセミナー@南大阪

昨晩、羽田から関空に飛び、南海電車で大阪堺へ。
「(モンテの)坂井の応援をしながら堺に来た」なんて冗談は、漫才みたいな大阪でも受け入れられないが、自分的にはけっこうウケタ(^o^;

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<次の停車駅はさかい~>

大阪でのインプラントセミナーは、けっこうプレッシャーがある。
以前から、大阪に来ると無茶な症例相談や、「それなんぼでやってんねん」みたいな質問が少なくないからだ。

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ところが今回の南大阪地区の受講者のドクターたちは、皆さん熱心で、しかも一生懸命聞いてくれる。
それに、けっこう器用なドクターが多い。
実習では、皆さんあっという間に模型にインプラントを植立していた。

時間に余裕があったので、いつもベーシックでは話さない「診療環境」の事なども話した。
みなさん、けっこうこういう話に興味を持っているようで、中途半端に終わってしまって申し訳なかったね。

投稿者 takagi : 18:39 | コメント (0)

2008年04月06日

弘前に行った

インプラント学会100時間研修コースの為に、弘前に行った。
けっこう楽しい、汽車の旅だった。

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100時間コースは、講師でもあり、受講生でもある。
勉強は楽しい。
特にインプラントの話は。

青森インプラント研究会に所属した。
重鎮・梅原正年先生を慕って、弘前まで来た。

弘前は、こじんまりとした良い街だった。
どこもかしこもリンゴだった。
駅前に立つ「リンゴの像」が印象的だった。

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投稿者 takagi : 23:17 | コメント (0)

2008年03月26日

キシリトール・ガム

昨日話題になった話。
「キシリトール・ガムを噛むと虫歯にならないのか?」

答えは、否。

キシリトールガムのコマーシャルを見ていると、キシリトールには虫歯を防ぐ働きがあるかのように聞こえる。

キシリトール (xylitol) は化学式 C5H12O5 の糖アルコールの一種で、天然の代用甘味料として用いられているが、それ自体が虫歯菌(St.Mutansなど)の殺菌作用があるとか、再石灰化を促すようなことはないといわれている。
甘味の代表であるショ糖(スクロース)は分解の過程で酸を産生し、虫歯の誘引物質として知られているが、キシリトールは酸を産生するような分解過程がないので、う蝕が起こりにくいとされているだけなのだ。

ガムを噛むことは、唾液の分泌を促し、豊富な唾液はう蝕抑制効果がある。
しかし、ガムの甘味がショ糖などでは、唾液の抑制よりも酸産生能の方が悪さをするので逆に虫歯になりやすい。
だから、どうせガムを噛むのなら、虫歯になりにくいキシリトールガムを!と言うことになる。

ところが本日調べてみたら、キシリトールの濃度が50%以上であれば「キシリトール入り」と表示しても良いらしい。
仮に95%がキシリトールでも、残り5%がショ糖だった場合には、確実に分解過程で酸を産生するから、虫歯になる可能性は十分にあるわけで、「キシリトール100%ガム」でなければ、虫歯予防のガムとは言い切れない。

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厚生省が行っている特定保健用食品と、国際的な組織で行っているトゥースフレンドリー協会が認定した「歯に信頼マーク」の付いた食品だけ。
「むし歯にならない〇〇入り」は消費者の誤解を招く表現であり、キシリトールが入っていても、特定保健用食品のむし歯に関する表示か、トゥースフレンドリー協会の「歯に信頼マーク」の付いたものでないと、本当に歯に安全かどうかは、保証できないので注意が必要だ。

それから、ガムの粘着力で歯垢や虫歯菌や食べかすが取れて、お口がきれいになると思っている人もいるようですが、そんなことは絶対にありませんから!
歯垢は歯ブラシで取るものです!!!!!!!

投稿者 takagi : 14:30 | コメント (0)

2008年03月25日

戦いの相手!

高木歯科医院の勉強会。
夕方早めに診療を切り上げて、浜崎の診療室に全員集結。
今回は、花岡先生による「歯垢とう蝕」の話。

久しぶりの勉強会に、熱が入る。
歯垢とう蝕は、歯科におけるもっとも身近な関係。

私たち歯科医療従事者が、患者さんのお口の健康(高木歯科医院では“健口”と呼んでいる)の為にもっとも重要視していることが、歯垢との戦い。
すなわち、プラークコントロールだ。

どんなに高度で高級な治療をほどこしても、患者さん自身のプラークコントロールができていなければ、やがてその歯はう蝕か歯周病で朽ち堕ちる。
だから、患者さんとともに、私たちはプラークコントロールに全力を尽くす必要があるのだ。

歯磨きが不十分な患者さんには、その重要性を気づかせ、そして効果的なブラッシングを指導する。
患者さん自身で完全に落とせない歯垢や歯石は、私たちがプロフェッショナルとして定期的にクリーニングする。

歯垢との戦いこそが、私たちの使命。ミッションなのである。

・・・と、今夜の院長はすこしばかり力が入ったのであーる。

来月は、坂本先生の「歯垢と歯周病」のお話。

投稿者 takagi : 22:50 | コメント (0)

2008年03月09日

カトリックセンターでセミナー

長崎でSPIのベーシックセミナーの講師を務めた。
会場は、浦上天主堂のすぐ傍のカトリックセンター。
先代のローマ法王、ヨハネ・パウロ二世も泊まったというユースホステルになっている古い建物の講堂だった。
だから、今日は、とても厳かな気持ちで講演できた。

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長崎、佐世保、佐賀からドクターが集まってくれた。
地域によって、ドクターの気質も異なる。
長崎市の先生って、なんとなく山形市のドクターに気質が似ているような気がする。
おとなしくてまじめ。

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今回も和田精密歯研のスタッフが、とても一生懸命に手伝ってくれた。
感謝です。


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パウロ二世像と和田精密歯研の社用車。
みんなに幸あれ!栄光あれ!!

投稿者 takagi : 23:19 | コメント (0)

2008年03月02日

Golden Rule

何事でも、自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい。
(マタイ・7・12)

よく言われる「他人に迷惑をかけるな」と。
自分がされて嫌なことは、他人にはするな、という消極的な教えである。

自分がしてほしいことを、他人に施す、というの積極的な教えとは、裏返しだが似て非なるもの。

消極的に何もしないでいることは容易だが、積極的に何かを行うこと、ましてや他人の為に行うことは決してやさしいことではない。

今日の音楽

投稿者 takagi : 18:09 | コメント (0)

2008年02月29日

山形臨床研究会23年

23年続いた勉強会。
今日の庄司先生の発表で、しばらく症例検討会は休会となる。

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休会前の最後の発表は、18年の症例を、正直にプレゼンしてくれた。
「窮屈なバイト」による外傷性咬合の長期的な観察は、大いに学べるところがある。

マンネリ化した勉強会は、いったん休会になるが、症例検討会の中で気づき、学べることはたくさんある。
メンバーが減って、症例検討では誰がどんな意見を言うか、大体察しがつく。
それが休会の理由だが、症例をじっくり観察する機会はやっぱり必要だと思った。

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会としての検討会はなくなっても、症例をまとめて客観的に観察する習慣は止めてはいけない。

投稿者 takagi : 22:26 | コメント (0)

2008年02月26日

犬用のデンタルガムの効果

何気にネットを観ていたら、犬用のデンタルガムが本当に歯垢除去の効果があるか、という実験サイトにたどり着いた。

かなり笑える。
そして、使えるかもしれない・・・

そのサイトは、ここ

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投稿者 takagi : 18:54 | コメント (0)

2008年02月25日

シンポジウム@仙台

昨日は、仙台の戦災復興記念館でアスパックコーポレーション主催のシンポジウムで講演。
講師の榎本先生、成瀬先生の講演を聴いて、インプラント治療への様々な思いがこみ上げてきた。
ディスカッションもできたし、有意義な時間だったが、なにより大荒れの天気で新幹線も在来線も、高速道路も不通の中、秋田や岩手や山形から集まってくれた受講者の皆さんには本当にありがたかった。

土曜日、仙台で手術の仕事があったので昼前に家を出た。
だから、日本列島大荒れの悪天候の影響をまったく受けずに仙台入り。
7時からの打ち合わせの時、新潟の榎本先生が小山付近で新幹線の閉じ込められたままだという。
アスパックの東京のスタッフたちも同じように足止めを食ったようで、合流できたのは9時半過ぎ。
僕はもう完全に出来上がっていた(発表のパワーポイントではなく、お酒と料理で^^)ので、打ち合わせもへったくれもなかった。

遅刻者が多かったのはやむを得ないが、悪天候の中勉強に来てくれた多くの熱心な先生達の気持ちが伝わり、良い講演会だった。
榎本先生は、昼休みに予定になかった「植立方向を修正するドリリング」のデモまでやってくれて、その人柄にも改めて感銘を受けた。

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仙台に赴任した若いアスパックのOさんの頑張りが、少しずつ実り始めてきたことも嬉しかった。

帰りも、4時半ごろまで高速道路は不通だったそうだが、僕が帰った6時ごろは「何もなかった」かのようにふだんの冬の東北道、山形道だった。

僕は運が良い。(くじ運はめちゃくちゃ悪いけど)

投稿者 takagi : 15:49 | コメント (0)

2008年02月05日

楽しい歯磨き!

歯磨きが楽しくなる歯ブラシを、滝澤先生(昔、高木歯科医院に勤務し現在は新潟で開業)から教えてもらった。
見ているだけで楽しくなる。
こんなハッピーなアイテムがもっと日常に登場してくれるといいのだが、made in Chinaでないことを祈る。


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骨伝導技術を応用した、歯を磨きながら音楽が聴ける歯ブラシ「Tooth Tunes」。

投稿者 takagi : 08:50 | コメント (0)

2008年02月04日

素敵な患者さん

診療室には様々な患者さんが来院するが、「痛みもなく、虫歯もなく、歯が欠けているわけでもない」のに
来院する患者さんも少なくない。
治療後の定期健診や、予防、メインテナンスのために歯のクリーニングに来る患者さんたちだ。
そんな患者さんたちとは楽しく会話ができるので、スタッフも含めてこちらも楽しい。

そんな中で飛び切り明るく、いつも僕らが元気を与えてもらえる患者さんがこちら↓

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テレビでおなじみの佐々木瞳さん!(彼女のブログから写真をパクった)
大学卒業直後から、●年も定期的に通院してくださっている。
だんだん色っぽくなっていく・・・素敵な女性だ。

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歯とお口の健康の為には、毎日のていねいな歯磨きと定期健診。
地球の為には、歯磨き時に水道の水を出しっぱなしにしないこと!

投稿者 takagi : 19:08 | コメント (0)

2008年02月03日

雪の東京でのセミナー

上野、モリタでのSPIベーシックセミナー。
東京は夜半から雪が降り、少しだが積雪もある。
電車は止まり、車はスリップ。
そんな中でも、僕のセミナーに受講してくださったドクター達に敬服。

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山形人の僕にしてば、この程度の雪はなんて~ことはないのだが、
大都会・東京ではパニックになっている。
昨年こそ暖冬で、3月まで雪が降らない東京だったが、なんだかんだで年に1、2回は雪が降るのに、
ちょっと降っただけでこの有様。
学習しない、大都会・東京。
危機管理のない、メガロポリス・東京。
これじゃちょっとでかい地震や、隣国からのミサイル攻撃があったら、たちまち都市壊滅間違いなし。

しかし関東の歯科医は、僕のセミナーに参加のドクターたちは、実にまじめで、10時の開講時間に
遅れた者は一人もいなかった。
実習でも、とにかく几帳面で、縫合まできれいにこなしていた。

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おそるべし!最近の歯科医。
うかうかしていられないぞ!

投稿者 takagi : 22:21 | コメント (0)

2008年01月31日

オペ見セミナー

十日町の診療室で、インプラントのセミナーが行われた。
数名のドクターと衛生士さんが医院に来て、インプラントの臨床について勉強するのだ。
二人のドクターは岩手県からの参加。
小雪舞う平日の山形まで勉強に来る姿勢に頭が下がる。

診療室のツアーから始まり、午前中はレクチャー。
少人数だからとてもフランクに話せる。
昼食前に模型実習でインプラント植立の手順を理解してもらい、衛生士さんには介助の仕方や
手術の準備について学んでもらう。
うちの阿部ちゃんがいないので、児玉、鈴木両衛生士がFull Powerで頑張る。
受付けの水戸部も何度も消毒室に立って準備に精を出してくれた。

「三の丸」での昼食後、ドクターには症例の説明と3DXによる三次元画像診断を提示。
そしてインプラントの植立手術のデモ。
下顎両側遊離端の欠損部に合計7本。
H先生のアシストで左側からはじめ、4本を難なく植立。
右側はU先生がアシストに替わり3本を埋めた。
患者さんの大いなる協力の下、無事にオペ研修終了。
見学者がいてインプラントをするときには、教科書どおりにきっちり進めるので少々時間がかかるが、
7本で切開から縫合まで約35分はまぁまぁか。
外科手術は、なるべく早く済ませられればそれだけ術中、術後の患者さんの苦痛は少なくなる。

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最後に、アバットメントのセレクションと装着、印象採得までの流れを別の患者さんでデモ。
今日の二人の患者さん共に、教育にすごく協力してくれた。
感謝です。

また、今日参加してくれたドクターや衛生士さんには、平日に自分の診療を休んでまで受講したのだから
明日からの臨床に役立てて、それぞれの患者さんのQOLのために尽力してくれることを祈っています。

投稿者 takagi : 22:00 | コメント (0)

2008年01月29日

GC

GCはその名のとおりジーシーと読む。
もとは而至化学という戦前からある会社で、歯科用セメントの燐酸亜鉛セメント(商品名:エリート)を
作っていた。
エリートセメントはつい最近まで、僕も臨床で使っていたかなり優れもので、他にも多くのセメント系
歯科用材料を開発し、今では世界のGCになっている優良歯科企業である。
今日は、相次いでGCの社員が来た。

東京の本社から来たHさんは、20年ほど前は仙台のGC東北営業所に勤務していて、しばしば僕の
診療所を訪ねてくれた。
様々な器材、材料の情報を提供してくれるのだが、この人の口から「これを買ってください」とか
「これを是非使ってください」という言葉を聞いたことがない。
彼は製品を紹介する時はいつもその物に強い愛情を持って説明するので、Hさんがそんなに思い入れを
持っているのなら、ちょっと使ってみるか・・・と言う気になってしまうことがたびたびあった。
20年以上も前の話だが、保険適用の金銀パラジウム合金は決められた配合であれば自家製合金でも
認められていた。
それが粗悪な金属が出回るようになったので、JIS規格に基づいた製品でなければならないことになり、
いくつかの金属メーカーや歯科の商社が”お買い得”な金パラを販売し、出回るようになった。
そんな中でGCの金パラ「キャストウェル」は他社のものに比べて割高だったが、Hさんの説明で
高木歯科医院で使ってみることにした。
技工士さんの話では、鋳造しやすく巣もできにくく、研磨も容易だということで、以来、ずっと
「キャストウェル」を当医院では使い続けている。
他社ではどんどん保険用金パラから撤退したり、組成を変えたりしているが、GCの「キャストウェル」は不変で良質だ。
「少々高くても、良いものは良い」ということを、若い歯医者だった時にHさんから教えられた。
新しい十日町の診療室に初めて来てくれて、「良い診療室ですね」と褒めていただいた。
Hさんは白髪のオッサンになってしまっていたけど、今回も特に何をセールスするわけでもなく
挨拶だけして帰っていった。
しかし、帰り際に何気においていったCarl Zeissno手術用顕微鏡のパンフレットを、僕は今じっくり読んでいる。

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(イメージ)

そして夕方、インプラント担当のMさんが若い女性を二人引き連れてやってきた。
昨日アポをとってもらってMさんがGCのインプラントの紹介に来ることは分かっていたのだが、
きれいな若い衛生士さんが二人も来るとは聞いていなかった。
(知っていたら晩御飯をセッティングして合コンができたではないか!)
GCのインプラントに関してはもともとほとんど興味がなかったので、すぐに帰っていただくつもりだったのが、
つい女性の魅力に惑わされて、じっくり話を聞いてしまった。(僕もまだまだ修行が足りないナ)
それより、つい饒舌になってサッカーの話なんかし始めたら、Mさんが高校時代にサッカー選手で、
同級生や仲間がけっこうJリーグで活躍していると言うことを知り、話しが長くなってしまった。
せっかくインプラントの話をしに来てくれたのに、サッカーの話ばっかりしてしまって、ゴメンね。
でも楽しかった。


投稿者 takagi : 20:01 | コメント (0)

2008年01月11日

仕事始め

僕にとっては、今日が仕事始めだった。
(ずいぶんゆっくりだね!との声があちらこちらから)

十分に休養をして、気力十分で仕事ができた。
思ったほど大きな混乱もなく、穏やかに今年の初診療ができたが、
残念だったのは、めちゃくちゃプラークコントロールの悪い患者さんが
ダブルで入っていたこと。
(これまで、ずいぶん指導してきたが「わかりました」と空返事だけで、
ちっとも磨いてくれない人たちなんだ)

今年は、「ちゃんと歯磨きしてね」と言い続けなきゃなんないのかと、不安になる。

投稿者 takagi : 17:45 | コメント (0)

2007年11月23日

休日歯科診療

当番で、9:30から16:00まで遊学館の近所(我が家の近所でもある)山形市の休日救急診療所で仕事をした。
2年に1回くらい回ってくる。
歯科衛生士のMさん、Yさんが今日のパートナー。
二人とも美人だ。
衛生士は20名くらいでローテーションを組んでいると言うことで、しょっちゅう当番が当たるらしい。

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午前中は、4人。
一番目は開門と同時に来た、他院で昨日治療を受けたが痛みが治まらない患者さん。消炎処置。
二番目は右上8番のペリコの神奈川からきた女性。若いのに歯石、歯垢が多く「歯医者が嫌い」と吐き捨てる。
スケーリングをして、投薬。なんか山形と歯医者を舐めたカンジで気に食わない。
でもきちんと治療するのは歯医者の性。
三人目は右上2番の急化per。根治してJ-openと投薬。
2,3番目ともに痛み出したのは数日前。
早めに近所の歯医者に行っていれば、こんなに苦しむことはなかったはず。
四人目は4歳の男の子。おもちゃに下顎をぶつけて、右下Aが脱臼。
歯は唇側におおきく変位し、かなり出血もしている。
徒手的に復位し、圧迫止血。
痛いはずなのに、ぜんぜん泣かない。エライ!
この子の爪の垢を煎じて飲ませたい大人の患者さんがいっぱいいる。

昼食を家で食べて、午後の診療。

午後は開始直後にひとり。
キャラメルを噛んだら、歯がぐらついたと言う。歯頚部う蝕が進行して歯冠破折。
浸潤麻酔下に破折片を除去。歯根はうまくすれば残せると思ったので、抜歯せず。

あとはまったく患者さんが来る気配はない。
基本的に僕はほとんど衛生士さんとは個人的な話はしない。
よその歯医者のことなど、聞きたくないし・・・。
僕は奥の部屋に移って、持参した本を読む。
途中で急に眠くなってソファーで少し寝た。シェスタ。午睡は気持ちいい。

休日なのに診療して大変だね、と言われるけど、今日はあまり苦にならなかった。
けっこう空き時間が多く、ほとんどの時間を読書で過ごした。
2週間ほど前に買ったものの、忙しくて読めなかった村上春樹の新刊
「走ることについて語るときに僕の語ること」というエッセーだ。
8割くらいを読むことができた。
久しぶりにゆっくりできた休日だったように思える。
まさに、休日当番。

投稿者 takagi : 22:36 | コメント (0)

2007年11月21日

スタッフミーティング

恒例の山形臨床研究会のスタッフミーティングがあった。
今年は6つの診療所からエントリーがあり、技工士や衛生士、受付などがそれぞれの立場での
プレゼンテーションを行った。
高木歯科医院からは、十日町の新人衛生士、阿部さんがこの半年で学んだことを発表した。

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新人とは思えぬ堂々とした発表で、多くの参加者が驚いた。
こうした発表会では、聴くものはもちろん、発表者も大いに勉強になる。
イギリスの諺にある「ミルクを飲む人よりも、ミルクを配達する人のほうが健康になる」と
言うのと同じだ。

今回の発表で、阿部さんは何を学んだのだろうか。
もう一段上のステージにステップアップしてくれることを望む。

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スタッフミーティングのあと、高木歯科医院のスタッフだけで弘子先生のなじみの隠れ家的
洋食屋「K(隠れ家なので名を伏す)」にて打ち上げ。
ここんとこずっと忙しくて、浜崎の診療室に顔を出していなかったので、浜崎のスタッフが妙に
懐かしく思え、みんなとっても美人に見えた。
そうとう疲れているだろうか・・・ん!?


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投稿者 takagi : 22:21 | コメント (0)

2007年11月19日

インプラント学会

17、18日の両日、第27回日本口腔インプラント学会東北・北海道支部総会、学術大会。
大会長は大学の先輩で米沢で開業している足立幸一郎先生。
僕は先輩からの頼みを断りきれずに、実行委員長を引き受けた。
約1年前から準備をして、16名の開業医による実行委員会を組織して約7ヶ月。
その日がやってきた。

参加者120名の規模で、ということで引き受けたものの、今年6月ごろに学会の規約が変更になり、
認定医制度から専門医制度への変更と、専門歯科衛生士および技工士の発足により、地方会にも
かかわらず、認定を受ける単位取得のために全国から参加者が来ることになった。

9月末に締め切った事前登録者が、予定数を上回る約150名。
その後もほとんど毎日のように登録に関する問い合わせが相次いだ。
参加者が250名を超えたらパニックになるかもしれないと、学会前の一週間は眠れぬ日々を過ごした。
直前になって開き直り、350人来ても対応できるくらいの準備をしてきた。
プログラム・抄録集と参加証の増刷、教育講演を別室で中継で聞くことができるようにサテライトの設置。
歯科医師会館だけでは収容しきれないために歯科専門学校の教室も借り、レンタル屋からはスリッパや
マイクとスピーカーも直前になって借りた。

結果は・・・

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初日は快晴だった。
当日登録者およそ90名。混乱もなく収容。
高木歯科医院の三名も含め、数軒の歯科医院のスタッフが頑張ってくれたおかげだ。
女性の底力、恐るべし!

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特別講演の山形大学整形外科の高木理彰先生の人工股関節の骨溶解の話は面白かった。
デンタルインプラントによる骨吸収の原因である力と細菌の他に、人工骨頭が擦れることによって
生じる微小粉末を貪食するマクロファージによる細胞性反応があるのだという。
同じ苗字の、同じ骨系の研究者が、同じ山形市内にいることに驚き、とても親近感を感じた。

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懇親会ではけっこう気が抜けた。
懇親会を担当した遠藤先生や満田先生、橋本先生にすべてを委ねていたから。
半日を終えてホッとした。
もう始まってしまったから、あとは流れに任せるしかない。
山形のワインがすごくうまかった。
朝日町の白と赤。月山の白をかなり飲んだ。

学会の楽しみは、いろんな人に会えること。
わが国のインプラントの創始者、懸田先生にも久しぶりにお会いし、懇親会では乾杯の
音頭を取っていただいた。まだまだお元気で懸田節は健在だった。
北海道から大学の同級生の平田君が来ていた。
卒業以来に会った。お互い、額が広くなったね。

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仙台の古沢先生が酔っ払って絡んできた。深くはないが、古い付き合い。
日本のMischと言われている。
(僕は日本のSmilerと言われることがある。Misch&Smilerは米国のインプラントロジストの双璧)
古沢先生は来年の大会長だ。
何か手伝わなくてはいけないだろうか。
衛生士セッションの講師、阿部田さんもよく彼のことを知っているようで、一緒に絡んできた。
久しぶりにかなり酔った。

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二日目は、専門医認定のための教育講座。
10時半の開始前までに、何人が登録するかが問題だった。
朝から雨降り。玄関前にテントを張って、記帳台を置いた。
若いドクターたちが、雨に濡れながら準備に励んでくれた。
9時ごろから続々と人が来る。
10時。ピークだ。
かなり人が集まってきたが、心配していたような受付での混乱は起こらなかった。
スタッフも参加者も、実に秩序正しく手続きを済ませていた。
会場も、4階の本会場、3階のサテライトの会場も超満員になった。立ち見も多い。
サテライトの画像、音声もリハーサル通りばっちり!
実行委員の先生たちと目を合わせ、親指を立てる。
梅原先生の温かみのある講演をじっくり聴きたかったが、あっちこっちうろうろしていた僕は
ほとんど聴くことはできなかった。
他の実行委員の多くもそうだったようだ。
別棟で同時に行われていた阿部田先生の衛生士セッションの講義は、とても好評だったがまったく
聴くことができず残念。

しかし、なんとか教育講演が済んで一安心。パニックは起こらなかった。
昼食時、安堵感とぐったり感。
受付で、この日の当日登録者が100名を超えたことを知らされて、胃が痛くなった。
トータルで350名弱の参加者があったわけで、直前の開き直りがなかったら、絶対に
パニックになっていた。

二日目午後の一般口演も、予想に反して多くの出席者がいて、活発な討論が繰り広げられ、
僕が最後の「閉会の辞」を述べた時に満場から喝采をもらったときにはグッと来た。
とにかく、実行委員の15名はもちろん、手伝ってくれた若いドクターや医院のスタッフ、
それから後藤歯科商店の若い二人と歯科医師会事務局の二位関さんと尾形さんの努力に
敬意と感謝の気持ちでいっぱいだった。
苦戦しながらも選手たちが想像以上のパフォーマンスで勝利したときの監督の心境だ。

無事に二日間の学会が終わって、疲弊し、昨日は夕方から泥のように眠った。
ジェフとマリノスのゲームで、大島が見事なヘッドでゴールを決めて久しぶりに勝利したことと、
飛び切り上等のカリフォルニアワインの力を借りて、久しぶりの“心地よい眠り”だった。

投稿者 takagi : 21:30 | コメント (0)

2007年11月12日

SPIベーシックセミナー

昨日は上野にてセミナー。
前夜の蹴球と晩餐の興奮か、最近の疲労の蓄積か、あまり眠れなかったので、
妙にテンションが高かった。
加えて、今日の受講者が男性ばっかりだったと言うこともあって、ちょっといただけない
下ネタまで飛び出して、最悪のセミナーだった。

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ところが、自分ではハチャメチャだと思ったセミナーや講演ほど、意外にも受講者の
ウケは良いみたいで、受講者から「良かった」「スマイル倶楽部に参加したい」などの
言葉やメールをいただいた。

う~む。
最近、講演に対して、自分の悩みが多い。

投稿者 takagi : 22:02 | コメント (0)

2007年11月09日

一生懸命やると知恵が出る

昨晩は、10日後に迫ったインプラント学会の最後の実行委員会。
実行委員長の僕は、準備の為に、ここ数日は4時間程度の睡眠。
昨夜も夜遅くまでの会議が続いた。
風邪で欠席の二人を除く13名が、みんなで知恵を搾り出し、最終的な役割分担を決め、
なんとか行くのではないだろうかという安堵感が出てきた。


応援しているヴァンフォーレ甲府のGK桜井繁の応援掲示板に書き込んであった言葉
「一生懸命やると知恵が出る
 中途半端だと愚痴が出る
 いい加減だと言い訳ばかり」

自分に言い聞かせながら、学会の準備に励んでいる。
昨夜はほんと、みんな一生懸命だったので、良いアイデアがいくつも出た。

専門医制度の制定によって、山形で開催の地方部会にもかかわらず、単位を取得するために
大勢の学会会員が押し寄せてくるとの情報があって、困惑していた。

実行委員長を引き受けた時には、「120人程度の参加者を目標に」ということだった。
僕は、参加者はせいぜい7~80人、よくて100人と高をくくっていたが、実際には9月末で締め切った
事前登録者はすでに156名。
ここ数週間に電話やメールで、当日登録などに関する問い合わせが相次ぎ、日に10件を越える。
それが高木歯科医院に対する嫌がらせの電話やメールでなければ(そんなはずはないのだが^^;)
当日登録者は100名を越えるかもしれない。

120名規模での学会を想定し準備してきたところに、倍以上の250名余の参加者があった場合には
パニックになることは必至。
パニックを起こさせないことが、実行委員長の僕の務めだと考え、胃が痛くなる思いで毎日を過ごしている。
様々なシチュエーションを考え、会場の増設やサテライト中継の段取りを整え、抄録集や参加証の
増刷をはかり、受付の配置や人員配置を検討してきた。

三人寄れば文殊の知恵。実行委員会みんなで頑張れば怖くない!
一生懸命やれば、知恵が出る!
頑張りすぎて、知恵熱が出る?
智歯*も痛くなってきた。

自分の責任で、自分が考え、自分で行動する歯科治療と違って、大勢の他人を動かすというのは
とても大変なことだ。

サッカーや、野球の監督の気持ちが良く分かる。
長いシーズンを通してやっていかなくちゃなんないので、もっと大変か。
帰宅して、ドラゴンズが韓国のチームに負けたのを知って、落合監督が不憫で
ワインを一本空けてしまった。(理由にならない?!)

*智歯(親知らず歯=wisdom tooth/知恵の歯)

投稿者 takagi : 12:59 | コメント (0)

2007年09月09日

スマイル倶楽部

43回目のスマイル倶楽部のフォーラムは仙台で「インプラント博覧会」という
イベントとしておこなった。
いつも底抜けに明るい会員たちと交流できることが楽しみなフォーラムだが、
今回はそれに加えて「博覧会」への出展業者の人たちとの交流もあって、
一層盛り上がった。

参加企業は全部で15社。
宮城県歯科医師会館の地下の研修室には、所狭しとブースが並んだ。
ブースの脇で、各企業からのプレゼン。

特別講演に、田中先生と僕。
医院経営に関する田中節の方が、インプラントマニアな僕の話より
100倍おもしろかった。

おもしろかったけど、懇親会で飲みすぎたのと大声で騒ぎすぎたので
ちょっと疲れた。

投稿者 takagi : 19:26 | コメント (0)

2007年09月06日

インプラント学会プログラム委員会

連日ホテルキャッスルに通っている。
と、いっても診療室の真向かいなのだが(笑)

11月に山形で開催されるインプラント学会の東北・北海道支部総会の
実行委員長を仰せつかっているので、てんやわんやの毎日だ。
特に先月末で、一般演題の応募、抄録を締め切ったので、締切間際(一部は過ぎてから)の
演題申込みが殺到したからだ。

プログラム委員長のO先生に、抄録原稿一式を手渡してホッと一息。

投稿者 takagi : 22:16 | コメント (0)

2007年09月05日

医院の安全管理委員会

今年から個人の歯科診療所でも、医院の安全管理指針を明文化し、
院内での委員会や研修を行うことが義務付けられた。
厚生労働省からの指導の下、歯科医師会で雛形を作ってくれたのだが、
中には、いかにもお役人が考えたような、非現実的な部分もあり、実際の
診療現場に照らし合わせて、一部分作り直した。
7月から診療や出張の傍ら準備を整えてきて、やっと指針が完成したので、
さっそく第一回目の院内での委員会および勉強会を行った。

医療事故や、院内感染などは医療に携わるものとしてとても深刻な問題だ。
これまでも、時々勉強会などでいろんな話し合いをしてきたが、
今回厚生労働省からの指示通りに、しっかりと明文化した。
けっこう立派な冊子になった。

ホテルキャッスルの会議室を借りて、十日町、浜崎のスタッフ全員が集まった。
はじめに管理責任者をそれぞれの診療室で決め、次に指針を項目別に音読しながら、
解説していった。

たっぷり二時間。
研修をしたからといって、事故や院内感染が起こらなくなるわけではない。
常に注意をしていくことが肝心だ。

投稿者 takagi : 22:00 | コメント (0)

2007年07月29日

SPIベーシック講演会@福山

福山へは、自転車が目的で来たのではない。
本来の目的は、1day講演会の講師。
SPIを通して、インプラントの基本的なことを講義した。

昨日の自転車で上機嫌な上に、日焼けして頬が真っ赤。
受講された先生からは「こいつ、酔っ払ってんじゃねーか」と
思われたかもしれない。


地方での講演は、比較的楽しい。
受講してくれる先生方が熱心だから。
まじめに臨床に取り組んでいるドクターの受講が多い。

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今日中に山形に帰るために、4時で講演終了。
質問は用紙に記入してもらい、後日返送することに。
すぐに福山駅に直行し、4時35分のひかりに乗る。
新大阪からタクシーで伊丹空港へ。
けっこうスムーズで、6時20分に到着した。

6時40分のANA便にも間に合う時間だったが、ゆっくりビールを飲みたいので
予定通り7時半のJEX便で帰る。
551蓬莱で生ビールと冷麺を食べ、さくらラウンジでも生ビール2杯いただき
ほろ酔い気分で機中の人に。

10分遅れで仙台着。
ちょうどイイ感じで山形行きの高速バスが来た。

i-Podでナベサダを聞きながら山形へ。10時45分帰還。
愛犬ぺリオがちぎれんばかりに尻尾を振って迎えてくれた。

愛車ピニンは、水曜日に戻ってくる予定。
今回は、とても楽しい出張だった。
講演の後、鬱にならないのは珍しい・・・

投稿者 takagi : 23:36 | コメント (0)

2007年07月24日

エンジェル・クラウン

昨夜は、23年も前からやっている地元歯科医の勉強会「山形臨床研究会」の7月例会。
今回は話題の「エンジェルクラウン」の話。
最新情報と、他のオールセラミッククラウンとの比較検討など、おもしろかった。

芸能人じゃなくても「歯は命」。笑顔から、自然な白くてきれいな歯が見えるのは素敵だ。
歯科医だってきれいな歯を作ってあげられることは、とてもやりがいがある。

CAD/CAMによるオールセラミッククラウンは以前からあったが、コンピューターのレベルアップに
よって近年はその精度が格段に向上し、とてもすばらしいものになった。

高木歯科医院の若い先生たちは、興味深げに熱心に話を聴いていた。
明日からでもすぐにやりたそうな気配さえ感じたが、オイオイだよ。

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エンジェルクラウンは、リーズナブルで簡便で、とてもすばらしい。
でも強度に関してはメタルやジルコニアにはかなわないのが現状だ。
ジルコニアベースのカタナやラヴァなど他社のものもじっくり検討してみては?

投稿者 takagi : 13:37 | コメント (0)

2007年07月09日

Hammer & Nail (ハンマーと釘)

昨日の日曜日も、SPIのベーシックコースの講師で一日がつぶれた。
この1ヵ月半、ほとんど休みがない。

実は、インプラントのベーシックコースをやった後はいつも少し鬱になる。
それは「インプラントをやりたい」と思って受講するドクターたちに、「インプ
ラントはこう打つんだよ」と講習するわけで、参加したインプラントビギナーの
ドクターたちは次の日から、インプラントを植えたくてうずうずするからだ。
月曜日に来る患者さんのことを思うと、なぜか可哀想になってくる。

以前、師匠のスマイラー先生が講演の中で言っていたことを思い出す。
「小さな子供が金槌で釘を打つことを覚えるとそこら中に釘を打ちたくなる。」
まるで火遊びにも似た、危険な魅力があるのだ。

講師として、そこんところを注意して講義を進めているのだが・・・

今回のベーシックコースは仙台だったので、日帰りができ、また
山形訛のままで喋れたので結構気楽だった。
それに、受講者には知った顔も多く、楽しくできた。

でもセミナーが終わって帰路の車中では、やっぱり鬱傾向。
途中の菅生パーキングエリアでいったん休息して「ずんだアンパン」
を食ったら気分は良くなったけど(笑)

今日、インターネットで米国のマニアックな歯科の掲示板サイトを見ていたら、
たまたまインプラントの分野でハンマーと釘の喩えを書き込んでいたドクター
がいた。

"When all you have is a hammer, everything looks like a nail,
but when you have a complete tool box you can choose
the treatment that fits the clinical situation. "

これは、使える!

投稿者 takagi : 19:19 | コメント (0)

2007年06月11日

第25回日本顎咬合学会

6月9-10の両日、日本一大きい開業歯科医のための学会が、今年も有楽町の東京国際フォーラムで開催された。
四半世紀目の節目となる今年の学会は、理事長でもある岩田健夫先生が大会長となり、昨年他界した初代大会長である保母須弥也教授へのトリビュート学会でもあった。
「バカの壁」の養老先生の特別講演、UCLAのヘンリー・タケイ教授の基調講演から始まり500以上の多岐に渡る演題が発表された。
僕も「インプラント成功のための診断と治療計画」と題して、約二時間のテーブルクリニックを行った。

思えば、21年前に保母教授が所長だった国際デンタルアカデミーで僕が1年間研修を受けていたときの副所長が岩田先生で、彼らの勧めで顎咬合学会に入会したのがきっかけだった。
以前は咬合学を中心にした補綴中心の学会だったが、いつの間にかインプラントはもちろんあらゆる歯科分野に関する質の高い臨床系歯学の学会へと成長した。
何度も僕はこの学会で発表してきたが、15年前にカスタムアバットメントを使ったインプラント補綴の発表をしたころは、まだインプラントに対する学会会員の関心はとても低いものだった。
最近のこの学会ではインプラントの演題が一番多いのではないだろうか。
特に「診断・治療計画」と「骨造成等によるアドバンスドな外科手術」に関するプレゼンにはどこもあふれんばかりの聴衆が集まった。
僕のテーブルクリニックにも用意された椅子の三倍以上の人が集まってくれて大盛況だったが、圧巻だったのは菅井敏郎先生の会場。大きな会場が立ち見も難しいくらいぎっしりと埋まった。僕と同じような演題で、いずれも歯科用CTスキャンでの術前診断の重要性を説いたものだったが、僕は抜歯後3ヶ月くらいたった骨の状態にスポットを当てて、そのままインプラントが出来る場合と抜歯窩再掻爬し骨造成が必要な日常的な処置をプレゼンしたが、彼は診断後はサイナスリフトと上顎前歯部へのブロック骨移植の話で、パフォーマンスの派手さでは雲泥の差だった。
派手なインプラント関連が人気の一方で、下顎総義歯の吸着に関する演題で発表していたスマイル倶楽部の会員で山形県の佐藤勝史先生のテーブルクリニックもすごい人だかりで、地味な入れ歯作りにも多くの関心が寄せられていることに安堵した。また、勝史先生の真摯な臨床への取り組みに敬服した。

投稿者 takagi : 20:04 | コメント (0)

2007年03月05日

歯科医療が日本を変えるか?

先週に続けて、上京した。
3日と4日に、第41回のスマイル倶楽部のフォーラムがあったからだ。
今回は医師で参議院議員の桜井充先生を招いての講演会。
「歯科医療が日本を変える」というテーマでの講演。そして討論。
僕らの仕事で日本を変えられるかはわからないが、歯科医療の制度を“抜本的に”変えていかなければこの国のお口の健康(健口)は良くならないことは確かだ。

日本の健康保険制度は、ドイツのビスマルクが提唱したシステムをベースに作られた。
現在ビスマルク式の保険制度を採用している国は、日本とドイツとスイスだ。
いずれも高度な医療レベルを有しているが、数十年の経過と共に若干のほころびが見え始めている。
日本よりも国土も人口も圧倒的に小さなスイスが、意外にうまく保険制度を運用し、国民のために役立っていることを知っている人は少ない。スイスに注目すると、案外日本の医療の将来が明るくなるかもしれない。
そんな話を僕は桜井先生に話してみた。


桜井先生は、気さくで、熱くて、雄弁家だ。
頭の回転が速い。
話がおもしろかったので、2時間以上の講演の最中、寝ているものはひとりもいなかった。
質問や、意見の交換の際にも、スマイル倶楽部ならではの本音の話がたくさん出て、熱いディスカッションは懇親会にももつれ込んだ。
月曜日に予算委員会で長時間の質問に立つために準備で忙しい時間を割いて来てくれた桜井先生に感謝。

今日の昼休みに、NHKで国会中継を見た。
桜井先生は、土曜日とおんなじ口調で、おんなじ様に熱く、柳沢厚生大臣や安倍総理に食って掛かっていた。

民主党はあんまり好きじゃないけど、桜井議員を応援する。

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投稿者 takagi : 18:06 | コメント (0)

2007年03月01日

隆夫先生と元樹先生

医局員時代の先輩・隆夫先生と、後輩・元樹先生が診療室にやってきた。
彼らも本格的にインプラントを始めたいから、手術を見せてくれ、ということだった。

今日は午前中に下顎臼歯部に二本インプラントを植立し、初心者にとっては格好の見学症例だったのに、彼らが来たのは午後からだった。
二次オペの症例に続いて、上顎犬歯部への植立オペを見学してもらったが、骨幅もなく、審美エリアで、難症例だったので果たして彼らの役に立ったか・・・

隆夫先生は先輩で、医局員時代にはさまざまな小外科を教えてもらった。
元樹先生とは、外来で何症例か一緒に手術をやった。
今回も元樹先生にアシスタントをやってもらった。およそ20年ぶりに一緒に手術をやったが、そこは同門の仲。
とても治療がしやすかった。
おかげで、難症例もあっさり成功した。
インプラントの成功は、チームワークが大切だということを、改めて感じた日だった。

お土産にいただいた塩釜のケーキがおいしくて、つい食べ過ぎて胸焼けがおきた・・・

投稿者 takagi : 19:20 | コメント (0)

2007年02月26日

LIVEセミナー@日比谷

昨日、今年最初のセミナー講師。場所は日比谷、帝国ホテルタワー内の会議室で講義と実習。
そして、帝国ホテルと道を隔てた向かいにある「日比谷歯科・インプラントセンター」で、実際に患者さんへのインプラント植立の手術をおこなった。

さすがにインペリアルタワーはすごい。
守衛がいて、入っていくときに行き先を問われる。
行った先の会議室がこれまたすごい。静かできれいでとても落ち着いている。
かなりスノッブな雰囲気だ。

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受講者は、北海道、東北から来ていただいたドクターたち。
以前山形でやったときには、東京からの受講者が大半だったのに、東京で開催すると地方からの参加者が多いというのは、なんとも不思議だ。

少人数のセミナーなので、とてもアットホームな感じで楽しくできた。
手術の患者さんのTさんも、忙しい中はるばる東京まで来てくれて、勉強の教材になっていただき感謝だ。

受講された先生方が、それぞれの地方でそれぞれの患者さんたちに、正しくインプラントを広めてくれることを信じて、Tさんと一緒に「はやて」に乗って帰ってきた。
(僕は、仙台から高速バスで山形まで戻ったわけだが・・・)

投稿者 takagi : 11:02 | コメント (0)

2007年01月26日

山形臨床研究会新年会

山臨研も今年で22年目に入る。メンバーもだいぶ減って、だいぶ老けた。
今年の新年会は千歳公園内にある料亭「亀松閣」
格式高く、料理もおいしい。
ここに来るのは7年ぶり二度目。トイレもわからず、うろうろするばかり。
それに比べて常連のI先生やN先生は、慣れたもので勝手知ったる我が家のようだ。
部屋も庭も料理もすごいが、僕にはもっと酒が気楽に飲める店のほうが合っている。

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庄司先生は、一足先に帰宅。

投稿者 takagi : 22:56 | コメント (0)

2007年01月09日

十日町診療室開業

ようやく開業です。
引っ越したばかりで何をどこにしまったかを忘れ、器具や材料を探すのに手間取って一日が終わったときにはどっと疲れました。

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およそ三週間、休診をしていたせいで患者さんにはずいぶんご迷惑をかけました。
でもほとんどの方には理解していただき、また今日来院された患者さんからは皆さんから「きれいな診療室で治療されて、とても気分が良い」と言われてありがたかったです。

建築業者の方や、歯科医療機材の販売店やメーカーの方も顔を見せてくれて、とても安心できました。
また、開業祝の花をたくさんいただき、診療室に入りきらず、廊下にずらっと並べてみました。
まるでパチンコ屋の新装開店?
いやいや、胡蝶蘭など高級な花が多いのが高木歯科医院の特徴です!!

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投稿者 takagi : 22:15 | コメント (0)

2006年12月14日

新しい診療室

十日町の診療室、内装がほとんど完了した。
チークのフローリングに真っ白な壁。
ガラスのパーテーション。
まだ何も入っていないがら~んとした空間。
“クールな診療室”のイメージで作ったのだが、
なんとも寒そうな診療室だ。


でも・・・

熱い診療で、あったかい雰囲気の診療室にするつもりだ。

投稿者 takagi : 15:49 | コメント (0)

2006年12月10日

SPIベーシックコースin 大阪

今年最後の出張は、大阪。
大阪では7月にもやったSPIベーシックコースだ。
師走の忙しい時期でありながら、8名の先生が熱心に受講してくれた。

とかく、「年があけたら新しい気分で勉強しよう」という人が多く、それでいて初志貫徹できる人は多くない。
その点、今回出席してくれた先生たちは、ちょっと違う。
「来年こそは、インプラントを導入する!」という強い意志があり、それは受講する態度や質問にも表れた。
だから寒い日だったけど、僕も熱が入り、びっしょり汗をかいた。
上着の内ポケットに入れておいた帰りのJALの搭乗券が濡れてヨレヨレになっていて、チェックインのときにちょっと恥ずかしかった。
伊丹空港で好物の551の豚マンを買って機上の人となった。
大阪や名古屋など大都市の夜景がとてもきれいで、「もうすぐクリスマスだなぁ」と思いながら何故か涙が出てきた。
感傷的な、師走です。

投稿者 takagi : 22:24 | コメント (0)

2006年11月15日

山臨研スタッフミーティング

20以上続いている地元歯科医師の勉強会「山形臨床研究会」。
今日は年に一回のスタッフミーティングだった。

県の歯科医師会館の研修室のでっかいスクリーンいっぱいに映される、各医院のスタッフのプレゼンを見て、年々発表がうまくなってきたなと感じた。

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初参加のスタッフはおよそ50名の中で4名だけで、雰囲気も和んだ幹事でよかった。
高木歯科医院からは、DHの児玉さんが「インプラント治療における歯科衛生士の役割」と題して発表したが、本人かなり緊張したのか、発表前にしばし雲隠れしてしまったのには驚いた。
近頃では他の診療所でもインプラントのケースがちらほら出てきたせいで、古くからたくさんインプラント治療を行ってきた当医院への質問も多かったが、児玉さんは無難に切り抜けてくれた。


ミーティング終了後、浜崎、香澄町両方のスタッフ合同で駅前大通りの居酒屋「どん」にて懇親会。
歩く道すがら、建築工事中の新しい診療所をみんなで見学した。

投稿者 takagi : 23:25 | コメント (0)

2006年10月16日

国際歯科大会

13日から三日間、横浜のみなとみらいで開催されたクインテッセンス出版主催の「第5回日本国際歯科大会」に行ってきた。
クイント出版のの多くの専門書や雑誌でおなじみの、国内外の著名なドクターや技工士、歯科衛生士がたくさん集まって最新の歯科に関する講演をおこなった。
僕も雑誌クイントに定期的に書いているが、「書評コーナー」の担当なので声はかからない(笑)

あんまり講演が多く、しかも多数の会場で同時進行しているのものだから、ずいぶん興味のあるものを聞き逃した。

併催のデンタルショーも大規模で、三日間通ったがすべてを見ることはできなかった。
今度新しい診療室に入れるユニットを、微細にチェックしているうちにだいぶ時間が過ぎてしまった。
何よりも悔しいのは、叶姉妹の妹が来ていたということだが、見逃してしまった・・・。

顎咬合学会の初代会長でわが恩師でもある保母須弥也教授の学会葬も行われた。
国内外からの弔問客の長い列を見て、あらためて保母先生の偉大さを感じた。
杖をついて歩いていらっしゃった尊敬する筒井先生の姿を見て、少し泣きそうにもなった。
午前中に、神の域に達した感のある筒井節を聞いたばかりだったから、なおさらである。


歯科医のお祭りのような学会なので、新旧さまざまな人が集まってくる。
およそ20年前には聴講者が10名くらいしかいなかったのに、今では大講堂をいっぱいにしているドイツの天才インプラント歯科医アクセル・キルシュ先生にも再会できたし、10年前僕がオフィスを訪ねたときにはにはまだ米国内でもほとんど無名だったピーター・ウォーリ先生も、もはや世界的権威の一人になった。

投稿者 takagi : 16:56 | コメント (0)

2006年08月31日

巨星逝く

我が師のひとり、敬愛する保母須弥也先生が亡くなった。
僕が歯科医を志したとき(33年前の話だが)、亡父が「これからの時代は、保母先生のようなドクターにならなくてはいけない」と言った言葉を今でも忘れない。

投稿者 takagi : 10:25 | コメント (0)

2006年08月27日

SPIベーシックコース

恋人に会いにだけ札幌に来たわけではない。
6月に札幌で講演をして、興味を持ってくれたドクターが集まったので、SPIのベーシックセミナーを開催したのだ。

投稿者 takagi : 23:59 | コメント (0)

2006年07月18日

後藤歯科商店の社長来訪

突然の来訪である。
久しぶりの来訪である。
業界の重鎮である後藤社長は、ぜんぜん変わらない。
お腹が出てきたのは、お互い様だ(笑)

投稿者 takagi : 21:01 | コメント (0)

2006年07月15日

モリタ社員研修

僕の講演対象は、歯科医師や歯科学生に限らず、時には歯科商店や商社の社員であることもある。
昨日は、わが国のトップ歯科商社である株式会社モリタのインプラント関連事業の東日本担当者に話をしてきた。

金曜日、午前の診療を済ませて1時の新幹線に飛び乗る。
エスパルで買った九十九鶏弁当を昼食として摂る。
上京する際の僕の駅弁は、九十九鶏弁当か米沢の牛肉どまんなか弁当。

投稿者 takagi : 20:48 | コメント (0)

2006年06月10日

日本顎咬合学会

6月恒例の、日本一大きな開業歯科医の学会である顎咬合学会。
高木歯科医院からは、僕と坂本先生と菅井さんの三人が参加。

今年は4000名を越える登録者数で、過去24年の歴史の中で最高の盛り上がりとなった。

朝一番の、渡辺淳一の講演を聞きたくて、早起きして新幹線に飛び乗った。
ベストセラー作家の講演は、話し手が慣れているから聞きやすい。
「さまざまな才能」と題しての話だったが、「鈍感力」のすばらしさを語ったものだった。
艶っぽい話をもっと聞きたかったというのが本音だが、ようやくノッてきたなという時に時間切れ。

投稿者 takagi : 20:42 | コメント (0)

2006年05月10日

寝たきり老ユニット

開業以来使い続けているシーメンスのユニットが、今日は少々機嫌が悪い。
患者さんの治療が済んで、ユニットの背板を起こそうとしたが、うんともすんとも言わない。

寝たきりのまんま。患者さんには、そっと起きていただいたが、その後でユニットにカツを入れたが、スムーズではない。
背板に手を添えながら起こしてやると、何とか起き上がる。
歳をとって、腹筋が弱ったか・・・

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メーカーに電話をして修理を依頼。
夕方になって仙台から担当者が来てくれた。
いろいろやってみたが、やっぱり腹筋が弱っている。
結局、ギヤの交換が必要だと言うことで、修理は明日に持ち越しに。

たまたま明日の午前中は小学校の歯科検診なので、診療に支障はないと思うが、二台しかないユニットの一台が壊れると、いきなり診療がパニクってしまう。

もう18年も使っているのだから、そろそろ買い換えろと多くの人は言う。
でも、このユニットは僕の体の一部になっているような感じで、どんなにすごいメーカーの新品のユニットであっても、このシーメンスのシロナにかなうものはない。

最愛のこのユニットには、なんとか復帰してもらいたいと思っている。

投稿者 takagi : 20:34 | コメント (0)

2006年03月30日

デンタルCTとシミュレーションソフト

最近僕の歯科的興味は、デンタル用のCTだ。これまでは見た事のない角度から歯や顎骨が見える。
治療前のプランニングに大いに役立つのは確かだが、治療後の“アラ”もはっきり見えてしまうから大変だ。

CT画像をさらに解析して、インプラントのためのシミュレーションができるソフトもいくつか登場した。

僕が2年前から採用しているシミュレーションソフトは、韓国製の10DRというものだ。
CT撮影を他の病院に依頼しなければならないので、実際には頻繁に使っているというわけではないが、実際の治療前にヴァーチャルで手術ができるという優れものだ。

ソフトを提供してくれている会社の関連で、和田精密歯研の栗村さんと、山口さんが訪ねてきてくれた。
いままで使っていなかった機能も説明してもらい、このソフトを頻繁に使うことでインプラントの手術はより確実に、そして安全にできる事を改めて認識した。

日常的にCTが撮影できる環境を整えるためには自医院で持つ事だが、お金がかかる。
器械だけで¥30000000(さ、さんじぇんまんえん!)もする。それにこれを入れるためのレントゲン室も別に作らなくっちゃいけないから、診療室の改装も・・・
栗村、山口両氏と「工」で酒を飲みながらクラクラした。
だから、佐藤寿人がエクアドル戦でゴールを決めた事など、記憶にない。

投稿者 takagi : 23:00 | コメント (0)

2006年02月01日

歯ブラシのISO(国際規格)制定

昨年、歯ブラシの品質に関する国際規格(ISO)が制定されたそうだ。
ISO歯科専門委員会(TC106)の多くのISO規格のほとんどが欧米主導で制定されているが、この歯ブラシの品質規格に関しては初めて日本主導で行われたという。

制定された規格は、05年8月15日に発行されたISO22254(歯ブラシの毛の硬さの測定法)と、9月15日に発行されたISO20126(歯ブラシの品質基準とその試験法=①毛止め強度②柄の耐久力③歯磨剤との関係)の二件。
ISOしか専門委員会のオーラルケア用品分科委員会(SC7)議長である日歯大新潟の小倉秀夫教授のグループと全日本ブラシ工業協同組合とが協力して10年かけて原案を作成した。(日歯広報06.1.25号)

少し前までは、アメリカのスーパーなどで市販されている歯ブラシが、「歯科医院専用」として高い値段で売られていた。最近では、国産でもとても使い勝手の良い歯ブラシがたくさん出てきて、むしろmade in Japanの歯ブラシを海外に輸出すべきだと考えていたところに、こんなニュースが。
日本人の口腔衛生の意識向上が、こんなところでのレベル向上につながったものと思われて、なんとなく嬉しい。

ただし、歯磨剤に関しては、欧米の先進的なものと比較するとまだまだ差がある。
含まれているフッ素やクロルヘキシジンの濃度や、他の微量な薬品が厚生労働省の石頭によって認可されない為だ。

投稿者 takagi : 09:36 | コメント (0)

2006年01月31日

Dr.坂本 浜崎診療室に現る

4月から当医院に勤務予定の、現在東京医科歯科大口腔外科の坂本先生が浜崎診療室に来訪。
スタッフたちとの初対面。頑張ってやってね!

モンテの選手たちは静岡にキャンプイン。
近頃はあんまり活きのいい若者と話す機会が少なかったが、東京から一時帰省した坂本先生がやってきた。

浜崎診療室は、今回が初めて。
しばらく山形を離れていたから、「東京インテリア」の存在を知らない。
角のサンクスまで来て、場所がわからないと受付に電話。
それから15分経ってもまだ来ない。
サンクスからなら、歩いても1分とはかからないはずなのに・・・
どこのサンクスから電話をかけたのかな?とみんなで話しているうちにやってきた。

スーツ姿の若きドクターの登場に、当医院の女性スタッフの顔が急に明るくなった。
古株の荒井先生と僕は、もともと頭部が明るい?

投稿者 takagi : 20:33 | コメント (0)

2005年12月10日

義弟の治療

歯が痛いと、福島から義弟が治療にやってきた。
雪の中、新幹線に乗って・・・

内科医をしている彼は、しばらく前から左下の第二大臼歯が痛かったそうだ。
抗生物質と鎮痛剤でだましていたが、内科的疾患と異なり歯の痛みは原因が除去されない限り自然に治癒する事はない。

彼に限らず医者はけっこう弱虫だ。
歯の治療が怖くて、なかなか歯医者にいけない。
近所の歯医者では体裁が悪いのと、あんまり信用できる歯医者がいないんだと言うことではるばる山形まで来たと言うわけだ。

エックス線写真を撮ると、根っこにひび割れがあって、周囲の骨が炎症のために吸収し始めている。
本人の自己管理のまずさ、受診の遅れ、最初に治療したときの雑な処理などが原因。
いずれ抜歯はやむを得ないだろうが、とりあえず鎮静させて歯の延命を図る。

治療後、自宅で我が家の愛犬ペリオとしばらく戯れていた。
年末年始の多忙な時期だが、福島から何度か通えるかと尋ねたら、「ペリオと遊びたいからくるよ」だって。

人が生きていくにあたって、ペリオの存在は重要である。

投稿者 takagi : 20:19 | コメント (0)

2005年12月04日

講演@仙台

何年ぶりかで、仙台での講演。午後1時から始まるので、
朝ゆっくり起きて、バスに乗って出かけた。近いのは、いいね。

仙台までなら普段は車で出かけるのだが、雪も降っているからバスで出かけた。
高速バスは15分毎に出ているし、たった1時間で仙台駅まで着くので便利だ。

i-Pod でエリッククラプトンを聴きながら、今日話すことを考えていたが、いつのまにか今日何を食べようか、という思考の方が勝ってしまった。
仙台駅で落ち合ったアスパック社の岡部氏と、地下鉄で泉中央駅へ。
仙台スタジアムのあるところだ。(通い慣れている!)

バスの中で思考してきた「牛タン定食」を岡部氏と食べる。
BSEの問題以来、仙台の牛タンで感動は得られなくなってしまった。

モリタ東北支店は駅からすぐ。
準備をしているところへ、今日の受講者がひとり、ふたりと入ってくる。
みたことのある人が多い。
しだいに見覚えのある人が増え、ついには知人、友人だらけになる。
「いやぁ~、きのうベガルタは残念だったなぁ~」と、顔を見るなりサッカーの話になるのはスマイル倶楽部のメンバーでもあり以前、高木歯科医院を手伝ってくれたこともあるタナケンこと田中謙一先生。
医局時代の先輩、後輩と、「聞いてないぞ!」というくらい参加者は身近な人が多かった。
司会者が講師の紹介をする必要もないくらいな状況だった。

やりにくいか・・・・といえば、決してそうでもなかった。
昔一緒に国分町や二日町界隈を徘徊していた先生も数名混じっていたこともあって、逆に気楽に出来た。
なにより、言葉に不自由がなくていい。
いつも標準語に訳せなくて戸惑ってしまう「たごまる」という表現も、すんなりみんなに伝わるのがいい。

講演を終えて仙台駅前に戻り、世界一小籠包が美味いと言われている「鼎泰豊」仙台店で台湾料理と甕だし紹興酒を飲んだ。
最高の気分で帰りのバスに。

珍しく楽しく講演の出張を終えた。

投稿者 takagi : 22:52 | コメント (0)

2005年11月27日

SPIベーシックコース@東京

SPIベーシックセミナーのために上京。ベーシックコースの講師をやるのはあんまり好きじゃない。
しかし、今回は浜崎の土田先生への御礼の意味もあって、気合を入れた。

夏以降、体調を崩したカミさんの代わりに浜崎の診療所を手伝ってくれている土田先生が、インプラントに興味があるというので、スマイル倶楽部のフォーラムにオブザーバーでの参加や、香澄町で手術のアシスタントにつくことで勉強してもらったが、やはりトータルで概要、基本を知ってもらうには、ベーシックセミナーを受けてもらうことだろうと考え、今回のセミナーに招待した。
そして、もしかしたら来春から代診に来てくれるかもしれないS先生と、今朝電話で話すことができたので、彼にも上野まで足を運んでもらって聴講してもらった。
受講者は、土田先生、S先生も含めて14名。
以前僕の講演を聴いて参加してくれたドクターも2名いて、ありがたい。
ふつう、東京でのセミナーや講演会などの受講者はクールなドクターが多くて、僕もさらりとやっちゃう方なんだけど、そんなことで今回は少し気合が入った。
でも、気合が入ると説明がくどくなり、時間が足りなくなってしまうのもいつものことで、終わってみると汗びっしょりの割には自分では満足できずに帰路につくのだった。
今日初めてS先生に会ったが、歯科に意欲を燃やすなかなかの好青年。
12月に改めて山形で会うことになったが、僕のパートナーとなってくれるだろうか・・・

投稿者 takagi : 23:40 | コメント (0)

2005年10月16日

盛岡での講演

歯材ディーラーの㈱ウチヤマさんの主催で「インプラント講演会」が盛岡であり、講師として呼ばれた。
久しぶりの盛岡。冷麺を食べることを楽しみに出かけた。

昨日の土曜日は、雨の中を15kmほど泥まみれになりながら久しぶりに自転車に乗り、午後からはモンテVS横浜FCの消化不良な2-2のドローゲームを観戦し、夕方からはロッテVSソフトバンクのプレーオフをテレビ観戦しながら、9回裏に4-0から同点に追いつかれたロッテの抑え切り札小林投手の生気のないドロン目をみて、なんとなくもやもやした淀んだ一日だった。

アスパック社の岡部氏と共に、仙台から新幹線で盛岡へ。
天気が良い。
車窓から見える田園風景を眺めながら、あぁ、自転車に乗りてぇー!と身もだえする。
盛岡の駅ビルの中の「三千里」という店で冷麺とカルビ焼きを食べる。
辛味が少ないけど、奥深い味わいのあるスープがよかった。

開場の自治会館。きれいな会場で、同じ日に他の部屋で歯科関係の講演会・講習会が二つ行われていた。
歯医者が勉強熱心なのか、こうでもしないとなかなか歯科の材料が売れないご時世なのか・・・

講演開始の1時ごろは、ほぼ快晴。
開場の窓から外の景色を眺めて、「自転車に乗りてぇー!」とまたもや身もだえする。
こんなに天気の良い日曜の午後なのに、たくさんのドクターが聞きに来てくれた。
いつもどおり、緊張しながら喋り始めたが、同じ東北。
訛っていても全然抵抗なく話せるので、しだいに調子よくなってきた。
熱心な受講者のおかげだ。

インプレッションコーピングの面取りの説明をしている時に突然、面取り→めんどり→雌鳥(メンドリ)→雄鶏(オンドリ)→コケコッコー!という連想が勝手に頭の中で暴走して、ひとりで笑い出してしまった。

帰り、仙台で岡部氏と別れ、僕は仙台駅の牛たん横丁で「牛タン定食¥1500」を食べる。
BSE問題で牛たんの確保が困難なのか、量も少ないし硬かった。
30年前に食べたときのアノ感動は、残念ながら微塵もなかった。
なんとなく今日は肉食の一日。
やや凶暴な気分で、満席の山形行きの高速バスで帰ってきた。


投稿者 takagi : 20:09 | コメント (0)

2005年09月27日

ミュンヘンに行ってきた

9月21日~26日まで休診して、ミュンヘンでのEAO学会に行ってきた。
ミュンヘンはオクトーバ・フェスタ(ビール祭り)の時期で、とても混雑していた。

投稿者 takagi : 15:03 | コメント (0)

2005年09月04日

東北デンタルショーとみちのくダービー

「夢メッセみやぎ」で、恒例の東北デンタルショー。午後から仙台に出かけた。
でも目的は、その後の仙台スタジアムでのベガルタvsモンテのみちのくダービーマッチ。

デンタルショーでは、スマイル倶楽部の秋田・青森軍団と遭遇。
田中先生のスタッフご一行様とも久しぶりのご対面でした。秋田美人が広い会場の中でも一段と目立っていました。
デンタルショーではいろんな人と挨拶ばかりで、あまりじっくり製品を見ることができませんでしたが、数年前から気になっていたカルテの整理について、今回初めて詳しい説明を聞いて深く興味を持ちました。

4時の終了までデンタルショーを見てまわり、その後すべてをカーナビに頼って八乙女へ。
某歯科企業の駐車場を借りていたので、そこに車を止めて歩いて仙台スタジアムへ。
今回のチケットは、仙台サポの刀根先生のシーズンチケットなのでバックスタンド。
だから入り口は八乙女からすぐでした。
スタジアムで刀根先生と合流。バックスタンド中央の、サッカーを観戦するには最高の場所ですが、周りはすべて山吹色のコアなベガルタサポばっかり。その中には、なんと医局の先輩松田先生も!
かなり身の危険を感じながら、静かに握りこぶしを作ってモンテを応援しました。
たぶん人生で最も静かにサッカーを観戦したのではないかと思います(笑)
パスもうまくつながり、モンテは優勢に試合を進めましたが、相変わらず決定力がなく結果はスコアレスドロー。
刀根先生と握手で別れて、小雨の山形道をゆっくり安全運転で帰ってきました。

投稿者 takagi : 22:33 | コメント (0)

2005年08月07日

講演@横浜

桜木町から山手の方へ上がったところにある教育会館で、「インプラント“超”入門」の講演を行った。
和田精密歯研が主催している、ドクター向けの6時間講演だ。

蝉の声がすごい。
夏真っ盛りだ。
そんな日曜日に、僕の講演を効きに来てくれたドクターたちにまず感謝したい。
そして、開場のセッティングや受講者の接待など、本来の業務とは関係ないところで汗をかいてくれた和田精密歯研のスタッフに感謝。
横浜近郊からの受講者ばかりかと思っていたら、埼玉や福島から来てくれた先生もいる。
若いドクターが多いが、明らかに僕よりも先輩のドクターもいる。
すでに何度か僕の話を聴いてくれたことのある先生の顔もちらほらあった。
にもかかわらず、同じギャグに再び笑ってくれてありがたい。

昨日のモンテの勝利と中華のご馳走で、全身満足状態の僕は、ちょっとくどいくらい楽しく講演することができた。
でもとかく自分が絶好調(舌口調?)なときほど、聴いている人たちはつまらない事があるので要注意だ。
新幹線では、缶チュウ杯と缶ビールを飲みながら、「ジロ・デ・イタリア」のサイクルレースのDVDを観て、自転車に乗っている気分で帰ってきた。

投稿者 takagi : 23:42 | コメント (0)

2005年07月15日

東北大学講義その2

先週に引き続き、大学の講義。
今日は8時50分からの1時間目の講義なので、早起きして犬の散歩を終えて、7時半前に家を出た。

安全第一の運転で、高速道路を一路仙台へ。
平日の朝とあって、山形→仙台への通勤の為にけっこう交通量が多い。

第二口腔外科は伝統的に出席を取らないか、取るにしても講義の最後に行う。
だから、1時間目の講義は、学生が少ないのが常だ。
約60名のクラスで、半分くらいはきていただろうか。
かなり良いほうである。
僕のインプラントの講義は、時に試験に出るわけでもないので学生は余り真剣に聞く様子がないのだが、いつも僕は「彼らを惹きつけるような講義」を心がけて、中身は大したことがなくともシナリオを作って練りに練り上げ、90分で一気にそれを吐き出すことにしている。
学生を観客に仕立てた、一人芝居を演じている気だ。
以前はジョークをふんだんに織り込んでいたが、時代が変わってあまりウケが良くないことを数年前から感じていた。
学生とは親子の年齢差になっているのだ。しょうがない。
今は、患者との関わりのさまざまなエピソードを語りながら講義を進めるようにしている。
学生は、ほとんど無機質な講義を聴いているので、患者との間の生々しい出来事は面白がって聞いてくれる。
町医者としての務めだと思っている。
講義の最後に学生から毎度拍手をいただくことで、仕事の合間に準備した苦労が報われる。
でも、最近の学生はあんまり質問してこないのが残念だ。

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投稿者 takagi : 17:13 | コメント (0)

2005年07月05日

インプラントの講義

講義のために、久しぶりに大学に行く。
東北大学歯学部の非常勤講師をしているので、年に数回インプラントの講義を受け持っている。

振り返ってみると、インプラントの講義をするようになって、今年で20年になる。
当時、まだインプラントはあまり認知されておらず、歯科治療の中では日陰者扱いをされていた。

先代の教授である手島先生から「学生が卒後、インプラントについてまっとうな判断ができるように講義して来い」と言われて、全国でもまだ珍しい“インプラント治療学”の講義を受け持った。
口腔外科の講義のごく一部としての扱いだったが、2コマ180分も時間をいただいた。
ところが、講義に出席する学生は数名。
頬擦りをしてあげたくなるくらい、嬉しかった。
もっとも、出席している学生でまともに聴いてくれたのは2、3名で、あとは別の科目のレポートを書いているとか、間違って登校しちゃったという学生ばかりだった。

いまではインプラントは歯科界において重要なポジションを占めている。
国内の多くの歯科大学、歯学部の附属病院でも「インプラント診療科」が開設されている。
にもかかわらず東北大ではいまだ診療科、講座はない。
僕の努力が足りないのか・・・
大学や社会にアピールするほど、政治に興味はありません。

投稿者 takagi : 20:57 | コメント (0)

2005年06月12日

顎咬合学会2日目、そして・・・

顎咬合学会の二日目午前中は、白鳥先生と展示会場で時間を潰した。
さまざまな歯科業者の展示ブースの他に、ポスター発表とテーブルクリニックがこの会場で行われている。

午前中は、スマイル倶楽部の滝澤先生のポスター発表を応援した。(側で見ていただけだが)
彼の隣のポスターが衛生士さんの発表で、たくさんの若い女性が取り囲んでくれたもんだから、滝澤先生がやたらモテているように思えた。
滝澤先生も、いつもよりちょっと渋めに(気取って)喋っているのを、僕は見逃さなかった。

テーブルクリニックでは、北九州の下川先生のテーブルが群を抜いてたくさんの聴衆を集めていた。
両隣のテーブルが、気の毒なくらいの盛況さ。
僕のテーブルには、果たして人が集まるのだろうか・・・などとちょっと気にしながら、会場に展示してあるポルシェやレクサスなどの“超”高級車に乗ったり、コンパニオンのオネーサンと談笑したりしているうちに昼飯時になった。

アスパックコーポレーションの嵯峨常務と岡部さん、そして白鳥先生と4人で有楽町のイタメシ屋でランチをいただく。
さすが東京、さすが有楽町。完璧ミラノの雰囲気のシャレた店でのランチは気分が良い。
ワインかビールも欲しいところだったが、午後に発表を控えているために自粛した。

さて、1時半からの僕のテーブルクリニック。
SPIというインプラントシステムの紹介である。
準備の段階から、用意してある12脚の椅子に着席者が・・・
その回りにも2重の人だかりが・・・
おぉっー、けっこう人気があるではないか。
インプラント植立のデモに際してエンジンの調子が悪くて、急いで展示ブースから別のコントラをもってきたことを除けば、準備したプレゼンは概ね好評だったようで、スポンサーのモリタの重鎮も、後方から安堵の表情で何度もうなずいてくれていた。

発表を終えて、すぐに荷物をまとめて東京駅にダッシュ!
東海道新幹線に飛び乗って、新横浜駅へ。
コインロッカーに荷物をあずけ、行くは日産スタジアム。
そうです、マリノスvsFCバルセロナ。
いつもはトリコロールカラーのマリノスサポーターが圧倒的に多いスタジアムへの坂道も、今日はバルサのレプユニのファンが大勢いる。
むしろトリコロールよりも、青-エンジの方が多いようなかがする。

メイン入り口付近でディッキーと落ち合い、ふたりで観戦。
大島が取ってくれた席は、貴賓席直前真正面の最高の席。
席に着いたときにはすでにマリノスが1点取っていて、スタジアムはすごい盛り上がりだった。

バルサの選手の無駄のない動き、パスを、ディッキーの解説付で観戦する贅沢に加え、そのバルサと真っ向勝負している大島秀夫の勇姿を目の当たりにして、僕は興奮しっ放し。
そして大島がゴールを決めた時には、ぶっ飛んだ!

ゲーム終了後、大島が交換したバルサのユニフォームを着ているのを確認して、スタジアムを後にした。
久しぶりに会ったディッキーも元気そうだったし、大島は偉大になりつつあるし、すごく満足。
今日の午後、学会でプレゼンしたことなどどこか遠くのことのように思いながら、山形新幹線のシートに沈んだ。

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投稿者 takagi : 22:11 | コメント (0)

2005年06月11日

顎咬合学会初日

年に一回の開業医のお祭りと言っても良い「顎咬合学会」が、有楽町の東京フォーラムで行われている。
今年で23回目だが、僕は第3回目から参加している。
以前は小さな学会だったが、いまでは3000名も集まる国内有数の学会に成長した。

僕は、この学会の認定医で、しかも指導医になっている。
あまり真面目な会員でもないし、ましてや熱心な指導者でもないが、この学会にだけは毎年楽しく参加している。

今回も、初日午前中の特別講演を聴きたくて、昨晩から東京入り。
開場前から、東京フォーラムのガラス張りの建物の中をうろうろしながら、開始の時間を待つ。

開会式では、創設当時から尽力された佐藤文吾先生の満100歳のお祝いがされた。
紋付袴姿で登壇され「人生気合だよ!」と明るく述べられた佐藤先生を拝見し、50歳になった僕は「まだ彼の半分しか生きていない。これからもっと気合を入れて生きてゆこう!」と思った。

トヨタの副社長による「トヨタの世界戦力」の講演から始まって、中身の濃い講演、研究発表が目白押しだったが、僕にとって何より楽しいのは懐かしいドクターたちに会えることだ。

白鳥先生と、銀座のエスカイヤクラブで晩餐。
途中から滝澤先生合流。
バースデーディナーチケットを利用して、安く銀座の夜を楽しんだ。

投稿者 takagi : 23:58 | コメント (0)

2005年05月30日

春の歯科検診

校医をしている、滝山小学校の春の歯科検診。
今年は低学年を担当した。

浜崎診療室から、荒井先生と新人衛生士の渡辺さん、香澄町からは僕と衛生士の児玉さんがペアになって検診に出かけた。
低学年ということもあって、ピカピカの1年生から。
どのクラスも、先生の言いつけを良く守ってとてもお利巧さんに大きな口を開けて見せてくれた。

なんとなく隣の荒井組の検診のペースが気になり、間髪入れずに次々に診ていく。
声は嗄れ、腕は上がらなくなるが、一切休憩を入れずにいっきに診ていく。

おかげで余裕で給食前には検診終了。
校長室で、お茶をご馳走になりながら「全体的に虫歯は激減している」ことを話して帰って来た。

投稿者 takagi : 15:54 | コメント (0)

2005年05月29日

研修指導医講習会

平成18年度から、歯科医師の卒後研修制度が法制化される。
研修医を受け入れる為の指導医の講習会が、昨日と今日の二日間、泊り込みで行われた。

正直、あまり状況を把握しないで、よく分からないままの参加だった。
結論を言えば、すごーく疲れたけれど何か有意義な二日間でもあった。

投稿者 takagi : 20:21 | コメント (0)

2005年05月25日

防火訓練

香澄町診療室は、雑居ビルの4階にあるので防火訓練が義務付けられている。
ビルのオーナーは山形交通。きちんと義務を果たすべく、防火訓練が行われた。
しかしここで開業して17年になるが、今回が初めてのこと。

近かごろは物騒な世の中で、放火などでビル火災が頻発している。
消防署も厳しく指導しているせいか、高木歯科医院の入っている古いビルも今年に入ってから防火体制が整備されてきた。
防火扉や火災報知器などの交換工事も大掛かりに行われた。
消火器のリニューアルなどもあってけっこう出費がかさみ、財布の中は火の車だ。

防火体制のしめくくりでの、防火訓練。
ビル内に「自衛消防隊」が結成されて、光栄にも僕が隊長に任命された(あんまり嬉しくないんだけど)。

午後1時。地下のライブハウスから出火とのこと。
ビル内の非常ベルが鳴る。
技工士の菅井さんが、1階にある出火場所確認盤で確認して、息を切らしながら非常階段を駆け上がって「隊長!地下から火災発生です!!」と僕に報告。
すかさず受付の水戸部嬢に「すぐに119番に連絡を!」と指示した後、避難誘導係りの児玉さんに(実際にはいないんだけど)「患者さんを誘導して!」と叫ぶ。
その後山交不動産部に僕が電話連絡。
鈴木さんには、防火扉が閉まっていることを確認して、直ちに避難するように!
テキパキと隊長は指示を出し避難体制に入ったが、まだ受付は119番と電話をしている。
「おい!逃げ遅れるぞ!!」と言おうと思ったが、会話の相手(消防署の職員)と真剣に話をしている。
(口説かれてるのかな?)
ようやく電話が切れて、ビル北側の駐車場に避難。
その間5分。
すべて台本通りにできました(パチパチ)。

どうしても笑いが出てしまう避難訓練だったが、案の定立ち会っている消防署の人に「もっと真剣に!」という総評をもらった。
水消火器を使った消火器の使用法の実践などもおこない、初めての防火訓練は無事終了。
「半年に1回の訓練が義務付けられていますから」という説明に唖然としながらも、火事を出さないように日ごろから気をつけることと、もしもの時を想定したシミュレーションをしっかりしていくことの重要性を改めて考えさせられた。

投稿者 takagi : 18:00 | コメント (0)

2005年05月14日

SPIベーシックコース@東京

墓参りをしたおかげでしょうか、今回のセミナーはうまくいきました。
あんまり、セミナーの講師をやるのは好きじゃないのですが・・・


父親の誕生日が5月10日、母親が16日ということで、その中間である昨日、両親の墓参りに行ってきました。
最近墓参りに来るときはたいてい雨降りなのですが、ひさしぶりに晴れ。
奥多摩の霊園はつつじが満開で、とてもきれいでした。

ゴールデンウイークの休みを利用して、新しいスライドもたくさん取り込み、比較的新鮮な気持ちでSPIのセミナーをおこないました。
とりあえず、今年約束していた初心者向けのベーシックコースは今日が最後なので、少し気合を入れたこともあって、うまくいったのではないでしょうか?
あいかわらず受講される先生方は熱心です。
初めてお会いするドクターですが、皆さんと和やかに勉強できたことが僕にとって大きな財産になります。

SPIは、本当に良いインプラントシステムだと思います。
だから、その良さを多くのドクターに知ってもらい、それを正しく患者さんに施してくれるように願ってセミナーの講師を務めさせてもらっています。
本当は、(セールストークが苦手なので)業者主催のセミナーの講師はあまりやりたくないのですが・・・

投稿者 takagi : 10:45 | コメント (0)

2005年05月01日

第35回スマイル倶楽部フォーラム

昨日と、今日、僕が主宰している勉強会「スマイル倶楽部」の本年度1回目、通算35回目のインプラントフォーラムが東京であった。

スマイル倶楽部のフォーラムは、いつも楽しい。
今年は10周年にあたる。なので、大物講師を招いてのかなり充実したプログラムを組んでいる。
そのトップバッターとして、今回は新潟で開業している榎本紘昭先生にプレゼンをしていただいた。

僕がインプラントの勉強をし始めたころ、まだインプラントに関する書籍はほとんどなかった。
翻訳書が数冊入手できただけだった。
そんな折に、永末書店から、日本人の開業医が書いたインプラントの本が出版され、さっそくそれを購入してむさぼるように読んだ。
僕の座右の書として、いつも本棚の比較的手前の方に並んでいた。
1980年代前半のことである。

その本の著者が榎本先生であることをしっかり認識したのは、それから15年以上経ってからのことだった。
ある学会で、小柄でちょっとやくざっぽい(失礼!)年配のドクターが、ものすごくきれいな症例を発表していた。講演の内容は実に謙虚で、ハッタリがなく、聞いていてとても納得させられることばかりだった。
それが榎本先生で、あの本の著者だったんだと思ったときに、僕は懐かしい恋人に出会ったときのようなときめきを覚えた。
しかし、特別な面識もなく、誰も紹介してくれる人もいなかったので、そのときはそれでおしまい。

数年後、京セラのコロキウムやフランスのStrasburgでの学会で続けてお会いする機会があり、業者の方の紹介などもあって言葉を交わすようになった。
親交が深くなったのは2003年に、新しいインプラントシステムを日本に導入する為に一緒にスイスに出かけたことがきっかけかもしれない。
共に研修や、説明を受け、そして共にワイナリーを訪問したりして、さまざまなディスカッションができた。
新しいそのインプラントへの期待や不満も比較的榎本先生と共感する部分が多く、かなり心が開けた。

そして、念願かなってスマイル倶楽部に講師として招くことができた。
僕が始めて彼の本を読んだとき、初めて彼の講演を聞いたときと同じような感動を、倶楽部のメンバーたちも感じたに違いない。

とても良い、フォーラムだった。

上野のアメ横で、格安の「柿ピー」を一袋土産に買って新幹線に乗った。

投稿者 takagi : 23:57 | コメント (0)