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2017年08月24日

Vancouver遠征 その4 ご当地うまいもん

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バンクーバーは海辺の町。サンフランシスコやシアトルのように海鮮料理がうまいはず。
ただ、昨年判明したエビ・カニアレルギーの為に、ロブスターやダンジネスクラブなど食べることができないという悲しさ。
久しぶりに夫婦での旅行なので、洒落たレストランでいい雰囲気で食事してみようと思ったわけですが・・・

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着いた日の夜、トリップアドバイザーで、ナンバーワンに紹介されているBAUHAUSを予約なしで訪ねたが、やっぱり予約なしではダメ。熊ちゃんと合流する二日後の午後8時にピンポイントで予約を取って再来訪。
店の場所は、観光客が多いギャスタウンの1ブロック隣。しかしほとんど日本人は来ない。なぜなら、日本のガイドブックや現地の日本人ガイドは、「このブロックから先は治安が悪いから行っちゃダメ」としているからだ。
確かに初日に店を訪ねて予約した後、今夜はどこで食べようか?とさまよったら、たくさんのホームレスに加え、シャブ中などの目の座った怪しい人たちがたむろしていた。でも僕は、こういうところを横目で通りすぎるのが好き。

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BAUHAUSでは、tastingというコースメニューをいただいた。美味しいし、盛付けも凝っていて「artisticだ!」とウェイターのデイヴィッドに言ったら、「ここのテーマはARTだ」と、店のでっかいタペストリーを指差した。なるほど納得。しかし、盛付けの皿にスペースが空き過ぎているような気がして、「このスペースにわさびをのせると、見た目も味も最高になる!」と、デイヴィッドにシェフに伝えるように言ったが、伝えたかどうか・・・。

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熊ちゃん夫婦と合流した嬉しさ、安堵感からついワインを飲みすぎ、途中デイヴィッドがカナダ産の日本酒を勧めるものだからついそれも飲んで(甘くてあまり旨くない)、けっこう酔っ払った。食事代もけっこうな値段だった(苦笑)。
トリップアドバイザーには日本人のコメントがまったく載っていなかったので、そのうち書いてみよう。


カミさんと二人で、海外の(そこそこ)高級レストランでディナーなんてほんと久しぶりで、少々照れる。
トリップアドバイザーを参考にすることも多いけど、BAUHAUS以外は行き当たりばったり。
今回行った店はどこも「当たり!」だったね。

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ギャスタウンのLAMPLIGHTER。大盛りサラダと、Tacosと、リブビーフを角煮まんじゅうの皮で包んだようなもの。どれもうまかったけど、Tacosがいい味でてました。

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コンベンションセンターと同じ建物にあるCactus Club Cafe。ここ以外にもバンクーバー市内に数店舗あるようだが、どこもいつも混んでいた。予約を取らない店で、僕らは30分くらい待って入店できた。
カジュアルな店で、明るい。注文した料理がいちどに全部運ばれてきて、ちょっと慌てた。サラダにどっさりアボカドがのっていて、持参したわさび醤油で食ったら最高にうまかった。

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グランビル・アイランド。パブリックマーケットでは、八百屋や肉屋、魚屋などが集まっている庶民のための市場。でも要はスーパーマーケットだな。こういうところを見て歩くのは楽しい。ここで買ったものを持っていくと料理してくれるレストランも近所にあるらしいが、そういうめんどくさい店には行かずに、海鮮がうまそうな店を探す。

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島の入り口にあるVancouver Fish Companyという店に入る。生牡蠣があるというので注文すると、west coast産とeast coast産があるがどっちにするか?と訊かれた。違いがあるのか?と尋ねたらwest産は小さいが甘みがある。east産は大きい、とのこと。ここは西海岸だし、westを注文。出てきたのを見ると「ちっさーい!!」。いつも山形で食っている「庄内産岩牡蠣」をイメージしていたのだが、冬場の松島の牡蠣よりもずっと小さい。一口でペロリなので、次にeast産を追加注文してみた。出てきた牡蠣は、west産とlooks same!と思わず声が出た。east産、全然大きくないじゃないか。ウェイトレス曰く、東海岸の方が殻がデカイと。 なに〜? !

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カミさんは、サーモンと白身魚とイカの三点盛り。僕はサーモンをいただいた。持参した醤油を数滴垂らしたら、ミシュラン⭐️並みに美味しくなった(笑)

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バンクーバー最後の晩餐は、熊ちゃんが予約してくれた。ホテルの近所のレストランが良かったが、土曜の晩でなかなか予約が取れず、タクシーで15分くらいのところにある「west」という小洒落たレストラン。

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僕がchoiceしたのはアルバータ牛のステーキ。出てきた皿を見て、目が点になった。目玉焼きが真ん中にドンとのっている!怪しいソースをどっさりかけられ、持参したわさびも醤油も出る幕なし!

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遅れてスマイラー先生が合流。すでに学会のアンバサダーパーティーで食事も済ませ、相当ワインを飲んできた様子。
でも、僕らと気兼ねなくワイワイ話しながらさらにワインを飲みまくる。
僕もベロベロになる。
そして、もみあげだけ残した妙なヘアスタイルの店のマネージャーが挨拶に来たので「大五郎」と命名。
おきまりの美人ウェイトレスと記念写真。

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後日わかったことだが、この時熊ちゃん胃痛がひどかったらしい。
彼はなにを食ったかな?前日の牡蠣に当たったか?まさか、レストラン選びのプレッシャーが胃に穴を開けたか?彼はそんなヤワな人間ではないはず。しかしこれまで何度か熊ちゃん夫妻と海外遠征をご一緒させていただいたが、奥様の克江先生あっての熊ちゃんだということはわかっている(ここだけの話)。
熊ちゃん夫妻はもう1日滞在して、ビクトリアに行き、さらに皆既日食も見て帰るらしい。

そんなこんなで、僕は美味しいものをいただき、楽しい人たちと良い時間を過ごし、また学会ではこの歳になっても自分の臨床でこれから行うべき幾つかの新しいことをインスパイヤされた。
バンクーバーに来る前までは心身ともにちょっと低調だったが、とても元気が湧いた良い旅だった。
バンクーバー、ビクトリア、グランビル島、どこも美しい花が咲き乱れ、心を癒してくれた。
トーテムポールやインディアンの描くふざけた顔を見ていると、思わず笑顔になった。
カミさんと一緒に来れたことも良かった。31年前の若かった頃の自分を、断片的だが思い出すこともできた。

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1708_Vanc_Fun (11).jpg【頭からトーテムポールが生えてきた!】

帰国便は、Canadian Air。出発が1時間遅れ。ラウンジで待たされる。
ラウンジでたっぷりワインをいただいたおかげで、10時間余りのフライトの大半をぐっすり寝て過ごすことができた。
成田空港に着いて通関後、かなり急いで JRのチケットを手配して電車に乗り込む。そして山形新幹線。
米沢の手前でカモシカと衝突して50分停車。およそ1時間遅れで山形に到着。蒸し暑さと長旅の疲労で、山形駅に到着したのに気づかずに眠っていた。新庄行きでなくて良かった!

投稿者 takagi : 13:29 | コメント (0)

Vancouver遠征 その3 ICOI学会

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バンクーバー遠征の主目的は、国際インプラント学会(International Congress of Oral Implantologist/ICOI)第45回world congressへの参加です(^^)v

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このICOIという学会は、AO(Academy of Osseointegration)やEAO(Europian Association for Osseointegration)よりも歴史のある口腔インプラントの学会だが、AOやEAOに比較して大学や研究所からの基礎的な研究発表は少なく、臨床家によるcase presentationが圧倒的に多い。したがって難しい数字やグラフの羅列の発表を延々と見せられることがなく、斬新なテクノロジーや海外の臨床家の仕事ぶりを拝見するという意味では、僕のような町医者にとっては気楽で面白い学会だ。しかしどこの学会でも大なり小なり政治的な背景はあるのだが、特にICOIは世界中の”目立ちたがり屋”によるpoliticalな要素が強い学会でもあることを承知している。僕は胡散臭いことには関わらないようにしている。

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初日はレジストレーションして、主にポスターによるプレゼンを中心に見た。
若手の臨床家による発表が多く、相変わらず「さぁ、どーだ!」的な”やりました症例発表”が目立つ。
NYUの綺麗な女医さんに「この症例の10年後の予後を、どのように予測しますか?」と質問して困らせていたら、肩をポンと叩かれ、振り向いたら僕の師匠スマイラー先生だった。
彼はポスター発表の座長でもあり、各プレゼンの評価票を記入していた。

HUGをして、昨年3月のサンディエゴのAO学会以来の様々な出来事、例えば我が家の愛犬ペリオ(スマイラー先生もよく知っている)が死んだことなどやスマイラー先生の奥様のAnneの健康状態などを語り合った。
企業の展示会場には、初日の夕方だけ"welcome reception"として無料でビールやワインの振る舞いがある。
タダ酒はグイグイいっちゃうので酔っぱらうね。

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日本人のグループがいた。今年1月にこの学会の重鎮でco-Chairmanだったカール・ミッシュ先生のポストに、日本の鈴木先生が就くことになって、今回その認証式があるらしい。鈴木先生とその取り巻きの先生たち10名くらいが日本から参加しているとのことだ。
彼ら以外で日本からの参加者は、僕ら夫婦と八戸の熊ちゃん夫妻だけのようだ。
7月にICOI Japan congressが大々的に東京で開催されたので(僕は行かなかったが)、遠路バンクーバーまで勉強しに来る人は少なかったのだろうね。

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コンベンションセンターはめちゃくちゃでかい。屋根には芝のような草が植えられ省エネに役立っているのだそうだ。
二日目、三日目は、main podiumを聴いた。
著名なインプラントロジストと選ばれた若手のインプラントロジストが、各々1時間の持ち時間で、プレゼンする。
きっちり時間通りに発表することがこの学会の掟でもあり、プレゼンテーションの上手さも重要で、勉強になる。

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前半は審美領域のインプラントと、デジタルデンティストリー。
Dr. Pikosのプレゼンは以前聴いた時にとても刺激を受けたので楽しみにしていた演題のひとつだったが、今回は自分のセミナーのPRばかりで、ちょっと違和感を感じた。
10年以上前に初めてスマイラー先生と一緒にアラスカフィッシングに行った時のグループ・メンバーのひとりに、ちょっとしたことですぐに泣く若いカナダ人ドクターがいた。
その泣き虫Yvan(イワン)先生は、骨吸収著しい難症例に対して見事なまでにデジタルを駆使した症例を発表し、僕は拍手喝采してやった(上から目線)。

ロマリンダのKAN教授は相変わらず繊細で緻密なところを突いてまたまた感心した。
本学会の重鎮ADY PALTI先生は骨幅の狭いところにピエゾでチャンネリングしブレードインプラントの症例を紹介していた。
隣席のおしゃべりなカナダ人歯科医が、「ブレードをどう思う?」と聴いてきたので、「昔やったことがあるけど、骨内で沈下するよ」と説明してやったら、「ブレードをやったことがあるのか!?」とびっくりされた。

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フロリダ→NY→LAで講演後にバンクーバー入りしようとした友人のジャック・クラウザー先生。
パスポートが必要だったことをLAからフライトしようとした時に指摘され、フロリダの自宅からパスポートが届くのを待って2日遅れでバンクーバー入りしたので、プレゼンの順番が最後の方になった。そういえばだいぶ昔に、東京で講演した後に台湾に向かったが、台北の空港でビザを持っていないので入国を拒否されてそのままアメリカに帰ったということがあったっけ。講演後そんな話で盛り上がり、笑った。
ジャックの発表のテーマは僕の嫌いなAll on fourについてだったが、彼がそこに至るまでの経緯が興味深かった。BranemarkのBone anchoerd full bridgeとAll on four, sixとで何が同じで、何が違うか? A-P spreadについての解説(スマイラー先生と共通の友人でもある故 Charles Englishの論理)面白かった。
All on fourは、上部構造をPMMAにするならやってみてもいいが、ジルコニアなら絶対やらないと、僕は確信した。

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もちろんスマイラー先生の話も面白かったが、いちばん最後の演者Dr. Michael Smilanichの「Management of Bruxism, Parafunction and Vertical Collapse in the Implant Patient」と題した講演はミラクルだった。
最も興味のあるテーマで、楽しみにしていた演題だったが裏切らなかった。
僕の臨床の芯の部分である「修復・再建治療における最も重要なことは”咬合”」ということを、Mikeはシビアな症例を通して訴え続け、同感し、面白かった。

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最後のケースでは、咬合修正後最終補綴を下顎ですべて金合金冠で修復をして、会場を驚かせた。
セラミック全盛の現在、この金ピカ修復の意味することを、今時の若い歯科医は理解できているのだろうか?

「ブラキシズムはパラファンクションではない」というオーストリアン・ナソロジーを支持する熊ちゃんでさえ「真面目で丁寧なドクターだね」という感想を漏らしていた。
学会終了なので、ジャックとスマイラー先生に挨拶に行ったら、講演を終えたばかりのMikeが僕の顔を見て、「以前一緒にアラスカに釣りに行ったよね」と、握手してきた。
思い出した!これまで3度アラスカフィッシングに行ったけど、2度目の時に一緒だった。釣りを終えて夜に酒を飲みながら「咬合」についてディスカッションした、あのMikeだった!!
懐かしいドクターと再会できて嬉しかった。

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デジタルの進化も、”navident”という新しい時代に達している現状を学んだ(自分は採用するかは疑問だが)。
医療現場もだんだんAi化しているが、個人差が大きい顎位や咬合、欠損形態、そして習癖やパラファンクションをどのようにプログラミングできるのか・・・と考えながら、そして久しぶりにカミさんと歯科の話をしながら学会会場を後にした。
あっという間の二日半の学会でした。

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投稿者 takagi : 10:53 | コメント (0)

Vancouver遠征 その2 FUN

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学会前日は丸一日自由な日。ずっと行ってみたかったビクトリアを訪ねた。
ビクトリアは、師匠のスマイラー先生が4〜50歳代の誕生日をいつも過ごしていた場所だと聞いていたし、友人の矯正歯科医の中村先生の三人のお嬢様達がビクトリアの高校を卒業して青春時代を楽しく過ごしたんだとよく話していたので、一度は行って見たい場所のひとつだった。

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行きはフェリーで、バンクーバーからおよそ90分。たくさんの大型バスや乗用車も搭載する巨大なフェリーだ。
肌寒い日だったので、デッキには行かず客室内のシートに掛けて外を眺めていた。
フェリーの乗客の大半が東アジアの大陸系の人たちで、老若男女落ち着きなく席を立ったり座ったり、デッキに出たり入ったり。飲食しながら大声で話しまくる彼らの行動に辟易しながら時間を過ごす。
ビクトリアのあるバンクーバー島に近くなるにつれ、天気もよくなってきたのでデッキに出てみる。島々が美しい。

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島に上陸して、最大の見所であるブッチャー・ガーデンを訪問。
当然ながらここも大陸系の人達でごった返しているが、彼らは徒党を組んで集団で行動しているので、集団と集団の合間をぬって行動した(笑)。
美しい花々。広大な敷地を色とりどりの草花が埋め尽くしている。絵や写真とは違った色彩に、何度も感動を覚えた。
植物図鑑を愛読しているカミさんは、たいていの花の名前を知っている。僕はチューリップとかすみ草くらいしか知らないのに。
世界中から人を集め、心を癒してくれるこの広大な庭の管理は、そうとう立派なものだね。入園料は高いけど、その価値はある。

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カミさんと二人が写るように何枚か自撮りしたのだが、僕の表情が険しくなるのはなぜだろう?
なかなかに自撮りは難しい・・・

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昼食をダウンタウンのエンプレス・ホテルでいただく。古く重厚な造りのホテルだ。ここではアフタヌーンティーが有名らしく、海の見える最高の席はすべてアフタヌーンティーを楽しんでいる客たち。普通の食事の僕らは、海の見えない壁に仕切られた部屋でいただく。

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ランチを肉か魚かベジタリアンか選べるというので、僕はお肉を選んだ。
出てきてびっくり、生ハムではないか!確か「ビーフ」と言ってたよな。ハムは豚のもも肉なんだけど。
ちなみに魚は薄っぺらなスモーク・サーモン。ベジタリアンメニューは野菜のパスタ。かなり詐欺っぽい。
ワインを一杯飲んだだけなのに、jet lagの影響もあって急に酔いが回ってクラクラした。

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ビクトリアのダウンタウンを散策し、帰りは水上飛行機。
チェックインの際に係りの人が僕らに間違ったボーディングパスを渡したために30分遅い便になった。おわびにと窓側の座席指定をしてくれた。12人乗りの小さな飛行機で、体の大きな白人の乗客が多く、二人掛けの椅子は尻が半分以上はみ出している。僕とカミさんは一人掛けの席に余裕で座って、遊覧飛行を楽しみながらバンクーバーに戻った。

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バンクーバーの旧市街”ギャスタウン”を散策。
31年前にも散策したが、印象に残っているのは蒸気時計と酔いどれギャッシー・ジャックの像と、たむろしているホームレスの人達。
そこは昔も今も変わらなかった。

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カミさんが、僕らが31年前に泊まったホテル・バンクーバーを発見。
僕はホテルの名前すら忘れていたが、青銅の屋根の古めかしく堂々たる建築物を見て、そこが学会場で宿泊先であったことを思い出した。

1986年5月に国際学顔面口腔外科学会がここで開催され、その年に大学院を修了した記念にと当時の手島教授ご夫妻、越後講師のお供で参加したのだ。僕の国際学会デビューでもあり、当時日本ではマイナーだったインプラントがその時の学会のメインシンポジウムのひとつで、インプラントを学ぶには世界に出なくてはならないと気付かされた場所だ。
そしてその翌年ラスベガスで開催された米国インプラント学会(AAID)を皮切りに、僕はほぼ毎年のように世界各地のインプラント関連の学会、研修会に参加するようになった。
そういう意味で、バンクーバーでの学会というのは、僕にとって特別意味のあるものなのだ。

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太平洋を渡って来ると、到着の翌々日が一番jet lagの厳しい日となる。
なので、学会開始前の空いた時間はサイクリングして覚醒させるというのがここ10年来の行事だ。
今回も、レンタサイクルを利用してスタンレーパークを走ることにした。
カミさんを誘ったら意外にも「私も乗ってみる」と。
スタンレーパークの海沿いには反時計回りに一方通行の自転車道路があって、オンナ・子供・ジジ・ババ・デブ・・・誰でもが楽にサイクリングができるようになっている。
一周が約10km。最初はあっちこっち見物しながらゆっくり走って1時間半くらい。物足りないのでもう一周。
カミさんもようやく自転車に慣れてきてギヤチェンジもスムーズにできるようになって、およそ40分で二週目を終えた。

ホテルに戻ってシャワーを浴びて、いざ学会へ。

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カナダは今年で建国150年。トーテムポールを作っていた先住インディアンたちの文化を含めてもまだまだ新しい国だ。東アジア大陸系の移民が多いことがちょっと気になるが、バンクーバーはこじんまりとしていい街だ。

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投稿者 takagi : 08:25 | コメント (0)

2017年08月23日

Vancouver遠征 その1 出発

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昨年5月以来の国際学会への出張旅行。様々な不安を持ちながらも、4月に愛犬ペリオを失った心の傷を癒すべく、少し長めの夏休みをいただいて、久しぶりにカミさんと一緒にカナダのブリティッシュコロンビア州、バンクーバーで開催された国際インプラント学会(ICOI)に出かけてきた。

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昨年の3月、サンディエゴでのAO学会からの帰国後体調を崩して以来、海外遠征にはちょっと不安を持っていた。
昨年5月にはスマイル倶楽部の仲間たちとスウェーデンのイエテボリ大学を訪ね、極めて貴重な勉強会を無事にこなして自信を回復したのもつかの間、昨年夏以降心身ともに疲弊し、ほとんど毎年参加している秋のEAO学会(昨秋はパリ開催)、今春のAO学会(オーランド開催)への参加をパスした。
観光旅行ならFunな気分でいられて良いが、学会に参加すると何かしら考えさせられることが多く、また知り合いとの再会などもあってアドレナリンが非日常的に分泌して交感神経優位となり、その後の疲労感はけっこう大きい。
還暦を過ぎてから、つくづくそんな不安が増大した。

そんなこともあって、今回の学会参加にはためらっていた。しかし6月中旬に思い切って学会に参加登録した。
僕の体調が幾分上向いてきたこと、師匠のスマイラー先生が今回の学会のアンバサダーであること、そしてバンクーバーは、31年前に僕が大学院博士課程を修了したときに国際学会デビューした思い出の地でもあったので決心した。
4月に愛犬ペリオが逝ってカミさんとともに喪失感に苛まれて暗い日々を送っていたので、その癒しの旅にもしたいと思い、カミさんも誘った。31年前にも夫婦で行った場所だから。

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【JR仙山線車内】

ということで、お盆休みを終えた多くの帰省客が戻る15日に、山形から羽田空港国際線に向かって出発。
うっかり新幹線のチケットの手配を忘れていたために山形新幹線は満席で買えず仙山線で仙台を経由し、やまびこ号に乗って上京。午後10時頃の搭乗なのに、3時半には東京駅に到着。ゆっくり亀のように人混みをかき分け東京駅から浜松町へ。そしてモノレールで羽田空港へ。亀のようにゆっくり歩いたが、4時半には羽田空港に着いてしまい、これからの数時間をどう過ごそうかと悩みながら空港で旅客達を眺めていると、八戸の熊坂先生夫妻にバッタリ出会うという奇跡。熊ちゃん達も、新幹線の手配に出遅れたので早い時間帯の到着になったとのこと。バンクーバーの学会に行くことは知っていたが、偶然にも同じ日の同じ便とは、何か因縁を感じてしまうわけです。

早めにチェックインをして、ラウンジでくつろぐ。シャワーを浴びて、蕎麦を食って、ビールやワインや焼酎を飲んでもなかなか時間が過ぎない。すっかりラウンジの主になってしまった。そしてようやく搭乗。
お盆の時期で混んでいるかと思いきや、ラウンジも搭乗便も空席がたくさん。みんな帰ってくる時期で、今から出かける人は少ないのだね。

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機内では映画を1本見て2本目の途中から爆睡。そしていつものように一風堂のラーメンをいただいた頃にはバンクーバーに到着。およそ9時間の飛行だった。熊ちゃん夫婦は乗り換えてカルガリー、バンフへ。

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31年前に来ているとはいえ、空港はきれいになって昔の面影は全くない。イミグレのシステムもIT化され初めての訪問と同じ。戸惑いながら空港内をうろうろし、両替所を探してとてもレートの悪いカナダドルを入手。そしてタクシー乗り場へ。炎天下長蛇の列。インド人ドライバーのタクシーでダウンタウンへ。ウォーターフロントまでは均一料金の36ドル。チップ込みで40ドル。タクシーのほとんどがプリウス。

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宿泊先は、学会会場に隣接する Pan Pacific Hotel。
このホテルは、アラスカクルーズなどの大型船の寄港ターミナルにもなっていて、真夏のこの時期は旅客で混雑していた。
自宅を出ておよそ26時間。チェックインし部屋に入り顔を洗う。着いた、疲れた、ホッとした。

投稿者 takagi : 18:02 | コメント (0)