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2014年10月28日

プロフェッショナルな我が師匠

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NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、ついに歯科医バージョンが放映された。
“ブレない志、革命の歯科医”と題して、酒田の熊谷崇先生が紹介された。
カッコイイ!!
今の日本で、本当のプロフェッショナルで革命的な歯科医として誰を挙げるか?と言われれば、僕も間違いなくこの熊谷先生を推すだろう。

僕が歯科医として影響を受けた師匠は数多くいるが、以下の6人は別格だ。
いつも僕の心の支えだし、本当に多くのことを学んだ。そしてそのフィロソフィーとテクノロジーはいまでも自分の歯科臨床の中心だ。

ちなみに僕が歯科医になったのは1980年。


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予防の師、熊谷崇先生と修復の師、故・筒井昌秀先生。
僕が山形での開業前後に、大きな影響を受けた二人の開業医。
鬼のような硬い意志と天使の羽ような繊細なテクニックをを持ったスーパー歯科医だ。
いつしか熊谷先生は教祖様になり、筒井先生は本当の神様になっちゃった。
写真は1990年7月「臨床歯科を語る会」でシゴかれた時。

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咬合の師、故・保母須弥也教授。
学生時代の恩師で、米国から革新的な歯科医療を日本に紹介した。
例えば、金属焼き付けポーセレン(MB)やナソロジーを中心にした咬合学。各種調節性咬合器・・・
1970年代後半から1980年代にNHKのプロフェッショナル~の番組があったら、間違いなくこの先生が“革命の歯科医師”として紹介されたと思う。
写真は1986年に、保母先生の自宅で。

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口腔外科の師、手島貞一教授。
卒後すぐに東北大学歯学部第二口腔外科に入局した時の主任教授。僕の仲人でもある。
手島先生は歯科医師ではなく医師で豪快な人間性を持った人だ。とても高い次元から歯科や口腔外科を教えてくれた。
私たちは謙虚な姿勢で患者さんにメスを入れなくてはなりません」と言われたことがいつまでも忘れない。
写真は2012年高橋哲先生が東北大に教授として戻った際の就任パーティーで。


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インプラントの師、Dr. Dennis G. Smiler。
1987年に、ラスベガスでのAAIDミーティングで初めて彼の講演を聴き、名刺の交換をした。
以来25年余、American brotherとして僕の臨床や人生を支え続けてくれている。
日本にsinus liftを最初に紹介したドクターで、骨移植関係の世界の巨匠だ。
写真は1990年、奥様と一緒に初来日して、開業1年目の僕の診療室を訪ねてくれた時のもの。

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歯科の師、故・高木耀三郎。僕の父親。
僕の教育には一切口をはさむことのなかった父だが、高校3年生の時、僕が進路を「将来歯科医師になる」と決めた時に、いろんなアドバイスをしてくれた。
田舎の歯医者だったが、保母先生からいち早く金属焼き付けポーセレンを学び、咬合器をいじり、「これからの歯科医は保母先生のようなドクターにならなきゃだめだ」と口癖のように言っていた・・・
写真は1950年ごろのもので、僕はまだ生まれていない(笑)


さて、くだんのNHKの番組だが、98%素晴らしかった。
まさに熊谷先生の生きざまを紹介してくれた。
実はもっともっと素晴らしいエピソードや、やってきたことがある。

しかし最後ンとこの唾液検査「サリバテスト」へのこだわりは、「えっ!NHKが“サリバテスト”のCMをやってる」と思っちゃった。

この番組を見た一般市民は、通院している歯科医に必ず「唾液の検査はしないのですか?」って訊くだろうな。
保険のきかない3000円の検査が、日本中に広まるだろうな。
現に、今日来院した患者さんの3人が、唾液の検査について質問してきたもの(笑)

熊谷先生が顧問になっている、Oral Careという会社で扱ってます(笑)


正直、CMっぽいそこんとこは観たくなかった。
せっかくの「革命児・熊谷崇先生」が安っぽく見えちゃう。
・・・と思っている僕は、いつまでもプロフェッショナルになれない「アマちゃん」です。

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でもなんだかんだ言っても、熊谷先生は尊敬できる歯科医師にまちがいはない。
最後に言っていた「プロフェッショナルとは?」

敢えて困難な道を選択し、先入観や既成概念にとらわれず、情熱を傾けて創意工夫をし、
ぶれずに目的を達成させようとする人。

僕も気を入れ直して、多くの先人たちの歯科遺志を受け継ぎ、歯科意志、歯科石を磨いて、頑固な歯科医師になるぞ!(気合だけ・笑)

投稿者 takagi : 18:55 | コメント (0)

2014年10月13日

怒涛の日々

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怒涛で画像検索したら、かなりクールな写真を見つけたので、無断掲載(笑)
いやぁ、怒涛の忙しさの日々を過ごしている・・・
11月15-16日に山形で開催するインプラント学会東北・北海道支部学術大会の準備が佳境に入ったためだ。

しかし、学会準備に追われているだけではない。
毎日の診療の他に、様々なイベントが次から次へと押し寄せてくる。
まさに怒涛のごとく・・・

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9月12,13,14日は日本口腔インプラント学会の総会@東京
いちおう、僕の主たる所属学会ですから。

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良い話を聴いて、新しい知見を学んで、楽しい仲間と再会したり飲み会をして、良い時間を過ごす。
出張して、しばし学会準備から離れられたことはイイこと。

予定外だったのは、義母の急逝。
その日の朝まで元気だったのに、突然の訃報で9月17日~21日まで、時間が止まった。

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あっけらからんとした、良い人だった。喪失感にさいなまれた。

そんな中でも、院内勉強会や若手との勉強会、25年以上続く山臨研の勉強会と連続する。
また、診療室の入っているタワービルの理事会や総会も。
それに加えて、学会の準備。
小さな会議ばかりだが、ジャブを受けるようにしだいに心身の疲弊が増してくる。

膨大な仕事を目の前に、ものすごい孤独感を覚える。
睡眠不足で、不整脈も出た。
ストレス性の耳鳴りや、足指の痺れなど体調に異常を感じるようになった。

気づいたら10月に入った。
10月3、4、5日は、東京でICOIの国際大会。
疲労が続いていたので勉強はそこそこに、友人たちとの交流を中心に!(なんてこった・笑)

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汐留のスペインバル。なかなか楽しいお店で、二日続けてここで晩御飯。
たまったストレスを少しでも吐き出そうと、アヒージョとスペインワインをいただく。
なによりも笑顔はストレスを消してくれるね。

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学会では、小宮山先生の講演を拝聴。
当たり前のことだが、みんなで共有したいフィロソフィーだ。

10月11、12日。二週続けて関東へ。
日本中の多くの歯科医は、横浜で開催されている国際歯科大会に向かっているはずだが、
僕は千葉へ。
ツールド千葉に参戦したのだ。今回で3回目。

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僕らは二日間で200km以上走った。
エイドステーションでのかわい子ちゃんたちに励まされながら、楽しく完走。
千葉日報の取材も受けた。
肉体はけっこう疲労したけど、メンタルストレスは汗とともに一気に体外に排泄された。
サイクリング、最高だね!

これで明日からの、怒涛の学会準備に立ち向かえる!!


投稿者 takagi : 15:58 | コメント (0)