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2014年03月10日

シアトル遠征記 帰国編

学会も終え、帰国の途につく。
アメリカでは3月の第一日曜日、午前1:59の後は午前3:00になる。
すなわちサマータイムへの切り替えだ。
昨年は、タンパからの帰りの便の出発時刻が朝の6時ごろだったので焦ったが、今回は午後1時の出発。
ホテルは10時ごろにチェックアウトすればよいから余裕があるけど、なんか変な感じ。

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とりあえずお土産を仕込もうと、スタバ1号店に向かった。
が、日曜の朝にもかかわらず、混んでいて列に並ぶのを断念。
ということで、シアトル土産はありません(笑)

少し早めに空港に着いたが、ラウンジでクラムチャウダーとアップルジュースをいただいて待機。
しだいにラウンジが混雑して来て日本語が飛び交う。
話の中身はほとんど歯科関係。ラウンジの大半が、今回の学会に参加した歯科関係者たち。
僕は関わるのが面倒だったので、一番奥の席でずっと新聞に顔を埋めていた。

いろいろ問題のある787の機内に乗り込む。
Cクラスの乗客の85%くらいが、やっぱり歯医者。
昔だったら、FC臭が充満していたかもしれない(笑)

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美味しい機内食と、シラー+メルローのワインをいただき、映画「そして父になる」を観てしまう。
往路で、機内では重たい映画は見ないと決めたのに・・・
僕はワインで「そして泥になる」感じで眠りについた(笑)


定刻より早めに成田空港に到着。
NEXには間に合わなかったがスカイライナーで上野へ。
山形新幹線は予定していたものより1時間早い列車に乗れて、無事帰還。

真冬の我が家が迎えてくれました。お疲れ様。

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投稿者 takagi : 21:37 | コメント (0)

2014年03月08日

シアトル遠征記 5日目

学会最終日。シアトルも最後の日。
「しっかり勉強しようね」というメッセージのように、朝から土砂降りの雨。
学会が用意したコンチネンタルブレックファーストを食べて、朝一から前の方の席を確保してお勉強。

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午前中は失敗症例のリカバリーが主なテーマ。
折れたアバットメントスクリューをどのように除去するか・・・など、みんな同じような苦労をしてるんだね(笑)

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ランチタイムにじっくり展示ブースを見学。
僕がお世話になっているThommenMedicalには、誰もいない!?
デジタル系に新しいものがたくさんあったけど、見ると欲しくなるからなるべく素通り。
Astraの新しいシステム「EV」を現物を見ながら説明を受けた。日本に入ってくるのはいつのことやら。
つい先ほど、Osseospeedが認可が下りたばかりなのに。

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午後のセクションの前に、総会。
今年のBrånemark賞は、Brånemark博士の愛弟子のProf. Albrektsson。
これまで、受賞していなかったことが意外だった。
近代インプラントを学ぶ者で、 Albrektssonの論文を読んだことのない人はいないはず。僕の書棚には分厚いファイルにまとめられた Albrektsson論文集が鎮座している。
Albrektssonを正しく発音できなくても、彼を知らないインプラント関係者はもぐりだ(笑)。

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最後のClosing Symposiumでは、インプラントの近未来を語られた。
結局はデジタル系に・・・
印象も、模型も、補綴物の作製もみんなPCがやっちゃうんだもんなぁ。
あんなに苦労して覚えた調節姓の咬合器も、今じゃPC上でのバーチャルに。
ちくしょう!!


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古い友達のPeterが、ここで熱弁している姿を見て、ちょっと涙ぐむ。
今から25年位前に、彼がハーバードから南カリフォルニアNewport Beachに移ってきたばかりの頃、机を並べて一緒に勉強をした。
あのころ、アメリカ人の歯科医の中ではPeterより、Yukiの方が有名だった(笑)。
Peterのレクチャーは、診査→治療計画→テンポラリー→サージカルガイド→ファイナルまでインプラントの診療を完全にデジタルで行ったケースプレだった。
まさに近未来的。
でも、突っ込みどころがいっぱいあったよ、Peter!

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すべてのプログラムが終わって会場を出る。
今回は多くの日本人が参加した。
最後の晩に日本の先生達がいっせいに集まってJapan nightをやるという。いろんな方に誘われたが、丁重にお断り。
熊ちゃん、宮ちゃんと僕がシアトルに来るたびに食べに行くFisherman's レストランでカニを腹いっぱい食べた。

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左:地元産のダンジネスクラブ(でかっ!) 右:アラスカンキングクラブ(ちっさっ!)

投稿者 takagi : 21:11 | コメント (0)

2014年03月07日

シアトル遠征記 4日目

今日も早起きして学会参加。特に午前中は日本人ドクターのプレゼンが目白押し。
特にわがスマイル倶楽部で招聘した(する)ドクターがどんな発表をするのか興味津々。
そしてカリスマ・小宮山先生も座長で登壇するので、久しぶりにご挨拶しようかと・・・

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【学会会場のコンベンションセンター】

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予想をたがわず、夏堀先生、墨先生共に素晴らしいプレゼンだった。
欧米人を真似た日本人のプレゼンが多い中、欧米人には真似のできないサムライ魂満載のプレゼンに、多くの聴衆が驚愕したに違いない。

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学会では、またまた古くからの知り合いに遭遇。
Dr. Bubbshは、1988年クリーブランドで僕が最初に近代インプラントを学んだドクター。
いまだお元気な姿を拝見できてとても嬉しかった。

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夕方から昔宮里先生が留学していたワシントン州立大学(UW)のメディカルセンターを訪問。
DECODという、障害者歯科(Dental Education in Care of Persons with Disabilities)の診療を見学させていただいた。

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学会のPresident’s Partyは、航空博物館で。
またまた、メキシカンなドクター達と盛り上がる。

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昔懐かしいパンナムのスッチーと(^^;

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本日の〆は、BELLTOWNのJazzClubで。
Hal Galper Trioの演奏は子守唄・・・
おやすみなさいzzzzzzzzzzzz

投稿者 takagi : 23:29 | コメント (0)

2014年03月06日

シアトル遠征記 3日目

第29回Academy of Osseointegrationの年次学会が始まった。
AOは、近代インプラントの学術団体としてはICOIと並んで世界最大規模だ。
「近代」と拘ったのは、Brånemark博士の提唱したosseointegrationに基づくインプラントを指すからだ。

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いつも言うように、学会はお祭りだ。
学術的な論戦の場でもあるが、新旧の友人達との社交の場でもある。

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朝一で、Dr.Grolに会った。1998年、初めてドイツに行ったときにフランクフルト空港まで出迎えてくれて以来の仲だ。
当時は小さなインプラント会社のゼネラルマネージャーだったが、今では世界最大規模のDentsply Implant社のNo.3である。
今夜の、DI社のプライベートディナーに誘われた。

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午前の最初から、レクチャーを聴いた。
途中から、「エクスキューズミー」と僕の隣の席に座ったのが、なんと偶然にもRenzo。
LAのマムシの兄弟(笑)じゃないか。
6月にDr.Smilerとコラボでのセミナーの打ち合わせなどをして、忙しい彼とは別れた。

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展示ブースでは、けっこう面白いものを仕込んだ。
その中身に関しては、今は秘密(笑)。
いずれ詳しく紹介する。

熊ちゃん、宮ちゃんと合流。
寺川先生、墨先生、竹下先生・・・その他たくさんの日本のドクターや業者の人と遭遇。
かなり日本人率高い。

ThommenMedicalのブースで、スイス本社のLivioと、アメリカ支社のマネージャー・Taddに会い、今夜のTM社プライベートパーティーに誘われる。
その他に、ITI SCのパーティーの招待も受けているので、今夜どうしよう・・・

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午後もみっちり勉強して、夕方からプライベートパーティ。

結局TM社のパーティに参加。
スペースニードルの最高に景色のいいところ!
他のつまらないパーティから抜け出した青森の輩も合流し、大宴会。

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【メキシコの女医さん:めちゃきれい】

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【テキサスから来たノリの良いPhilipinas。二人とも偉いドクター】

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【こんな素敵なハイジにストと仕事がしたい^^;】

なぜか今夜の僕はモテまくり。今年のモテ運使い果たしたかも・・・


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Dentsply社のパーティにも帰りに寄ったけど、なんか寂しかったね。
もう、墨先生とか日本の人たちが帰った後・・・
ここでもモテちゃったけど(~~)
あ”-今夜は眠れない・・・

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投稿者 takagi : 23:40 | コメント (0)

2014年03月05日

シアトル遠征記 2日目

シアトルはどんな街?と訊かれたら、これから僕は「サイケデリックな街」と答えるだろう。
今日は半日、街をぶらぶら散策した。地味でへんてこりんな、ジミヘン生誕の町。
頭からPurple Hazeのギターの音が離れない・・・

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朝起きたら、空が少し青かった。
晴れたら午前中は街を散策し、午後からレンタサイクルを借りて郊外までサイクリングしようと決めていた。
僕の日ごろの行いの良さのせいで、雨は降っていない。
気温もさほど低くなく、いい日になりそうな予感。

シアトル発祥の地である、Pioneer Squareに行き、レンガ造りに古い街並みを歩いてみる。
今回で4度目のシアトルだが、これまでの3回は郊外の自然を探索したけど、市街地の散策はほとんどしなかった。時間がなかったと言ったほうが正解。
日本を発つ前から、ここのアンダーグラウンドツアーに参加しようと思っていた。

1880年代すでに水洗トイレが普及していたシアトルだが、エリオット湾の干満の潮位の変化がひどく、満潮時にしばしば下水が逆流してトイレからあふれ出していた。汚水まみれの低地を埋め立て道路の高さをかさ上げしたため、建物の1階部分が地下に位置するようになった。現在出入り口になっているところが、以前は2階もしくは3階だったということ。地下に残る銀行やホテル、汚水の逆流を繰り返したトイレなどを見て回るツアーなのだ。

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さっそく、午前11時出発のツアーに参加。
およそ20人くらいの徒歩ツアー。
ほとんどがアメリカ人とカナダ人。オーストラリアから来た夫婦と、日本人の僕が、「遠くから来た人」ということで、ガイドのマット氏から特別扱い。
と言っても、何かもらえるわけではなく、説明の折々にジョークのネタにされるだけ(苦笑)

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【↑昔地下街が機能していた頃は、光を取り入れるためにガラス張りの歩道だったが、スカートのご婦人を覗くやからが続出しやがてほとんどのガラスの蓋は塞がれた】

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【ガラスの蓋を現在の地上レベルでみるとこうなっている】

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【光を失った地下街はねずみの温床となり、やがてほとんどの地下は埋められた。装飾の施された建物の玄関部分が残されている。埋めたところからねずみの尻尾が出てるよとガイドのマット氏が言うが、見つけられず】

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【1907年以降地下を利用しなくなって人の記憶から忘れ去られたが、1965年から観光目的でこのアングラツアーが行われるようになった】

およそ90分の、ちょっとエキサイティングで、ほんのり臭う楽しいツアーだった。

さて、昼食をぶらりと海沿いのシーフードレストランに入ってクラブケーキサンドウィッチを食べていると、「あっ、タカギ先生!」と呼ぶ声。
ふと見ると、今回プレゼンもする夏堀先生ご一行様が。
シアトルは、そんな狭い街なんです(笑)

午後から自転車を借りに行こうと思ったら、雨が降ってきた。
やっぱり日ごろの行いの悪さを神様が見抜いていたらしい・・・

雨に濡れずに楽しめる場所は・・・となると博物館、美術館めぐりと相場は決まる。
ここシアトルにはロックの殿堂「EMP(Experience Music Project)博物館」なるものがあることをガイドブックで知る。
元来ロックンロール小僧の僕が、訪ねないわけにはいかないだろうと、モノレールに乗って行ってみた。
僕がクラプトンと同じくらい好きなジミヘン(Jimi Hendrix)のブースもあって、あのサイケな洋服も展示してある。
そのときに思ったのだ。この街は、サイケデリックな街だという事を。

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このギターのオブジェ、サイケ以外の何ものでもない!!!
だいたいにおいて、この博物館の建物自体のいびつでカラフルなこと。

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街をぶらつくと、あっちこっちにカラフルでサイケな風景が目に付く・・・

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【レンガ造りの小洒落た小路を歩いていると・・・】

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【なんと壁には噛んだ後のガムが一面にへばりついている】

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【張り紙も、椅子に座っているジジィもサイケ】

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【お菓子屋その1】

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【お菓子屋その2】

いとおかし。


ということで、お楽しみの時間も過ぎて夕方から学会場にレジストレーション。

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いつものように、コングレスバッグの中にはいろんなものが入っていてずっしり重い。
必要なネームプレートとプログラム、そしてとてもナイスなspectorのノートブックだけを残して、あとはリサイクルボックスへ。
いよいよ明日からAO学会が始まります。
熊ちゃん、宮ちゃん、待ってるヨン。

投稿者 takagi : 20:04 | コメント (0)

2014年03月04日

シアトル遠征記 第1日目

シアトルは、今回で4回目。
過去3回はいずれも8月上旬の季節の良いときに来たが、今回は冬のシアトル。
イメージがぜんぜん違う・・・
AO(Academy of Osseointegration)の学会参加のためにやってきた。

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先週から引きずっている風邪が完治しないまま、山形新幹線→NEX→成田空港から全日空1078便にて渡米。
機内では先日オスカー作品賞をとった「それでも夜は明ける(12 years a slave)」を観ながら食事。
カリフォルニアのメルローワインと風邪薬の影響で、かなり朦朧としながら離陸から2時間余りを過ごすが、映画の内容が重過ぎて、風邪が悪化。
機内で観るのは、コメディかアクションものに限るね。

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かなりテンションが下がりながら、787のエンジン音を子守唄に3時間くらい寝たかな。
全日空のBUSINESS STAGGERED はいいね。隣席とは顔を合わせることなく、全席通路側。事前に座席指定をして窓側を確保したので、通路を歩くCAも気にならない。
予定通り着陸2時間半前に起きて、朝食にKing of とんこつラーメン「一風堂」を食す。昨年の欧州遠征時からこの美味さを覚えた。

シアトル空港に到着。パスポートコントロールは、長蛇の列。PCシステムダウンでチェックが途切れ途切れではかどらないのだ。
コンピュータに頼りきった現代社会のシステムの危うさを露呈している。
結局、いつものような指紋採取と顔写真撮影はないままアナログな手続きで入国。

勝手知ったる空港。二階に出て駐車場に向かってタクシープールにたどり着く。
雨のフリーウェイを市内に向かう。景色は雨のために霞んでほとんど見えない。
タクシーで市内まで渋滞してもおよそ30分。基本40ドルだが、渋滞の影響で45ドル。チップも入れて50ドル渡したのに、インド人のドライバーはちょっと不満顔。

ホテルは中心部にあるRED LION。7,8年前二度目に来たときに泊まったホテルだ。
学会場のコンベンションセンターに隣接したシェラトンの方が便利だが、一昨年泊まった時にRED LIONと客室が大差なく、値段が40%も高いので、1ブロックだけ歩くけどリーズナブルなこのホテルにした。
タクシーを降りると、メインエントランスが工事中で入り口が分からない・・・
細い通路をやっと見つけて、チェックイン。
本来のチェックイン時間までは5時間以上あったが、難なくOK。シェラトンだったら、こうは行かなかったろう。
雨降りの市内散策もつまらないので、とりあえずベッドにもぐりこみ仮眠。
日本時間の朝7時、現地時間の午後2時に目が覚めた。

カーテンを開けて、窓から外を見ると傘をさしている人がいない。
雨が上がったのだと、喜んで街に出るが、しとしとと雨は降り続けていた。

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シアトル人はほとんどの人が傘をささない。
傘率10%。
濡れながら、シアトルでここしかないというような観光名所「Pike Place Market」へ。

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魚屋、八百屋、その他いろいろな店が軒を連ねる。
歩いているだけで楽しいね。
何も買う物はないけど・・・(笑)

クラムチャウダーの店で、軽い昼食をとる。
もちろんクラムチャウダー。僕の好物のひとつ。
まだ頭の中がボーっとしていて、地に足が着いていないことを自覚。
英語もちゃんと聞き取れない。

以前にも何度か通ったスーパーマーケットで、ワインとミネラルウォーターを購入にてホテルに戻る。
ワインを傾けながら、読みかけのミステリー文庫本を読んでいるうちに再び爆睡。
あっという間に、1日目が過ぎた。

もう何度アメリカに来ただろうか・・・
21歳で始めて来て以来、30代前半に1年に6回来たのを最高に、30回まで数えたのは覚えているが。
それは40歳後半の頃。
ちっとも気持ちが高揚しないのは、慣れのせいか、風邪のせいか・・・
シアトルが、雨だからだ。きっと。

投稿者 takagi : 21:39 | コメント (0)