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2012年11月27日

ケンペル(Kaempher)

ドイツ人医師、エンゲルベルト・ケンペルのことを知っているだろうか?僕は、八戸の熊ちゃんのブログで彼のことを知って以来とても興味を持ち、2冊本を読んだ。

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ケンペルは、オランダ東インド会社付の医師として、1691年鎖国中の幕末の日本を訪れた。
1727年に出版されたケンペルの日本論「The History of Japan」はベストセラーになり、日本の地理や独自の学問や文化の他、和と礼節を重視する国民性、異宗教が共生している寛容さなどが欧州を中心に世界中の知識人に知られることになる。
ゲーテ、カント、ヴォルテール、モンテスキューらにも影響を及ぼしし、19世紀のジャポニスムに繋がっていく。古来より欧米人が日本をリスペクトすることに影響しているのだ。

器用で知的で礼節を重んじる日本の国民性を詳細に観察した彼の日本論は、利己主義、保身まみれの現代日本を改めて思い知るのにとても重要だと思った。

シーボルトの日本論より昔に出版された、ケンペル著「History of Japan」は、今でも海外の日本論や日本の旅行書などに引用され、多くの欧米人が日本に対する憧れや尊敬の念を抱くおおもとになっているそうだ。


政党乱立の選挙の行方はいかに・・・

投票前に日本国民には、今一度ケンペルの観察した「日本人」を知ってほしいものだ。
日本は、とても礼儀と品格を持った良い国だったはず・・・

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エンゲルベルト・ケンペル(Engelbert Kaempfer)の詳細はこちら

日本誌はこれ

投稿者 takagi : 13:02 | コメント (0)

2012年11月23日

北陸の短い旅

連休で混んでいて、小松空港→仙台の航空券が取れず。1泊金沢に泊まることになった。
さっそく得意のネットで調べての行き当たりばったりプチ旅行。

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えちぜん鉄道で三国まで、ローカル列車の旅。
ワクワクする。
小雨模様だが、車窓から見る田舎の景色はいいね~。
三国でおりて、レンタサイクルを借りようとしたが、駅の係員(中年オババ)が「本日はお出しできません」の
一点張りで、とぼとぼと歩きの旅に。
だって、タクシーすら停まっていない小さな駅だもの。歩くしかない。

リュックを背負い、傘を片手に見知らぬ海岸沿いの街を歩く・・・まるで山下清だ。
おむすび、食べたい。

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ちょうど越前ガニのシーズンらしく、海岸沿いにある2件の蟹屋さんは大繁盛。
僕は見るだけにとどめた。

一駅歩いて、三国港の駅で再び、レンタサイクルについて尋ねた。
「雨の日は、貸せないんだけどなぁ」と人の好さそげなオジサン駅員。
「もう雨は止んだよ」と僕。
東尋坊まで歩くのはちょっとしんどいからと、今度の駅員さんは快く貸してくれた。

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久しぶりのママチャリ。
東尋坊までは約4㎞。ひたすら上りだ。
でも、歩くよりずっと快適。不思議に自転車に乗ると、体調は回復するね。
少し汗ばむくらいに負荷をかけて、サイクリングで東尋坊へ。

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定番のお土産屋の立ち並ぶところを通り過ぎて、岩場に出る。
テレビのサスペンス劇場よく見る岩場だが、観光客が多過ぎ。風情がなさすぎる。
歩くと若干ふらつきがあるので、僕は無理をせず遠くから眺める。

再びレンタサイクルで周辺をサイクリングして、えちぜん鉄道で「あわら湯のまち」まで戻って、タクシーでJR芦原温泉まで移動。特急で金沢まで、あっという間に着いた。
金沢駅で腹ごしらえ。ネット情報による寿司屋で「のどぐろ」入りのランチメニュー¥1500をいただく。
まぁまぁだね。駅地下だから、こんなもんか。

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ホテルのチェックインまで少し時間があったので、市内観光。
ピンポイントで、ひがし茶屋街を散策した。
なかなか雰囲気があっていいね。
写真を撮っている和服姿のの新郎新婦があっちこっちにいて、「わざとらしく」情緒をいっそう醸し出していた。

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加賀のうまいもんは次回にして、体調を整えるために早めにホテルに入って、安静に。
なんかもったいない旅でした。

投稿者 takagi : 17:42 | コメント (0)

福井のインプラント

福井には昔からインプラントを積極的にやっている先生が何人かいる。
いろいろ問題もあるドクターもいるが・・・

福井インプラント研究会の林正人先生に講演を頼まれて、のこのこ福井までやってきた。
白亜の殿堂、まるで結婚式場のような、はやし歯科医院を訪ねた。

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「!!!」ぶっとびマーク炸裂の、すごいクリニックだ。
規模と言い、設備と言い、個人開業医とは思えないゴージャスで洗練された、そしてクオリティの高いオフィスだ。

とかくインプラントに対する期待と落胆が大きい土地柄だからこそ、こうした徹底したインプラントセンターが必要なのだと、林先生。
見習うところが多いね。

福井インプラント研究会は、30年の歴史を持つそうだ。かなりレベルが高いよと、今日になって林先生が耳打ちする。今更遅いよ!

今年の2月にサンディエゴでプレゼンしたことをベースに、いくつかの咬合の要素を加えて2時間プレゼンした。質疑応答では、さすがにレベルの高さを感じさせる鋭い突っ込みが相次いだ。
体調不良が功を奏したか、それらに淡々と短く答えたのは、好感が持たれたようだ。

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二次会では、最初幹部の4,5人だけのはずだったのが、急に参加者が増えて狭い和室にぎゅうぎゅう詰め。熱いバトルが日付け変更線を越えるまで続いた。
最も熱いバトルは、山形の蕎麦と越前ソバとで、どっちが旨いか?ということだった事は、ここだけの話。

投稿者 takagi : 07:05 | コメント (0)

2012年11月21日

めまいと吐き気

ずっと風邪をひいて、休養もサイクリングもなく、学会や勉強会(当然それに伴う準備も)も続いて、体調は絶不調。

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めまいと吐き気がおさまらない。
乗り物酔いをしたみたいな感じ。
いつもなら、1日程度で治まるのだが、何日も続いている。

突発性頭位めまい症と自己診断しているのだが、小脳や脳幹部の梗塞だとヤバいな・・・
ふらふらしながら、明日からの北陸出張の準備中。

投稿者 takagi : 21:44 | コメント (0)

2012年11月19日

山臨研

20年以上続いている勉強会「山臨研」の例会。体調が絶不調なのだが、食事や会場などの都合で休むわけにはいかない。

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今回はK先生とS先生のプレゼンだったが、まとめ方がめちゃくちゃ下手で、焦点が定まらず。
何を訴えたいのかわからない。独り言なら、他人を巻き込まないでほしい。
無理して参加している僕にとっては、苦痛の時間だった。

人前でプレゼンするときには、もっとしっかり準備してきちんとまとめるべき・・・・
今更ながら、人前でしゃべることの難しさを、他人の話を聞きながら痛感した。

体調が悪いと、寛容になれない。

投稿者 takagi : 21:26 | コメント (0)

2012年11月16日

土井チャンプ帰省

わが自転車系ムスコの土井雪広選手が帰省。みんなで飲み会しました。

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たまたま自転車で行ったので、ヘルメットを持っていた。
さっそく土井チャンプのサインをゲット。

来季、土井君はチーム・右京に所属し日本で活躍予定。
しっかりエネルギーを蓄えて、再来年は欧州にカムバック!!

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あまり体調が良くないので、僕は二次会には参加せず直帰した。

投稿者 takagi : 22:20 | コメント (0)

2012年11月15日

インベン

若手の歯科医を対象にした勉強会の2回目。参加者には、スタモを持参してもらった。

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スタモ・・・いわゆる歯型だ。

スタディモデルというだけあって、ここから見えてくるものは多い。
噛み癖や、欠損の原因、早期接触や咬頭干渉。これからの補綴の方針や、今後失うであろう歯の予測まで見えてくる。

ただ印象を取ればよいというわけではない。
小帯や口腔底などもしっかり模型に再現されることが大事。

インプラントの術式以前に、きれいなスタモを作れるように・・・

おせっかいなオヤジ歯医者が、若者に喝を入れるインプラント勉強会(IMBEN)。


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投稿者 takagi : 22:35 | コメント (0)

2012年11月11日

スマイル倶楽部

昨日と今日、スマイル倶楽部のフォーラムを仙台で開催した。
熱気に満ちた二日間で、二日間のミーティングを終えて帰宅後、僕はぶっ倒れた。

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初日のゲスト講師に、公立南三陸診療所歯科口腔外科部長の
斎藤政二先生を招いて、東日本大震災の経験と医療再生の軌跡を、
多数の写真、ビデオを使って紹介していただいた。
マスコミからの情報だけでは知りえない、まさに現場で体験された
生の感想を、客観的に淡々と語られたが、とても重みのある話だった。
災害直後から復興までの各フェーズごとに、医療の現場はどう対応してきたか、
そして今後どのように再建していくのかを具体的に説明していただいた。
iPS細胞による「再生医療」と同じくらい南三陸町の「医療再生」は
感動的で、ノーベル賞に値すると思った。
まだ医療再生は完了したわけではなく、道半ばである。
最後に供覧されたスライドショーを見ながら、涙をこらえるのが大変だった。
がんばれ!東北!!がんばれ!政二先生!!

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懇親会では、翌日の講師である菅野太郎先生も同席され、二人の講師を囲んで
和気藹藹、いつものように本音トーク炸裂で夜が更けた。
今回は、長老の西方先生、大御所の大野先生が欠席で、乾杯の音頭を白鳥先生に
頼んだが・・・ん?

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二日目は、東北大学補綴科・助教の菅野太郎先生による「補綴のドグマ」
と題した講演会。これまで当たり前とされてきたような補綴の様々な手技を、
多数の文献的エビデンスをもとにバッサバッサと斬りまくっていく痛快さは
参加した一同があっけにとられた。

先生の「咬合調整をしている時間があったら、プラークコントロールの大切さを
患者に植え付けろ!」という持論には、いささか違和感を覚えたものの、
歯周管理の重要さを補綴医の立場から熱く語る姿には敬服した。

歯科治療における本質には「疾病治療」と「再建治療」があり、患者が
歯科疾患・歯牙崩壊を引き起こす源流にNeglect(怠慢・放置・興味がなくなること)
しないように、術前から術後まで医療従事者が努力することが大事であると、
情熱的に語る姿には感動を覚えた。

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しかし、文献中心のエビデンスで“力”を否定するのは、いささか暴力的。
これからも東北大学のインプラントカンファレンスでは、タカギと太郎のバトルは
続きそうです。

そんな中身の濃い二日間を過ごし、しばらく休養のなかった僕の血圧はMAX.
帰宅後フラフラになってベッドに倒れこんだ。

投稿者 takagi : 22:07 | コメント (0)

2012年11月08日

シリーズ講演@福島、終了

先輩でもある福島歯科医師会長遠藤先生からのたっての依頼で引き受けた3回シリーズの講演。
今日が最終回で、無事に終了した。

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「安全・安心なインプラント治療」は、マスコミで頻繁に取り上げられるようになったインプラントのトラブルを
うけて、学会を中心に至る所で掲げられるテーマである。

インプラントの臨床を30年以上行って、25年以上大学でもインプラントの講義を行っている僕にとっても、
とても深刻なテーマである。
今年は学会からの治療指針も提示され、いくつかの研修会にも参加して勉強した。

今回の福島での講演も、テーマは同じ。
3回シリーズの1回目は、自分の30年の経験をもとに長期症例を追いかけて見えてきたことを話した。
2回目と、今回の最後の回は、日本口腔インプラント学会の治療指針をベースに、診断、外科、補綴、
フォローという各フェーズごとの留意点を解説した。

イギリスの古いことわざに「ミルクを飲む人よりも、牛乳配達をする人の方が健康になる」というのがあるが、
勉強も「教わる人よりも、教える方が良く学べる」と言う事を実感した。

基本的なことも、多くを見直すことができた。
改めて「タカギのインプラントロジー」を構築できたような気がする。
けっこう準備などに時間を取られ、大変な作業だったが、3回シリーズは大いに意義があったと思う。

それにしても第1回目は8月下旬で「毎日暑いですねぇ~」と挨拶を交わしたのに、今日は
「めっぽう寒くなりましたね」という挨拶だった。

投稿者 takagi : 23:55 | コメント (0)

2012年11月04日

学会のはしご

学会シーズン真っ盛りだ。昨日と今日の二日間で、僕が所属している学会が三つ開催された。
そのうち二つの学会では評議員を務めているために出席しなくてはならないのだが、理事会の開催時間がほぼ同じで、仙台と郡山での会議だから、体が一つしかない僕は選択を強いられる・・・

本当は思い入れの強い顎咬合学会の東北支部に行きたかったのだが、再来年に山形での学会開催が目論まれている日本口腔インプラント学会東北・北海道支部総会に出席。

新幹線で郡山まで。普段は東京まで行く途中で、居眠りをして通過する郡山なので、うっかり今回も寝過ごしそうになった。

クルマでは10年位前に来たが、新幹線を降りて郡山の駅に立つのは20年ぶりくらいか?
街の様子はすっかり変わってしまった。
相変わらず、磐梯おろしの北風はとても冷たい。

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無事に理事会終了。その後、一般口演や教育講演などを聴いた。
久しぶりに基礎系の研究発表を聴いたが、インプラント学会はどうしても材料の研究が主体で、
どれだけ臨床で使えるものになるのかはなはだ疑問。
僕が人工骨材としてのハイドロキシアパタイトを研究していた頃のワクワク感がなく、老いた自分がちと悲しい。

夕方の新幹線で東京へ。
幕張ではサイクルモードをやっているのだが、とても間に合う時間帯ではない。
秋葉原に宿をとっていたので、電気屋街をうろつこうと思ったけど、寒さに負けてヨドバシカメラに。
1階から5階まで、隅から隅まで探索した。
PC関係にはあまり関心が無くなったけど、3Dのテレビや、高級オーディオなどしばらく時間を潰せた。
体調が悪かったので一人で夕食を済ませて、ホテルに戻り早めの就寝。

今朝はゆっくり起きた。久しぶりに良く寝た。
約束していたGC本社訪問。
10:30の訪問予定だったが、早起きしてしまったので、10時には到着。
新社屋には初めて入った。モダンで洒落たビルディングだ。

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ショールームで、ユニットなどと戯れる。
窓越しにスカイツリーが見える。こんなオフィスで仕事をしてみたいものだ。


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午後からのイベントまで少し時間があったので、近くにあるサッカーミュージアムへ。
日本のサッカー界を築いた様々な陳列品が、目を引いた。
いかにもサッカー好きそうな若いアテンドたちが、小気味よく仕事をしていた。
二年前にはFIFA本部にも行ったし、今回はJFAも抑えた。
サッカーが、どんどん身近になっていく・・・

午後からは日本顎咬合学会の指導医研修会。
会場は、新宿のハイアットリージェンシー。
僕の好きなホテルの一つで、以前は東京の定宿にしていた。
勝手知ったる我が家のごとく、間違えずに地下の会場へ。
本当は昨年に開催される予定だったのだが、震災の影響で今日に延期。
会場に集まった顔ぶれを見て、びっくり。
日本の歯科臨床の重鎮たちがずらっと並んでいる。
そりゃそうだ、顎咬合学会の指導者だけが集まっているのだもの。
その場に僕がいることに、違和感はないのか?
企業の来賓数名にお会いしたが、僕が若造だったころから関わっていいた人たち。
それぞれが今では、部長クラスで来ている・・・僕も歳を取ったわけだ。

研修会では、キューピーの前社長・鈴木豊先生と、分子整合栄養医学協会理事長の金子雅俊先生の
講演を拝聴。
キューピーの鈴木先生からは、食の大切さと、組織のリーダーとしてのマネジメントについて話をうかがった。
ユーモアにあふれ、一流企業のトップはこうした人格が必要なんだなと感じ、とても好感を持った。
金子先生は、「口腔内科のすすめ」と題して、口腔内疾患と栄養、特に循環器疾患、糖尿病と歯科疾患との関わりと食事療法について多くのデータをもとに解説していただいた。

有意義な講演で、いつの間にかノートに目いっぱいメモを取っていた。
良い話を聞いた後って、良い音楽を聴いた後のようにすがすがしいね。
体調不良だったので、講演終了後退散。
今回のメインだった懇親会は欠席。ホテルを出ようとしたときに、懇親会から参加の勝史先生とバッタリ。
バトンタッチで、後は頼みましたよ・・・

投稿者 takagi : 22:46 | コメント (0)