« 跳べ!兎のように!! | メイン | 週末の小さな旅 »

2011年12月18日

熊谷崇先生ファイナル講演

最終公演とか、最終回特番とか、完全閉店売り尽くしとか・・・そんなものに弱い僕が、歯科界のカリスマ熊谷崇先生のファイナル講演に行かないわけがない。

東京汐留。ビルの林立した一種独特の大都会の真ん中で、最終講演会は行われた。
事前に業者の方から、相当な人数が参加申し込みをしていて、会場がサテライトも含めて二箇所になったと聞いていた。
あらためてパンフレットを見たら「定員1000名」とあって、いまどき1000人も客が集まるのか?と思って参加した。

早起きしたので早めに会場に到着。
会場はかなり広い。
入り口付近に熊谷先生がおられて、ご挨拶。
15年ぶりぐらいにお目にかかったので僕のことを覚えていらっしゃるか不安だったが、
すぐに「おぉー、久しぶり!」と言ってくださったのには感激っす。

kumagaizm (1).jpg

kumagaizm (2).jpg

開演15分前にはすでに本会場はいっぱいに。
歯科医師、歯科衛生士がうじゃうじゃだ。
名のあるドクターや、有名フリーランス衛生士たちもけっこう見かけた。
でも、インプラント学会などと違って、僕の知り合いや親しい人はほとんどおらず、かなり気楽・・・
と思って油断をしていると「やっぱり来ていましたか!」と、八戸の熊坂先生!!!
熊谷先生の講演会に、熊坂先生・・・単純に「熊出没注意」と思った。他意はない。

くまさか歯科の皆さんと、スクリーンのまん前で講演を拝聴。
僕が開業前にたびたび酒田の日吉歯科を訪ねていた頃と、熊谷先生のエネルギーはまったく衰えていない。
予防歯科のカリスマになってからは、ほとんどお会いしていないし、講演も聴いていなかったが、昔僕が教わった熊谷先生のフィロソフィーを堪能できた一日だった。
なによりも、膨大な患者データの収集と分析、そして評価。その情熱にはいまさらながら敬服。

日吉歯科には多くの業者が出入りしているだろうに、ナカニシ、オーラルケア、シロナの3人の社長が演者に選ばれたのは何故だろう。
それぞれの会社のバックグラウンドを少しだけ知っている僕には面白く聴けたが、ちょっと背伸びをして無理に成功事例を語っていたことには、少々残念な部分もあった。
もっと深く、さらに話を聞いてみたかったのはナカニシの社長。今日は緊張していたなぁ。
スマイル倶楽部で、気楽にしゃべってもらおう・・・

成功は、売り上げや金銭的利益だけでは物語れないだろう。
幸福感とおなじで・・・


1500人以上の聴衆を集めた本講演会。
インプラントや審美などの学会ではなく、予防をメインとした話にこれだけの歯科人が集まったことにわが国の歯科の将来も捨てたモンじゃないね、と思った。
しかし熊谷先生が「グローバルな視点で歯科を!」と何度も言っておられたが、参加した人たちが絶対に学ぶべきことは「臨床に取り組む情熱」なんだよね。
団体で徒党を組んで海外になんか行かなくったっていい。
どうせ英語もわからず、上っ面だけしか見てこないし、行ったことだけで鼻が高くなっている人が多すぎ。
自分の臨床に情熱を注げば、自然に”ひとりで”海外だろうが宇宙へだろうが進出して、いろんなものを感じ、吸収してくると思うのだが・・・

それから、衛生士の重要性には異論はないが、「△△歯科医院」で診てもらいたいではなく、「○○先生に診て欲しい」と来院する患者も多いはず。
そんな時に、熊谷先生の理想とするオーラルヘルスセンターのような大規模歯科医院では、それは困難なんじゃ・・・

僕の理想は、来院するすべての患者と「親戚づきあい」のような関係が保てること。
患者さんとじっくり話ができること。彼/彼女の考えを聞き、僕の考えを知ってもらうこと・・・
(なかなか難しいけどね。兄弟でも解りあえないことが多いのだから)
そしてすべての患者さんの診療内容、口腔内状況を把握し、治療したすべての患者さんにその後の健康を維持してもらえること。
(さらに難しいけど。かぶせた物がすぐに取れた!という患者が後を立たないし・・・)

kumagaizm.jpg

熊坂先生と一緒にこのすばらしい講演を聞けて良かった。
彼は彼なりに、すぐ隣でいろいろ考えていることが、波動で伝わってきたような気がしたから。
こういう話は「感じること」が重要なんだよね。

投稿者 takagi : 2011年12月18日 22:48

コメント

コメントしてください




保存しますか?