« アドバイザー会議 | メイン | モンテの応援 »
2008年07月07日
シンポジウム
昨日、東京西新宿にてアスパック・シンポジウム’08が開催された。
180名定員予定のところに、200名以上の参加者があり大盛況だった。
同日、ビッグサイトでもJMMのコロキウムが開催されており、そちらも大入りだったと聞く。
昨今のインプラントブーム(?)は、少々異常な感じがする。


アスパック・シンポジウムでは、審美の榎本先生、ぺリオの佐藤直志先生といった超目玉の基調講演があったから、かなりおもしろかった。
相変わらず湯沢訛の「直志節」は絶好調で、1時間の講演が物足りなかった。
榎本先生も直志先生も、インプラントは所詮作り物だから過信しない事、繊細かつ慎重に行うことを強調していた。
まったく僕も同感で、インプラントをはじめて27年経つが、いまのインプラントが20年前のものに比べて格段に安心安全なものになったとは思えない。
いつの時代でも、安直に取り組んでよいものではないのだ。
近年の歯科ビジネスとしてのインプラントのブームには、いささか辟易している。
歯科治療のひとつのオプショナル・ツールとしてのインプラントでなければならず、「インプラント先にありき」であってはならない。

シンポジウムの最後に、僕はパネラーの一人として登壇した。
たった8分間のプレゼンだったが、その中で「欠損補綴としての捉え方」を提言したかった。
しかし、わが国の学会ではいつもの事だが、時間におされてほとんど討論らしいものはできず、尻切れトンボのまま終了。
隣の佐古先生に至っては、発表はしたけど彼の発表に対しての討論は一切なし。
とても寂しそうだった。
会場に参加した人たちからも、シンポジウムの討論こそがおもしろそうだったのに・・・
と不満の声がいくつも聞こえた。
「うーむ、よしよし」
問題を投げかけておいて、十分に話し合わず、結論も出さずに壇から下りる快感、というものを知っていますか?
僕は知っているのです。うふふ♪

【SPIの開発者で、ヨーロッパではDr.Implantと呼ばれているSnetivy博士と】
投稿者 takagi : 2008年07月07日 19:17