2008年01月29日
GC
GCはその名のとおりジーシーと読む。
もとは而至化学という戦前からある会社で、歯科用セメントの燐酸亜鉛セメント(商品名:エリート)を
作っていた。
エリートセメントはつい最近まで、僕も臨床で使っていたかなり優れもので、他にも多くのセメント系
歯科用材料を開発し、今では世界のGCになっている優良歯科企業である。
今日は、相次いでGCの社員が来た。
東京の本社から来たHさんは、20年ほど前は仙台のGC東北営業所に勤務していて、しばしば僕の
診療所を訪ねてくれた。
様々な器材、材料の情報を提供してくれるのだが、この人の口から「これを買ってください」とか
「これを是非使ってください」という言葉を聞いたことがない。
彼は製品を紹介する時はいつもその物に強い愛情を持って説明するので、Hさんがそんなに思い入れを
持っているのなら、ちょっと使ってみるか・・・と言う気になってしまうことがたびたびあった。
20年以上も前の話だが、保険適用の金銀パラジウム合金は決められた配合であれば自家製合金でも
認められていた。
それが粗悪な金属が出回るようになったので、JIS規格に基づいた製品でなければならないことになり、
いくつかの金属メーカーや歯科の商社が”お買い得”な金パラを販売し、出回るようになった。
そんな中でGCの金パラ「キャストウェル」は他社のものに比べて割高だったが、Hさんの説明で
高木歯科医院で使ってみることにした。
技工士さんの話では、鋳造しやすく巣もできにくく、研磨も容易だということで、以来、ずっと
「キャストウェル」を当医院では使い続けている。
他社ではどんどん保険用金パラから撤退したり、組成を変えたりしているが、GCの「キャストウェル」は不変で良質だ。
「少々高くても、良いものは良い」ということを、若い歯医者だった時にHさんから教えられた。
新しい十日町の診療室に初めて来てくれて、「良い診療室ですね」と褒めていただいた。
Hさんは白髪のオッサンになってしまっていたけど、今回も特に何をセールスするわけでもなく
挨拶だけして帰っていった。
しかし、帰り際に何気においていったCarl Zeissno手術用顕微鏡のパンフレットを、僕は今じっくり読んでいる。

(イメージ)
そして夕方、インプラント担当のMさんが若い女性を二人引き連れてやってきた。
昨日アポをとってもらってMさんがGCのインプラントの紹介に来ることは分かっていたのだが、
きれいな若い衛生士さんが二人も来るとは聞いていなかった。
(知っていたら晩御飯をセッティングして合コンができたではないか!)
GCのインプラントに関してはもともとほとんど興味がなかったので、すぐに帰っていただくつもりだったのが、
つい女性の魅力に惑わされて、じっくり話を聞いてしまった。(僕もまだまだ修行が足りないナ)
それより、つい饒舌になってサッカーの話なんかし始めたら、Mさんが高校時代にサッカー選手で、
同級生や仲間がけっこうJリーグで活躍していると言うことを知り、話しが長くなってしまった。
せっかくインプラントの話をしに来てくれたのに、サッカーの話ばっかりしてしまって、ゴメンね。
でも楽しかった。
投稿者 takagi : 2008年01月29日 20:01