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2007年06月11日

第25回日本顎咬合学会

6月9-10の両日、日本一大きい開業歯科医のための学会が、今年も有楽町の東京国際フォーラムで開催された。
四半世紀目の節目となる今年の学会は、理事長でもある岩田健夫先生が大会長となり、昨年他界した初代大会長である保母須弥也教授へのトリビュート学会でもあった。
「バカの壁」の養老先生の特別講演、UCLAのヘンリー・タケイ教授の基調講演から始まり500以上の多岐に渡る演題が発表された。
僕も「インプラント成功のための診断と治療計画」と題して、約二時間のテーブルクリニックを行った。

思えば、21年前に保母教授が所長だった国際デンタルアカデミーで僕が1年間研修を受けていたときの副所長が岩田先生で、彼らの勧めで顎咬合学会に入会したのがきっかけだった。
以前は咬合学を中心にした補綴中心の学会だったが、いつの間にかインプラントはもちろんあらゆる歯科分野に関する質の高い臨床系歯学の学会へと成長した。
何度も僕はこの学会で発表してきたが、15年前にカスタムアバットメントを使ったインプラント補綴の発表をしたころは、まだインプラントに対する学会会員の関心はとても低いものだった。
最近のこの学会ではインプラントの演題が一番多いのではないだろうか。
特に「診断・治療計画」と「骨造成等によるアドバンスドな外科手術」に関するプレゼンにはどこもあふれんばかりの聴衆が集まった。
僕のテーブルクリニックにも用意された椅子の三倍以上の人が集まってくれて大盛況だったが、圧巻だったのは菅井敏郎先生の会場。大きな会場が立ち見も難しいくらいぎっしりと埋まった。僕と同じような演題で、いずれも歯科用CTスキャンでの術前診断の重要性を説いたものだったが、僕は抜歯後3ヶ月くらいたった骨の状態にスポットを当てて、そのままインプラントが出来る場合と抜歯窩再掻爬し骨造成が必要な日常的な処置をプレゼンしたが、彼は診断後はサイナスリフトと上顎前歯部へのブロック骨移植の話で、パフォーマンスの派手さでは雲泥の差だった。
派手なインプラント関連が人気の一方で、下顎総義歯の吸着に関する演題で発表していたスマイル倶楽部の会員で山形県の佐藤勝史先生のテーブルクリニックもすごい人だかりで、地味な入れ歯作りにも多くの関心が寄せられていることに安堵した。また、勝史先生の真摯な臨床への取り組みに敬服した。

投稿者 takagi : 2007年06月11日 20:04

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